はじめに
※以下駄文、飛ばしてOKです。
みなさん、SV楽しんでますか?SV育成論初投稿になります、おおいしと申します。剣盾ランクマでは最高500位くらいまでは頑張りました!
ただ、型を考えるのは苦手な方なので、強ポケの育成論はそれぞれのパイオニアたちに任せて、注目が薄いポケモンの考察をしてみようと思い立ちました。
記念すべき初投稿はカラミンゴカラミンゴです!
今作初登場のポケモンで、進化もしないので影が薄いかもしれないですが、ポテンシャルは秘めていると思います!
サーフゴー、キノガッサより早い素早さ90族から繰り出されるちょうはつ、パルデア唯一のきもったま持ちということで、環境に増えると思われるポケモン(キョジオーン・キノガッサ・サーフゴーなど)に強く出られるのではないかと考えました!
用語について
各ステータスを、HP=H こうげき=A ぼうぎょ=B とくこう=C とくぼう=D すばやさ=S
としています。
また、努力値(基礎ポイント)については、一つのステータスに252すべて振り切ること=ぶっぱ
と呼びます。
カラミンゴについて
カラミンゴ
SVから初登場した、意外といそうでいなかったフラミンゴがモチーフの鳥ポケモンです。真っピンクの体とキマってる目が特徴のイカスやつです。等倍範囲が広い、かくとう・ひこうタイプを持ちます。ちなみにルチャブルと同じタイプです。
A種族値が110と高水準で、S種族値は90と激戦区の中にいます。H種族値は82と悪くないですが、B種族値が74、D種族値が64と低いので、耐久は並です。
ノーマル・かくとうの技がゴーストタイプに当たるようになるとくせい「きもったま」や、混乱で回避率の上がる「ちどりあし」、隠れとくせいには味方の能力変化をコピーするダブル向けの専用新とくせい「きょうえん」を持っています。
採用理由と役割
カジュアルマッチを回してみて、キョジオーンやキノガッサ、サーフゴーの対策がかなり難しいなと考え、カラミンゴが対策になるのでは、と思ったのがきっかけになります。キョジオーンキョジオーンは、物理方面の耐久がとびぬけて高く、特性きよめのしおで状態異常が効かないので殴って突破するほかなく、それにもてっぺきやのろいなどの積み技で対応されます。また、先述の積み技によって起点にもなりにくいです。高火力のかくとう技で押し切ろうにも、ゴーストテラスタルで無効にされることも多くあります。
キノガッサキノガッサは、第9世代でついに帰還した鬼畜キノコで、命中100の睡眠技、きのこのほうしをばらまいてきます。これが厄介で、たすきで耐えて確実に一匹眠らされて起点を作ってきます。また、特性テクニシャンによって火力も高いです。
サーフゴーサーフゴーは、ゴースト・はがねという優秀なタイプを持ち、種族値、技範囲、補助技、特性ともに優れたポケモンです。あと見た目がイカス。
環境にこれから増えるであろうこの3体を同時に対策できる神みたいなポケモンはいないだろうか…?
