はじめに
こんにちは!
亀が好きで、
亀ポケモン・亀っぽいポケモン達とランクバトルをエンジョイさせて頂いている者です。
今まで「『疑似』亀統一パーティー」
パーティ構築/5133
「『真』亀統一パーティー」
という構築記事
パーティ構築/5622
を紹介させて頂きましたが、
今回は、ウーラオス(れんげき)を始めとした物理アタッカーに対して安定した活躍を見せた、物理耐久型コータスを紹介させて頂きます。
一方で、他のレギュレーションDで新規参戦したポケモン達への対策は不十分で、まだまだ改善の余地があると考えております。
そのためこの度、当育成論をご覧頂くことで亀ポケモンの素晴らしさを布教するとともに、
改善点がございましたらアドバイスを頂けるとありがたいです。
お手数お掛けしますが、何卒よろしくお願い致します!
※こちらは、とある動画投稿者の方の、ソード・シールドのポケモン統一パーティーの型(特性を『ひでり』にしてらっしゃいました)を参考にさせて頂いたものです。フォークという形になりますが、徹底攻略サイト外の動画投稿者の方のお名前・リンク先を貼るべきか判断に迷ったため、あえて伏せさせて頂きます。改めまして、参考にさせて頂いた方、ありがとうございました!
「種族値」「個体値」「努力値」といった非公式用語、および略称を使用させて頂きます。
ステータスの
「たいりょく-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさ」を
「H-A-B-C-D-S」と表記しております。
また、ダメージ計算にはポケソル様のサイトを使用させて頂きました。https://sv.pokesol.com/calc
採用理由と役割
採用理由は亀ポケモンだからです!
…本音はさておき今作におけるコータスは、
・特性『ひでり』を活かした「『あくび』・『ステルスロック』による起点作り型」
・「『トリックルーム』下での『ふんか』アタッカー型」
が主流のようです。一方で現対戦環境では、晴れ下で強化される特性『こだいかっせい』を持つ強力なパラドックスポケモン達が存在し、相手のポケモンを強化してしまうリスクがあります。
そこで、相手のパラドックスポケモンに塩を送らず、『シェルアーマー』によって不運な急所も無効にする、物理耐久型として育成させて頂きました。
- 技構成
候補
- じわれ
- 一撃必殺技です。居座りつつ相手にプレッシャーを与えるなら。
- ほのおのうず
- yuuta様の案です。
- 物理アタッカーを拘束しつつスリップダメージを与えるなら。
- れんごく
- ライチ様の案です。
- 命中不安ですが、「5割の確率でダメージを与えつつ火傷にする技」と考えると、相手の物理アタッカーに圧をかけられます。
- 持ち物
候補
- 特性
- シェルアーマー
- 急所に当たらない特性。急所ヒットによる『てっぺき』無効化も防ぐことができ、要塞化の安定性を高めます。特にウーラオス(れんげき)などの確定急所技持ちに強気に出られます。
候補
- ひでり
- 定番の強特性。物理アタッカーとの対面に強くなり、実際に筆者もレギュレーションAではこの特性に頼っていました。一方で現環境では前述の通り、相手の『こだいかっせい』を強化してしまうリスクがあります。相手のパラドックスポケモンの対策を固めた上で、自身のパーティーへの晴れの恩恵を狙うのであれば。
- 努力値配分・性格・個体値
HB252、残り4はCかDに。性格補正はB↑A↓です。個体値は、AS以外31です。
- テラスタイプ
- 弱点の内、・タイプの技を半減にでき、粉・胞子、『やどりぎのタネ』を無効化できます。
候補
立ち回り例
相手の先発に物理アタッカーや物理寄りのサポーターが出てきそうであれば、先発で選出します。先発で出すことで、起点作り型と相手に誤認させるという小さなメリットもあります。
物理アタッカーとの対面となった場合、
基本的な動きは、
1ターン目
てっぺき
↓
2ターン目
A:体力に余裕があれば、
てっぺき・ふんえん・ボディプレス
のいずれかを選択
B:体力に余裕がなく攻撃を耐える場合は、
ねむる
C:体力に余裕がなくテラスタルを切れば攻撃を耐えられる場合は、
テラスタルしてねむる
となります。
それでも受け切れない場合は、『こだわりハチマキ』を所持している可能性が高いため、相手の技に有利なポケモンが控えにいれば起点にできます。
一方で特殊アタッカーが先発だと予測し、相手パーティーに物理アタッカーがいる場合は裏選出して、弱点以外の物理技に対して後出しするよう意識します。
※以下の相手の
物理アタッカーの努力値・性格補正は全て
