はじめに
こんにちは、先取りが大好きなさっとです!
ヌメルゴン(ヒスイ)と先取りして考察して、今回もヒスイ地方のポケモンであるガチグマについての育成論を書いていきたいと思います。
前提として、このポケモンはSVでは未実装であり、ポケモンHOMEの連携を待っている状態です。
当然、現環境(2022.12.18 S1現在)で運用したことはなく、解禁後の環境も未知数であるため、考察に過ぎないことを念頭に置いていた上で拝読して頂ければ幸いです。
まだまだ未熟な論者であるため、みなさまの批評を受け、より良い育成論にしていきたいと思います。
よろしくお願いします!!
ガチグマガチグマについて
このポケモンは、「ポケモンLegends アルセウス」で初登場した、ヒスイ地方のポケモンです。
第三世代から存在するリングマの進化系であり、アルセウスのゲーム内では、ダウジングマシンのように、見えない道具を見つけるためのライドポケモンとして活躍していました。
リングマの追加進化ということもあり、
H130 A140 C45 B105 D80 S50 合計種族値550と、高種族値であり、使わない特攻が低いので実質種族値505となり、ブリザポスと似たような、ムダのない種族値配分となっています。
また、Sが低いのでトリルアタッカーとしても運用出来ます。
持ち物
- かえんだま
特性「こんじょう」で採用するのでほぼ確定です。
持たせると「やけど」になるアイテム。
一見デメリットのように感じますが、状態異常の時に本領発揮するポケモンにとっては、最適なアイテムです。
また、「やけど」になることで、「まひ」「ねむり」「どく」「こおり」の状態異常になることを防ぎ、こちらが「なげつける」をしたり、「トリック」や「すりかえ」をしてくる相手には、「やけど」を押し付けることが出来ます。
特性
特性「こんじょう」で確定です。
状態異常のとき攻撃が1.5倍になる特性。
また、「やけど」による定数ダメージは入りますが、攻撃半減の効果を受けません。
同じ「こんじょう」でA140のポケモンにローブシンが居ますが、特攻以外の全ての種族値が上回っており、タイプや技範囲を除いた数値では、完全上位互換と言っていいでしょう。
性格・努力値
性格
- いじっぱり
攻撃が上がり、特攻が下がる性格。
- ゆうかん
攻撃が上がり、素早さが下がる性格。
トリルアタッカーとして運用するならこちら。
努力値
H・・・204
B・・・28
D・・・20
→この耐久調整により、「かえんだま」のダメージを最小に抑えられるHPを8n-1にしつつ、H252振りと同じ耐久指数で受けることが出来ます。
A・・・252
S・・・6
→同速抜き、トリル運用の場合他のに振って下さい。
※素早さは50族で、同速にはテツノカイナドドゲザンマリルリラッキーなどが居ます。
トリルアタッカーとして、最遅(実数値49)にした場合、無振りのカバルドンディンルーヘイラッシャドヒドイデキョジオーンモロバレルを抜くことが出来ます。
※耐久調整は、コメントにてNさんに教えて頂きました。
本当にありがとうございます!!
技構成
- ぶちかまし
威力120のタイプ一致の元専用技。
今作からイダイナキバハリテヤマも覚えるようになりました。
「インファイト」の地面タイプ版であり、攻撃した後に防御と特防が1段階ずつ下がります。
また、「じしん」とは違い、グラスフィールドによる威力半減の効果は適応されません。
- じしん
威力100の地面タイプ御用達のタイプ一致技。
「ぶちかまし」による耐久ダウンを嫌うのであればこちら。
グラスフィールド上では威力が半減します。
また、キョジオーンなど「じしん」で乱数1発、「ぶちかまし」で確定1発のポケモンも一定数います。
- からげんき
威力70のタイプ一致技。状態異常の時威力が2倍になるため、「こんじょう」との相性が良く、
70×2(やけど)×1.5(根性)×1.5(タイプ一致)=315
となり、ノーマルテラスタルすると最大威力420となります!!
