ポケモンパーティ構築(シングル)

S19最終435位　グラスフィールド毒菱ルギア

2024/07/02 08:27 / 更新:2024/07/02 13:51

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投稿者：あ(@G67bW)

ポケモンSV / シングル / シーズン19 / 最終435位

レンタルチーム有

ルギアキラフロルゴリランダーヘイラッシャディンルーウーラオス(れんげき)

最終3桁を達成できたので記事を残します。
黒バドに弱い欠陥構築なので,参考程度に見てもらえると幸いです。
記事中に他の技,ポケモンと比較していることがありますが,実際に試していないものもあるのでご了承ください。

レンタル

X8FFK0

構築経緯

前期使用した構築キラフロルルギアディンルーテツノツツミヘイラッシャヌメルゴン(ヒスイ)の使用感が良かったため,今期もこれをベースに構築を組もうと思った。
前期の構築で特に使用感が良かったキラフロルルギアディンルーヘイラッシャはそのまま続投。
前期終盤の時点で微妙だと感じていたヌメルゴンヌメルゴン(ヒスイ)は外した。
前期コライドンコライドン入りなどに出していたみがまもツツミテツノツツミも,対面寄りになって安定感が薄れたのと,鋼テラススケショコライが重かったため,コライにはラッシャヘイラッシャで対応することにし,構築から外した。
代わりに苦手な黒バドバドレックス(こくば)入りに抗うゴリランダーゴリランダーと,ルギアルギアを通しづらいホウオウホウオウ入りに強い水ウーラオスウーラオス(れんげき)を採用し,構築が完成した。

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使用ポケモン

ルギア@たべのこし(おくびょう)マルチスケイル
HP:212 / 防御:4 / 特攻:100 / 特防:4 / 素早:188
/
実数値:208-x-151-123-175-169 / 個体値:31-x-31-31-31-31
エアロブラストサイコノイズめいそうじこさいせい

調整意図

H　16n
S　S+1ガチグマガチグマ抜き
C　なるべく高く,無振り黒バドバドレックス(こくば)への乱数が変わるライン
B　毒テラス時,グライオングライオンの地震をマルスケ+グラスフィールドで1/8
　　その後,フィールド+残飯の回復でマルスケ復活
HBも以前試したが,上手く扱えなかったので自分的に使いやすいHSベース。

詳細

構築の軸。
毒菱込みでの対応範囲が広く,特殊相手にはめっぽう強い。
ハバタクカミミライドンガチグマ(アカツキ)イーユイカイオーガなどの高火力ポケモンに崩されるどころか瞑想の起点にできる。
持ち物はほとんどの試合で選出するため,様々な状況で一番強い残飯。
テラスタイプはキラフロルキラフロルが毒タイプキラフロルオオニューラを誘うので,起点にできる毒テラス。
ただ,このテラスタイプのせいで軸のポケモンが黒バドバドレックス(こくば)に弱くなり,黒バド入りが苦手になっていたのでノーマルテラスにして他で毒を対策した方が強いかもしれない。
サイコノイズのおかげでみがまも連中バドレックス(こくば)バドレックス(はくば)グライオンチオンジェンに強いため,ストレスフリーな戦いができるのも魅力。
努力値をSに多く回しているのはウーラオス(れんげき)オーガポンイーユイガチグマなどを上からスイープできるのが便利だったり,ノイズ,瞑想,自己再生と上から打てると強い技を多く持っているから。
キラフロルキラフロルやゴリランダーゴリランダーがS操作技を持っているため,そこともシナジーがある。
環境にいるハッサムハッサムは大体低火力だし,毒テラスを切ってもゴリラゴリランダーのフィールドで地震を軽減できるのでBに振っていなくても十分に物理相手に戦えると思った。
Cに多く回しているのはバドレックス(こくば)ウーラオス(れんげき)パオジアンなどをエアロブラストで倒しやすくするため。
毒菱や瞑想込みで倒せる範囲が増えやすいのと,元が低火力な分,影響が大きいと感じる。

キラフロル@きあいのタスキ(おくびょう)どくげしょう
HP:12 / 特攻:244 / 素早:252
/
実数値:160-67-110-181-101-151 / 個体値:31-31-31-31-31-31
パワージェムマッドショットキラースピンどくびし

