こんにちは。ヒナタです。
今回は割とポピュラーな型のエアームドエアームドの育成論になります。自分、このエアームドというポケモンが大好きで、初めてガチ対戦に触れた6世代からずっとお世話になってきました。今はステロ撒きといえばディンルーを筆頭に色々なポケモンが幅を効かせていますが、エアームドも負けてないぞということで、どうぞよろしくお願いします。
- 諸注意
・HP→H、こうげき→A、その他「種族値」や「個体値」など非公式用語が頻出します。ご了承ください。
・本育成論は一から自分で考えたものになっています。偶然似通った育成論が世にあるかもしれませんが、剽窃ではございません。
・考察を深めたいので、ご意見・ご感想がありましたらぜひコメントお願いします。
他のステロ撒きとエアームドの差別化
現環境のステロ要員といえば誰が居るでしょうか?
パッと挙がるだけでもかなりの数が居て、
ディンルーランドロス(霊獣)ブリジュラスラグラージキラフロルコノヨザルカバルドンコータスガブリアス
大袈裟にも思えますが、彼ら全てと差別化できない限りはステロ要員として機能しないと思います。
そんな中で、エアームドの唯一性は
- タイプかつ『ちょうはつ』を持ち、Sがそこそこあるためディンルーやカバルドンの展開を止められる。(ランドロス(霊獣)も同じく)
- 優秀なタイプ耐性のおかげでカイリューガチグマ(アカツキ)ハバタクカミ等に強く出られる。
- 特性『がんじょう』により、最悪どんな相手にもステロだけは撒ける。(タスキを他に回せる)
他にもあるでしょうが、特に大きいのはこの3つです。かつ『ちょうはつ』ランドロス(霊獣)と比べた時に耐性が大きく異なるのですが、
エアームド:カイリューガチグマ(アカツキ)ウーラオス(れんげき)パオジアンに強い
ランドロス(霊獣):オーガポン(かまど)ブリジュラスウガツホムラサーフゴーに強い
このように、それぞれ役割対象が異なります。パーティごとにどちらが合うかはかなり別れるところ。
また、やはりきあいのタスキがなくても確実に仕事ができるのは非常に優秀なので、そこで起用するのもアリです。
特性・テラスタイプ
元が優秀すぎるタイプなのでテラスタルはほぼ使わないのですが、強いて言えば上記から選択かなと思います。お好みでどうぞ。
性格・努力値
性格:わんぱく
努力値:H252-×-B68-×-D188-×
実数値:172-100-185-×-114-90
あくまで一例ですが、Dに厚く振る調整が今作は活きやすいです。この調整例ではハバタクカミ(おくびょう)のシャドーボールを94.8%で2耐えできるようになっています。
乱数をどこまで許容するかは人それぞれですが、エアームドはタイプ一致の『アイアンヘッド』でハバタクカミを確定2発にできるので、初手で『ちょうはつ』しにくるハバタクカミに強く出られるように振るのは割と役に立ちます。(もちろんラティオスやガチグマ(アカツキ)等にも居座りやすくなる)
技構成
【確定枠】
- ステルスロック
もちろん確定です。ある意味エアームドのメインウェポン。
- ちょうはつ
やはりいつの時代も浮いてる挑発持ちは強いです。今作のエアームドには必須の技。
- アイアンヘッド
個人的には確定で良いと思っています。浮いてるステロ×挑発でありながらハバタクカミパオジアンと殴り合える事が今のエアームド最大の持ち味。
【選択枠】
- ふきとばし
起点回避をしつつステロダメージを重ねられる優秀な技で、特別な意図がなければこの技が1番使いやすいです。優先度高め。
- がんせきふうじ、こごえるかぜ
こちらも起点回避として優秀な技。ただ、カイリューの『マルチスケイル』等はそもそもステロで削れるので、後続に繋げるための技という位置づけになりそう。
- まきびし
カイリューやラティオスに刺さらないので少し使いにくいですが、裏のポケモンの打点を伸ばせるので結構アリです。
- おいかぜ
これを打ってからステロを撒いて裏に繋げるとかなり強い...のですが、特性が起動したハバタクカミ等には抜かれてしまったりで微妙な印象。
持ち物
実は持ち物がエアームドの個性が出るところ。何を持たせても強いですが、オススメな物を幾つか挙げます。
- レッドカード
個人的に1番強い持ち物だと思います。今作は相手の裏を多く見る動きがこちらのテラスタルを使う対象を決める上で役に立つので、『がんじょう』で確実に生存できるエアームドとは好相性。
