バドレックス(黒馬)- ポケモン育成論SV

• 当育成論の閲覧ありがとうございます。
• 当育成論に登場するポケモンは基本的に理想個体値(6V)を想定しております。
• 当育成論ではＨ(=HP),Ａ(=攻撃),Ｂ(=防御),Ｃ(=特攻),Ｄ(=特防),Ｓ(=素早さ)などの非公式用語を一部使用します。
• 分かりづらい表現などがありましたらご指摘ください。

• 『いのちのたま』に加え、『サイコフィールド』(以下：SF)下で放つ『ワイドフォース』及び『テラバースト』を採用することによる貫通力で、エースとして活躍する。
• 「役割対象は『バドレックス(こくば)』(以下：「黒バド」)が上から行動可能なすべてのポケモン」と言いたいところですが、『がんじょう』や『きあいのタスキ』などの行動保証があるポケモンや、『ザシアン(王)』のような高火力・高耐久・広い耐性範囲を備えたポケモンには対面から勝つことは苦手です。そこはパーティで補ってあげるのが正解だと思います。

• 当育成論では『いのちのたま』を採用しています。
• 「黒バド」は『テラバースト』を含めた技範囲が非常に広く、特性の一つである『くろのいななき』によるC1段階上昇とあわせて、全抜き性能が非常に高いポケモンです。しかし、１つ１つの技は半減されることが多く、『こだわりスカーフ』や『こだわりメガネ』で採用していた場合には、一度手持ちに戻して技を打ち替える必要があります。その場合、折角のC1段階上昇が無意味に終わってしまいます。(上記の２つの持ち物をネガっている訳ではないのであしからず。)そこで『いのちのたま』を採用することにより、場に居座り続けて全抜きすることを可能にしました。

• 「黒バド」には特性が『じんばいったい』の１つ(３つ)しかないため、当育成論では『じんばいったい』を採用しています。
• 『きんちょうかん』並びに『くろのいななき』は非常に強力な特性となっており、「黒バド」の強さを押し高めるものとなっています。

じんばいったい

特性『きんちょうかん』に加えて、『はくばじょうのすがた』の場合は特性『しろのいななき』、『こくばじょうのすがた』の場合は特性『くろのいななき』の2つの特性の効果をあわせ持つ。

きんちょうかん

すべての相手は『きのみ』を使用できなくなる。

くろのいななき

自分の技で相手を倒すと、『とくこう』ランクが1段階上がる。

• 当育成論では、性格『おくびょう』、努力値『B4,C252,S252』で採用しています。
• Ｓはすぐ下に『ザシアン(王)』がいるのに加え、最速にすることでS1段階上昇した最速82族まで抜くことが可能な点から特化しています。
• 残りは、抜き性能を考えてＣに252、余りの４はＢに振っています。

• 当育成論では、『ワイドフォース』,『アストラルビット』,『テラバースト』,『アンコール』を採用しています。

<確定枠>

ワイドフォース

威力80：PP10：命中100

場の状態が『サイコフィールド』で、自分がひこうタイプや特性『ふゆう』などではなく地面にいる時、威力が1.5倍になり(フィールドの1.3倍の効果もさらに加わる)

• SF下での最強メインウエポンになり、実質威力は156となります。与ダメージ計算にて後述しますが、ふんわりとした受けポケモンは貫通します。

アストラルビット

威力120：PP5：命中100

通常攻撃。

• 安定したメインウエポンになります。

テラバースト/

威力80：PP10：命中100

自分がテラスタル状態の時、技のタイプが自分のテラスタイプになる。その際、この技の分類は、自分の攻撃と特攻の高い方となるため、『こうげき』のほうが高い場合は物理技となる。

• 上記のメインウエポンと相性の悪いタイプへの打点になります。『テラバースト』では、『ワイドフォース』を半減してくる相手のタイプへの打点とならないため、テラスで採用しています。

<選択枠>

アンコール

威力-：PP5：命中100

3ターンの間、相手は最後に使用した技しか使えなくなる。ただし、PPが0になると解除される。

みがわり

威力-：PP10：命中-

自分のHPを最大HPの1/4だけ減らして、減らしたHPと同じHPの自分の分身を作り、分身のHPが0になるまですべての攻撃を自分の代わりに分身が受ける。分身は状態異常にならない。ただし、音系の技などはそのまま受ける。

• 選択枠になります。どちらの技も強力ですが、当方は『アンコール』をお薦めします。調整に前述しましたが、「黒バド」は最速にすることで１段階上昇した最速82族の上を取れるようになるため、『カイリュー』の『りゅうのまい』に後出し→『アンコール』の流れが可能です。その他色々な補助技を咎めることが可能です。