そこで白羽の矢が立ったのがカラミンゴカラミンゴなのです。
持ち物
- おんみつマント
本論ではキョジオーンキョジオーンを主な役割対象にしたいので、しおづけを無効化できるおんみつマントにしてみました。
おんみつマントを持つことで、キョジオーンは威力40(タイプ一致60)の等倍しおづけ(追加効果なし)か、いまひとつボディプレスしかやることがなくなります。こうなれば完全に積みの起点です。
- いのちのたま
選択肢です。カラミンゴのかくとう・ひこうというタイプは技範囲が広いので一考の余地ありです。ただ、役割対象であるキョジオーン、キノガッサには確定数が変わることは基本ないので、より汎用性を高めたいならアリかもしれません。
(でもいのちのたまはもっと他に持たせるべきポケモンがいる気がする…)
特性
きもったま
現環境ではカラミンゴ以外持っていません。コンセプト上、キョジオーンのゴーストテラスタル、サーフゴーなどのゴーストタイプにも対応するため確定です。
ほかにはちどりあし、きょうえんがありますが、前者は使いにくく、後者はダブル用のためナシです。
性格・努力値と調整
性格:ようき
努力値:ASぶっぱ余りD
すばやさ種族値が激戦区の90族のため最速です。A特化にしても役割対象への確定数は基本変わりません。Aもぶっぱです。現段階の考察では耐久に振っても中途半端になってしまうと考えています。
技構成
確定枠
- インファイト
最大火力かくとう技のため確定。きもったまとともに、キョジオーンや甘えたゴーストタイプにぶち込んでやりましょう。
- ちょうはつ
これがないとキョジオーンに積まれまくって終わります。今回の型のコンセプトです。
- ブレイブバード
高火力飛行技です。これしかまともな飛行技がないので確定です。ゲーフリさんガッサ頃したいのでダブルウィングください。
選択技
- つるぎのまい
キョジオーンを起点にできますし、積まれたキョジオーンにも間に合うようになります。
- とんぼがえり
本育成論ではこちらを採用。キノガッサに挑発を打った後、タスキを潰しつつ引くことが出来ます。やつより早い、弱点をつけるポケモンに引きたいですね。
※追記
とんぼがえりを採用しました。というのも、すばやさ90族というのが剣舞を積んでも上から叩かれてしまうので、ガッサのタスキ、ミミッキュのばけのかわをつぶしつつ対面操作できるのでありです。ただ積んだキョジオーンに間に合わなくなるので考えものですね。立ち回り依存になりそうです。
テラスタル
- かくとう
インファイトの火力を伸ばせます。
ひこうタイプが消えるため、キョジオーンが高火力ないわ技を搭載しているアタッカー型だとしても事故りにくくなります。
きもったまによるインファイトの一貫性がカラミンゴの魅力なのでほぼ確定。
ひこうもパーティーによってはアリかもしれません。
ただこのカラミンゴはあまりテラスタルをつかう役割ではないです。テラスタルだけではHBぶっぱキョジオーンに対する確定数は変わりません。
立ち回り例
役割対象ごとに解説します。
キョジオーンキョジオーン
相手がやりたいステルスロックやてっぺき、じこさいせいなどを上からちょうはつで封じます。基本的にキョジオーンは攻撃技をしおづけしか持っていないので、仕事をさせない動きができます。そして、タイプ一致インファイトで倒しに行きます。わんぱくHBぶっぱキョジオーンを確2です。剣舞を積めれば確1です。キョジオーンは起点にしたい相手ですが、こちらの剣舞のタイミングでカラミンゴより速いポケモンに交換されて上から確1をとられるとまずいので、基本殴りたいです。積むタイミングは慎重に。
キノガッサキノガッサ
ブレバでももちろん確1ですが、襷で耐えて無理やり眠らされる可能性も考えられるので、ちょうはつから入るのが無難です。S種族値が勝っており、キノガッサのメインウエポンであるかくとう技、くさ技をどちらも半減できるので有利です。
※追記
索子 さんに指摘頂きました!ありがとうございます!
相手をタスキだと想定して計算するとブレバの自傷ダメージ(44ダメージ?)があるのでタネマシンガンが4発以上当たってしまうと次のマッハパンチで落とされてしまいます。なのでブレバ採用ならちょうはつ▶︎交代(とんぼがえり)でガッサに有利なポケモンにひく必要があります…キノガッサ強すぎやろ…自分は物理受けゴーゴートを採用しています。
サーフゴーサーフゴー
S種族値が勝っています。インファイトでHぶっぱB12振りサーフゴーまでなら確1です。ただ、サーフゴーがスカーフを巻いていると上からゴールドラッシュを打たれ、C特化であれば確1をとられてしまいます。特化でなければ高乱数1発です。スカーフには無力かも…
