個体値・種族値・努力値とは?
ポケモンには様々な隠しパラメーターの設定があり、その数値によって能力値が決定されます。本ページでは、ポケモンバトルで上達するには必須の知識を詳しく説明します。(GBA以降のすべてのポケットモンスターシリーズに対応)
「種族値」「個体値」「努力値」で3値と呼ばれています。
能力値の計算式
ポケモンの能力値(ゲームのポケモン確認画面で表示されるステータス数値)は、HPとそれ以外の能力とで式が異なり、下記の計算式で決定されています。 なお、計算途中で小数点以下が生じる度に切り捨てされます。
HP
能力値=(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10
【剣盾】ダイマックス時=能力値×ダイマックス補正
【ピカブイ】能力値=(種族値×2+個体値)×レベル÷100+レベル+10+覚醒値
※ ただし、『ヌケニン』の場合は計算結果に依存せず、必ず1になります。
HP以外の能力
能力値が決まるタイミング
「レベルが上がった時」「アメをあげた時」「進化した時」「パソコンに預けた時」「道具『タウリン』やきのみ『ネコブのみ』などを使った時」などに再計算されます。
このことから能力値は、進化させるタイミングや努力値を与えるタイミングなどには一切関係なく、毎回シンプルに再計算されることがわかります。(加算方式ではありません)
H・A・B・C・D・Sとは?
ファンの間では、それぞれの能力のことをアルファベット(英語)で省略表記することがあります。
表記 | 能力 |
---|---|
H | HP |
A | こうげき |
B | ぼうぎょ |
C | とくこう |
D | とくぼう |
S | すばやさ |
また、Web上では「H-A-B-C-D-S」の順で、数値のみをハイフンで繋げて表記することも多いので順番を覚えておくと良いです。
種族値とは?
ポケモンの種類ごとに各『のうりょく』別に能力値の基準となる、種族値(しゅぞくち)という隠し数値が設定されています。 例えば、『ハピナス』の『HP』が高いのは、この種族値が高く設定されているためです。 詳しい設定情報は、種族値リストをご覧下さい。(剣盾はこちら、サンムーンはこちら、ORAS・XY、BW)
『ダイマックス』『キョダイマックス』をしても種族値は変化しません。
なお、「種族値」という名称は公式のものではありません。他の名称が用いられることもあります。
どれくらいの種族値があれば強い?
一般にバトルを考えた時に種族値が80〜90くらいある能力は「普通」、それより高ければ注目に値し、それより低ければ「低め」という認識で良いでしょう。ただ、「高い」と言うには110くらいは欲しいところであります。素早さの種族値が120のポケモンは、「速いポケモン」というイメージです。
個体値とは?
ポケモン1匹1匹の各能力には、個体値(こたいち)という隠し数値が存在します。 この数値によって、同じレベルの同じポケモンでも、能力値にわずかな変化が生じてきます。 ポケモンと遭遇した時、または『タマゴ』を受け取った時に、能力ごとに0〜31の間でランダムに決められています(金銀までと、ポケモンGOは、0〜15です)。 ポケモンの天性的な能力を示すもので、値はレベルが上がったり進化しても変化しません。
※レジェンズアルセウスには個体値はありません。
より強いポケモンを育てるには、より高い個体値を持ったポケモンを探し出さなければなりません(例外はありますが)。 レベルの低いうちは大した差はありませんが、レベルが上がるにつれ、能力値の違いが明確になってきます。 上級者は、高個体値のポケモンが孵化するまで『タマゴ』を作り続けたりします。その際、個体値の部分的な遺伝を活用するのもポイントです(※遺伝については下記参照)。
なお、「個体値」という名称は公式のものではありません。他の名称が用いられることもあります。
ジャッジの場所と見方
ゲーム中において殿堂入り後、『ジャッジ』と呼ばれる機能により自分のポケモンの大まかな個体値を知ることができるようになります。 ソードシールド以降やピカブイではボックスの機能、ウルトラサンムーンまではジャッジという人に話しかけて確認します。 ダイヤモンド・パール以前にジャッジは存在しません。
ソフト | ジャッジを解放できる場所 ジャッジのいる場所 |
---|---|
ポケモンSV | エリアゼロのクリア後に ポケモンセンターに行く |
ダイパリメイク | バトルパーク(バトルタワー) |
ソードシールド | バトルタワー (バトルタワーでランク4になった後) |
ピカブイ | 11番道路ゲート2階 (捕まえたポケモン30匹以上) |
