こんにちは、ヒナタです。
レギュレーションFが始まり、かの最強ポケモンポリゴン2ポリゴン2が帰ってきました。多少の弱体化はありましたが、今後どれくらい増減するのか見物ですね。今回はそんな憎きポリゴン2を初め、受けをハメ倒すアシレーヌアシレーヌの育成論です。
- 諸注意
・HP→H、こうげき→A、その他「種族値」や「個体値」など非公式用語が頻出します。ご了承ください。
・本育成論は一から自分で考えたものになっています。偶然似通った育成論が世にあるかもしれませんが、剽窃ではございません。
・考察を深めたいので、ご意見・ご感想がありましたらぜひコメントお願いします。
特性・持ち物
特性:うるおいボイス
持ち物:たべのこし
今回は『うるおいボイス』×『サイコノイズ』のタイプで無効化されない回復封じと、『みがわり』×『めいそう』で半端な火力のポケモンを起点にする性能を活かす型になっています。ということで、特性と持ち物は上記で確定です。
テラスタイプ
元が受けとして非常に優秀なタイプである分、テラスタイプは幅広く候補があります。個人的なオススメを幾つかあげておきます。
- どくテラス
ハバタクカミの『ムーンフォース』のCダウンが厄介なのでそれを抑制したり、オーガポン(かまど)等の打点に強く出られます。どく状態を無効にするのも強いですが、が弱点になってしまうのが欠点。ウーラオス(れんげき)ハバタクカミオーガポン(かまど)等ある程度は広く戦えるので、個人的には1番オススメです。
- くさテラス
半減を残しながら、を半減にできます。『キノコのほうし』を防げるのもメリットですが、弱点が多くなってしまうのが難点。
- はがねテラス
単純に耐性が超強化されます。どく無効も嬉しいのですが、ウーラオス(れんげき)との相性関係が逆転してしまうのが気になります。
- ほのおテラス
オーガポン(かまど)を意識したテラスタイプです。パオジアンハバタクカミ等にも悪くないのですが、やはりウーラオス(れんげき)が気になりますね。
- ステラテラス
元が優秀なので、どうせなら...というテラスタイプです。『サイコノイズ』『ドレインキッス』それぞれ1回しか強化されませんが、元の良好な耐性を残しつつ他の2匹にテラスを切らない時にはあった方が良いですね。
性格・努力値調整の条件
調整の条件
役割対象は受けポケモン全般とタイプ受けできるポケモンが基本ですが、やはりポリゴン2相手で支障のない調整にしたいです。
なので、前提条件として
- ポリゴン2の『でんじは』を『みがわり』で防げるようにある程度Sに振る。(ポリゴン2とアシレーヌは同速の60族)
- ダウンロードでCを上げさせないように、B<Dの調整。(例:ずぶといHB全振りだと、BがDを超えてしまう)
この2つを満たせるように調整しましょう。また、アシレーヌはHが高くないポケモンなので、Hに多く振り分けると総合耐久は上がります。
- 調整案(2つ)
案1:ひかえめH252 B204 C28 D4 S20
最も高くなるCに補正をかける『ひかえめ』、環境にいるポリゴン2のほとんどは抜けるところまでSに振り、Cは11nになるところまで。残りを物理耐久に振り切った1番効率の良い振り分け方です。『ドレインキッス』採用なら、火力の上昇は実質的に耐久の上昇にも繋がります。
具体的な火力の例として、無振りウーラオス(れんげき)をC1段階アップのドレインキッスで超高乱数1発で落とせるようになる事があげられます。
案2:ずぶといH252 B236 C4 D4 S12
H全振りに加えて対ダウンロード調整をできるギリギリまで物理耐久に振った調整で、総合耐久はピカイチです。Sがポリゴン2と同速になるのが怖い場合はBからSに振り分けるといい感じに。
