しのあです。
育成論の第3回を投稿してみたいと思います。
今回は、テラレイドバトル・テツノイサハ戦のサポート役になるコータスでお送りいたします。
コンセプトと役割
多くの方が、今回のテツノイサハのエスパータイプ対策としてあくタイプを不用意に選んでしまい、物理攻撃力をいきなり上げられた挙げ句「メガホーン」で返り討ちに遭っている、という話を聞きます。
今回のコータスは、そんな方にとって、少しでも楽に戦えるようにするサポート型になります。
持ち物
持ちものは『たべのこし』になります。
今回のコータスはサポート役ではありますが、同時に「倒されにくい」ようにすることも念頭に置いています。
そのため、安定した回復技を覚えない(「ねむる」はわざマシンで習得できますが、その場合は「ねごと」も必須になり、あまり安定しない)コータスでも可能な、安定した回復を狙って『たべのこし』を持たせることにしました。
特性
特性は隠し特性にあたる『シェルアーマー』になります。
テツノイサハの大きな攻撃手段のひとつが「リーフブレード」ですので、防御を上げても急所に当てられて倒されては話になりません。
ゆえに『シェルアーマー』を選んでいますが、この特性持ちのコータスは稀少(☆6レイドのコータスは100%に近い確率で特性が『ひでり』)ですので「とくせいパッチ」を事前に準備しておくことをおすすめいたします。
性格・努力値と調整
物理攻撃技を使わないですので、性格は物理攻撃力を下げ、物理防御力を上げる『ずぶとい』を選んでいます。
代替案として、コータスではテツノイサハ相手に先手はまずとれないので、素早さを下げ、物理防御力を上げる『のんき』でも大丈夫です。
努力値の配分は『HP252・防御252』は確定です。
残りの4は特攻か素早さが妥当な所ですが、素早さはあってないようなもののコータスですので、特攻に振るのが無難かと思います。
技構成
・おにび
→わざマシンで覚えさせます。初手で使い、テツノイサハにやけどを負わせ、攻撃力を落とします。
・てっぺき
→2手め以降で使います。より頑丈にしておけば少し倒されにくくなるでしょう。
・クリアスモッグ
→肝ともいえる技。テツノイサハが「つるぎのまい」を使ってきた際に効果をリセットするのに使います。
・ふんえん
→バリア展開後にやけどを負わせる手です。バリアを張られたら、やけどを負うまでこの技で攻撃します。応用として「れんごく」に入れ替え、当たれば100%やけど状態を狙ってみるのも手です。
テラスタル
テラスタイプは『はがね』です。
テツノイサハの攻撃技「サイコブレイド」、「メガホーン」、「リーフブレード」のどれがきても「効果がいまひとつ」で済むので、ネガティヴな使い方ですが、守りを固めるテラスタルと思っていただければ幸いです。
立ち回り例
初手は「おにび」を使い、テツノイサハをやけど状態にすることから入ります。
以降は臨機応変にですが、まずは「クリアスモッグ」を連射して「つるぎのまい」の効果をかき消しつつ、テラスタルオーブをチャージしてゆきます。
テラスタルを発動してはがねタイプになったら「てっぺき」を重ねて使い、ガチガチに固めた状態にするか、先ほどまでと同じく「クリアスモッグ」連射で「つるぎのまい」を無力化するのに専念します。
テツノイサハがバリアを展開してきたら「ふんえん」(or「れんごく」)を連射し、追加効果でやけど状態にしてしまいましょう。
再びやけど状態になったら、あとは「てっぺき」か「クリアスモッグ」の連射に戻って、ほかの味方にメインの攻撃を託して凌ぎます。
応援は状況にあわせて行いましょう。
相性の良い味方・構築例
テツノイサハの物理攻撃力上昇をほぼ無意味にするのが今回の狙いですが、このコータスではソロでテツノイサハに勝つのはまず不可能ですので、主力となる攻撃を行えるポケモンが味方の時にだけ使いましょう。
特に相性がいいといえるのは、はがねタイプであり、かつゴーストタイプでもある(=テツノイサハの攻撃技があまり効かず、逆に弱点は簡単に突ける)サーフゴーになります。
サーフゴーのもうひとつのメリットとして、相手が状態異常の時に大ダメージを与えられる(今回はやけど状態で弱らせる=状態異常なので大ダメージになる)「たたりめ」を使える点も挙げられますが、これはほかのゴーストタイプでも同じです。
くどいようですが「ソロでは勝てない(あくまでサポート役)」ということは、常に念頭に置いておきましょう。