エルレイド- ポケモン育成論SV

エルレイドの特徴

『みねうち』「催眠麻痺技」『トリック』『スキルスワップ』を同時に覚えられ、しかも種族値も低くないという希少なポケモンです。

SVではフィールド上でも技の思い出しが可能なため、捕まえたいポケモンに応じてその場で技を変更することで豊富な技のレパートリーを最大限に生かすことができます。

低確率ですがゲーム序盤の南1番エリアに『ラルトス』が出現するので旅パへの採用も不可能ではありません。ブルレクの戦闘系ミッションや伝説ポケモン目的のストーリー周回プレイで捕獲要員と戦闘要員を兼任してもらいましょう。

余談ですが、HOME経由でピカブイ以外のSwitch全作品に連れていけるので、一度育てれば他作品でも捕獲要員として活躍してくれます。

コンセプト

1匹単体でできるだけ多くの野生ポケモンを安定的かつ効率的に捕まえられるようにします。ブルレクや色違い厳選、あるいは周回プレイの助っ人としてぜひご活用ください。

他の主な捕獲要員との比較

対戦用ではないため差別化は重要ではありませんが簡単に触れておきます。

『キノガッサ』

『みねうち』＋命中100催眠の『キノコのほうし』で有名な捕獲要員ですが、や、ぼうじん持ちの対処ができず単体では動かしづらい面があります。

また『ポイズンヒール』採用の場合、ピクニックでなかよし度が上昇すると自力で毒状態を治してしまう仕様のためブルレクに向きません。

『ペルシアン』(原種)

『すりかえ』『さいみんじゅつ』『でんじは』を覚えられるためエルレイドとほとんど同じことができ、さらに一致テクニシャン『みねうち』はエルレイドより高火力です。

一方で種族値が低くレッツゴーに不向きであったり、特性変更技が無いことで汎用性はエルレイドに劣ります。

『テツノブジン』

高い種族値を誇り、エルレイドの習得技のほとんどを覚えるため上位互換に見えますが要注意です。複製不可の特性『クォークチャージ』を持っているため『スキルスワップ』が不発します。

『ドーブル』

捕獲要員としてのエルレイドが使える戦法はすべて再現できます。さらに任意の技を『ふういん』できる点も強力です。

しかし、種族値が低すぎて野生ポケモンの攻撃を受けきれません。技習得を『スケッチ』に依存しているため技の変更がとても大変になることもデメリットです。

テラスタル

を推奨します。

反動技である『とっしん』『すてみタックル』『いのちがけ』を透かすことができます。ついでに『がむしゃら』『ドレインパンチ』も無効化できます。
1ターン必要ですが特性『かげふみ』などから逃げることも可能です。

特性

どの特性でも捕獲要員として問題なく機能します。

案1『ふくつのこころ』(通常特性1) 捕獲専用で推奨

野生ポケモンとの戦闘ではほとんど発動することがなく、『スキルスワップ』に向いています。

案2『きれあじ』(通常特性2) 戦闘兼用で推奨

『せいなるつるぎ』などの切る技の威力が1.5倍になるため、ブルレクやストーリー周回に便利です。

ただし『みねうち』には効果が乗らないうえにスキルスワップ使用時に野生ポケモンの『つじぎり』などが強化されることに注意が必要です。

案3『せいぎのこころ』(夢特性)

『ふくつのこころ』とほぼ同じ使用感ですが、野生ポケモンに技を使われる度にメッセージが出るのが懸念点です。

藍の円盤のダブルバトルでは『ふくろだたき』とのコンボが可能ですが、戦闘アニメの長さを考えると素直に他のポケモンを使うことをおすすめします。

性格・努力値と調整

前提として『みねうち』の火力を稼ぐために「いじっぱり」A252 を推奨します。

次に、すばやさ早見表を見ながら目的に応じてS努力値を調整してください。

Lv100無補正エルレイド理想個体のS早見表

S努力値	S実数値	説明
0	196	非推奨
52	209	SV本編ストーリー最速ハバタクカミテツノツツミ抜き
104	222	推奨下限 2匹目コライドンミライドン抜き
112	224	通常時野生最速ファイアロー抜き
132	229	推奨上限 伝説最速レイスポス抜き