あとノーマル技なので、ゴーストタイプ以外に通り、半減される岩・鋼タイプには、地面技が抜群で入るので、基本的にノーマル・地面の技の通りもいいです。
- なげつける
自分の持ち物を相手に投げつけて攻撃する悪技。
「かえんだま」を持っているので、当たると相手が「やけど」になります。
これで物理アタッカーを機能停止にすることが出来ます。
⚠1ターン目でこれを使うと、自分が「やけど」になる前に投げることになってしまうので注意!!
- かみなりパンチ
威力75の電気技。ノーマル・地面を半減以下にするアーマーガアや、その他のギャラドスファイアロー飛行タイプへの打点。
<block border>
- まもる
相手の攻撃を防ぐ技。
確実に「かえんだま」を発動させるためや、相手のテラスタルなどの行動読みなどするなら採用の価値あり
- ビルドアップ
攻撃と防御を1段階上げる技。
通常でも使える積み技ですが、トリル運用する場合、「まもる」で1ターン使わずに、攻撃と防御を上げながら相手の攻撃を耐え、「かえんだま」を発動させることが出来るようになります。
※トリルとさらに相性がいい「のろい」は、没収されていました…
- はらだいこ
HPを半分削り攻撃を6段階上げる技。
強力な積み技ですが、火力は「こんじょう」で十分足りているので、体力を削ってまでは必要なさそう。
もし採用するのであれば、他の型がいいでしょう。
テラスタル
- ノーマル
「からげんき」の威力の底上げと、地面タイプによって増えた「水・草・氷」の弱点を消すため。
立ち回り例
- 通常構築
- 1ターン目は普通に攻撃するか、「まもる」「ビルドアップ」をし、確実に耐えて、「かえんだま」「こんじょう」を発動させます。
- 2ターン目以降は、超火力で相手を殴り破壊します。
- トリル構築
- 事前に「トリックルーム」により素早さ関係を逆転させます。
- ターンを大事にしつつ、「こんじょう」を発動させ、相手よりも早く動くことによって、上から高火力で殴り破壊します。
※トリルを展開した次のターンにガチグマに交代すると、そのターンの終わりに「かえんだま」を発動出来ますが、相手の攻撃を受ける前提でないといけないため、自主退場技か交代か、選択する必要があります。
与・被ダメージ計算
〇=与ダメージ、●=被ダメージ と表記します。
※〇は、「こんじょう」が発動した場合のダメージです。
基本的に地面弱点のポケモンには「ぶちかまし」「じしん」、それ以外のポケモンには「からげんき」安定です。
イルカマン(マイティ)
〇H4振り
→ぶちかまし(104.5~123.4%) 確定1発
→じしん(86.9~102.2%) 乱数1発
→からげんき(121.7~144.0%) 確定1発
●A特化(🌊水テラスタル)
ガチグマノーマルテラスタル
→ウェーブタックル(70.8~83.5%) 確定2発
→ジェットパンチ(35.4~42.1%) 確定3発
マリルリ(ちからもち)
〇H4振り
→ぶちかまし(121.0~143.1%) 確定1発
→じしん(101.1~119.8%) 確定1発
→からげんき(160.3~189.3%) 確定1発
●A特化(🌊水テラスタル)
ガチグマノーマルテラスタル
→アクアブレイク(48.1~57.3%) 乱数2発
→アクアジェット(23.6~27.8%) 乱数4発
はらだいこ(A+6)積み
→アクアジェット(90.2~107.1%) 低乱数1発
ギャラドス(いかく)
〇HB特化
ノーマルテラスタル後
→A-1からげんき(76.2~90.0%) 確定2発
→A-1かみなりパンチ(83.1~99.0%) 確定2発
性格補正なしHB振りであれば乱数1発
●A特化
ガチグマノーマルテラスタル
→たきのぼり(29.5~35.4%) 乱数3発
ドヒドイデ