A252振り性格補正A1.1倍
特殊アタッカーの努力値・性格補正は全て
C252振り性格補正C1.1倍
とさせて頂いております。
また、対象の物理・特殊アタッカーは、
オーガポン(かまど)以外は、
7/22㈯確認時点で対戦使用率60位前後(ポケモンホームデータ)までのポケモン
としております。
さらに、与ダメージ計算は
『ふんえん』・『ボディプレス』で抜群を取れる対象のみ、
被ダメージ計算は
オーガポン(かまど)ガチグマパオジアンコノヨザルイーユイジバコイル以外はコータスの弱点を突く技のみ
に絞ってます。
ウーラオス(いちげき)H4振り
セグレイブH4振り
- 被ダメージ
- じしん
- 78 ~ 94 (44.1 ~ 53.2%) 乱数2発 : 23.82%
『きれあじ』ダイケンキ(ヒスイ)H252振り
- 被ダメージ
- シェルブレード
- 108 ~ 128 (61.1 ~ 72.4%) 確定2発
- 被ダメージ
- アクアブレイク
- 102 ~ 122 (57.7 ~ 69.0%) 確定2発
- マリルリ『はらだいこ』A6段階上昇時
- 204 ~ 242 (115.3 ~ 136.8%) 確定1発
- コータス『てっぺき』1回B2段階上昇時
- 102 ~ 122 (57.7 ~ 69.0%) 確定2発
- 被ダメージ
- がんせきアックス
- 108 ~ 128 (61.1 ~ 72.4%) 確定2発
- 被ダメージ
- じしん
- 98 ~ 116 (55.4 ~ 65.6%) 確定2発
- 被ダメージ
- クイックターン
- 66 ~ 80 (37.3 ~ 45.2%) 確定3発
- 与ダメージ
- ふんえん
- 192 ~ 228 (108.5 ~ 128.9%) 確定1発
- 被ダメージ
- じしん
- 116 ~ 140 (65.6 ~ 79.1%) 確定2発
- 要注意ポケモン
・オーガポン(かまど)
テラスタルを切ったオーガポン(かまど)に対して『てっぺき』・『ねむる』で受け切ることができますが、『アンコール』されると変化技で固定されて強引に突破されてしまいます。『アンコール』の縛りを嫌う場合は、『ボディプレス』で攻めても良いかもしれませんが、『てっぺき』を積んでいない状態だと殴り負けてしまいますので、その場合は後続のポケモンに託します。
- 被ダメージ
- ツタこんぼう
- 30 ~ 36 (17.0 ~ 20.4%) 乱数5発 : 0.7%
- オーガポン(かまど)テラスタル
- 『おもかげやどし』A1段階上昇の場合
- 61 ~ 72 (34.5 ~ 40.7%) 確定3発
・ディンルー(『ステルスロック』・『ふきとばし』型)
『てっぺき』から入ります。
『じしん』を受けた場合は回復技を絡めて積み続けて『ボディプレス』で反撃します(前述の通り、相手が『こだわりハチマキ』を持っている場合は2ターン目で落とされてしまいますが)。
『ステルスロック』を撒かれた場合、『ふきとばし』が来る可能性が高いため、すぐに『ボディプレス』を打ち負担をかけます。
『ちょうはつ』を受けて『てっぺき』を止められてしまった場合は次のターン『ふんえん』で相手の出方を見ます。
- 与ダメージ
- HB252振り性格補正B1.1倍
- 『オボンのみ』所持の場合
- ボディプレス
- B2段階上昇(『てっぺき』1回)
- 67〜91(25.5〜34.8%)確定3発
- B4段階上昇(『てっぺき』2回)
- 131〜167(50.0〜63.8%)確定2発
・他『ちょうはつ』持ちのアタッカー
『ちょうはつ』を受けると『てっぺき』を積めないため、1ターン目は『ふんえん』・『ボディプレス』で攻めます。1ターン目に『ちょうはつ』を受けなかった場合は、覚えていない可能性があるため、『てっぺき』による防御上昇を試みます。
- 与ダメージ
- ボディプレス
- 140 ~ 166 (77.4 ~ 91.8%) 確定2発
- 被ダメージ
- アクアテール
- 96 ~ 114 (54.3 ~ 64.5%) 確定2発
・カイリュー
『アンコール』を覚えている場合、相手の起点にされてしまうため、『てっぺき』・『ねむる』を固定されてしまったら即交代することをオススメします。『アンコール』型・特殊アタッカー型でなければ居座れる場合が多いです。
- 被ダメージ
- じしん
- 74 ~ 88 (41.9 ~ 49.8%) 確定3発
・対面初手にテラスタルを切る必要がある物理アタッカー
『こんじょう』ガチグマの場合、
1ターン目じしん
↓
かえんだまで火傷
↓
2ターン目からげんき
だと
こちらの
1ターン目てっぺき