- メンタルハーブ
こちらも非常に強力な持ち物。ハバタクカミの『ちょうはつ』やテツノツツミの『アンコール』など機能する場面は非常に多く、それらの技を防ぎながらエアームドの挑発で返すことで安定した起点作成ができます。
- ゴツゴツメット
めちゃくちゃ強い持ち物なんですが...『ツタこんぼう』を使うオーガポン(かまど)や『パンチグローブ』のウーラオス(れんげき)など、実際に使うと機能しにくい印象。ただ、カイリューの『しんそく』やパオジアンの『かみくだく』等に後出ししてマルチスケイルやタスキを潰しながら流す動きは強力です。
- オボンのみ
行動回数を増やしやすい持ち物。特に物理相手への行動回数が1回増えるので強いですが、大抵の場合エアームドを倒しにくるのは特殊技なので、機能しないことも多いです。
与ダメージ計算
※攻撃する相手はそこまで多くないですが、一部の役割対象だけ載せておきます。
アイアンヘッド
- H4振りハバタクカミハバタクカミ
91.6〜109.9% 中乱数1発
- B4振りパオジアンパオジアン
58.0〜69.6% 確定2発
- H252振りキュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)※天候ゆき状態
73.3〜86.6% 確定2発
被ダメージ計算
【物理技】
- ようきA252カイリュースケイルショット5回
23.2〜26.2% 乱数4発
- A特化オーガポン(かまど)ツタこんぼう
74.4〜88.3% 確定2発
- A特化パンチグローブウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ
43.6〜54.0% 乱数2発
- ようきA252パオジアンつららおとし
34.8〜41.8% 確定3発
- A特化&古代活性A上昇トドロクツキはたきおとす
(持ち物あり)47.0〜55.8%
(持ち物なし)31.9〜38.3%
- A特化&古代活性A上昇ウガツホムラフレアドライブ
101.1〜119.7% 確定1発(がんじょうで耐える)
【特殊技】
- おくびょうC252振りハバタクカミシャドーボール
43.6〜51.1% 低乱数2発(6.2%)
- C特化ガチグマ(アカツキ)
ブラッドムーン 41.2〜48.8%
ハイパーボイス 26.7〜31.3%
(ノーマルテラス時)
ブラッドムーン 55.2〜65.1%
ハイパーボイス 36.0〜42.4%
- 無振りポリゴン2ほうでん
39.5〜46.5% 確定3発
- おくびょうC252テツノツツミ
ハイドロポンプ 55.8〜66.2%
フリーズドライ 35.4〜42.4%
- おくびょうC252キュウコン(アローラ)ふぶき
42.4〜50.5% 低乱数2発
苦手なポケモン
- ラティオスラティオス
『トリック』にはどうしても弱くなってしまいます。体感、エアームド入りには先発で投げられやすいので、対抗策は用意しておきましょう。
当たり前といえば当たり前ですが、特殊技で弱点を突いてくる上に『ちょうはつ』まであると手も足も出ません。
相性のいいポケモン
このエアームドは相手のステロを止めるかつほぼ確実にステロを撒けることが強みなので、ステロが無ければ動きやすく、ステロであと一歩足りない打点を伸ばせるアタッカーを動きやすくできます。
例えば...
- カイリューカイリュー:マルチスケイルを守りやすくなる。
- パオジアンパオジアン:タスキを守りやすくなり、少し不安な打点も伸ばせる。
- イーユイイーユイ:ステロの削りが無くなり、かつ相手のタスキを潰せば動きやすくなる。
などなど。元のタイプが強いのとステロを撒きやすい性能とで、割と誰とでも共存できるのがエアームドのいいところです。
おわりに
今回はエアームドエアームドの育成論を紹介しました。今はカイリューパオジアンを筆頭に『ステルスロック』が刺さる相手が多いので、まさにステロ枠が群雄割拠しています。やはり相手のステロ枠に強く、誰が相手でも『がんじょう』を盾に仕事ができるのはエアームドの強みですね。
パーティのステロ枠に悩んだら、ぜひ使ってみてください。
余談ですが、今作のエアームドの質感があまりにも良すぎますよね。色違いもめちゃくちゃイイ...