余った努力値はHに振りましょう。

持ち物

必要に応じて変えてください。
持ち物の効果説明は省略しますので各リンク先(ポケ徹)を見てください。

メイン『ねらいのまと』

『トリック』することでに『みねうち』が、に『でんじは』が当たるようになります。

サブ『こうこうのしっぽ』

『さいみんじゅつ』を後攻で使えるようになり、眠りターンを有効に使えます。

もちろん『トリック』して先手を取ることも可能です。

サブ『ぼうじんゴーグル』

ロースト砂漠に出てくるヒラヒナなどに『トリック』してすなあらし状態のダメージを無効化します。

他のポケモンの『キノコのほうし』『ねむりごな』などの粉技とは併用できません。

持たせるものが無ければ『たべのこし』『シルクのスカーフ』などを持たせましょう。

技構成

こちらも必要に応じて変えてください。戦闘用の技は紹介していません。
技の基本的な説明を一部省略しますので各リンク先(ポケ徹)を見てください。

メイン『みねうち』

相手のHPを最低でも1残すおなじみの技です。

火力不足と感じたら『プラスパワー』か『つるぎのまい』と併用してみてください。

メイン『トリック』

『ねらいのまと』などの道具を野生ポケモンに押し付けます。

持ち物を持っていない野生ポケモンに対しても成功し、SVでは戦闘終了後に持ち物が元に戻ります。

メイン『スキルスワップ』

眠らない『やるき』などの厄介な特性を無効化します。

『ばけのかわ』など専用特性を中心に使用できない特性があります。

メイン『さいみんじゅつ』

『ヨクアタール』を1回使うと命中100でタイプ相性無関係の催眠技として使えます。

麻痺しない相手や『ドリームボール』を使う際に便利です。

メイン『でんじは』

「ねむり」状態より効果が弱い代わりに永続します。

命中率も悪くなく『さいみんじゅつ』より手軽です。

メイン『ちょうはつ』

『ほろびのうた』『のろい』()などの自滅技や『じこさいせい』『ねをはる』などの自己回復技などを防ぎます。

効果が3ターンと短いため防ぎたい技によっては細心の注意が必要です。

サブ『ふういん』

エルレイドが覚えられる技であれば野生ポケモンに使わせないようにできます。

具体的には『おきみやげ』(タマゴ技)『ちょうはつ』『ねむる』『いたみわけ』『ドレインキッス』『ミストフィールド』などを封印できます。

サブ『ナイトヘッド』

テラリウムドーム内のほとんどのポケモン(Lv50以上かつH種族値+レベル>90ならOK)が耐えてくれます。

やのポケモンを捕まえるのに重宝します。

サブ『みがわり』

『へんしん』や『やどりぎのタネ』などの一部の変化技を防ぎます。

反動技やダメージ固定技(『カタストロフィ』など)に対する保険としても機能します。

サブ『ミストフィールド』

『げきりん』などの使用者が混乱する技を持っているポケモンに対して、『でんじは』の後に使用することで混乱自傷を防ぎます。

サブ『サイコフィールド』

『ミストフィールド』や『エレキフィールド』を上書きして『さいみんじゅつ』や『でんじは』が通るようにします。

サブ『くろいまなざし』(タマゴ技)

SVに逃げる野生ポケモンはいませんが、ラルトスキルリアの『テレポート』による離脱を防ぐことができます。

サブ『なげつける』

『でんきだま』を投げつけることで高レベルのポケモンを確実に麻痺させられます。

『フィラのみ』などの通称混乱実を投げつけることで性格の簡易判定ができます。

サブ『かげぶんしん』

エルレイドへのダメージを回避しつつ戦闘アニメにかかる時間を短縮します。

サブ『あまえる』『リフレクター』

エルレイドへの物理ダメージを軽減します。『ディフェンダー』と併せて反動技の簡易的な対策に使えますが、急所に当たることもあるので油断は禁物です。

サブ『いたみわけ』『いやしのはどう』

極めて非効率ですが、反動技で削れた相手のHPを調節できます。

『いたみわけ』は(使う機会は無さそうですが)H0厳選にも利用できます。

エルレイド単体では対処が難しいポケモン

『じばく』『だいばくはつ』持ち

基本的に特性『しめりけ』の『ゴルダック』が『スキルスワップ』してからエルレイドに交代することで対策できます。

『ドガース』『メテノ(流星)』はさらに特殊な対策が必要で、エルレイドの出番はありません。

『もろはのずつき』『とびひざげり』などの反動技持ち

特性『マジックガード』の『ピクシー』か『ランクルス』でスキルスワップしてからエルレイドに交代します。

いたずらごころのベロバー系 ロースト砂漠のゴース ブーストエナジー持ちハバタクカミ

『ゴルダック』などで『みずびたし』してからエルレイドに交代します。