フラージェス- ポケモン育成論SV

【ダブル用】対寿司決戦兵器フラージェス

2024/02/18 07:30

フラージェス

HP:HP 78

攻撃:攻撃 65

防御:防御 68

特攻:特攻 112

特防:特防 154

素早:素早 75

ツイート2.952.952.952.952.952.952.952.952.952.95閲覧:666登録:1件評価:2.95(2人)

フラージェス  フェアリー  【 ポケモン図鑑 】

性格
ずぶとい(防御 攻撃)
特性
フラワーベール
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 防御:252 / 素早:4
個体値:31-0-31-31-31-31
実数値:185-63-132-132-174-96 (素早さ比較)
覚えさせる技
スキルスワップ / まもる / ギガドレイン / マジカルシャイン
持ち物
ものまねハーブ
テラスタイプ
くさ

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ルール
ダブルバトル
このポケモンの役割
特殊アタッカー
登録タグ

考察

 今回が二度目の投稿となります。よろしくお願いします!

はじめに

 ダブルバトルにおいては、対策を怠れば負け確定の強力なコンボが多数存在します。
 『ヘイラッシャヘイラッシャ』&『シャリタツシャリタツ』の合体戦法もその一つです。

〈合体戦法とは?〉
 上記2体を同時に場に出すと、『シャリタツシャリタツ』(特性『しれいとう』)は相方の口の中に隠れてしまい、行動できなくなる代わりに相手の攻撃も当たらなくなります。そして、場には『ヘイラッシャヘイラッシャ』だけになって1対2の戦いを強いられるのと引き換えに、全ての能力が2段階UPするというものです。
 『ヘイラッシャヘイラッシャ』はもともと耐久力に優れているため、ぼうぎょ&とくぼうが2段階UPしてしまうと、2体で袋叩きにしてもなかなか倒せません。
 さらに2倍になった攻撃力で全体攻撃の『じしん』やタイプ一致の『ウェーブタックル』or『アクアブレイク』、『シャリタツシャリタツ』の色に応じてこうげきorぼうぎょorすばやさを上げながら攻撃できる『いっちょうあがり』などでガンガン攻めてきます。
 あるいは、味方の『どくびし』と合わせて『みがわり』『まもる』『たべのこし』でジワジワと削ってくる場合もあります。
 しかも、特性が『てんねん』なので、こちらの能力変化は無視されてしまいます。

 寿司コンビの合体戦法は、一般的に『くろいきり』や『クリアスモッグ』による能力変化の打ち消し、『かがくへんかガス』による特性無効化などで対策されます。
 それらの技や特性を持ち得るポケモンがパーティにいると、選出を抑制することができます。
 しかし、それだと「裏選出4体と戦う」or「裏の裏をかいて寿司が出てくる」という2択を自分側が突きつけられることになり、勝ちを確信できぬまま戦わなければなりません。
 どうせなら、相手パーティに寿司コンビがいれば絶対勝利を確信できるようなポケモンが欲しい! ということで、今回紹介するポケモン及び育成論に辿り着きました。

コンセプトと役割

 こちらが寿司対策皆無と相手に錯覚させて選出してもらい、敢えてコンボを決めさせてからそれを完封しつつ逆利用して勝ちを確定させます。
 具体的には……『シャリタツシャリタツ』と合体した『ヘイラッシャヘイラッシャ』の能力変化を『ものまねハーブ』でコピーし、『スキルスワップ』で特性『てんねん』を奪うことで相手側の能力上昇を無視しつつ自分側の能力上昇だけが適用される状況を作り出し、無双します。
 『スキルスワップ』を覚えるポケモンは多数存在しますが、その中でも以下の要素から『フラージェスフラージェス
が最適だという答えに至りました。

・元のタイプがフェアリータイプである
 『スキルスワップ』の使い手はエスパータイプが多く、せっかく能力が上昇してもあくタイプタイプの確定急所技の『あんこくきょうだ』であっさり落とされてしまいがちです。テラスタルを切らずとも威力を半減に抑えられるという点が魅力です。ついでに『いっちょうあがり』も無効化できます。(→『リキキリンリキキリン』『クレセリアクレセリア』などに勝る点)
・すばやさ種族値が75もある
 決して速くはありませんが、すばやさに基礎ポイントを4振るだけで最速ヘイラッシャのすばやさ実数値を1だけ上回ることができる(=確実に先制で『スキルスワップ』ができる)ため、残りをごっそり耐久に割くことができます(→『リキキリンリキキリン』『ニンフィアニンフィア』はすばやさに124振る必要がある)
 ※『ヘイラッシャヘイラッシャ』より遅い場合は『てんねん』を奪う前に行動されてしまうため、確実に抜いておきたい。そのためすばやさ種族値で負ける『ヤドランヤドラン』などは候補外
・吸収技が使える
 素の状態だと弱く、場に寿司コンビが揃う状況になるまで生き延びる必要があるため『まもる』は必須。『スキルスワップ』ももちろん確定、となると残りの技枠は2つになります。技範囲を広げるために攻撃技2つは欲しいところですが、継戦能力を高めるための回復技も欲しい……そんな悩みを解決する吸収技『ギガドレイン』が使えます。(→『クレセリアクレセリア』『リキキリンリキキリン』などに勝る点)
・相手に渡しても惜しくない特性
 『フラワーベール』は味方にくさタイプタイプがいないと効果を発揮しないので、『ヘイラッシャヘイラッシャ』に渡してもこちらにとってデメリットはほぼありません(→『リキキリンリキキリン』『ニンフィアニンフィア』などに勝る点)
・警戒されない
 『フラージェスフラージェス』を見て能力変化コピー&『スキルスワップ』をしてくると警戒するプレイヤーは少ないと思われます。(→『クエスパトラクエスパトラ』に勝る点)

