テラキオン- ポケモン育成論SV

【ダブル】最強テラキオン(弱点保険+霊テラス+袋叩き=A6段階上昇)【エルテラ用】

2024/02/06 05:37 / 更新:2024/02/06 21:25

テラキオン

HP:HP 91

攻撃:攻撃 129

防御:防御 90

特攻:特攻 72

特防:特防 90

素早:素早 108

ツイート4.194.194.194.194.194.194.194.194.194.19閲覧:2473登録:4件評価:4.19(5人)

テラキオン  いわ かくとう  【 ポケモン図鑑 】

性格
ようき(素早 特攻)
特性
せいぎのこころ
努力値配分(努力値とは?)
HP:244 / 攻撃:4 / 防御:4 / 特防:4 / 素早:252
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:197-150-111-x-111-176 (素早さ比較)
覚えさせる技
いわなだれ / せいなるつるぎ / はやてがえし / まもる
持ち物
じゃくてんほけん
テラスタイプ
ゴースト

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ルール
ダブルバトル
このポケモンの役割
物理アタッカー
登録タグ

考察

はじめに

 皆様はじめまして。今回育成論を初投稿させていただきます。不十分な点などあると思いますので、ご指導のほどよろしくお願い致します。
 なお、当育成論では各能力値について以下の略称を用いさせていただきます。
 →HP:H、こうげき:A 、ぼうぎょ: B、とくこう:C、とくぼう:D、すばやさ:S

コンセプトと役割

 レギュレーションFになり、ダブルバトルの有名なコンボである『エルフーンエルフーン』と『テラキオンテラキオン』の通称「エルテラ」戦法が解禁されました。
 「エルテラ」とは、先発で『エルフーンエルフーン』と『テラキオンテラキオン』を繰り出し、『エルフーンエルフーン』の『ふくろだたき』(ひんしや状態異常でない手持ちの数だけ攻撃→先発なら基本的に4連続攻撃になる)で『テラキオンテラキオン』の特性『せいぎのこころ』(あくタイプ技を受けるとA1段階UP)を4回発動させ、A4段階上昇(物理技の威力3倍)の『いわなだれ』やかくとう技で攻める戦法のことで、無対策の相手には滅法強い強力なものです。
 ダブルバトル勢にとっては有名すぎるので対策されやすいものの、今作では「テラスタル」という新たなバトルシステムの登場によって耐性を変えることができるようになったので、成功率が過去作よりも増しています。 
 現対戦環境(当育成論投稿時点のポケモンHOME参照)では『テラキオンテラキオン』のテラスタイプはくさタイプ(弱点のみずタイプを威力半減に抑えられる)が最もメジャーですが、私がお勧めするのはゴーストタイプタイプ。
 理由はダブルバトルのメジャーな妨害技『ねこだまし』を無効化し、さらに持ち物を『じゃくてんほけん』にすることでAを+2段階、つまり特性と合わせてAを6段階(物理技の威力4倍)にまで強化できるからです。
 コンボ成功によって4回攻撃相当のダメージを1ターン目からぶっ放すことで相手パーティーを半壊〜全壊させる……そんな最強の『テラキオンテラキオン』について、以下でさらに細かく論じていきます。

持ち物

じゃくてんほけん
 効果抜群の技を受けるとAC2段階アップ。
 この育成論のコンセプトなので確定です。

特性

 『せいぎのこころ
 現状『テラキオンテラキオン』の特性はこれしかありません。

性格、努力値と調整

 ようき H244 A4 B4 D4 S252

ようきS252振りについて
 『テラキオンテラキオン』は『ふくろだたき』を受けることが前提なので『きあいのタスキ』を持つことができず、上から高火力をぶつけられると動く前にやられてしまいやすいです。そのため、少しでも多くの相手に先制できるよう、性格補正(ようき)+基礎ポイント全振り(MAXの252)で最速にしています。

