ゲッコウガ- ポケモン育成論SV

対面性能の鬼、万能タスキゲッコウガのススメ【レギュF】

2024/01/10 21:02 / 更新:2024/01/10 21:07

ゲッコウガ

HP:HP 72

攻撃:攻撃 95

防御:防御 67

特攻:特攻 103

特防:特防 71

素早:素早 122

ツイート4.274.274.274.274.274.274.274.274.274.27閲覧:3916登録:7件評価:4.27(4人)

ゲッコウガ  みず あく  【 ポケモン図鑑 】

性格
せっかち(素早 防御)
特性
へんげんじざい
努力値配分(努力値とは?)
攻撃:252 / 特攻:20 / 素早:236
個体値:31-31-31-31-31-31
実数値:147-147-78-126-91-189 (素早さ比較)
覚えさせる技
れいとうビーム / ダストシュート / かげうち / ローキック
持ち物
きあいのタスキ
テラスタイプ
ゴースト

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
物理・特殊アタッカー
登録タグ

考察

こんにちは。ヒナタです。
レギュレーションFが始まってしばらく経ち、環境は目まぐるしく変わっていますね。自分は若干逆張り気味な人間なので、カイリューカイリューハバタクカミハバタクカミを使うよりは処理する側で楽しみたい人間です。というわけで、対面性能といえばこのお方、ゲッコウガゲッコウガの育成論です。大きく弱体化が入り苦戦している印象ですが、まだまだやれるという事を知っていってもらえたら嬉しいです。

  • 諸注意

・HP→H、こうげき→A、その他「種族値」や「個体値」など非公式用語が頻出します。ご了承ください。
・本育成論は一から自分で考えたものになっています。偶然似通った育成論が世にあるかもしれませんが、剽窃ではございません。
・考察を深めたいので、ご意見・ご感想がありましたらぜひコメントお願いします。

今作のゲッコウガゲッコウガゲッコウガ

最大の敵はやはりハバタクカミハバタクカミパオジアンパオジアンこの2匹。
ハバタクカミハバタクカミは特性でSを上げることで、スカーフ持ちのゲッコウガゲッコウガですら及ばない速度を手に入れることが出来ます。火力は言わずもがな。
パオジアンパオジアンも同じくSが速く、こちらは先制技を持っています。

この2匹に不利を取る型では対面性能は皆無と言っていいです。裏からポケモンを出しても高火力を押し付けられてしまいますから、裏に引く選択肢も強くありません。

というわけで、今回のコンセプトはハバタクカミハバタクカミパオジアンパオジアンに負けない環境メタです。パーティの空いた一枠、ぜひゲッコウガゲッコウガを入れてみてください。

性格・努力値

性格:せっかちorむじゃき
努力値:A252 C20 S236(最速トドロクツキトドロクツキ抜き)

  • 調整意図

現環境では最速まで振ったトドロクツキトドロクツキオーガポン(かまど)オーガポン(かまど)の上をとりたいのでS上昇補正の性格で確定とします。最速まで振るとトルネロス(霊獣)トルネロス(霊獣)などを抜けますが、環境にほぼ居ないので考慮していません。一応オオニューラオオニューラジュカインジュカインの120族まで抜いてもいいですが、『かるわざ』まで考えると抜くメリットは薄いかなと思います。ここのS調整は好みが別れるところなので、下記に幾つか候補を挙げておきます。
※左の数値が努力値、右の()内は実数値です。
候補1→236振り(189) 最速トドロクツキトドロクツキ抜き
候補2→188振り(182) 最速ジャローダジャローダ抜き
候補3→164振り(179) 最速110族オーガポン(かまど)オーガポン(かまど)ラティオスラティオス抜き

性格については、Dに下降補正をかける『むじゃき』だとポリゴン2ポリゴン2の『ダウンロード』のエサにされるため『せっかち』が優先かなと思います。
ただ、先制技は『じんらい』『しんくうは』以外は全て物理技なので、ポリゴン2ポリゴン2に強めのパーティであれば『むじゃき』もアリです。

CではなくAに252振っていますが、後述する役割のためにはAが必要であるためです。

特性

へんげんじざい
みずタイプ技を採用するなら『げきりゅう』もアリですが、今回の型では役割遂行のために『へんげんじざい』によるタイプ変更・タイプ一致補正が必須になります。