サンムーン ウルトラサンムーン | バトルツリー (タマゴを20個以上孵化させる必要あり) |
オメガルビー アルファサファイア | バトルリゾートのポケモンセンター |
XY | キナンシティのポケモンセンター |
ブラック/ホワイト ブラック2/ホワイト2 | ギアステーション |
プラチナ | バトルタワー |
ハートゴールド ソウルシルバー | バトルタワー |
ピカブイ・ソードシールド以降では、ジャッジ解放後に「ボックス」の機能に追加されます。(コントローラーの+ボタンで切り替えます)
個別の表示 | 個体値 |
---|---|
さいこう | 31 |
すばらしい | 30 |
すごくいい | 26〜29 |
かなりいい | 16〜25 |
まあまあ | 1〜15 |
ダメかも | 0 |
きたえた! | 31※特訓 |
全体 | 個体値の合計 |
素晴らしい能力! | 151〜186 |
相当優秀な能力 | 121〜150 |
平均以上の能力 | 91〜120 |
まずまずの能力 | 0〜90 |
ウルトラサンムーンまでは上記表の特定の場所にいる「ジャッジ」という名前の人に話しかけて確認します。 6つの能力の個体値の合計(の範囲)と、各能力のうち最も個体値の高い能力とその個体値の範囲を知ることができます。 またXY以降では、個体値が0の能力がある場合「全然ダメかも」と言われるようになりました。
セリフ | 個体値の合計 |
---|---|
素晴らしい能力を持っている | 151〜186 |
そうとう優秀な能力を持っている | 121〜150 |
平均以上の能力を持っている | 91〜120 |
まずまずの能力を持っている | 0〜90 |
セリフ | 最高個体値 |
最高の力を持っている | 31 |
素晴らしい力を持っている | 26〜30 |
かなりの力を持っている | 16〜25 |
まあまあの力を持っている | 0〜15 |
セリフ | 個体値 |
全然ダメかも | 0 |
個体値カリキュレーターで計算する
ゲーム中のジャッジでは個体値をこれ以上正確に知ることはできず、必要に応じて前述の計算式を使って逆算で求めることになります。 しかし、小数点以下の切り捨てが発生することから特殊な計算が必要となりますので、専用計算ツール「個体値カリキュレーター」を活用すると良いでしょう。
個体値の遺伝
『タマゴ』を作ると、両親の個体値が3個だけ遺伝します。どの個体値が遺伝するかはランダムであり、それ以外の個体値は完全にランダムとなります。
XYから、親(片親のみで良い)に『あかいいと』をもたせると両親合わせて12種類の中からランダムに5種類の個体値が遺伝するようになりました。 この性質を利用すれば、かなり簡単に高個体値のポケモンを量産できるため、高個体値の『メタモン』を用意しておくと厳選作業がはかどります。 『あかいいと』の入手方法はこちらをご確認ください。(剣盾はこちら、ウルトラサンムーンはこちら、ORASはこちら、XYはこちら)
また、ハートゴールド・ソウルシルバーからは、親に特定の道具を持たせると、対応する個体値が必ず遺伝するようになります。 ただしXYからウルトラサンムーンまででは、『あかいいと』のほうが有用なため、固定したい性格の親に『かわらずのいし』、もう片方の親に『あかいいと』を持たせるやり方が主流です(性格の遺伝については性格リストをご確認ください)。 ソードシールド以降は性格はあとからミントで調整可能なので、あかいいと+パワー系アイテムは有用です。特に攻撃や素早さの個体値0を維持したい場合に使用します。
王冠・すごいとっくん
サンムーン(第7世代)から道具『きんのおうかん』『ぎんのおうかん』を使って「すごいとっくん」ができるシステムが登場しました。 ポケモンSVではレベル50、それ以前はレベル100に育てたポケモンに『きんのおうかん』を使用するとすべての能力の「計算上」の個体値を31、『ぎんのおうかん』を使用すると選択したひとつの能力の「計算上」の個体値を31にできます。
「すごいとっくん」をしても個体値そのものが変わるわけではなく、あくまでもそのポケモンの能力値にだけ影響します。 『めざめるパワー』のタイプなどは変化せず、またタマゴを作るときの遺伝にも影響しません(王冠で6Vメタモンを作っても意味がありません)。
ポケモンGOのポケモンの個体値
ポケモンGOのポケモンを、ポケモンHOMEやピカブイを使って転送した場合の個体値は下記のようになります。(→ポケモンGOからポケモンHOMEに送る方法)
<素早さ以外>=<ポケモンGOの個体値(0〜15)>×2+1
<素早さの個体値>=ランダムで0〜31
※「特攻」は「攻撃」と、「特防」は「防御」と同じ数値になります。
個性とは?