A4振りについて
 まず、普通のエルテラ戦法はAが4段階(3倍)しか上昇しませんが、弱点保険採用の場合は6段階上昇(4倍)するので、A無振りでも実数値149×4=596となります。これはA無補正全振りの4段階上昇(実数値181×3=543)を上回る数値であり、火力は十分といえます。これならAに振ってさらに火力を上げるよりも、耐久に振った方が上から叩かれてもテラスタル込みで生き残ってコンボを成立させやすくなります。
 ただし、後述する『ヘイラッシャヘイラッシャ』(A252振りの残り耐久指数最大となるD252 H4振り前提)をA6段階UPの『せいなるつるぎ』によって確定一発で落とすために必要なA実数値150に乗せられるよう4だけ振っています。

H244 B4 D4振りについて
 『テラキオンテラキオン』は上から高火力で叩かれると何もできずにやられてしまうため、少しでもいろんな攻撃に耐えられるよう、A4 S252に振った余りの基礎ポイントは耐久調整ツールで算出した最も効率の良い振り分け方にしています。

技構成 

〈確定枠その1〉
・『いわなだれ
 ダブルバトルでは全体攻撃。基本的にはA6段階UP(物理技威力4倍)状態でこの技を連打していきます。タイプ相性で無効化されないため、たとえいわタイプ1/4の相手でも等倍相当の威力
となり、非常に強力です。
 たまに外れるのが玉に瑕。あと『ワイドガード』で無効化されるので、覚えるポケモンには要注意です。

〈確定枠その2〉
・『せいなるつるぎ』 
 『インファイト』には威力で劣りますが、相手の能力変化を無視できる点が『ブリジュラスブリジュラス』(攻撃される度にB1段階上昇)、『ベトベトン(アローラ)ベトベトン(アローラ)』(『ちいさくなる』で回避率上昇+『ドーブルドーブル』の『ムラっけ』を引き継いでその他能力も上昇)などに強く、『インファイト』のBD1段階ダウンのようなデメリットもありません。
 そして最大の採用理由は、相方の『エルフーンエルフーン』の『なやみのタネ』(相手の特性を『ふみん』に上書き)と組み合わせることで本来苦手とする『ヘイラッシャヘイラッシャ』(特性『てんねん』でこちらの能力変化を無視+『シャリタツシャリタツ』と合体して全能力2段階UP)を倒せることにあります。

〈選択枠その1〉
・『まもる
 そのターンに受けるほとんどの技を無効化することができるダブルバトルでは必須級の防御技。相手の単体攻撃技を防ぐことに成功すれば、相手の行動を一手無駄にしたことになり、その分味方が動いて有利な状況を作り出すことができます(集中攻撃を防いだ場合は爆アドです)。
 A6段階上昇もすると、相手にとって放置は破滅を意味し、一刻も早く処理したいという心理から優先的に狙われやすくなるため、効果的に使用することが可能です。
 また、相手の『おいかぜ』『トリックルーム』のターンを凌ぐのにも使えます。

・『こらえる』(※コメント欄にてアドバイスをいただき追記)
 そのターンにどれだけ攻撃を受けてもHP1で耐える防御技。『まもる』とは違ってHPの温存には向いていませんが、『せいぎのこころ』『じょうききかん』『くだけるよろい』など攻撃されること自体にメリットのあるポケモンにとっては『まもる』に代わる選択肢として採用圏内に入ります。
 当育成論の『テラキオンテラキオン』の場合、本来なら上からの集中攻撃で落とされそうな場面で強引に耐えつつ『ふくろだたき』も受けたり、コンボを阻止された際にも相手からの弱点技を耐えつつ『じゃくてんほけん』を発動させられたりと、メリットが大きいです。

〈選択枠その2〉
・『はやてがえし
 相手の先制技に対してのみ有効な先制技。ゴーストタイプタイプにテラスタルすると『ふいうち』で狙われやすくなるため、主な使い手である『ウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)』『ドドゲザンドドゲザン』『パオジアンパオジアン』を返り討ちにすることができます。
 あって助かる場面が多いので、個人的にはこちらをお勧めします。