〇HB特化
→ぶちかまし(122.2~145.2%) 確定1発
→じしん(103.1~122.2%) 確定1発
→からげんき(94.2~112.1%) 高乱数1発
●C4振り
→ひやみず(18.5~22.7%) 乱数5発
※「もうどく」でも「こんじょう」は発動しますが、残りHPに注意
ラウドボーン
〇HB特化
→ぶちかまし(120.3~143.1%) 確定1発
→じしん(102.3~120.3%) 確定1発
●C特化
→フレアソング(39.5~46.8%) →C+1(58.5~69.2%) 乱数2発
キョジオーン
〇HB特化
→ぶちかまし(104.3~122.7%) 確定1発
→じしん(86.9~102.4%) 乱数1発
{虚辞オーン}👻ゴーストテラスタル
→ぶちかまし(52.1~61.3%) 確定2発
→じしん(43.4~51.2%) 乱数2発
キョジオーン🎈飛行テラスタル
→からげんき(60.8~71.4%) 確定2発
●A4振り
→しおづけ(5.0~5.9%) 乱数17発
アーマーガア
〇HB特化
→からげんき(35.1~41.9%) 確定3発
→かみなりパンチ(50.7~60.4%) 確定2発
●A4振り
→ボディプレス(35.4~42.1%) 確定3発
→B+2 ボディプレス(70.0~80.2%) 確定2発
コータス
〇HB特化
→ぶちかまし(115.2~136.7%) 確定1発
→じしん(94.9~112.9%) 高乱数1発
●C特化
→オーバーヒート(45.9~54.8%) 乱数2発
→ソーラービーム(57.3~68.3%) 確定2発
カイリュー(マルチスケイル)
〇H252振り
→からげんき(51.5~61.1%) 確定2発
⚫A特化
→げきりん(46.7~54.9%) 乱数2発(64.45%)
バンギラス
〇HB特化
→ぶちかまし(115.9~137.1%) 確定1発
→じしん(98.5~115.9%) 乱数1発
●A特化
→ストーンエッジ(19.4~22.7%) 乱数5発
→かみくだく(31.6~37.1%) 乱数3発
ガブリアス
〇H無振り
→ぶちかまし(96.7~113.6%) 乱数1発(81.25%)
→からげんき(112.0~132.7%) 確定1発
ドラパルト
〇H無振り
→ぶちかまし(130.6~154.6%) 確定1発
⚫A特化
→ドラゴンアロー(36.3~44.1%) 確定3発
⚫C特化
→りゅうせいぐん(51.0~61.0%) 確定2発
セグレイブ
〇H252振り
→ぶちかまし(85.5~101.3%) 乱数1発
→からげんき(100~118.0%) 確定1発
●A特化
ガチグマノーマルテラスタル
→つららおとし(35.4~41.7%) 確定3発
→つららばり(21.0~63.2%) 乱数2発
→きょけんとつげき(49.3~58.2%) 乱数2発
イダイナキバ
〇H252振り
→ぶちかまし(60.8~71.6%) 確定2発
→からげんき(70.7~83.7%) 確定2発
⚫A特化(古代活性A1.3倍)
→インファイト(117.7~140.2%) 確定1発
※不利対面
ハバタクカミ
〇H4振り
→ぶちかまし(206.8~243.5%) 確定1発
⚫C特化(クォークチャージC1.3倍)
→ムーンフォース(60.1~71.4%) 確定2発
チヲハウハネ
〇H4振り
→からげんき(148.7~176.2%) 確定1発
⚫A特化(古代活性A1.3倍)
→インファイト(122.0~143.7%) 確定1発
※不利対面
トドロクツキ
〇H4振り
→ぶちかまし(123.2~145.8%) 確定1発
→からげんき(144.1~169.6%) 確定1発
⚫A特化(古代活性A1.3倍)
→げきりん(62.3~73.1%) 確定2発
テツノツツミ
〇H4振り