ダイヤモンド・パール・プラチナから、ポケモンに『こせい(個性)』という項目が追加されました(GBAシリーズにはありませんでした)。 個性は、各能力のうち最も個体値の高い能力によって決められており、さらにその個体値を5で割った余りによって5種類に分かれます。 分かりやすく言えば、一番伸びやすい能力を示すものです。 個性を見れば、一番高い個体値が何であるかが分かるため、個体値測定の絞り込みに用いられます。 個性だけでは強いポケモンかどうかはわかりません。
最も高い個体値 | 個体値を5で割った余り | 個性 |
---|---|---|
HP | 0 | たべるのがだいすき。 |
1 | ひるねをよくする。 | |
2 | いねむりがおおい。 | |
3 | ものをよくちらかす。 | |
4 | のんびりするのがすき。 | |
こうげき | 0 | ちからがじまん。 |
1 | あばれることがすき。 | |
2 | ちょっとおこりっぽい。 | |
3 | ケンカをするのがすき。 | |
4 | ちのけがおおい。 | |
ぼうぎょ | 0 | からだがじょうぶ。 |
1 | うたれづよい。 | |
2 | ねばりづよい。 | |
3 | しんぼうづよい。 | |
4 | がまんづよい。 | |
とくこう | 0 | こうきしんがつよい。 |
1 | イタズラがすき。 | |
2 | ぬけめがない。 | |
3 | かんがえごとがおおい。 | |
4 | とてもきちょうめん。 | |
とくぼう | 0 | きがつよい。 |
1 | ちょっぴりみえっぱり。 | |
2 | まけんきがつよい。 | |
3 | まけずぎらい。 | |
4 | ちょっぴりごうじょう。 | |
すばやさ | 0 | かけっこがすき。 |
1 | ものおとにびんかん。 | |
2 | おっちょこちょい。 | |
3 | すこしおちょうしもの。 | |
4 | にげるのがはやい。 |
例えば、個性が「たべるのがだいすき。」の場合、HPの個体値が0、5、10、15、20、25、30のいずれかであることがわかります。 仮にここで10であると仮定すると、HPが最も高い個体値であることから、HP以外の個体値はすべて10以下であることになります。 また、いずれにしろ、31の個体値は存在しないことが言えます。このようにして、個体値測定時に能力値と努力値による計算とは別の視点で候補を絞り込むことができます。
6Vとは?
個体値が31のことを「V」と呼ぶことがあります。 これは10を「A」、11を「B」、と表していくと31が「V」になるためです。 6種類すべての能力がVであるポケモンを「6V」といいます。 また、30を「U」、0を「逆V」と呼ぶこともあります。
理想個体
例えば、特殊技のみを覚えさせて物理技を覚えさせない場合は、攻撃個体値は0であることが望ましく、それ以外を31にします。 これは『こんらん』状態の時に自分に与えるダメージや相手の『イカサマ』は、自分の『こうげき』ステータスが高いほどダメージが大きくなってしまうためです。
また、技『トリックルーム』などを想定する場合、『すばやさ』の個体値は0が望ましいこともあります。 さらに、ウルトラサンムーンまでは『めざめるパワー』のタイプや威力(BW2以前)は個体値によって変化するため、特定のタイプに絞ってこの技を覚えさせる場合は単純に全個体値を31するわけにはいきません。
このように、ポケモンの育成において、理想とする個体値(+性格)を持っているポケモンを「理想個体」などと呼ぶことがあります。
努力値とは?