持ち物

ものまねハーブ』→コンセプト上確定です

特性

フラワーベール』→『きょうせい』型ではないので消去法でこちら

性格・努力値と調整

ずぶとい(ぼうぎょ↑ こうげき↓)
HP252 ぼうぎょ252 すばやさ4

すばやさは最速『ヘイラッシャヘイラッシャ』抜き
相手がすぐに寿司コンビを出してこなかった場合に生き残れるよう、残りの基礎ポイントは耐久指数最大になるよう割り振り(とくぼうが高いので、結果的にぼうぎょ全振りに)

技構成

〈確定枠〉
スキルスワップ』→『てんねん』対策として確定。『みがわり』も貫通する
まもる』→寿司コンビが揃うまで生き延びるため
ギガドレイン』→攻撃技兼回復手段
〈選択枠〉
マジカルシャイン』→タイプ一致全体攻撃。『このゆびとまれ』に強い。基本的にはこちらを推奨
ムーンフォース』→単体攻撃技だが最大打点。『ワイドガード』に強い

テラスタル

くさタイプ
→ぼうぎょ上昇を無視する確定急所技の『すいりゅうれんだ』と『トリックフラワー』を半減に抑え、サブウェポンの『ギガドレイン』の威力を上げられるため。

立ち回り例

 相手パーティに『ヘイラッシャヘイラッシャ』『シャリタツシャリタツ
がいたら先発で出します。合体の瞬間に居合わせなければ能力をコピーできないので、基本的には引かずにずっと居座り続けます。
 味方のサポートや自身の『まもる』を駆使して、寿司コンビが揃うまでなんとか生き延び、相手が合体さたら攻めに転じていきます。
 

与ダメージ計算

対とくぼう特化『ヘイラッシャヘイラッシャ
・とくこう↑↑『ギガドレイン』で乱数2発:128 ~ 152 (49.9 ~ 59.2%)
・草テラスとくこう↑↑『ギガドレイン』で確定2発:192 ~ 228 (74.8 ~ 88.8%)

被ダメージ計算

ヘイラッシャヘイラッシャ』のこうげき補正あり252振り『ウェーブタックル』→ ぼうぎょ↑↑状態で乱数4発:43 ~ 52 (23.2 ~ 28.2%)

苦手なポケモン

ヒードランヒードラン
タイプ相性的に攻撃技が2つともダメージ4分の1に抑えられてしまう。全能力上昇後も半減でゴリ押し不可。テラスタル前ははがねタイプタイプ、テラスタル後はほのおタイプタイプの技で弱点を突かれる(しかも、どちらもタイプ一致)。

相性の良い味方・構築例

ガオガエンガオガエン
 ・『いかく』で『フラージェスフラージェス』の低めの物理耐久を補える
 ・『フラージェスフラージェス』が苦手なはがねタイプに強い
 ・『ねこだまし』によるサポート
ゴリランダーゴリランダー
 ・『ねこだまし』によるサポート
 ・『グラスメイカー』による草技の強化と毎ターンの回復
 ・『フラージェスフラージェス』の特性が『フラワーベール』の間は『いかく』『おにび』を無効化できる
ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)
・寿司パーティの先発に多く『フラージェスフラージェス』が苦手な毒タイプである『キラフロルキラフロル』を『すいりゅうれんだ』で倒せる(ただし、毒菱が散らばるので注意!)

さいごに

 このポケモンは対寿司コンビに特化した育て方をしており、寿司パ以外の相手に選出することは基本的に想定していませんので、ご了承ください。
 ダブルバトルのパーティを組む際に1枠、寿司対策にどのポケモンを入れようか悩んでおられる方がいらっしゃったら、騙されたと思ってぜひ試してみてください♪

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投稿者の前後の育成論

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コメント (1件)

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  • 1
24/02/19 10:48
1ごましお (@enuXyg6p5y81399)
22222
投稿お疲れ様です
フラージェスで寿司対策という発想が面白すぎますね。あまりにも筋が通っていて騙されているような気になりました笑 こういう育成論個人的にすごく好きです。

ただ、「最速ヘイラッシャを抜ける」というあたりが疑問です。合体寿司が抜けないのは同じなので、少なくとも相手が合体するターンにはスキルスワップを使えないと対策として機能できず、結果的に相手の寿司が合体するか守って横を動かしてくるかの最序盤の択が消せていません。(フラージェスのスキスワより前に寿司が合体した場合、天然なしで合体寿司の攻撃を2度受けることになり苦しい)
耐久が全体的に高いとはいえ、相手の寿司の相方がキラフロルやパオジアンだった場合相性が悪くスキスワを押しづらいですし、耐性テラスで居座ってなかなか合体しない場合なども苦しそうです。結局相方にもかなり寿司への対応力が求められることになる気がしました。
後は技構成に隙が多いので、相手の寿司のテラスによってはそれほど有利を作れないのではないかとも思います。フラージェスで素早く処理できない鋼や毒の場合、フラージェスの隣は実質的に合体寿司との1対1をすることになり負荷が大きそうです。

汎用性や対策としての安定感を考えると、黒い霧や状態異常での対策に大きく優っているとは言い難い気がしました。
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