・『でんこうせっか
 『はやてがえし』とは違って能動的に繰り出せる先制技です。タイプ不一致ですが、A6段階UPだとかなり強力で、さらに前のターンに『いわなだれ』を撃っていた場合『エルフーンエルフーン』の『アンコール』と組み合わせれば一度限りですが『でんこうせっか』と同じ優先度+1で『いわなだれ』を撃つことができます。

・『テラバースト
 いわタイプ かくとうタイプ技が半減や無効化されてしまう『コノヨザルコノヨザル』『サーフゴーサーフゴー』への対策として。上記2つの先制技に比べると採用の優先度は低め。

テラスタル

ゴーストタイプ
 コンセプトとして確定。
 耐性がガラリと変わり、もともとの弱点であるみずタイプ じめんタイプ くさタイプ はがねタイプ フェアリータイプ エスパータイプについては等倍に、かくとうタイプは無効にできます。

立ち回り例

 『ふくろだたき』が4連撃になるよう『エルフーンエルフーン』とともに先発で繰り出し、『エルフーンエルフーン』から『テラキオンテラキオン』に『ふくろだたき』、『テラキオンテラキオン』はゴーストタイプテラスタルをして『いわなだれ』or『せいなるつるぎ』で相手を攻撃します。
 基本的には『いわなだれ』ですが、『トリックルーム』をしてきそうな『リキキリンリキキリン』『ヤレユータンヤレユータン』など確実に一手で倒しておきたい相手がいる場合は『せいなるつるぎ』を選択します。
 『エルフーンエルフーン』には『おんみつマント』を持たせておき、『ねこだまし』がどちらに飛んできても1ターン目で確実にコンボを決めにいきます。

与ダメージ計算

 A6段階UP『せいなるつるぎ
 →『ヘイラッシャヘイラッシャ』(B補正なしH4振り)確定1発
  100〜118.1%(226〜267)
 →『リキキリンリキキリン』(B補正ありHB252振り)確定1発
  100.4〜118%(228〜268)
 
 A上昇なし『せいなるつるぎ
 →『イーユイイーユイ』(B補正なし4振り)確定1発
  116.9〜138.4%(152〜180)
 Aは無補正でたったの4振りですが、コンボ失敗でも低耐久の抜群相手ならちゃんと倒せるくらいの最低限の火力はあります。

 A上昇なし『いわなだれ』(ダブルバトル補正あり)
 →『オーガポン(かまど)オーガポン(かまど)』(B補正なし4振り)確定2発
 59.3〜70.9%(92〜110)
 『このゆびとまれ』持ちはコンボを妨害してくる天敵なので、相手パーティーにいる場合はエルテラ以外の裏選出を余儀なくされますが、相手の指枠が炎オーガポンの場合は『いわなだれ』2発で倒せるため、『エルフーンエルフーン』の『おいかぜ』と合わせてA上昇無しのまま強行突破を図ることができます(初手『このゆびとまれ』でその隣が S操作をしてこなかった場合は、『オーガポン(かまど)オーガポン(かまど)』に意味ある行動をとらせないまま倒せます)

 ※その他追加あった方がいいポケモン(主に環境でメジャーな相手)あればご意見お願いします
 

被ダメージ計算(ゴーストタイプテラスタル想定)

 『ハバタクカミハバタクカミ』@こだわりメガネC補正なし252振り『ムーンフォース
 →確定2発:68.5〜81.2%(135〜160)
 ※投稿時は技名が『マジカルシャイン』になっていましたが誤りでした
 『ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)』A補正あり252振り『すいりゅうれんだ
 →確定2発:59.3〜70%(117〜138)
 『ランドロス(化身)ランドロス(化身)』ちからずく@いのちのたまC補正あり252振り『だいちのちから
 →確定2発:72〜85.2%(142〜168)
 『ゴリランダーゴリランダー』A補正あり252振り『ウッドハンマー
 →確定2発:71.5〜85.7%(141〜169)

