こんにちは。TSです。
ポケモンが9世代に入り様々なポケモンが追加され、また新たに技を習得したポケモンも沢山いる一方で、8世代(剣盾)では猛威を振るっていた受けポケモンたちは、回復技(じこさいせいねむる等)のPPの減少という弱体化を喰らってしまいました。しかし、このポケモンに弱体化という概念は存在しませんでした。今回はそんな受けポケ界の帝王、進化の輝石ポリゴン2を紹介します。
注意
今回は、HABCDSという略称を使用しています。
H…HP(体力)
A…攻撃
B…防御
C…特攻
D…特防
S…素早さ
HB…物理耐久(物理技に対する防御力)
HD…特殊耐久(特殊技に対する防御力)
コンセプトと役割
シングル環境で上位にいる高火力ポケモンたちを受けきろう、というのがコンセプトです。役割は見ても分かるとおり完全な受け型です。こだわりアイテム(ハチマキ、スカーフ、メガネ)を解除する時のクッションとしても使えます。
持ち物
しんかのきせき
→ポリゴン2を見かけたらほとんどの場合これです。アタッカーにしたいなら是非あやしいパッチを持たせて通信交換してください。
特性
トレース
→ダウンロードでも問題は無いと思いますが、環境ポケモンはみんな素晴らしい特性を持っているのでそれをパクった方が強いかな、という考えで採用しました。
性格・努力値と調整
おだやか H191(244)-A90(↓)-B126(124)-C125-D146(140↑)-S80
※( )内の数字は努力値、矢印は性格によって上昇する能力と下降する能力を表している。
〜調整意図〜
H:2n+1、6n-1、8n-1、16n-1をすべて満たす数にすることで、あらゆる場面に対応できるように。
※2n+1…じこさいせいの回復量が最大
※6n-1…ゴツゴツメットのダメージ量が最小(今回は物理技を入れていないので特に関係はない)
※8n-1…どく、[やどりぎのたね]、しおづけ、ステルスロックのダメージ量が最小
※16n-1…すなあらし、やけど、もうどくのダメージ量が最小
HB:『ウーラオス(れんげき)』の[こだわりハキマキ]A特化インファイト確定2発
※A特化…攻撃に努力値を252振っている+性格が攻撃上昇のものである(いじっぱり等)
HD:『イーユイ』のこだわりメガネC特化オーバーヒート確定2発
技構成
1.トライアタック
→おみくじ要素こそあるものの、相手からすれば状態異常になることが常に頭から離れなくなるなどの心理的ダメージを喰らうので、性能以上に厄介。
2.ほうでん
→1とは違い相手に与える状態異常の種類は固定だが、1より高い30%の確率で追加効果を引くのでこれはこれで厄介。
3.れいとうビーム
→自由枠です。今回は害悪度を高めるために採用しました。他の育成論を見ると色々な技が採用されているので、是非これ以外の記事も見て欲しいです。
4.じこさいせい
→PPの減少こそあったものの元々の耐久力は化け物なので十分足ります。
交換候補1.シャドーボール
→攻撃技との交換。基本的に特殊技主体なので、追加効果を引ければその後の状況で有利を取れます。
交換候補2.でんじは
→ほうでんとは違い技が当たれば確定で麻痺にできる。ただし、サーフゴーには無効なので今回採用を見送っています。
交換候補3.まもる
→火傷状態や毒状態の相手に対し、ダメージを蓄積できるのが強み。ただし、採用したところで使う場面がものすごく限られている(トライアタックの追加効果で火傷を引いたときのみ)ので今回は採用を見送りました。
交換候補4.みがわり
→耐久ポケモンの敵、状態異常技(でんじは、どくどく等)を無効化できます。
テラスタル
→どく状態にならず、相手のどくびしを回収でき、弱点の格闘技を半減できるためにこれにしました。弱点の少なさからを採用している型も一定数いるので、お好みに合わせてどうぞ。
立ち回り例
・1番目に出す場合…とにかく攻撃技で状態異常をまく。1体状態異常に出来たらラッキー。2体出来たら最高。
・2,3番目に出す場合…状態異常をまきつつ、じこさいせいでとにかく粘る。もし1番目に出さない場合は、攻撃技をまもるやみがわりに変更し、毒を与えられるドヒドイデキラフロルドオーあたりを一緒にパーティーに選んであげるとgood。
被ダメージ計算
今回は、POKESOLさんのダメージ計算ツールを使用しています。
〜物理耐久〜
『カイリュー』
・こだわりハチマキA特化テラスしんそく…38.3-45.6%
・りゅうのまい1積みA特化最大回数スケイルショット…62.9-73.3%
『オーガポン(かまど)』
・つるぎのまい1積みA特化ツタこんぼう(急所なし)…70.7-83.8%
『ウーラオス(れんげき)』
・こだわりハチマキA特化テラス水流連打…72.3-88.0%
・A特化インファイト…75.4-89.1%
『パオジアン』
・こだわりハチマキA特化つららおとし…50.3-59.7%
・こだわりハチマキA特化せいなるつるぎ…71.3-83.8%
〜特殊耐久〜
『ハバタクカミ』
・こだわりメガネC特化ムーンフォース…39.8-47.2%
『サーフゴー』
・わるだくみ1積みC特化ゴールドラッシュ…66.0-77.5%
『ガチグマ(アカツキ)』
・C特化テラスブラッドムーン+ハイパーボイス…87.0-102.7% 瀕死確率4.29%
『イーユイ』
・こだわりメガネC特化オーバーヒート…72.3-85.4%
『テツノツツミ』
・こだわりメガネC特化テラスハイドロポンプ…57.6-68.1%
苦手なポケモン
両ウーラオス(れんげき)、パオジアン、ハッサム
→物理格闘技持ちは耐えれない(泣)
アーマーガアディンルーハバタクカミ
→ちょうはつは大体の耐久型しんどい(泣)
キョジオーンドヒドイデドオー
→定数ダメージ持ちの耐久型は勝てません(泣)
サーフゴー
→その姿はまさに受けポケモン破壊業者(泣)
相性の良い味方・構築例
1.高火力アタッカー
→構築全体のバランスが取れます。脳筋ゴリ押しは最悪どうにかしてくれます。
2.ヘイラッシャアーマーガアなどの物理受け
→ポリゴン2が弱い物理技を受けれます。
3.ハバタクカミサーフゴードラパルトミミッキュなどのゴーストタイプ
→ポリゴン2の苦手な格闘タイプを無効化できます。
4.ドヒドイデドオーキラフロルなどの毒を付与するポケモン
→ポリゴン2が守るや身代わりを採用しているのなら定数ダメージ稼ぎに貢献できます。