こんにちは。紅狐です。
今回も深く、詳しく、メイン技の解説が5行より多くある育成論を書けたらいいなと思います。
今回はダイケンキ(ヒスイ)です。2連続水御三家ですね。
フォーク元との違い
- サイクルの考えをより重視していて、引き先や各種対面の説明を強化している。
- コンセプトをより明確にし運用方法を詳しく解説。
- 使用感・対面評価の記述。
- ガチグマ(アカツキ)がいる環境での考察。
以上をフォーク元との差別化として論を展開します。
コンセプトと役割
初手起点作成要員として動けるなら動く。
初手不利対面を作ったらクイックターンで裏に繋ぎつつ高速スイーパーへと変身する。
この育成論はクイタン繋ぎ先としてアーマーガアを採用することを前提としている。「素引き」や「クイタンによる引き」等の表現は特に断りがなければすべてアーマーガアを代わりに繰り出すものとする。
持ち物
- 拘りスカーフ
確定。
クイタンを有効に活かせてかつ行動回数も稼ぎやすい。
特性
- 切れ味
クイタン以外の技を1.5倍で扱う。
Aが絶望的に低いがこれのおかげでギリギリ火力面が間に合う。
性格・努力値と調整
H | 76 | 余り。一応奇数調整。 |
---|---|---|
A | 252 | 火力不足のためぶっぱ。 |
BD | 4ずつ | 余り |
S | 172+ | 最速テツノツツミ抜き抜き。 |
技構成
- シェルブレード(確定)
50%でBダウンを押し付ける物理水斬撃技。
クソ外しが怖い方はアクアカッターでもいいが、裏へ託しやすくなる、威力の違い等からこちらを選択。
- 秘剣・千重波(確定)
持ち物あり叩きと同威力同タイプ。
撒き菱を1回攻撃するごとに撒くので拘りによる制約を受けにくく、サイクルを咎められる技。
クソ外しあり。
- クイックターン(確定)
スイーパーに転職するときの鍵になる技。
切れ味は乗らないが相手の耐久調整や襷を潰せる。
- 燕返し(選択)
ウーラオス(いちげき)オーガポンなどへの打点。
必中で切れ味が乗る素晴らしいサブウェポン。
- 叩き落とす(選択)
起点作成としてはとてもいい技。ただスカーフとの相性はよくない。
- エアスラッシュ(選択)
地味に切れ味が乗る。vsウーラオス(いちげき)において(C無振りでも)燕返しより優れているが、オーガポン(かまど)オーガポン(いど)には弱い。
- 聖剣(選択)
格闘でまぁまぁの威力の技。
鋼タイプやパオジアンに対して強く出やすい。
- アクジェ(選択)
欲しい場面は割とある。
テラスタル
格闘・草半減。電気は一貫するがランドロス(霊獣)なんかにも有利を取りやすく、攻めにも使えるテラスタイプ。
フォーク元のテラスタイプ。格闘・妖半減。
一致打点強化。
立ち回り例
選出するときは基本的に初手に出す。ただ、初手不利対面作るのが明白で無理して先制クイタンから裏に負担を掛けたくない場合は後発選出もあり。
不利対面はクイタン。それ以外は最大打点(orひけなみ)を打つ。
普通に殴り合いができるポケモンなので無理してひけなみを打たないことが大切。
不利対面:ブーストハバタクカミパオジアン両ウーラオス(いちげき)ガチグマ(アカツキ)トドロクツキオーガポン(かまど)等。
ほぼ不利対面じゃねーかと思われるかもしれないが実際その通りでまともに殴り合って勝てる環境トップはサーフゴーイーユイランドロス(霊獣)ディンルーnotブーストハバタクカミなどとても少ない。(一応明確にはトントンくらいだが引くのが安定なので入れているやつはいる。)
しかしサイクルこそがダイケンキ(ヒスイ)の輝く道なのでこれは問題がない。
使用感の項でも触れるがするべき立ち回りが明確なので不利を取るポケモンに対しても動かしやすい。
前置きが長くなったが具体的な立ち回り例を解説する。※執筆段階でのtop30のみ
- パオジアンガチグマ(アカツキ)両ウーラオス(いちげき)オーガポン(かまど)テツノツツミトドロクツキハッサムキュウコン(アローラ)コノヨザルドヒドイデミミッキュマリルリアーマーガアオーガポン(いしずえ)
- 即クイタン逃亡
ウーラオス(いちげき)パオジアンテツノツツミなどはSがダイケンキ(ヒスイ)より速いとわかっているなら素引きを選択。
- ダイケンキ(ヒスイ)即素引き
基本早くて弱点突いてくるやつ相手には素引きを選択します。(ここにいないのだとブーストテツノブジン等)
- シェルブレード連打。
水半減テラス等を切られた場合はダイケンキ(ヒスイ)を捨てるか適当な裏のポケモンに引くかする。
- 秘剣千重波連打
裏への負担を増やす!