苦手なポケモン

 『オーガポン(いど)オーガポン(いど)』『イエッサン♀イエッサン♀』など『このゆびとまれ』が使えるポケモン
 →コンボが妨害されてしまうため

相性の良い味方・構築例

・『エルフーンエルフーン
 コンセプト上、先発で同時に繰り出す味方はこのポケモン一択です。他にも『ふくろだたき』使いはいるものの、『なやみのタネ』(対『てんねん』に必須)や『おいかぜ』(本来すばやさで負ける相手に先手を取れる)なども覚えるため外せません。

・『イーユイイーユイ
 『イエッサン♀イエッサン♀』に強い裏選出枠。隣にいることが多い『テツノカシラテツノカシラ』や『グレンアルマグレンアルマ』にも強く、『バークアウト』で2体まとめて大ダメージ&Cダウンを狙える。

・『ハバタクカミハバタクカミ
 『イーユイイーユイ』と相性が良く、エルテラ戦法で半壊した相手パーティーにトドメを刺すスイーパーとしても活躍が期待できる。

・『イエッサン♀イエッサン♀
 『エルフーンエルフーン』退場後、『サイコメイカー』と『このゆびとまれ』で『テラキオンテラキオン』を守ってくれます。

さいごに

 私はダブルバトルの味方アタック戦法が大好きで、これまでにも『セキタンザンセキタンザン』の『じょうききかん』&弱点保険コンボ(味方の水技でAC2段階・S6段階UP)や、弱点保険じめんタイプヘイラッシャヘイラッシャ』への『クイックターン』→『シャリタツシャリタツ』交代コンボ(A4段階・BCDS2段階UP)、『ケンタロス(パルデア水)ケンタロス(パルデア水)』の『いかりのつぼ』&『ユキメノコユキメノコ』の『こおりのいぶき』コンボ(A6段階UP)などを使ってきました。
 そんな私がレギュレーションF開始にともない真っ先に着目したのがエルテラ戦法でした。
 同じような人が多かったのか、新ルールが始まった直後は『テラキオンテラキオン』のランクバトル(ダブル)使用率が20位台と人気だったものの、当育成論を書いている現時点では50位台に落ちており、より速くて強いポケモン(『ハバタクカミハバタクカミ』や『パオジアンパオジアン』など)が幅を効かせる現環境における勝率の安定しなさが目立ってきています。
 そこで、どうすればエルテラ戦法の勝率を安定させられるかを考え当育成論を導き出したわけですが、やはり勝てない相手には勝てません(特に『オーガポン(いど)オーガポン(いど)』など)。
 この『テラキオンテラキオン』はエルテラ戦法における最強の型だと自負していますが、やはりランクバトルの真剣勝負で勝ち星を上げ続けるにはプレイングスキルや相性のいい裏選出枠の準備などが求められます。
 
 ★ここまでお読みいただき、ありがとうございました☆

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2024/02/06 21:25

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コメント (2件)

  • ページ:
  • 1
24/02/06 08:54
1TS (@21341a87g)
44444
技候補に『こらえる』はどうでしょうか。
エルテラは過去作から活躍しているためかなり認知度の高いギミックで、その分やることもバレやすいのでテラキオンテラキオンへの集中攻撃で倒されてしまうことが予想されます。ただそれを対策して守るをしてしまうと今度はエルフーンエルフーンの袋叩きが防がれてしまいます。そこでこらえるを採用することにより、味方相手3方向からの攻撃を確実に耐えることができ、その後の展開に繋げやすくなります。ただ先制技や元の素早さが高いポケモン、スカーフ持ちには弱いので、味方にリキキリンリキキリンイエッサン♀イエッサン♀アマージョアマージョハギギシリハギギシリといった先制技を防ぐ手段を持つポケモンや、コータスコータスグレンアルマグレンアルマガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)クレセリアクレセリアといったトリル展開をするポケモンを構築に入れると良いですね。
24/02/06 21:34
2畠山こくご (@Rittax_Buttax)
>>1
TS様、コメントありがとうございます。
こらえる』は『テラキオンテラキオン』とかなり相性良さそうですね!さっそく育成論の技のところに追記させていただきました。
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