↓
2ターン目 テラスタル・ねむる
では受け切れないため、対面だと1ターン目からテラスタルを切る必要があります。
また、以下のポケモンに対しても1ターン目からテラスタルを切らないと受けが間に合いませんので、ご注意を。
- 被ダメージ
- じしん
- 116 ~ 138 (65.6 ~ 78.0%) 確定2発
- 『こんじょう』発動
- コータス:テラスタル切り
- 『てっぺき』1回積み
- の場合
- 21 ~ 25 (11.9 ~ 14.2%) 乱数8発 : 93.17%
- からげんき
- 『こんじょう』発動
- 『てっぺき』1回積み
- 60 ~ 72 (33.9 ~ 40.7%) 確定3発
ウインディ(ヒスイ)H252振り
- 被ダメージ
- もろはのずつき
- 150 ~ 176 (84.8 ~ 99.5%) 確定2発
- 被ダメージ
- ウェーブタックル
- 224 ~ 266(126.6~150.3%) 確定1発
・パオジアン
防御上昇効果を無視する『せいなるつるぎ』を覚えるため、『つるぎのまい』と併用されると強引に突破される可能性があります。そのため対面した場合は、『ふんえん』・『ボディプレス』で早めに倒すことを優先します。
ちなみにコータスのテラスタイプをからに変更した場合、
『こだわりハチマキ』テラスタルパオジアンに対しても
1ターン目
パオジアン
テラスタルかみくだく
コータスB1段階下降
コータス
てっぺき
B2段階上昇(計1段階上昇)
2ターン目
コータス
テラスタル
パオジアン
かみくだく
コータス
ねむる
と運悪くBダウンを引いたとしても、
1ターン目にテラスタルを温存して様子見をして
受け切ることができます。
- 与ダメージ
- H4振り
- ボディプレス
- 256 ~ 304 (164.2 ~ 194.9%) 確定1発
- パオジアンテラスタル時
- 128 ~ 152 (82.1 ~ 97.5%) 確定2発
- ふんえん
- 114 ~ 134 (73.1 ~ 85.9%) 確定2発
- パオジアンテラスタル時
- 57 ~ 67 (36.6 ~ 43.0%) 確定3発
- 被ダメージ
- せいなるつるぎ
- 41 ~ 49 (23.2 ~ 27.7%) 乱数4発 : 76.56%
- かみくだく
- 55 ~ 66 (31.0 ~ 37.3%) 乱数3発 : 74.07%
- 『こだわりハチマキ』所持の場合
- 82 ~ 97 (46.4 ~ 54.9%) 乱数2発 : 58.59%
- さらにパオジアンテラスタル時
- 110 ~ 130 (62.2 ~ 73.5%) 確定2発
- コータステラスタル時
- 55 ~ 65 (31.0 ~ 36.8%) 乱数3発 : 67.55%
- さらにB1段階上昇時
- (『かみくだく』B1段階下降
- 『てっぺき』B2段階上昇)
- 37 ~ 44 (21.0 ~ 24.9%) 確定5発
- 『てっぺき』1回B2段階上昇時
- 28 ~ 33 (15.9 ~ 18.7%) 乱数6発 : 88.65%
この型の攻略は、いかに早く『ふんえん』で火傷にするかに懸かっています。…運要素が絡みますが、以下が対応策です。
対面した場合、初手は『ふんえん』を打ちます。相手の初手が『ちょうはつ』の場合は『ふんえん』による火傷ガチャを続行しますが、『ビルドアップ』の場合は『てっぺき』による防御強化を試みます。火傷さえ入れば『ドレインパンチ』程度は問題なく受けきれますが、『ビルドアップ』の積み具合によっては『ふんどのこぶし』のダメージが大きい場合があります。前述の通り、『ふんどのこぶし』の無効化のためにテラスタイプをにしても良いかもしれません。その場合『ドレインパンチ』を効果抜群で受けることになりますが、『ふんどのこぶし』ほどの脅威にはなりません。…もっともタイプにテラスタルして火傷を無効にされた場合は為す術がないのですが(泣)
- 被ダメージ
- 火傷あり
- A2段階上昇(『ビルドアップ』2回)
- ふんどのこぶし威力200
- (『ふんえん』3回被弾)
- の場合
- ドレインパンチ
- 『てっぺき』0回
- 37〜44(21.0〜24.9%)確定5発
- B2段階上昇(『てっぺき』1回)
- 18〜22(10.2〜12.5%)乱数9発:87.91%
- ふんどのこぶし(威力200)
- 『てっぺき』0回
- 97〜115(54.9〜65.0%)確定2発
- B2段階上昇(『てっぺき』1回)
- 49〜58(27.7〜32.8%)確定4発
・オオニューラ