具体的な耐久力の指標としては、ようきA252パオジアンの『つららおとし』でみがわりが壊れない確率が約69%になります。(ダウンロード調整を捨てたHB特化でもその確率は75%にしか上がらないので、ダウンロード調整しつつ物理耐久を上げることをオススメします。)
みがわり+めいそう持ちのアシレーヌの調整としてはこの2つのどちらかがベストかなと思っています。(他にも案があったらコメントで教えていただけると嬉しいです。)
技構成
基本的にこの4つを固定でいいかなと思います。
- サイコノイズ
今回のコンセプト技。受けポケモンの高速回復技や『たべのこし』『オボンのみ』『ポイズンヒール』などの回復手段を2ターン潰します。小ネタですが、みがわり貫通なのでグライオンに何もさせずに勝つこともできます。元のタイプが弱いですが、『うるおいボイス』のアシレーヌなら使いこなせます。
- ドレインキッス
与ダメージの3/4を回復する、アシレーヌの貴重な回復技です。(一応、いのちのしずくとアクアリングもあります)『ムーンフォース』と悩みどころですが、たべのこしだけでは心もとなく感じます。ウーラオス(れんげき)等には問題なく役割をこなせるので採用しています。
- めいそう
深い理由もなく確定で採用。対面したポケモンが特殊技を使うなら、何回積めばみがわりが割れなくなるかも把握しておくと安定した立ち回りができます。
- みがわり
『でんじは』『あくび』『どくどく』等、積む際に邪魔になる変化技をシャットアウトします。起点作成ポケモンに『ほえる』『ふきとばし』が無ければ完全に起点にできるところも強いですね。
役割対象
主に、下記の2枠が役割対象になります。
- 受けポケモン
ポリゴン2キョジオーンなど
環境に多いのはこの2匹だと思います。ドヒドイデは『くろいきり』があると面倒なので注意。相手が居座ってくれれば好きなだけ積めますが、基本的には『みがわり』か『サイコノイズ』を見せた時点で引かれることが多いです。相手の後続を見て、『めいそう』1〜2回でも後ろに負荷をかける事ができるか見極めましょう。その他、受けループには強いです。(グライオンラッキークレセリアなど)
- タイプ受けできるポケモン
パオジアンイーユイウーラオス(れんげき)ウガツホムラガオガエンなど
何だかんだで、主な役割は素の優秀なタイプを活かした殴り合いです。この辺りに関しては、無理に積むより対面からなら普通に殴り合うか交代を読むことに注力しましょう。テラスタルを切らせたら、それはそれで御の字です。
その他、1〜2回積んだ後ならある程度の特殊アタッカーとは殴り合えます。ただし、ガチグマ(アカツキ)の『ハイパーボイス』によるみがわり貫通やラティオスの『ラスターパージ』によるDダウンには留意しましょう。
与ダメージ計算
※先述の調整案1(ひかえめC28振り)を想定しています。
※一部のダメ計には、めいそうを何回積んだらどれくらいの確定数になるかも参考値として載せておきます。
・HD特化キョジオーン
43.4〜52.1% 低乱数2発
・H148 D108ガチグマ(アカツキ)(チョッキ)
46.3〜55.0% 中乱数2発(めいそう2回で中乱数1発)
・わんぱくH244 D252ディンルー
32.1〜37.5% 高乱数3発(めいそう2回で確定2発)
・HB特化カバルドン
70.6〜84.6% 確定2発
・AS振りランドロス(霊獣)
84.8〜101.8% 低乱数1発
・H4イーユイ
77.8〜91.6% 確定2発
・HD特化ガオガエン
44.5〜53.4% 低乱数2発(めいそう1回で確定2発)
・H244 D12ポリゴン2(しんかのきせき)
21.9〜25.6%(めいそう2回なら、サイコノイズ+ドレインキッス2回で超高乱数で倒せる)
- ドレインキッス
・無振りウーラオス(れんげき)(れんげき)
66.2〜80.0% 確定2発(めいそう1回で超高乱数1発)