ポケモンバトルでポケモンを倒すと『経験値(けいけんち)』がもらえますが、それとは別に努力値(どりょくち)と呼ばれる隠し数値を収得しています。 ゲーム中では、『きそポイント』と呼ばれているものと考えて良いでしょう。 努力値は各能力ごとに別々に加算されていき、高ければ高い程、能力値も高くなります。 強いポケモンを育てたいのであれば、分からなくならないように獲得した努力値をメモする必要があるでしょう。紙にメモする場合は「正」の字を書いていくと便利です。
なお、「努力値」という名称は公式のものではありません。
※レジェンズアルセウスでは「努力値」は使われません。かわりに「がんばレベル」があります。
※ピカブイでは「努力値」は使われません。かわりに「覚醒値」があります。
努力値はポケモンバトルで稼ぐのが基本
もらえる努力値の種類と量は、倒したポケモンによって異なります。例えば、『キャタピー』を倒すと『HP』の努力値が「1」だけもらえます。 つまり、ずっと『キャタピー』としか戦っていないと『HP』の能力値ばかりが極端に高くなっていくことになります。 上級者は、欲しい努力値がもらえるポケモンに絞ってバトルを行っています。 もらえる努力値の種類と量については、ポケモン図鑑をご確認ください。(SVの出現ポケモンと努力値)
以前はバトルに参加したポケモンだけが努力値がもらえる仕様でしたが、XY以降では『がくしゅうそうち』によって努力値も手持ちポケモン全員に入ります。 分配ではなく、相手が『ポッポ』であれば、手持ち全員『すばやさ』の努力値が「1」もらえます。 不用意に手持ちに育成ポケモンを入れていると、間違って不要な努力値を獲得してしまう可能性がありますので気をつけましょう。 ウルトラサンムーンまでは『がくしゅうそうち』は大切な持ち物の中から選択することで「オフ」にできますが、ソードシールド以降ではオフにできません。
また、第6世代(XY・ORAS)では群れバトルをすると、一度にたくさんの努力値が稼げるのでオススメです。
バトル以外にもドーピングで努力値を獲得
ポケモンバトルの他に、えいようドリンク(ドーピングアイテム)と呼ばれる道具『マックスアップ』『タウリン』『ブロムヘキシン』『リゾチウム』『キトサン』『インドメタシン』でも上げることができます。 1回使うごとに、それぞれ『HP』『こうげき』『ぼうぎょ』『とくこう』『とくぼう』『すばやさ』の努力値が10上がります。 ただし、ウルトラサンムーン(第7世代)までは各努力値が100以上になると使えなくなってしまうので、楽して努力値を上げたい場合は、ポケモンを入手してすぐに使いましょう(10回使えます)(ソードシールド以降は制限はありません)。 SVのDLCから各種「もち」も追加されています。
ブラック・ホワイトからは『たいりょくのハネ』『きんりょくのハネ』『ていこうのハネ』『ちりょくのハネ』『せいしんのハネ』『しゅんぱつのハネ』が追加されました。 これらは1つで1ポイントだけ上がります。 (第7世代までにおいても)すでに各努力値が100以上の時でも使用可能なのが特徴で、252(BW2までは255)までドーピングだけであげることができます。 努力値配分の最後の細かい調整に便利でしょう。
道具 | 能力値 | 上がる努力値 |
---|---|---|
マックスアップ たいりょくのもち | HP | 10 |
タウリン きんりょくのもち | こうげき | 10 |
ブロムヘキシン ていこうのもち | ぼうぎょ | 10 |
リゾチウム ちりょくのもち | とくこう | 10 |
キトサン せいしんのもち | とくぼう | 10 |
インドメタシン しゅんぱつのもち | すばやさ | 10 |
道具 | 能力値 | 上がる努力値 |
たいりょくのハネ | HP | 1 |
きんりょくのハネ | こうげき | 1 |
ていこうのハネ | ぼうぎょ | 1 |
ちりょくのハネ | とくこう | 1 |
せいしんのハネ | とくぼう | 1 |
しゅんぱつのハネ | すばやさ | 1 |
ソードシールドでは、特定のバトルで努力値を取得する方法よりも、キョダイマックスニャースでお金を稼いでドーピングを買う方が楽なのでオススメです。(※後ほど解説するポケジョブも有用なので好きなほうを用いましょう)
なお、ドーピングには、後ほど説明するポケルスや特定の持ち物の努力値増加の効果はありません。
努力値の限界
溜められる努力値は、全ての能力を合わせて510までとなっています。また、各能力ごとにそれぞれ最大252という制限があります(ただし、ブラック2・ホワイト2までは255)。