調整意図

ほぼCSぶっぱ
H　ステロなどのダメージをグラスフィールド回復2回でタスキ復活

詳細

ルギアルギアの相棒。
持ち物は毒菱を撒いてルギアルギア+受け枠ゴリランダーヘイラッシャディンルーで受け回す動きが強いと思ったため,そこと相性がいいタスキ。
タスキだが,耐久があるため相手の火力補正持ち物を判別できるのが強い。
周りが火力不足なので努力値やテラスタイプはなるべく火力がある型にした。
前期は地面技が大地の力だったが,環境の毒タイプキラフロルオオニューラとの対面の勝率が高い点と黒バドバドレックス(こくば)の起点になりづらい点を評価し,マッドショットに変更した。
この構築ではほぼ瀕死でも捨て駒としてなるべく残しておきたい。

ゴリランダー@とつげきチョッキ(いじっぱり)グラスメイカー
HP:140 / 攻撃:132 / 特防:236
/
実数値:193-178-110-x-120-105 / 個体値:31-31-31-x-31-31
ドラムアタックはたきおとすグラススライダーとんぼがえり

調整意図

H　16n+1
A　なるべく高く
HD　黒バドバドレックス(こくば)の+2アストラルビット大体耐え
S　相手のキラフロルキラフロルの下からレッドカードを発動させるため,無振り

詳細

ミライドンミライドンと黒バドバドレックス(こくば)に対するクッション。
ルギアルギアが毒テラスをきれば,テラパゴステラパゴスのように自己再生をせずにフィールド+残飯でマルスケを復活させることができる。
一見テラパゴステラパゴスやルナアーラルナアーラの劣化のような動きだが,その2体とは耐久,素早さで勝るのと,飛行+毒テラスでの毒耐性とサイコノイズでグライオングライオンやドオードオーに強いことを踏まえると劣化とは言い難い。
そもそもゴリラゴリランダーを選出する対特殊伝説ミライドンバドレックス(こくば)戦ではほとんどルギアルギアにテラスを切るのと,マルスケなしでもルギアルギアが毎ターンHPが1/8回復している状況が強いのを考えると意外と実用性があると思った。
また,フィールドの回復が利敵になってしまう点も,毒ダメージやノイズの回復封じでカバーできる。
特殊伝説ミライドンバドレックス(こくば)の取り巻きの水ウーラオスウーラオス(れんげき)やディンルーディンルーにも強い点が優秀で,ゴリラで無理な相手カイリューハッサムアーマーガアにはキラフロルキラフロルで毒菱を展開しに行くことで試合を有利に進めることができると思った。
しかし,黒バドバドレックス(こくば)の火力補正持ち物や霊テラス,ステラテラス,サイコショックで押し切られたり,ウーラオスウーラオス(れんげき)のアイススピナーorとんぼの択になったりと役割遂行が難しく,器用貧乏な性能だった。
ただし,ミライドンミライドン入りにはかなり強く出ることができた。
叩き落とすは鋼タイプが重いので10万馬力に変えてもいいと思う。

ヘイラッシャ@ゴツゴツメット(のんき)てんねん
HP:252 / 防御:252 / 特防:4
/
実数値:257-x-183-x-86-48 / 個体値:31-x-31-x-31-28
ボディプレスじわれねむるあくび

調整意図

HBぶっぱ
S　トリル下で最遅白バドバドレックス(はくば)抜き

詳細

コライドンコライドンとザシアンザシアン(王)受け。
攻撃技は主に鋼テラスコライドンを意識してボディプレスを採用。
ゴツメラッシャヘイラッシャは耐久がかなりギリギリなため,ウェーブタックルの反動でけずれるのは微妙だと感じた。
地割れは主に白バドレックスバドレックス(はくば)入りのドオードオーを流すために採用した。
テラスタイプはゴチルゼルゴチルゼルに縛られない点とコライドンコライドンザシアンザシアン(王)両方にテラバなどを含めて弱点を突かれない点を評価し,霊テラス。
環境のコライドンコライドンはほとんどスケショか電気テラバ,ザシアンザシアン(王)もほとんど電気テラバだったように感じた(それ以外では選出されない?)が,電気テラスコライコライドンは毒テラスルギアルギアに有効打がない場合が多く,電気テラバザシアンザシアン(王)は霊テラスで対応できるので困らなかった。
スケショコライコライドンも毒ダメやボディプレのダメージ,外しや回数の下振れなど結果論な場合も多いがそれでも勝率は高かった。
取り巻きにいる特殊崩し要因のハバタクカミガチグマ(アカツキ)イーユイウネルミナモなどにルギアルギアが強く,ゴチルゼルゴチルゼルにも霊テラスがあるのが強かった。