『カゴのみ』・『ねむる』があるため、『フェイタルクロー』の状態異常に対して強気に出られます。しかし、長期戦になると運要素が絡むため、『ふんえん』で早めに攻めることをオススメします。
・物理・特殊の判別がつかないアタッカー
(例ゲッコウガ)
物理・特殊の判別がつかないアタッカーは、
とりあえず居座って判別し、物理アタッカーならそのまま、特殊アタッカーなら後続に任せます。
ただこれらのポケモンは『すりかえ』・『トリック』持ちが多いため、こだわりアイテムで縛られてもいいよう、攻撃技を選択することをオススメします。
- 被ダメージ
- アクアブレイク
- 74 ~ 90 (41.9 ~ 50.9%) 乱数2発 : 0.39%
・キノガッサ
前述の通り、『キノコのほうし』を『カゴのみ』で無効化して、初手の『ふんえん』で火傷を引くことができれば、相手の先発で出てきた『きあいのタスキ』持ちに致命傷を与えることができます。
火傷が不発の場合でも、テラスを切って再び『キノコのほうし』を無効化して反撃することもできます。
『ポイズンヒール』持ちに対しても、初手火傷が入れば猛毒の発動を阻害することができます。
- 与ダメージ
- H252振り
- ふんえん
- 120 ~ 144 (71.9 ~ 86.3%) 確定2発
- 苦手なポケモン
・特殊アタッカー全般
基本的に殴り負けてしまいますので、素直に他のポケモンに交代することをオススメします。一方で、相手の物理アタッカーの裏から交代出しされることを予測して、『ふんえん』・『ボディプレス』を打つことができれば、・技が弱点の相手に負担をかけられます。
ヒードランH252振り
- 被ダメージ
- だいちのちから
- 150 ~ 178 (84.8 ~ 100.6%) 乱数1発 : 6.25%
テツノツツミH4振り
イーユイH4振り
- 被ダメージ
- あくのはどう
- 138 ~ 163 (78.0 ~ 92.1%) 確定2発
サーフゴーH4振り
- 与ダメージ
- ふんえん
- 86 ~ 104 (52.8 ~ 63.9%) 確定2発
- 被ダメージ
- パワージェム
- 136 ~ 160 (76.9 ~ 90.4%) 確定2発
ジバコイルH252振り
- 与ダメージ
- ボディプレス
- B2段階上昇(『てっぺき』1回)
- 190 ~ 224 (107.4 ~ 126.6%) 確定1発
- ふんえん
- 86 ~ 104 (48.6 ~ 58.8%) 乱数2発 : 97.26%
- 被ダメージ
- 10まんボルト
- 114 ~ 135 (64.5 ~ 76.3%) 確定2発
・ヘイラッシャ
十中八九『てんねん』のため、こちらの有効打がなく、技や『じわれ』で攻めてきます。素直に交代するか『ふんえん』による火傷ガチャをした後、後続のポケモンに任せます。
- 被ダメージ
- ウェーブタックル
- 108 ~ 128 (61.1 ~ 72.4%) 確定2発
・『もらいび』ソウブレイズ
こちらの攻撃手段を無効化されてしまいます。素直に後続のポケモンに任せます。
・『てきおうりょく』イダイトウ♂
こちらの有効打がなく、『ウェーブタックル』を受け切れないため、素直に交代するか『ふんえん』による火傷ガチャをした後、後続のポケモンに任せます。
- 被ダメージ
- ウェーブタックル
- 156 ~ 188 (88.2 ~ 106.3%) 乱数1発 : 31.25%
相性の良い味方
弱点である・・に耐性のあるポケモン、
つまりハヤシガメ・ドダイトス・ラブトロス(霊獣)・タルップルと相性が良いです!
…筆者の推しポケ達はさておきカイリューなどのタイプ・ブリガロンなどのタイプ・よびみずトリトドン・ウォッシュロトムや、特殊受け(ハピナス・ちょすいドオーなど)のポケモンがいれば、裏から交代出ししやすいです。
また、コータスが受け切れない火力を持つ物理アタッカーは、素早さの種族値が控え目だったり、準速以下のポケモンが多いため、高速アタッカー(ハバタクカミ・パオジアン・テツノツツミなど)で先手をとって攻めるのも良いかもしれません。
ライチ様から、
「相手がより『ひでり』だと誤認しやすいように古代パラドックスを入れる」
「『ひでり』にタダ乗りしようとする対面の古代パラドックスに強めなポケモンを挙げる」
という案を頂きましたので、
味方のハバタクカミのテラスタイプを・にしたり、『とつげきチョッキ』を持たせるのも良いかもしれません(ミラーマッチや、古代パラドックスに採用されがちな技対策)。
おわりに
…以上が物理受けコータスの戦略でした。
改めて助言を頂けるとありがたいです!
当記事をここまでご閲覧頂きまして、
本当にありがとうございました!