• 当育成論ではテラスで採用しています。攻めの補完として非常に優秀だと思います。テラスとの差別化は技構成にて前述しましたので、ここでは割愛させていただきます。

• 当育成論ではSF下で暴れることを想定しているため、SFを貼るところから記述させていただきます。

1. SF要員でSFを展開する。
2. 何らかの手段でSF要員に退場してもらう。
3. 相手に通りのいい技で攻撃していく。

• 基本的に目の前の相手に効果抜群となる技で攻撃します。

<どの技も等倍の場合>

• 相手にを半減以下にしてくるポケモンがいない、且つ相手が//テラスをしないポケモンであれば、『ワイドフォース』を選択してください。

• 当育成論では『ダメージ計算ツールSV by ポケソル(https://sv.pokesol.com/calc)』様を使用しています。

『』

与ダメージ計算

ワイドフォース	ハバタクカミH252	99.4 ~ 118.0% 乱数1発 : 93.75%
	カイリューH252 マルチスケイル	52.6 ~ 62.2% 確定2発
	オーガポン(かまど)H252	114.5 ~ 135.3% 確定1発
	ガチグマ(アカツキ)H252 とつげきチョッキ	89.1 ~ 105.0% 乱数1発 : 37.5%
	ウーラオス(れんげき)H252 とつげきチョッキ	201.0 ~ 237.2% 確定1発
	ブリジュラスH252	74.2 ~ 87.4% 確定2発
	サーフゴーH252	57.8 ~ 68.6% 確定2発
	ランドロス(霊獣)H252 とつげきチョッキ	84.2 ~ 100.0% 乱数1発 : 6.25%
	ザシアン(王)H252	46.3 ~ 54.8% 乱数2発 : 57.42%
	ホウオウ とつげきチョッキ	53.6 ~ 63.0% 確定2発

• 最後に特殊方面に定評のある『ホウオウ』の計算を入れましたが、チョッキを持っただけでは受け出しが成立しません。おまけに『ステルスロック』で不死鳥(笑)まで格下げになります。辛いですね。

『』

与ダメージ計算

アストラルビット	パオジアンD4	71.0 ~ 84.6% 確定2発
	ブリジュラスH252	113.8 ~ 134.6% 確定1発
	サーフゴーH252	178.4 ~ 210.4% 確定1発
	イーユイH4	52.0 ~ 61.9% 確定2発
	ザシアン(王)H252	71.4 ~ 84.5% 確定2発

『』

与ダメージ計算

テラバースト	パオジアンD4	382.6 ~ 453.0% 確定1発
	イーユイH4	139.0 ~ 166.5% 確定1発
	ディンルーHD特化	50.8 ~ 60.7% 確定2発
	チオンジェンH252	86.5 ~ 103.2% 乱数1発 : 12.5%
	ラッキーきせきD252	33.5 ~ 41.0% 確定3発
	ポリゴン2きせきHD特化	56.8 ~ 66.2% 確定2発

• 基本的に弱点の攻撃(/)は耐えませんので、ここでは割愛させていただきます。
• 「黒バド」が上から行動不可能、あるいはこちらの攻撃を耐えてくる相手のみ記載しています。ご了承ください。
• SF下を想定しているため、先制技の計算は記述していません。ご理解ください。
• 本育成論では『いのちのたま』を採用しているため、攻撃技が成功した場合にはHPが10%ずつ削れていきます。そのため、想定よりも脆く感じることが多いと思いますのでご注意ください。

被ダメージ計算

ハバタクカミ C252	ムーンフォース	48.0 ~ 57.2% 乱数2発 : 90.62%
	ムーンフォース	64.0 ~ 76.6% 確定2発
カイリュー ハチマキＡ特化	げきりん	116.6 ~ 137.8% 確定1発
	テラバースト	104.0 ~ 123.5% 確定1発
	じしん	65.2 ~ 77.2% 確定2発
ウーラオス(れんげき) Ａ特化	すいりゅうれんだ	72.0 ~ 87.5% 確定2発
	すいりゅうれんだ	96.0 ~ 116.6% 乱数1発 : 96.67%
ブリジュラス メガネＣ特化	りゅうせいぐん	101.8 ~ 120.0% 確定1発
	ラスターカノン	62.3 ~ 74.3% 確定2発
	ラスターカノン	83.5 ~ 99.5% 確定2発
サーフゴー C252	ゴールドラッシュ	60.0 ~ 70.9% 確定2発
	ゴールドラッシュ	80.0 ~ 94.9% 確定2発
ランドロス(霊獣) A252	じしん	62.3 ~ 74.3% 確定2発
イーユイ Ｃ特化	オーバーヒート	96.0 ~ 113.2% 乱数1発 : 75%
	かえんほうしゃ	66.9 ~ 78.9% 確定2発
	かえんほうしゃ	89.2 ~ 105.2% 乱数1発 : 31.25%
ザシアン(王) Ａ特化	きょじゅうざん	106.3 ~ 125.8% 確定1発

• SF要員が必須となりますので、当方の考える主な要員を挙げておきます。
• 『イエッサン♂』：現在でもイエカシラ構築で活躍しているポケモンになります。やりたいことが読まれやすいのは少し難点ですが、性能はピカイチです。
• 『サケブシッポ』：手動でSFを展開するポケモンになります。『ステルスロック』を撒くことができるのが評価点です。読まれにくいのもGood。上からの挑発で止まってしまうのが難点です。

<vs『ザシアン(王)』etc.において>

• 『エアームド』：『ステルスロック』を撒くことが可能な、『ザシアン(王)』及びその他物理アタッカーポケモン受けになります。『ゴツゴツメット』で削ってあげれば、「黒バド」で『ザシアン(王)』を上から制圧することが可能です。

• 当育成論の閲覧ありがとうございました。
• 『ワイドフォース』は割と使われている印象があったので、//タイプ以外で「黒バド」を対策するのは難しいと当方は考えているのですが、どうなんでしょうか。
• ポケモンを愛する皆様の温かいコメントをお待ちしております。