ディンルー@オボンのみ(わんぱく)わざわいのうつわ
HP:196 / 攻撃:4 / 防御:36 / 特防:252 / 素早:20
/
実数値:255-131-165-x-132-68 / 個体値:31-31-31-x-31-31
じしんステルスロックまきびしふきとばし

調整意図

H　16n-1(ゴリラゴリランダーとはあまり一緒に出さない)
B　11n
D　ぶっぱ
S　無振りカバカバルドン抜き,ミラー意識

詳細

サイクル補助要因。
水ウーラオスウーラオス(れんげき)がきつく,前期より選出率が下がったが,それでも強く構築から外すことはできなかった。
主に複数回サイクルを回せて,毒菱を回収できるポケモンドオードヒドイデベトベトン(アローラ)ムゲンダイナがいる構築か,極端に毒菱が効かないポケモンが多い構築に選出したいため,対サイクル性能を重視し,カタスではなく撒き菱を採用した。

ウーラオス(れんげき)@パンチグローブ(いじっぱり)ふかしのこぶし
HP:108 / 攻撃:236 / 防御:148 / 特防:4 / 素早:12
/
実数値:189-198-139-x-81-119 / 個体値:31-31-31-x-31-31
すいりゅうれんだドレインパンチみがわりビルドアップ

調整意図

HB　パオパオジアンの電気テラバ大体耐え,ドオードオーの地震を身代わりが大体耐え
A　11n
S　ミラー意識

詳細

第二のエース。
持ち物や技,テラスタイプなど,受け破壊に特化した型にした。
ルギアルギアと攻めの補完が優秀で,ルギアルギアを通しづらいホウオウホウオウや日食ネクロネクロズマ(日食)入りに強く出ることができる。
パオジアンパオジアンを牽制する狙いもあったのだが,ミライドンミライドンと組んでいると普通に選出されるし,ラッシャヘイラッシャとウーラウーラオス(れんげき)の両方が電気テラバでメタれるため,選出圧力としては微妙だったと感じた。
ドヒドイデドヒドイデ入りは身代わりを見て毒菱→ディンルーホウオウで吹き飛ばしという勝ち筋を狙ってくるのでその交代に水流連打を合わせないといけないのが難しい。

戦術と解説

選出と立ち回り

対黒バドレックスバドレックス(こくば)入り

選出　ゴリランダールギアキラフロルorウーラオス(れんげき)
基本的に初手ゴリラゴリランダーを出して,ゴリラ受けカイリューハッサムアーマーガアにはキラフロルキラフロルをぶつけて毒菱を巻く。
中盤まではこれでそこそこ勝てたのだが,終盤は純粋に相手のプレイングスキルが高く,こちらにとって嫌な動きをされまくったのと,ゴリラゴリランダーのキャラパワーの低さが目立ち,あまり勝てなかった。
逆に黒バド以外には高い勝率を保てたため最終3桁を取れた。
アンコがないやどみが型だけはルギアルギアが有利。

対ミライドンミライドン入り

選出　キラフロルルギアゴリランダーorディンルー
ミライドンミライドンは毒菱もステロも撒き菱も効くし,ルギアルギアの瞑想で詰めやすいので基本的に有利。相手にウーラウーラオス(れんげき)がいる場合,ゴリラゴリランダーを出したい。
得意な禁伝だったのに終盤に数が減っていてつらかった。

対コライドンコライドン入り

選出　キラフロルルギアヘイラッシャ
初手キラフロルキラフロルで毒菱を巻き,特殊をルギアルギア,物理をラッシャヘイラッシャで受ける。相手のメガネハバカミハバタクカミの滅びの歌での負け筋は常に警戒していきたい。

対ザシアンザシアン(王)入り

選出　キラフロルルギアヘイラッシャ
基本的に対コライドンコライドンと動きが近い。気をつけたいのは電気テラバザシアンザシアン(王)には霊テラスラッシャヘイラッシャでないと勝てないため,できる限りルギアルギアにテラスを切らないこと。
ディンルーディンルーも出せなくはないが,瞑想ハバカミハバタクカミやパオジアンパオジアン,ゴチルゼルゴチルゼルがいるときついので,基本的にはキラフロルキラフロルを出す。