持ち物

きあいのタスキ
ハバタクカミハバタクカミパオジアンパオジアンを対面で処理できるため、『きあいのタスキ』確定です。

テラスタイプ

ゴーストタイプ:先制技の『しんそく』『でんこうせっか』『マッハパンチ』等を無効にできます。また、タスキを残して相手を倒した後に裏から出てくるハバタクカミハバタクカミにはタイプ一致で『かげうち』を打たないと確定2発にできないので、こちらをオススメします。

技構成

ゲッコウガゲッコウガにおいて1番重要な技選びですが、今回は確定枠を3つ、残りの1つは候補から選択という形にしました。技範囲はトップクラスに広いポケモンですが、今作では下記の3つは必須技だと考えています。

  • 確定枠

1.れいとうビーム
カイリューカイリューランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)ガブリアスガブリアスを初めとする幅広い相手に抜群をとれます。同じ特性を持つマスカーニャマスカーニャは『トリプルアクセル』を使えますが、『れいとうビーム』は特殊技なので『ゴツゴツメット』『さめはだ』によるタスキ潰しやランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)の『いかく』に強くなります。マスカーニャマスカーニャとの大きな差別化点の1つですね。

2.ダストシュート
主にオーガポン(かまど)オーガポン(かまど)オーガポン(いど)オーガポン(いど)アシレーヌアシレーヌジャローダジャローダを意識した技です。同じどくタイプ技として『ヘドロウェーブ』もありますが、特にDが高いアシレーヌアシレーヌに対しての確定数が変わってしまうため、命中不安ですが『ダストシュート』を確定としています。

3.かげうち
先制技はタスキパオジアンパオジアンを筆頭とするタスキポケモンに勝つために必須となります。他に『みずしゅりけん』『でんこうせっか』『はやてがえし』を覚えるゲッコウガゲッコウガですが、Bにあまり振っていないハバタクカミハバタクカミならタイプ一致『かげうち』2回で落とせます。また、タイプをゴーストタイプに変えることでオーガポン(かまど)オーガポン(かまど)の『でんこうせっか』やキノガッサキノガッサの『マッハパンチ』を透かせる点も強力です。本育成論の対面性能を支える技なので、確定枠とします。

  • 残り1つの自由枠

ローキック
個人的には1番オススメです。パオジアンパオジアントドロクツキトドロクツキ等のSを下げてからもう1度殴れるので、勝つ確率がグンと上がります。
がんせきふうじ
ローキック』と同じくS下降技です。命中不安、かつ明確に打ちたい相手が見つからなかったため優先度は低めですが、後続に繋ぐ性能は高いです。ハバタクカミハバタクカミに通るのは『ローキック』に無い利点ですが、『がんせきふうじ』+『かげうち』ではタスキパオジアンパオジアンに勝てない点は注意。
くさむすび
ディンルーディンルーガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)に対する最高打点です。ラグラージラグラージも崩せるので、こちらもかなりオススメです。
カウンター
他の技では確定1発にしにくいウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)等への解答です。
とんぼがえり
相手が引くかどうか見てから交換先を選べるので、先発性能がグンと上がります。タイプ一致で打てるので威力もそこそこですが、『ゴツゴツメット』に注意。
つじぎり、あくのはどう
明確な打ちたい相手がサーフゴーサーフゴーくらいなので、パーティ単位でキツい場合以外は要らないかなと感じます。

他にもみずタイプ技や『まきびし』『どくびし』『テラバースト』などありますが、現環境のゲッコウガゲッコウガにおける実用的な技は以上です。特にみずタイプ技は打ちたい相手がイーユイイーユイガオガエンガオガエンくらいで、『ローキック』『がんせきふうじ』も打点になるため、今回は省いています。

役割・立ち回り

※『ローキック』を採用した場合の立ち回りになります。
特定の相手に効果バツグンのタイプ一致で2回殴って対面処理することが主なので、1体倒す+後続のタスキ潰しやSダウンの役割を安定してこなせるのが本論のゲッコウガゲッコウガの強みです。また、読まれてテラスタル切らせたとしても、相手に先に使わせた時点で割とアドバンテージはとれるので気負わず攻めましょう。先発でも後続でも強いですが、『ステルスロック』『まきびし』『すなあらし』等のタスキ潰しには注意。