型が豊富すぎて何とも言えないが、「次で(ダイケンキ(ヒスイ)が)死ぬ」という状態までひけなみ連打→時が来たら引くという感じが一番安定する...(?)
こいつらはヤバいのでいたら少なくとも初手選出は控えたい。
与ダメージ計算
- シェルブレ(Bダウン計算無)
無振りハバタクカミ→103.9 ~ 123.1%(確1)
無振りオーガポン(かまど)→62.6 ~ 74.2%(確2)
H252ガチグマ(アカツキ)→66.4 ~ 79.1%(確2)
無振りパオジアン→65.9 ~ 77.5%(確2)
無振りイーユイ→157.0 ~ 184.7%(確1)
H252ディンルー→53.5 ~ 64.2%(確2)
HB特化キョジオーン→49.3 ~ 59.0%(乱2(98.0%))
H252威嚇ランドロス(霊獣)→62.3 ~ 74.5%(確2)
- ひけなみ
H252マルスケカイリュー→19.2 ~ 22.7%(乱5(98.5%))
無振りハバタクカミ→90.8 ~ 107.0%(乱1(43.8%))
無振りサーフゴー→93.9 ~ 112.4%(乱1(75%))
HB特化サーフゴー→56.8 ~ 68.1%(確2)
無振りオーガポン(かまど)→54.2 ~ 64.6%(確2)
無振りドラパルト→114.2 ~ 133.8%(確1)
無振りテツノツツミ→50.4 ~ 59.6%(確2)
- クイタン
無振りパオジアン→35.5 ~ 42.6%(確3)
H252ガチグマ(アカツキ)→36.4 ~ 43.7%(確3)
無振りハバタクカミ→56.2 ~ 67.0%(確2)
- 燕
無振りオーガポン(かまど)→67.1 ~ 80.0%(確2)
無振りウーラオス(いちげき)→51.5 ~ 61.8%(確2)
被ダメージ計算
A特化カイリュー1舞テラ神速→77.8 ~ 92.6%(確2)
A特化カイリュースケショ→85.8 ~ 102.9%(乱1(ほぼ0%))
C252ハバタクカミムンフォ→133.8 ~ 157.8%(確1)
A252ウーラオス(いちげき)インファ→140.6 ~ 165.8%(確1)
A252オーガポン(かまど)ウッホ→99.5 ~ 117.8%(乱1(93.8%))
A252オーガポン(かまど)つたこん→32.5 ~ 38.9%(乱3(99.4%))
A252パオジアン聖剣→88.0 ~ 104.0%(乱1(25%))
C特化ガチグマ(アカツキ)ブラム→106.9 ~ 126.9%(確1)
C特化ガチグマ(アカツキ)真空波→41.2 ~ 49.2%(確3)
C252サーフゴー10万→83.5 ~ 99.5%(確2)
C252テツノツツミフリドラ→93.8 ~ 110.9%(乱1(62.5%))
C252イーユイ放射→42.3 ~ 49.8%(確3)
差別化
イーユイサーフゴーにタイプ上強かったり、唯一無二と言っても差し支えは無いと思います。
一応ウーラオス(いちげき)との差別化を書いておくと、イーユイの基本技をすべて半減以下
で受けられることや、撒菱によるサイクル拒否、水タイプ交換技(ウーラオス(いちげき)蜻蛉の9/8の火力)によるディンルーハバタクカミなどへの負担のかけやすさetc...
相性のいい味方
- アーマーガア@ゴツメ
パオジアンの聖剣、ハバタクカミのムンフォ、各種オーガポンの草技を受ける。
蜻蛉による後攻からのサイクルもでき、非常に使い勝手がいい。
蜻蛉やゴツメによるちょい削りも火力ギリギリダイケンキ(ヒスイ)には非常に助かる。
電気が一貫するのでパオジアンの唐突な電気テラバなどは注意していきたい。
アマケンキシステムと名付けようと思う。
キノガッサ・電磁波対策枠。
アーマーガアとタイプ被りする点だけ微妙。
使用感
既に少し書いたが、不利対面を作っても明確かつ的確な立ち回りが確立されていてかなり選出・活躍しやすかった。
ただアーマーガアと合わせて電磁波に対する耐性がなくそこは唯一使いづらいと感じた。
電気が激しく一貫しているが環境に電気打点を持ったポケモンが少なく、あまり気にならなかった。電気テラバパオジアンは当たらないことで対策とした。
アーマーガアの苦手な炎に対してはある程度受けだしが効き、なかなかいい補完だった。
終わりに
最初は微妙かなぁという感じでしたがパーティにアーマーガアを入れてから大化けしました。
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ぜひこのダイケンキ(ヒスイ)を使ってみてください!
カイリューハバタクカミクエスパトラキノガッサエーフィコータスレジエレキコノヨザルウーラオス(いちげき)ニンフィアクレセリアウルガモスオオニューラオリーヴァマリルリキチキギスセグレイブキュウコンオーガポン(かまど)ガブリアスブリムオンサーナイトウェーニバル ダイケンキ(ヒスイ)