→ぶちかまし(122.1~144.2%) 確定1発
→からげんき(141.9~167.9%) 確定1発
●C特化(クォークチャージC1.3倍)
ガチグマノーマルテラスタル
→ハイドロポンプ(65.8~77.6%) 確定2発
→れいとうビーム(53.5~63.7%) 確定2発
→フリーズドライ(42.1~49.7%) 確定3発
テツノカイナ
〇H252振り
→ぶちかまし(138.8~163.3%) 確定1発
→からげんき(81.2~95.6%) 確定2発
⚫A特化(クォークチャージA1.3倍)
→インファイト(124.6~148.0%) 確定1発
テツノドクガ
〇H無振り
→ぶちかまし(カンスト) 確定1発
テツノドクガ🌱草テラスタル
→からげんき(191.6~225.1%) 確定1発
⚫C特化(クォークチャージC1.3倍)
→ほのおのまい(51.9~61.4%) 確定2発
テツノドクガ🌱草テラスタル
→エナジーボール(116.8~138.5%) 確定1発
ガチグマノーマルテラスタル
→エナジーボール(58.4~69.2%) 確定2発
テツノブジン
〇H無振り
→ぶちかまし(124.8~146.9%) 確定1発
→からげんき(144.9~171.1%) 確定1発
⚫A特化(クォークチャージA1.3倍)
→インファイト(117.7~140.2%) 確定1発
※不利対面
チオンジェン
〇HB特化
→からげんき(55.2~65.6%) 確定2発
⚫C4振り
→ギガドレイン(21.2~25.0%) 確定4発
ディンルー
〇HB特化
→からげんき(46.9~55.3%) 乱数2発(74.21%)
⚫A無振り
→ボディプレス(36.3~43.2%) 確定3発
イーユイ
〇H4振り
→ふちかまし(325.1~384.7%) 確定1発
→じしん(271.7~322.1%) 確定1発
●C特化
→オーバーヒート(84.8~100%) 乱数1発
パオジアン
〇H4振り
→ぶちかまし(137.4~162.5%) 確定1発
→からげんき(160.6~189.6%) 確定1発
●A特化
ガチグマノーマルテラスタル
→つららおとし(40.9~48.5%) 確定3発
→せいなるつるぎ(57.3~68.3%) 確定2発
苦手なポケモン
物理方面は硬いですが、それに比べると特防が低いので、特殊アタッカーは苦手です。
イダイナキバチヲハウハネテツノカイナテツノブジンなどの格闘タイプも上から弱点を突かれれば勝てません。
トリル構築であれば上から殴って勝てると思います。
相性の良い味方・構築例
シンプルに対面構築に組み込むのも強いですが、トリックルームエースとして運用することで、ほとんどのポケモンの上から攻撃出来るので、トリル構築ととても相性がいいです。
立ち回り例でも述べたように、通常トリルを展開したターンに、自主退場技か交代の択になりますが、壁を貼ったあとに展開すると、即交代してもガチグマが受けるダメージを抑えた状態で「かえんだま」を発動させるとこが出来ます。
壁とトリルを両立できるテツノブジンサケブシッポエーフィブリムオンクレッフィなどがオススメです。
※壁だけ貼って、トリルを展開出来ずに倒されることがないように注意⚠
無理に両壁貼る必要はないです。
「のろい+バトンタッチ」が出来るブラッキーや「とぐろをまく+バトンタッチ」が出来るノコッチノココッチのバトン構築もアリだと思います。
また、特性「そうしょく」のマリルリはガチグマの弱点をすべて半減以下に抑えることが出来ます。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。
まだ未実装のポケモンなので、想像が行き届かず、不足している部分が多いかと思われます。 遠慮なくアドバイスいただけると嬉しいです。