HB特化でもない限りは『かげうち』2回で処理できます。耐久無振りなら『ダストシュート』でも確定1発に収められるので、本論ではAに252振りしています。

ローキック』+『かげうち』で処理できます。

意外な事に、『ダストシュート』はほぼ読まれません。HB特化アシレーヌアシレーヌくらいでなければ確定1発で落とせますし、ジャローダジャローダのタスキも『かげうち』でケアできます。

スケイルショット』があると不利、それ以外ならゴーストタイプテラスで『しんそく』を無効にして勝てます。ただ、体感ほぼ引かれるかテラスタルを切られます。無理に倒そうとせずにゲッコウガゲッコウガを切って裏で処理するのが良いです。『れいとうビーム』『ローキック』で起点にされるのを防ぎながら退場するのがベター。

その他、弱点を突ける相手なら『かげうち』も絡めてほぼ対面処理できます。Sで負け得る相手には『ローキック』か『かげうち』が大抵刺さるのが、この技構成にする利点です。

ダメージ計算

※各ダメージ計算において、(1)がタイプ一致時、(2)がタイプ不一致時になっています。ご参考までに。
※Sを最速トドロクツキトドロクツキ抜きにした際のA252 C20振り時のダメージ計算になっています。

れいとうビーム

(1)88.2〜106.6% (2)59.4〜71.7%

(1)64.6〜76.6% (2)43.1〜51.4%

(1)65.8〜77.4% (2)43.8〜51.6%

(1)41.5〜50.2% (2)28.0〜33.8%

ダストシュート

(1)121.2〜144.5% (2)81.2〜96.7%

(1)78.0〜93.0% (2)52.4〜62.0%

(1)101.5〜119.8% (2)67.9〜80.1%

(1)52.4〜62.9% (2)35.1〜41.9%

かげうち

(1)68.7〜82.4% (2)45.8〜54.9%

(1)37.0〜44.4% (2)24.6〜29.6%

(1)19.0〜23.6% (2)12.9〜16.0%

ローキック

(1)139.3〜165.1% (2)92.9〜110.9%

(1)66.2〜79.5% (2)44.1〜53.0%

(1)64.1〜74.8% (2)42.7〜50.3%

苦手なポケモン

カバルドンカバルドンディンルーディンルーポリゴン2ポリゴン2ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)などの高耐久ポケモン
くさむすび』か『ハイドロポンプ』があれば勝てますが、それを採用すると他のポケモンに役割が持てないのでもどかしいところ。『すなおこし』でタスキを潰してくるカバルドンカバルドンは特に辛いです。
ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)
れんげき・いちげき共にほぼ勝てません。ゴーストタイプテラスで『インファイト』を透かして3回殴れればチャンスはありますが...。
ウガツホムラウガツホムラハッサムハッサムブリジュラスブリジュラス
このあたりの弱点を突けない(突いても倒せない)相手は、どの技構成でも流石に厳しいです。

相性の良いポケモン

...を考えたのですが、どちらかというとこのゲッコウガゲッコウガがパーティの補完枠になります。中心に据えるポケモンでは無いので周りとの相性はそこまで気にならないですが、強いて言えばということで1匹あげさせていただきます。
アシレーヌアシレーヌ(うるおいボイス)
ゲッコウガゲッコウガでは分が悪い高耐久ポケモンを『サイコノイズ』『みがわり』で起点にできます。ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)に強いのがとても良いです。みずタイプ打点は彼女に任せましょう。
また、アシレーヌアシレーヌが面倒に感じる相手はゲッコウガゲッコウガの『ダストシュート』『れいとうビーム』が刺さりやすいです。

感想・まとめ

実際に使ってみましたが、特に『ダストシュート』『かげうち』が刺さる相手が出てきてくれることが多くよく刺さりました。前述の通りアシレーヌアシレーヌと一緒に使いましたが、辛いハバタクカミハバタクカミオーガポン(かまど)オーガポン(かまど)を処理しつつゲッコウガゲッコウガに出てくるポリゴン2ポリゴン2を起点にアシレーヌアシレーヌで積む流れが非常に強かったです。あえて軸にするならこのペアは前提になるかなと思います。
単体評価については、やはりパオジアンパオジアンハバタクカミハバタクカミオーガポン(かまど)オーガポン(かまど)などが並ぶスタンダードなパーティにはめっぽう強いです。対面で数的有利をとることに関しては右に出るポケモンは居ないので、その流れを好む方には特にオススメかなと。
長くなりましたが、中堅ポケモンなので考察の余地は多分にあると思います。コメントでの感想やご指摘お願いします。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2024/01/10 21:07

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