前述の能力値の計算式から分かるように、努力値は実際には「4」で割って小数点以下を切り捨てた値が用いられるため、4で割り切れる値にしないと端数分が無駄になります。 また、XY以降では気にする必要がなくなりましたが、ブラック2・ホワイト2までは最大値である「255」は「252」と同じ結果になってしまいます。 このことから、制限範囲を有効に利用するよう最大値まで溜めずに、3つの能力に「252・252・4(6)」などと振り分け調整をするのが一般的です(4振っても6振っても同じであり、実質的に全体で508を振り分けることになります)。
こういった振り分け操作を一般に「努力値調整」などと呼び、1つの能力に最大の「252」まで振ることを「極振り」と呼びます。 初めての方は頭が痛くなるかもしれません。よくわからない方は、努力値よりも簡単で重要な「性格」選びから始めると良いでしょう。(→戦略・おすすめの性格)
ポケルスで2倍に
『ポケルス』にかかると、それ以後バトルでもらえる努力値が2倍になります。『ポケルス』は治癒しても、効果は持続されます。なお、ポケモンSVではポケルスは廃止されました。
ポケルスは、バトル後にごくまれにポケモンが感染するポケモンウイルスです。ウイルスといってもデメリットはなにもないので、ポケルスにかかったらラッキーです。 感染したポケモンはステータス画面に「ポケルス」と表記されますが、初めてポケルスにかかった時はポケモンセンターで教えてもらえます。
また、ポケルスのポケモンを手持ちに入れてバトルすると(逃げても良い)、たまに手持ちの両隣(上下)にいるポケモンにも感染していきます。
手持ちポケモンにしたまま日をまたぐと治癒してしまうので、ポケルスに感染したポケモンを手に入れたらすぐに感染ポケモンを増やし、最低1匹はボックスに預けて保管しておくと良いでしょう。 治癒すると、努力値2倍の効果は続きますが、ほかのポケモンに感染させる効果がなくなってしまいます。
※ポケルスの効果があるのは、バトルかポケジョブでもらえる努力値のみです。道具を使ってのドーピング時には効果ありません。
特定の道具をもたせると努力値アップ
下記の特定の道具を持たせると、対応する獲得努力値がサンムーン以降では+8(第6世代以前は+4)されます。 例えば、道具『パワーリスト』を持たせて『キャタピー』を倒すと、『HP』の他に『こうげき』の努力値が「8」(第6世代以前は4)もらえます。 なお、『ポケルス』に感染したあとは2倍になるので、サンムーン以降では+16(第6世代以前は+8)されます。
道具 | 追加される 努力値 | 第7世代(SM) 以降 | 第6世代以前 |
---|---|---|---|
パワーウエイト | HP | +8 | +4 |
パワーリスト | こうげき | +8 | +4 |
パワーベルト | ぼうぎょ | +8 | +4 |
パワーレンズ | とくこう | +8 | +4 |
パワーバンド | とくぼう | +8 | +4 |
パワーアンクル | すばやさ | +8 | +4 |
また、道具『きょうせいギプス』を持たせると、バトルでもらえる努力値が2倍になります(『ポケルス』とあわせると4倍)。 ただし『きょうせいギプス』はポケモンSV(第9世代)とサンムーン(第7世代)には登場しません。 いずれにしても、上記パワー系の道具のほうが有用です。
※道具の効果があるのは、バトルかポケジョブでもらえる努力値のみです。道具を使ってのドーピング時には効果ありません。
【剣盾】ポケジョブで努力値を獲得
ソードシールドにあるポケジョブを使用しても努力値を獲得できます。一度に10匹まで努力値を稼げるので、まとめて努力値を振りたい時やお金が足りない時にオススメです。
各種、1時間で「+4」の努力値がもらえます。 『きょうせいギプス』を持たせると、もらえる努力値が2倍になります。 また、前述の特定のパワー系の道具を持たせると、1時間あたり追加で「+8」されます(合計+12)。 ジョブで獲得できる努力値の種類とは別のパワー系を持たせると、それぞれの努力値が個別に獲得されますのでご注意ください。
かかる時間 | 上がる努力値 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
種類 | 現実の時間 | 通常 | ギプス | パワー系 | ||
基本 | 追加 | 合計 | ||||
一日 | 24時間 | 96 | 192 | 96 | +192 | 252 |
半日 | 12時間 | 48 | 96 | 48 | +96 | 144 |
かなり長め | 8時間 | 32 | 64 | 32 | +64 | 96 |
