初めに
こんにちは。のりです。
今回は『エンテイ』について書きました。
登場初期と比べ世代が進むごとに強化されている唯一神こと『エンテイ』
今作ではどのような戦い方が良いか考察しましたので読んで頂けると嬉しいです。
育成「論」として各項目に対して理由付け、深掘りしていきますのでボリュームが多くなりますが育成するにあたり参考になれば幸いです。
感想や改善案など、なんでもコメント頂けると嬉しいです。
また見た際には評価入れて頂けると、今後見るユーザーの参考になり、筆者のモチベ維持にも繋がります。
注意事項
- 本育成論では非公式な略称や用語(HABCDSや努力値など)を使用します。
- ダメージ計算はポケソル様(https://sv.pokesol.com/calc)を使用します。
- 努力値を252振った状態を「全振り」、更に性格補正がある状態を「特化」と表記します。
- 一部の表記でH〜Sの後の数値は努力値を示し、()内は実数値を示します。
- A↑は攻撃が一段階上がっている、A↓は攻撃が一段階下がっていることを示します。
- B+は防御に性格上昇補正がある、B-は防御に性格下降補正があることを示します。
では本題へ
コンセプトと役割
有利対面から専用技せいなるほのおを押し付ける
削れた相手を高火力なしんそくによりスイープする
- 解説
せいなるほのおはエンテイとホウオウの専用技であり、単に命中威力合わせて強いが更に50%で火傷にする追加効果がある。
これにより単純に殴るだけでも50%の上振れを狙えカイリュー水ウーラオス(れんげき)トドロクツキガブリアスなどに安易な受け出しをさせ辛い。
火傷の追加効果によりサーフゴーハバタクカミなどの対面で交代読みの鬼火をせずとも相手に負荷をかけやすい。
しんそくはカイリューでお馴染みの優先度+2の高火力先制技であり、エンテイも習得することができる。
いのちのたま+テラスによりウーラオス(れんげき)が2発で倒せる程度の火力を出せるようになる。
これより終盤に削れた相手の多くのポケモンを上から縛ることが可能である。
元タイプがであることで、環境に多くテラスを誘発されやすいパオジアンハバタクカミオーガポン(かまど)に対して有利に殴り合えるのもポイント。
- 『ウインディ』『ウインディ(ヒスイ)』との比較
- 特性せいしんりょくにより威嚇が効かずアタッカー性能が高い。
- 一部の技威力はともかくAS種族値がエンテイの方が高い。
- 『オーガポン(かまど)』との比較
- 先制技の優先度とリーチの違いが大きい。
- テラスによる耐性変化により行動保証が得られる。
古代の姿の『ウガツホムラ』が登場したが、神速がなく元タイプにがあるため耐性が異なり、特に差別化等の必要はないと感じている。
持ち物
いのちのたま
とにかく火力が足りないため確定。
持ち物補正がないとせいなるほのお+ストーンエッジで無振りカイリューさえほぼ落ちないが、
珠持ちならば聖炎+エッジでH振りカイリューは大体落とすことができる。
サーフゴーに対しても耐久の振り方次第では確定で落とせなくなってくるためA特化+珠の火力が欲しい。
拘り鉢巻は小回りができないため不採用。
特性
- せいしんりょく
- アタッカーならこれ一択。
- よく採用されるアイヘ、氷柱落とし、悪波などに怯ませられなくなり、威嚇無効の効果が物理アタッカーにはありがたい。
プレッシャーは耐久型エンテイならば回復技のPPが減った今作は非常に強い。
発動順でS判定を行える(スカーフランドロス(霊獣)等)が、精神力に比べて良いかと言われればそうでもない。
性格・努力値と調整
性格 いじっぱり
努力値 4-252-0-0-0-252
実数値 191-183-105-*-95-152
火力が足りないためいじっぱり確定。
Sは下手に調整してもS補正のない同族(イーユイウルガモスサンダー等)や
100族未満(ウーラオス(れんげき)ミミッキュランドロス(霊獣)等)に抜かれる方がよっぽどデリメットであり、
耐久にがっつり割かないと主要な攻撃の確定数がズレないためSに全振り。
残りの努力値はどこに振っても大して変わらないが、見た目がきれいな16n-1となるHPへ。
HP個体値を下げてHP189にすると珠ダメージは1減るが、攻撃を2回打ったときにHP191と同等のHP残量となり、
それ以降1ずつ差が出てくるだけでほとんどメリットはないので不採用。
残飯やチョッキを持たせた耐久調整型はまた別の機会に。誰かの投稿を待っている。
技構成
- 確定欄は3つ
- せいなるほのお
- これ抜きなら他のポケモンを採用すべきとも言える高性能技。
- 有利対面ならばこの技を打っていれば間違いない。
- ストーンエッジ
