カラミンゴ- ポケモン育成論SV

こんにちは。今回はカラミンゴ［カラミンゴ］を使っていきたいと思います。採用理由は、僕が映画「君たちはどう生きるか」が好きだからです。皆さんご覧になられたでしょうか。アカデミー賞にもノミネートされて良い頃合いなので、ぜひ使っていきましょう。カラミンゴの技範囲があれば、環境でよく見る多くのポケモンの弱点をつけます。そういう所も魅力です。
各ステータスはそれぞれH,A,B,C,D,Sとさせてもらいます。

コンセプトと役割

初手に投げ、スカーフで相手の意表をつきつつ敵パーティを荒らすことが仕事になります。

持ち物

『こだわりスカーフ』(以下スカーフ)です。これにより今まで上を取れなかった相手の上を取ることができ、相性補完の取れた技を駆使して相手の弱点を突き場を荒らします。

特性

『きもったま』一択です。への打点になることはもちろん、相手の先発ポケモンの『いかく』を無効化することができます。

性格・努力値と調整

『いじっぱり』です。仮想敵であるパオジアンなどの 最速135族はSに最低220努力値を振ればスカーフ込みで十分抜くことができます。余った努力値は耐久に回せば肝心な所で敵の攻撃を耐える局面も生まれるかもしれません。Aはもちろんぶっぱします。

技構成

• 『インファイト』

パオジアン、ディンルー、ガチグマ(アカツキ)などにささります。特性と合わせることでサーフゴーにも刺せます。

• 『ブレイブバード』

オーガポン、コノヨザル、ウーラオス(れんげき)などの抜群をとれます。

• 『テラバースト』

後述のテラスタルと組み合わせることでランドロス(霊獣)、カイリュー、ガブリアスなどに刺せます。上記二つの技範囲だけでも多くのポケモンを仕留められますが、これがあることでより広い範囲のポケモンを仕留められ、奇襲性能が高まります。

• 『とんぼがえり』

初手に投げるコンセプト上不利対面も多くあるでしょう。そんな時はこれで逃げましょう。

ここから下の技は『テラバースト』などと選択になるでしょうか。

• 『ダブルウィング』

『きあいのタスキ』(以下タスキ)をもったキノガッサなどはタイプ上有利でも不利対面です。この技があれば確実に仕留められます。『ブレイブバード』などより威力は劣りますが、反動のない技としてメインウェポンにもなります。

• 『にどげり』

タスキパオジアンなどもやはり不利対面です。この技があればタスキを剥がしつつ処理できます。

テラスタル

です。受けのためにでは無く、攻めのために使うことが効果的です。

立ち回り例

初手に投げて暴れます。

与ダメージ計算

• 『ブレイブバード』

H振りオーガポン(126.2〜150.8)確定一発
無振りウーラオス(れんげき)(117.7〜140.5)確定一発
H振りコノヨザル(114.2〜135.4)確定一発
無振りハバタクカミ(104.6〜124.6)確定一発

• 『インファイト』

H振りガチグマ(アカツキ)(81.8〜96.3)確定二発
H振りサーフゴー(112.3〜132.9)確定一発
HBディンルー(53.4〜64.1)確定二発
無振りテツノツツミ(141.9〜169.4)確定一発
HBガオガエン(87.1〜103.9)乱数一発(18.75%)
H振りブリジュラス(85.2〜100.5)乱数一発(6.25%)

• 『テラバースト』

HBランドロス(霊獣)(118.3〜142.8)確定一発
無振りカイリュー、『マルチスケイル』込み(87.9〜104.8)乱数一発(25%)
HBガブリアス(106〜124.6)確定一発
HBカバルドン(41.8〜50.2)乱数二発(0.39%)

被ダメージ

弱点が五つもある上、耐久も低いです。敵の攻撃を許したらほぼ死を覚悟しましょう。以下は参考です。

• テラス状態

C特化ハバタクカミ、『ムーンフォース』(76.2〜90.4)確定二発

• 通常時

A特化オーガポン(かまど)、『ツタこんぼう』(86.6〜103.1)乱数一発(18.7%)
A特化ウーラオス(れんげき)、『すいりゅうれんだ』(87.8〜105)乱数一発(13.62%)
A特化『こだわりハチマキ』カイリュー、『しんそく』(62.4〜73.8)確定二発

苦手なポケモン

• 『ブーストエナジー』などで素早さの上がったハバタクカミ、テツノツツミ

スカーフを以ってしてもスピードで上を取られ、かつ弱点技で一撃で倒されてしまいます。テラスタルを切れば一発ぐらいなら凌げますが、初手でのテラスタルが勿体無い場合が多いでしょう。こんな時は素直に撤退しましょう。

• オオニューラ

初手に投げられる事が多いポケモンです。『ノーマルジュエル』『ねこだまし』をくらったのち、『かるわざ』が発動してしまうともうカラミンゴの手には負えません。

• 『だっしゅつパック』コータス

彼も初手に投げられることの多いポケモンですがH振りだけでインファイトを乱数二発(17.96%)まで耐えることができます(44〜52.5)。その後返しの『ひでり』下『オーバーヒート』で倒されてしまうことが多いです。

相性の良い味方・構築例

• 強力な先制技を持ったポケモン

カラミンゴを初手に投げ暴れ尽くした後に、疲弊した敵パーティを先制わざでしばきます。『しんそく』を持つカイリュー、『グラススライダー』をもつゴリランダーなどがいいでしょう。

• 、タイプのポケモン

カラミンゴと相性補完がいいタイプです。先制『とんぼがえり』などで逃げた先に、ブリジュラス、ヌメルゴン(ヒスイ)などがいれば心強いでしょう。

最後に

「君たちはどう生きるか」、素晴らしい映画ですよね。最初に見た時には漠然とした魅力しかわかりませんでしたが、後に「宮崎駿監督の自伝ファンタジー」というテーマを知ってより好きになりました。皆さんもこの映画を観て熱が高まったら、ぜひこのカラミンゴで暴れましょう。

カラミンゴ「あばよ、友だち。」