長め | 4時間 | 16 | 32 | 16 | +32 | 48 |
短め | 3時間 | 12 | 24 | 12 | +24 | 36 |
かなり短め | 2時間 | 8 | 16 | 8 | +16 | 24 |
ほんの少し | 1時間 | 4 | 8 | 4 | +8 | 12 |
※ポケルスにかかると、もらえる努力値がさらに2倍になります。
ちなみにSwitch本体の時間変更を行うと、ペナルティが発生してしばらくの間、ポケモンが戻ってこなくなります。これを防止する裏技もありますが、ここでは解説しませんのでご了承ください。
【サンムーン】仲間呼び出しで2倍に
サンムーン・ウルトラサンムーンでは、野生のポケモンが仲間を呼び出すことがあります。仲間を呼び出すと、(最初の呼び出し元のポケモンも含めて)それ以降に倒したすべてのポケモンからもらえる努力値が2倍になります。
例えば、野生の『コダック』のようにもともともらえる努力値が「特攻+1」のポケモンでも、道具『パワーレンズ』を持たせ(+8)、『ポケルス』にして(×2)、仲間呼び出しを行ったあと(×2)であれば1匹倒すだけで「特攻+36」になります。 つまり、コダックを7匹倒すだけで特攻が252になるので、かなり簡単に努力値振りを行うことができます。
コダック | 1匹 | 2匹 | 3匹 | 4匹 | 5匹 | 6匹 | 7匹 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
基本 | 1 | - | - | - | - | - | - |
ポケルス | 2 | - | - | - | - | - | - |
パワーレンズ | 9 | - | - | - | - | - | - |
パワー+ポケルス | 18 | - | - | - | - | - | - |
仲間呼び出し | 2 | 4 | 6 | 8 | 10 | 12 | 14 |
呼+ポケルス | 4 | 8 | 12 | 16 | 20 | 24 | 28 |
呼+パワー | 18 | 36 | 54 | 72 | 90 | 108 | 126 |
呼+パワ+ポケルス | 36 | 72 | 108 | 144 | 180 | 216 | 252 |
連鎖を成功させるには、まず『みねうち』などで相手のHPを削り、道具『ビビリだま』を使用して仲間を呼びやすくすると良いでしょう。また、2回目以降『ビビリだま』を使うと「効果がない」となって道具が減りませんが1ターン消費することができるので、仲間を呼び出すまでのターン稼ぎに最適です。
努力値を下げるきのみ
『ネコブのみ』のように、与える度に努力値を10下げる『きのみ』があります。 詳しくは、きのみリスト:努力値を下げるきのみをご覧ください。
努力値配分を間違えてしまったり、努力値がいくつか分からなくなった場合に使用します。 サンムーン・ポケモンSVでは努力値を下げる唯一の方法なので、きのみ収集を行っておきましょう。 なお、サンムーンではポケリゾートの『すくすくリゾート』できのみを増やせます。
なお、第4世代のみ、努力値が110以上の場合は一度で100まで下がります。
努力値をリセットする方法
【SV】まっさらもち
DLCゼロの秘宝「前編・碧の仮面」に登場する「鬼退治フェス」のステージクリア報酬(中級・上級)でランダム入手できる『まっさらもち』を使うと、すべての努力値を0にリセットすることが可能です。
【剣盾】まっさらおねえさん
DLC「鎧の孤島」の『ワークアウトの海』にいる「まっさらおねえさん」に話しかけると、すべての努力値を0にリセットすることが可能です。
【XY・ORAS】スパトレ・まっさらバッグ
XY・ORAS(第6世代)ではスパトレでも努力値を稼ぐことが可能で、効率も悪くないので最後の調整などで活用できます(ゲームでは努力値は「基礎ポイント」と表記されています)。
また、サンドバッグを叩いていると時々入手できる『まっさらバッグ』を使用すれば努力値をすべて0にリセットすることができるほか、減少する値から現在の努力値を正確に知ることができます。 先にレポートを書いておき、努力値を確認したらリセットすると良いでしょう。
性格補正
ポケモンの能力値の決定には、『せいかく(性格)』による補正も行われ、0.9、1.0、1.1倍のいずれかが行われます。 詳しくは、性格リストをご覧下さい。
【剣盾】ダイマックス補正
ダイマックス時は、HPのみ実数値に倍率で増加します。最初は1.5倍で、ダイマックスレベルが1上がるごとに+0.05され、最大2倍になります(キョダイマックスも同じ)。 その他の能力値に変化はありません。
