ポケモンパーティ構築(シングル)

「イー」枠。他候補イーブイ

起点作り型イーユイ。
相手目線こだわり持ちイーユイとして対応されることも多く、Sラインが中途半端なことを除けば動かしやすかった。
使い方はブーストエナジー持ちのデバフ撒きハバタクカミと似ている。PT単位で毒タイプが重いので最速キラフロルを抜けるよう準速としたが、もっといい調整があるかもしれない。

積み型クエスパトラが苦手とする、こだわりトリックサーフゴーに対して1匹で牽制できるのが偉いポイント。裏のカイリューにも物理型であれば鬼火で仕事ができる。

・調整、ダメージ計算目安
H：16n−1
Sライン：最速カイリューサーフゴーキラフロル抜き、準速ウーラオス(いちげき)抜き
HBライン：A200テクニシャンキノガッサマッハパンチ　134 ~ 158 (84.3 ~ 99.4%)
HDライン：C187ハバタクカミムーンフォース　72 ~ 85 (45.3 ~ 53.5%)

「ロン」枠。通称ロンゲ。他候補ドロンチブロロンハリマロンブリガロン
因みに頭文字がロンから始まるポケモンは存在しない。

個体はA0厳選が面倒だったので、ふしぎなおくりもの配布個体を使用。
有識者相手にはプレシャスボールから出てきた瞬間にある程度技バレしていたかもしれない。

・技構成について
こちらのオーロンゲが場にいる状態で、相手剣の舞から、こちらの裏のクエスパトラまで貫こうとしてくることが多かったためイカサマを採用。
詰みの隙を作るため電磁波採用。悪タイプのポケモン相手に技選択しないよう注意すること。

・ソウルクラッシュを採用していないことについて
ー相手目線ソウルクラッシュ持ちの可能性を消し切れないため、パオジアントドロクツキウーラオス(いちげき)等の悪ポケモンが耐性反転テラスを切ってくれることも多い。
ーフェアリー打点はニンフィアクエスパトラが持っている。
ー負けん気特性持ちコノヨザルドドゲザン等に打てない
ー天敵の悪巧み持ちサーフゴーに対してはそもそも上昇幅に追い付けない
これらの理由から優先採用度が低いと判断。

耐久振りはあまにさんの記事のものをそのまま使用した。
https://amaniiii.hatenablog.com/entry/2023/10/01/141517

「マス」枠。他候補なし。：未入国マスキッパ等

先発で投げて、目の前に相手に通る技を打っていくのが基本。

藍の円盤解禁前まではトリプルアクセルの枠をふいうちで使用していた。
トリプルアクセルの習得後、カイリューへのテラスタル強要度の上昇により、終盤の展開が読みやすくなったのが助かった。

同時に、ランドロス(霊獣)の被選出率が減少してしまったことによりタイカイデンの活躍の機会が減ってしまったのは残念だった。

相手のPTを見ながらどくびしの使用判断を間違わないようにすること。

テラスタルは藍の円盤後にリーチを伸ばすため草→ステラに変更した。

「ク」枠。他候補クレセリアクレベースクワガノンクレッフィクルマユクマシュンクヌギダマクルミルクワッス

1文字しか担当していないにもかかわらず、このPTのエース枠。
シーズン8で使用していたものと同じ個体。
選出率100％。圧倒的信頼を置いていました。
瞑想を積んでいる間の急所被弾は、負けではなく通行税として割り切るようにしていた。

この枠を毒or鋼テラスクレセリアにすると
UP　　：毒菱耐性、グライオン耐性、毒耐性
DOWN：アンコール耐性、積み必要回数の増加
となる。今回は構築採用意図＆原案構築に倣いクエスパトラとした。

「タイ」枠。他候補タイレーツ

一番悩んだ枠。構築原案者も悩まれた旨のコメントがあり安心した。
タイレーツを採用した場合、フェアリー弱点持ちが増えるが物理特殊のバランスが良くなり、気持ち程度悪タイプ持ちの選出抑制ができそうな気がするので悪くないかもしれない。

シリーズA環境で結果を残した気合の襷+追い風+ふうりょくでんき型は、ランドロス(霊獣)ガチグマディンルー等の強い地面タイプが増えたことから厳しいと判断。PTに電気弱点が居ないことから、蓄電型も厳しいと判断。
残ったかちき型で活路を見出すことにした。

運用方法は、相手先発で出てくるランドロス(霊獣)めがけて初手合わせに行くだけ。

・採用技
タイプ一致技2種の10まんボルト+エアスラッシュ
受け構築のどくどく避け、ふいうち対策、テラスタル判別用のみがわり
あと1つは自由枠。他候補としては、エレキボール、ボルトチェンジ、ぼうふう、がむしゃら、テラバースト、ウェザーボール、でんこうせっか、フェザーダンス、かいでんぱ等

・テラスタル
神速、氷の礫、テツノツツミフリーズドライ等に対抗するため相性反転の鋼テラスタル。

・改善点？
PT単位で初手こだわりスカーフ水ウーラオス(いちげき)を呼び、タイカイデン対面で水テラスすいりゅうれんだを打たれる。無償で1匹突破されるものの、水テラスタルクエスパトラで起点にできるため被害は少なかったが、無償突破されるのを嫌うのであれば
１）水テラスにする
２）打ち分けができなくなるがこちらもこだわりスカーフを持つ
を試してみてもよかったかもしれない。

このPTにおいては、物理AT１、特殊AT４、サポート１のバランスのため、かちきの誘発率はどうしても低くなってしまった。
確定急所技を持たない物理に偏ったPTにピン指しすると結構機能するのではないかと思う。

・火力耐久目安
HDライン：C187ハバタクカミムーンフォース　124 ~ 147 (84.4 ~ 100.0%)
HBライン：A197ランドロス(霊獣)いわなだれ　126 ~ 150 (84.6 ~ 100.7%)
　　　　　A204ノーマルテラスタルカイリューしんそく　105 ~ 124 (70.5 ~ 83.3%)
C+2上昇後のエアスラッシュ：
無振りランドロス(霊獣)145 ~ 172 (88.5 ~ 104.9%)
HD特化とつげきチョッキランドロス(霊獣)67 ~ 81 (34.2 ~ 41.4%)
Sライン：ウーラオス(いちげき)イーユイ意識の最速100族抜き。102族のガブリアスはランドロス(霊獣)との同居PTはほぼ存在しないと仮定し、調整外とした。

「ニン」枠。他候補無し

・技構成
安定技ハイパーボイス
テラス無しでサーフゴーと打ちあうためのシャドーボール
碧の仮面で新規習得したフェアリー技の補完となるどろかけ。ヒードランテツノドクガキラフロル等が仮想敵。
先制技が欲しかったためでんこうせっかの4つ。

主に相手の特殊ATと初手で打ちあう枠。ニンフィア1匹でハバタクカミテツノツツミの2匹を連続突破した時は感動した。

ガチグマ(アカツキ)にS逆転されたくなかったため、ひかえめ採用。
どろかけのリーチ(威力20→60×1.5)を4.5倍にできる地面テラスとしたが、クエスパトラにテラスタルを残すほうが強い場面が多く、使用したのは1度だけ。

旧BIG６系統ディンルーカイリューサーフゴーパオジアンハバタクカミウーラオス(いちげき)に強く出られる枠だが、
オーガポン(かまど)が居るだけで選出不可となってしまうのが残念ポイント。
中〜終盤にかけて環境に鋼テラススケイルショットカイリューが増えたため非常に動かしづらくなってしまった。