- 聖炎が通らない対やカイリューギャラドスなどに打てる。
- 命中率がネックであるがカイリューオーガポン(かまど)を自由にさせないためにも確定。
- 選択肢から1つ
- フレアドライブ
- B特化サーフゴーでも確定で、B特化アーマーガアは中乱数で落とせるようになる。
- たまに後投げさるガチグマ(アカツキ)も多少Bに振られていても2発で倒せる。
- また聖炎の命中が95と外しのリスクがあるため、安定して殴りたい時には重宝する。
技威力は以下のため意識しておきたい。
等倍エッジ(100)>半減フレドラ(90)>等倍神速(80)>半減聖炎(75)
- テラバースト
- パーティできついタイプがあれば採用価値あり。
- 初期のトレンドはだが、流行りすぎると読まれる可能性もあり。
- 候補は苦手タイプに対するなど。
- 相手のテラスに刺さり他の技も威力が上がるもあり。
- ちなみにテラバを採用する際にはC個体値を13以下にすることであまえるなどを受けた時に実数値が
- A↓↓(183/2≒91)>C(90) となり物理で打つことができる。
- くさわけ
- ラグラージを始めとするタイプへの打点になる。
- またエンテイの一貫ができた際にエースになれる。
- 神速との相性はそれほど良くなく技威力が元々低いため、
- 使うならテラスと合わせて威力を60に上げて使いたい。
- ほえる
- ビルド水ウーラオス(れんげき)ランドロス(霊獣)やスイクンに対する起点回避に。
- ねごと
- に有利で採用していても損はない。
テラバ不採用時は技スペースが余り気味であるが、
どの技を採用するかでパーティ内できついポケモンの穴埋めをある程度できる。
今回は珠持ちで火力を存分に押し付けるためフレドラを確定欄に入れている。
テラスタル
神速のリーチを高めたいため第一候補。
以外は等倍以下に抑えられ、行動保証を得られる場面も多い。
テラバースト用に各種から選択。
立ち回り例
基本的には初手や死に出しで負荷をかけていきたい。
などに耐性があるため半減読みで繰り出す機会もある。
例 パオジアンハバタクカミオーガポン(かまど)ハッサムミミッキュウルガモスゴリランダー
聖炎+テラス神速やテラス神速2発で倒せる範囲は広いため、テラスを切ってでも1.5体程相手を倒せれば試合を詰めやすい。
与ダメージ計算
確定数は重要そうなものだけ記載する。
H244カイリュー(マルスケあり) (14.7 ~ 17.7%)
H244等倍カイリュー(マルスケなし) (59.9 ~ 71.1%)
H252サーフゴー(122.2 ~ 144.9%)
B特化サーフゴー(88.7 ~ 104.7%) 乱数1発 : 25%
無振り等倍パオジアン(86.5 ~ 103.3%) 乱数1発 : 18.75%
HB252半減ハバタクカミ(38.3 ~ 45.7%)
無振り水ウーラオス(れんげき)(32.0 ~ 37.8%) 乱数3発 : 95.04%
H252ガチグマ(アカツキ)(44.1 ~ 51.9%) 乱数2発 : 10.93%
無振りミミッキュ(103.1 ~ 123.1%)
H244輝石ポリゴン2 (43.0 ~ 50.8%) 乱数2発 : 3.51%
B特化輝石ポリゴン2 (30.4 ~ 36.7%) 乱数3発 : 49.21%
H244カイリュー(マルスケなし) (32.5 ~ 38.1%) 乱数3発 : 96.85%
〃テラス時(48.3 ~ 57.4%) 乱数2発 : 88.67%
無振りパオジアン(47.1 ~ 55.5%) 乱数2発 : 71.09%
HB252等倍ハバタクカミ(42.0 ~ 50.0%) 乱数2発 : 0.39%
〃テラス時 (62.4 ~ 74.7%)
無振り水ウーラオス(れんげき)(34.3 ~ 40.6%)
〃テラス時(51.5 ~ 61.2%)
H252オーガポン(かまど)(36.9 ~ 43.9%)
〃テラス時(55.1 ~ 65.3%)
無振りトドロクツキ(43.9 ~ 52.3%) 乱数2発 : 13.67%
無振りラティオス(47.1 ~ 55.5%) 乱数2発 : 71.09%
H244カイリュー(マルスケなし) (80.8 ~ 95.0%)
H252オーガポン(かまど)(93.1 ~ 109.7%) 乱数1発 : 56.25%
B特化サンダー(61.0 ~ 72.6%)
H252ギャラドス(90.1 ~ 107.0%) 乱数1発 : 43.75
H252ヒードラン(89.4 ~ 105.1%) 乱数1発 : 37.5%
H252キラフロル(104.3 ~ 123.2%)
B特化サーフゴー(104.7 ~ 124.8%)
B特化アーマーガア(92.7 ~ 110.3%) 乱数1発 : 56.25%