ダイマックスレベル | HP倍率 |
---|---|
0 | 1.50 |
1 | 1.55 |
2 | 1.60 |
3 | 1.65 |
4 | 1.70 |
5 | 1.75 |
6 | 1.80 |
7 | 1.85 |
8 | 1.90 |
9 | 1.95 |
10 | 2.00 |
なお、『ヌケニン』のHPはダイマックス時も1となります。
【ピカブイ】なつき度補正
ピカブイには、HP以外の能力値に対して、新たに「なつき度」による補正が追加されました。 「なつき度」は、過去作に基づけば、0〜255までの数値であり、野生のポケモンの初期値はポケモンごとに決まっています。(→ポケモン図鑑ピカブイ)
<ピカブイの能力値>=<これまでの能力値>×(100+10×なつき度÷255)÷100
※なお、上記の計算式は検証結果に基づく、暫定のものです。
通信対戦ではなつき度が変わる
この補正は、通信対戦時にも反映されます。
ただし、通信対戦の「ノーマルルール」では、現在の数値に関わらず、なつき度は常に「70」に固定されます。 「制限なし」ではそのまま反映されます。
その他詳細は、新しい「なつき度補正」とは?で説明しています。
【ピカブイ】覚醒値
ピカブイには、覚醒値と呼ばれる新しい数値が登場しました。 能力ごとに0(初期値)〜200の数値を取り、『はやさのアメ』などアメを与えることで対応する能力の覚醒値が+1されます。 覚醒値は、ステータス計算の最後に「直接」能力値に加算されます。
<覚醒後の能力値>=<ピカブイの能力値>+<覚醒値>
また、アメ以外でもレベルが上がった時にもいずれかの能力の覚醒値が+1されます。 どの能力が上がるかは、そのポケモンの『個性』に影響を受けます。
ピカブイではかわりに努力値がなくなりましたが、覚醒値にはすべての能力合計の上限設定は存在しません。能力それぞれ200まで与えられます。
なお、「覚醒値」という名称は公式のものではありません。他の名称が用いられることもあります。
ポケモンGOから連れてきたポケモンの初期値
通常、野生のポケモンの覚醒値は初期値0となりますが、ポケモンGOから連れてきたポケモンは最初から覚醒値が入っているようです。 検証の限りでは、どのポケモンも各能力2ずつ入っていました。(たまたまの可能性もあり)
ゲーム内の交換で手に入れたポケモンの初期値
ゲーム内で交換によって入手可能なポケモン(アローラの姿)も、最初から覚醒値が入っているようです。 どの能力にどれだけの覚醒値が入っているかは現在、法則性を特定できておりません。
対戦ルールによっては無視される
覚醒値による補正は、通信対戦の「ノーマルルール」では無視され、通常の能力値となります。 「制限なし」で遊べば、覚醒値が反映された能力値となります。
アメの種類
アメ | 能力 | 上がる覚醒値 |
---|---|---|
げんきのアメ | HP | +1 |
ちからのアメ | 攻撃 | +1 |
まもりのアメ | 防御 | +1 |
ちしきのアメ | 特攻 | +1 |
こころのアメ | 特防 | +1 |
はやさのアメ | 素早 | +1 |
ポケモンのアメ | すべて | +1 |
『アメ』には通常の大きさ、Lサイズ、XLサイズの3種類のサイズがあります。 通常のアメは覚醒値が50までの時に与えることができ、Lサイズのアメは100まで、XLサイズのアメは200まで与えられます。 また、覚醒値によって必要なアメの個数が増えていきますので、最初は通常サイズから与えはじめて、上限までいったらLサイズ、というふうに順に与えていくと良いでしょう。
その他詳細は、覚醒値MAXにアメはいくつ必要?で説明しています。
アメのサイズ | 上げられる覚醒値の上限 | 上がる覚醒値 |
---|---|---|
通常サイズ | 50まで | +1 |
L | 100まで | +1 |
XL | 200まで | +1 |
(ポケモンのアメ) | 200まで | +1 |
【ピカブイ】CP
ピカブイには、ポケモンGOにあった「CP」と呼ばれる数値が登場します。 意味合いは同じで、ポケモンの総合的な強さをシンプルに分かりやすく表現したものです。 覚醒前の能力値の合計と、覚醒値の合計を使って、CPを算出します。
CPの最大値は10000で、能力値がたとえ上がってもCPはこれ以上上がりません。
ポケモンGOからポケモンを連れてくると、GOパークではそのままのCPが表示されますが、ゲット後のCPはピカブイ仕様のものに変わってしまいます。
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