そのほかのポケモンに対しては、S種族値とタイプを見て戦いましょう。
環境が固まり次第役割持てそうなポケモンを追記していきます。
与ダメージ計算
- 使用させていただいたダメージ計算ツールです(https://sv.pokesol.com/calc)
- ()内はテラスタイプです。
- 記述がない限り、持ち物は無しとします。
- キノガッサに対するブレバなど、明らかに確1のものは割愛しています。
カラミンゴ→
キョジオーンHBぶっぱ
インファイト
126 ~ 150 (60.9 ~ 72.5%) 確定2発
こうげき2段階上昇
248 ~ 294 (119.9 ~ 142.1%) 確定1発
カラミンゴ→
キョジオーン(霊)HBぶっぱ
インファイト
63 ~ 75 (30.5 ~ 36.3%) 乱数3発 : 47.6%
こうげき2段階上昇
124 ~ 147 (60.0 ~ 71.1%) 確定2発
カラミンゴ→
サーフゴーHぶっぱ
インファイト
198 ~ 234 (102.1 ~ 120.7%) 確定1発
カラミンゴ→
サーフゴー(霊)Hぶっぱ
インファイト
99 ~ 117 (51.1 ~ 60.4%) 確定2発
こうげき2段階上昇
196 ~ 232 (101.1 ~ 119.6%) 確定1発
*上記2つはカラミンゴ側がテラスタルしても確定数は変わりません。
被ダメージ計算
キョジオーンA無振り→
カラミンゴ
しおづけ
30 ~ 36 (19.2 ~ 23.0%) 乱数5発 : 91.22% 全然効きません
キノガッサようきAぶっぱ→
カラミンゴ
マッハパンチ
33 ~ 39 (21.0 ~ 24.9%) 確定5発
タネマシンガン
105 ~ 120 (66.9 ~ 76.5%) 確定2発 (5回)
2回合計で6回以下であれば確定3発、8回以上なら確2です。7回だと乱数2発です。
サーフゴーひかえめCぶっぱ→
カラミンゴ
ゴールドラッシュ
163 ~ 193 (103.9 ~ 123.0%) 確定1発
シャドーボール
109 ~ 130 (69.5 ~ 82.9%) 確定2発
サーフゴーおくびょうCぶっぱ→
カラミンゴ
ゴールドラッシュ
150 ~ 177 (95.6 ~ 112.8%) 乱数1発 : 75%
シャドーボール
100 ~ 118 (63.7 ~ 75.2%) 確定2発
サーフゴーひかえめCぶっぱ(霊)→
カラミンゴ
シャドーボール
146 ~ 174 (93.0 ~ 110.9%) 乱数1発 : 62.5%
サーフゴーおくびょうCぶっぱ(霊)→
カラミンゴ
シャドーボール
134 ~ 158 (85.4 ~ 100.7%) 乱数1発 : 6.25%
苦手なポケモン
自分よりすばやさが高く、弱点を突いてくるポケモンが苦手です。また、耐久が低いため、イルカマンイルカマンのようきAぶっぱこだわりハチマキジェットパンチで高乱数一発など、バ火力でたたかれるとひとたまりもありません。
弱点をつけない物理受けにも弱いです。つるぎのまいを積めれば無理やり突破することも可能ですが、ヘイラッシャヘイラッシャや
ドオードオーなどのてんねん持ち物理受けには処理されてしまいます。一応ちょうはつで妨害はできますが、勝ち切ることは難しいでしょう。
また、スカーフサーフゴーには逆に狩られてしまいます。ある程度相手のパーティから持ち物を読むことが必要になります。
相性の良い味方・構築例
上記の苦手ポケモンに対策できるポケモンが味方として適しています。
もう少しカジュアルマッチを回してみて、味方や構築については煮詰めていきたいと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか。拙い論になりましたが、パルデア唯一のきもったま持ち、かくとう・ひこうという広い等倍範囲、今後環境で暴れそうなポケモンへのメタなど、カラミンゴのもつ無限大の可能性について考察できたと思います。この論をきっかけに、一人でも多くの方がカラミンゴに興味を持っていただけると嬉しいです。
修正や意見などあれば、どなたでもコメントいただけると嬉しいです!
結びになりますが、星の評価をいただけると投稿者がめちゃくちゃ喜びます!星1でも5でもよいので是非よろしくお願いします!星5がいいな(小声)
- 追記
カラミンゴを使って何十戦か回しました!キョジオーンは挑発をされてもテラスタルを切ったりしおづけで居座ってくることが多い印象です。恐らくカラミンゴの特性を知らなかったり、おんみつマントなんて考えもしないのだと思います。
サーフゴーも、スカーフ以外の型でも居座ってくることが多く、インファイトでぶっ飛ばせます。おそらく特性を知らないのだと思います。マイナーポケモンはこれだからやめられない…!