H252B44(220-146)ガチグマ(アカツキ) (50.0 ~ 60.5%) 確定2発
2倍テラバースト
B特化ヘイラッシャ(46.7 ~ 55.7%) 乱数2発 : 71.48%
B特化ドヒドイデ(61.2 ~ 74.6%)
無振りガブリアス(103.9 ~ 123.5%)
H252マリルリ(105.4 ~ 124.2%)
2倍テラバースト
B特化キョジオーン(52.7 ~ 62.9%)
B特化チオンジェン(51.6 ~ 62.5%)
H252サーフゴー(98.0 ~ 115.5%) 乱数1発 : 81.25%
H252ハッサム(102.9 ~ 122.1%)
くさわけテラス+威力60で計算
B特化(207-156)ラグラージ (100.5 ~ 120.8%)
H252(187-94)アシレーヌ (93.1 ~ 109.7%) 乱数1発 : 62.5%
H252(207-135)スイクン (58.0 ~ 69.1%)
被ダメージ計算
A特化カイリュー
地震(76.5 ~ 91.1%)
神速(30.9 ~ 36.7%) 乱数3発 : 65.77%
スケショ5回(73.3 ~ 89.1%) 確定2発
C特化サーフゴー
シャドボ(50.8 ~ 60.3%)
ゴルラ(37.7 ~ 44.6%)
眼鏡ゴルラ(56.6 ~ 66.5%)
A特化パオジアン
氷柱落とし(29.9 ~ 35.7%) 乱数3発 : 29.29%
噛み砕く(57.1 ~ 67.6%)
鉢巻噛み砕く(84.9 ~ 100.6%) 乱数1発 : 6.25%
C252ハバタクカミ
シャドボ(47.2 ~ 55.5%) 乱数2発 : 72.65%
ムンフォ(27.8 ~ 33.0%)
眼鏡ムンフォ(41.4 ~ 48.7%)
眼鏡パワージェム(93.2 ~ 110.0%) 乱数1発 : 56.25%
A特化水ウーラオス(れんげき)
等倍時すいりゅうれんだ(66.0 ~ 77.0%)
インファイト(67.6 ~ 80.2%)
アクジェ(45.1 ~ 54.5%) 乱数2発 : 45.7%
A特化オーガポン(かまど)
ツタこんぼう(32.0 ~ 37.7%) 乱数3発 : 94.62%
ウッドホーン(24.0 ~ 28.3%) 乱数4発 : 96.57%
電光石火(17.9 ~ 21.0%) 乱数5発 : 3.93%
岩石封じ(52.4 ~ 61.8%)
C特化ガチグマ(アカツキ)
ブラム(88.5 ~ 105.3%) 乱数1発 : 31.25%
大地の力(114.2 ~ 136.2%)
C252ラティオス
流星群(73.9 ~ 87.0%)
命の珠流星群(95.9 ~ 113.1%) 乱数1発 : 75%
眼鏡ラスターパージ(80.7 ~ 95.9%)
不一致イカサマモロバレル ポリゴン2
(32.5 ~ 38.8%) 乱数3発 : 98.92%
一致イカサマブラッキー チオンジェン
(48.7 ~ 58.2%) 乱数2発 : 95.31%
苦手なポケモン
聖炎の通りが悪くサブウェポンで倒せない相手は、火傷を引いても分が悪いことが多い。
強烈に水タイプの物理受け誘い、剣の舞や一撃技のような破壊する手段を持ってないため止まる相手には止まってしまう。
また上から殴られる場合には耐久無振りのため心もとない。
例 水ウーラオス(れんげき)オーガポン(いど)オーガポン(いしずえ)キョジオーンヘイラッシャガブリアスドヒドイデマリルリアシレーヌウォッシュロトムラティオスラティアスなど
上記ポケモンでも聖炎での火傷リスクがあり物理アタッカーや低耐久ポケモンには圧力をかけやすい。
アタッカー型が増えた頃に炎の渦まもみが型を採用すれば、耐久相手ならハメることができるかもしれない。
相性のよい味方・構築例
苦手なポケモンに抗える味方が欲しい。
『カイリュー』
200の型があるカイリューのうち渦アンコ型なら苦手なポケモンを広く誤魔化せる。
氷やフェアリーにエンテイが耐性も持ち、地面や水にカイリューが強い。
対面的に殴る型(スケショ竜舞アイヘ神速等)で地震を採用せずともエンテイがはがねに強く、お互いの神速でゴリ押しもしやすい。
『ウォッシュロトム』
互いに相性補完が良く、ボルチェンによりエンテイの繰り出すタイミングを生み出せる。
以上
終わりに
いかがでしたでしょうか。
ランクマッチで解禁されどのような型が活躍、成績の残すのでしょうか。
聖炎や神速で相手をなぎ倒す唯一神は爽快感がありますので是非育ててみてください。
冒頭でも書いたように評価や質問の他、考察不足や認識違いなどありましたらコメントを頂けると大変ありがたいです。
それでは。
24.1.11 技考察を追記