・H4振りハバタクカミ
23.6〜28.2% 中乱数4発(めいそう2回で中乱数2発)
・無振りパオジアン
70.9〜85.1% 確定2発
・H4振りカイリュー(マルチスケイル)
23.9〜28.7%(めいそう2回でマルチスケイル込み確定2発)
・無振りラティオス
46.4〜55.4% 中乱数2発(めいそう1回で確定2発)
被ダメージ計算
※こちらも、先述の調整案1の場合の被ダメージ計算です。
- 物理技
・A特化ランドロス(霊獣)じしん
54.5〜64.7% 確定2発
・A特化ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ(パンチグローブ)
30.4〜36.8% 中乱数3発
・ようきA252パオジアンつららおとし
24.5〜28.8% 高乱数4発
・ようきA252カイリューじしん
31.5〜37.4% 高乱数3発
りゅうのまい1回:47.0〜55.6%(高乱数2発)
・A特化ハッサム(テクニシャン)バレットパンチ
31.0〜36.8% 中乱数3発
・A無振りキョジオーンしおづけ
12.8〜14.9%(みがわりが確定2発)
- 特殊技
※めいそう何回でみがわりが耐えるか、も適宜併記していきます。
・C無振りポリゴン210まんボルト
34.2〜40.6%(めいそう2回でみがわり耐え)
・C無振りポリゴン2トライアタック
22.4〜27.2%(めいそう1回でみがわり耐え)
・C特化イーユイかえんほうしゃ
27.2〜32.0%(めいそう1回でみがわり耐え)
・C特化ガチグマ(アカツキ)ブラッドムーン
63.1〜75.4%(めいそう無しだとハイパーボイスと合わせて確定2発)
ノーマルテラス時→84.4〜100.5% 低乱数1発
・おくびょうC252ラティオス10まんボルト
48.1〜57.7%
・おくびょうC252テツノツツミフリーズドライ
54.5〜65.2%(めいそう4回でみがわり耐え)
・おくびょうC252ハバタクカミムーンフォース
40.1〜47.0%(めいそう2回でみがわり耐え)
・おくびょうC252サーフゴーゴールドラッシュ
49.7〜58.2%
・(同上)シャドーボール
32.6〜39.0%(めいそう1回だと7/16でみがわり破壊、めいそう2回なら耐え)
苦手なポケモン
環境にいるタイプです。テラスしてもオーガポン(かまど)にテラスされると超火力で押し切られます。ジャローダにも積み合戦では負けてしまいます。
不利と言うほどでも無いですが、テラスを切られるか引かれることが多いです。特にどくテラスは難しいですね。積んだ後なら当然ながら割と有利です。
相性のいいポケモン
- ブリジュラスブリジュラス
アシレーヌの苦手なタイプをおおよそ受けられます。逆にブリジュラスはD方面が固くないので、アシレーヌで補ってあげましょう。『でんじは』をするとアシレーヌの『みがわり』が安定してかなり強いです。
- ランドロス(霊獣)ランドロス
こちらも、アシレーヌの苦手なタイプに強いです。逆にはアシレーヌで受けてあげましょう。『いかく』でアシレーヌの物理耐久を底上げできるのも非常に好相性。
おわりに
今回は受け崩しができるアシレーヌの育成論を書かせていただきました。実戦ではやはり想定通りと言うべきか、ポリゴン2キョジオーンをテラスに関わらず正面から起点にできるので、非常に強力でした。受けが居ない構築も勿論ありますが、ウーラオス(れんげき)パオジアンイーユイに強いおかげで最低限の仕事ができるところは、元のアシレーヌの性能の高さ故ですね。後々カプ・レヒレの解禁があったとしたら心配ですが、『うるおいボイス』×『サイコノイズ』の唯一性があるのでそう簡単には消えないと思います。
最後になりますが、コメントにてご指摘・ご感想いただけると嬉しいです。