エルレイド- ポケモン育成論SV

第9世代のエルレイドについて考案〈切れ味アタッカー〉

2022/11/29 09:53

エルレイド

HP:HP 68

攻撃:攻撃 125

防御:防御 65

特攻:特攻 65

特防:特防 115

素早:素早 80

ツイート4.994.994.994.994.994.994.994.994.994.99閲覧:115634登録:137件評価:4.99(12人)

エルレイド  エスパー かくとう  【 ポケモン図鑑 】

性格
いじっぱり(攻撃 特攻)
特性
きれあじ
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 攻撃:252 / 防御:4
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:175-194-86-x-135-100 (素早さ比較)
覚えさせる技
せいなるつるぎ / サイコカッター / れいとうパンチ / かげうち
持ち物
くろおび
テラスタイプ
はがね

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
物理アタッカー
登録タグ

考察

エルレイドというポケモンについて

エルレイドはこれまで、恵まれた攻撃力や技範囲の広さ補助技の多さで相手に負荷を与えたり、見た目の割に遅いS80や格闘エスパーという微妙な耐性の悪さに苦しんだりして来ました。特に辛い事として、特性が発動する機会がほぼ無く実質持ってないのと同じだったことが挙げられます。
なんとしかし!嬉しい事にここ第9世代にてエルレイドは新たにとても有用な特性を授かりました。その名も「きれあじ」です。これは切る系統の技の威力が1.5倍になるという物でまさにエルレイドにぴったりな特性ですね!これにより彼の出来る事が大きく広がりましたやったー!(ミガルーサさんありがとう; ;)
また、今世代の新ポケモンの弱点のそこそこ多くをタイプ一致の格闘かエスパーでつける事ができたり、テラスタルすれば弱点も減らせるのでやっていけるポケモンだと思います。
補足
・テツノブジンとの比較
テツノブジン74-130-90-120-60-116
エルレイド 68-125-65-65-115-80
勝っているのは特殊耐久、そしてテツノブジンの最高火力はインファ(120)、エルレイドの最高火力は聖剣(135)なので素の火力も勝ってます。
しかしクォークチャージでAを上げられたり、またはスカーフを持たせようともクォークチャージでSを上げられば劣る...ように見えますが実際にはエルレイドにしか出来ないことが多いです。(そもそもそれはテツノブジンにブーストエナジー枠を割いた場合とも言えますし、エルレイドは他のポケモンにその枠を譲ったり他の持ち物で差別化もできます)
因みにクォークチャージの火力倍率は1.3倍で珠と同じなので出せる最高火力も原種の方が高く、何よりも切れ味による補正が色々な技に掛かるのが魅力です。個人的にはわざわざ差別化に拘って考える必要はないと思いますがその上でもエルレイドにしかできないことが豊富で、同じ格闘枠としても全然違うポケモンとなっています。特性、持ち物、耐久、技範囲を生かしたエルレイドについて紹介していきます。

採用技

エルレイドは覚える技も出来ることも多いですが今回は今世代でのアタッカーとして運用について考えました。
まず、特性きれあじ補正がかかるエルレイドの覚える技として、

きりさく(70→105)
リーフブレード(90→135)
つじぎり(70→105)
連続斬り(40→60)
聖なる剣(90→135)
アクアカッター(70→105)
燕返し(60→90)
サイコカッター(70→105)
シザークロス(80→120)

があります。
タイプ一致でない技も実質タイプ一致で当てるような物で、元々タイプ一致ならさらに凄まじい威力になります。また、その他有用な攻撃技としては、
叩き落とす、岩石封じ、ストーンエッジ、かみなりパンチ、冷凍パンチ、ドレインパンチ、地震、シャドークロー、影打ち等があります。
この中から今回、
[聖剣、サイコカッター、れいパン、影打ち]
という構成を採用しました。ダメージ計算は後述します。

  • 聖剣

・特性の補正対象技
・タイプ一致最高打点
主軸となる技で高火力。きれあじの1.5倍は大きく等倍の相手でも多く倒せたりする。(具体的にはH252ヒートロトムやマイティフォルムイルカマンでも乱数で倒せる)
今作の弱点をつける主な相手としては、
パオジアン、イーユイ、チオンジェン、ディンルー、マスカーニャ、トドロクツキ、テツノツツミ、テツノワダチ、テツノイバラ、アラブルタケ、セグレイブ、イッカネズミ、キラフロル、ハルクジラ、サザンドラ、ルカリオ、バンギラス、ラッキー、ノココッチ、ドドゲザン等
テラスタルで弱点を消されることはありますが、逆に言うと鋼やノーマルにテラスタルするポケモンも多く、そのようなポケモンは聖剣で一発です。

  • サイコカッター

・特性の補正対象技
エルレイドでエスパー技を採用する事は少ないのですが今世代で弱点をつけるポケモンが増えたので採用しました。また、威力105タイプ一致技として格闘技が半減/無効される相手への打点となります。(具体的には無振りウルガモスでも乱数で倒せる)
弱点をつける主な相手としては
ドヒドイデ、キラフロル、テツノドクガ、テツノブジン、テツノカイナ、ウェーニバル、ドオー、チヲハウハネ、イダイナキバ、パーモット、キノガッサ、ストリンダー、ゲンガー等

  • 冷凍パンチ

・言わずと知れた有能サブ技
ガブリアス、ボーマンダ、カイリューを始めとしたメジャーポケモンへの有効打点。ただ、後述するように無振りガブリアスなら聖剣(+影打ち)で一応倒せる。
4倍をつかない限り切れ味タイプ一致技の方が入るので打つ機会はやや少ない。この枠は剣舞や電磁波など補助技、叩きやリフブレへと変えるのもアリ。

  • 影打ち

・先制技
Sが遅いので有用。聖剣+影打ちで対面で倒せるポケモンが多いため採用。

・他候補
サイコカッターや冷凍パンチとの入れ替え候補

  • 岩石封じ 

意外と相性がいい。S操作できるの強し

  • 雷パンチ 

ギャラドスに有効的だけど優先度は低い

  • リーフブレード 

ヘイラッシャやカバルドンやヌオーへの打点。きれあじ対象なので威力が高く特化カバにも結構入る。

  • 叩き落とす

強い。格闘技をゴースト等に透かされる事もままあるし、そうでなくても有利対面の択として増やせる。

  • じしん

毒にはエスパー、鋼には格闘で弱点がつける為現状は打つ相手が少なめ。

  • 鬼火、電磁波、道連れ、トリックルーム

刺さると強い。パーティ次第ではあり。

  • 剣の舞、ビルドアップ

積み技としてとても優秀なので採用価値あり

性格・努力値配分・持ち物・テラスタイプ

いじっぱり HA252 B4 黒帯 
テラスタイプ 鋼
実数値 175-194-×-86-135-100

エルレイドはSは80とそこそこ遅く、弱点をつけるor一撃で倒せる役割対象となるポケモンは最速でも抜けない物に多いです。(それに加え、それ以外の役割対象となるポケモンはSに振らないようなポケモンに多いです)
また、エルレイドは特殊方面はD115と自慢の耐久を誇りますが、物理耐久はペラいです...が、そこを補うものこそが鋼テラスタルです。これによりエルレイドの弱点であるフェアリー、飛行タイプを半減で受けることができ、エルレイドと対面することの多いドラゴンタイプ等とも有利に撃ち合えます。
S80付近は激戦区ではありますが、このようにエルレイドの特徴を鑑みHA振りとしました。また、新習得の聖剣を主軸とした戦法では、これまでの耐久を落とすインファイト主軸の戦法と比べて耐久に振るメリットも大きい点も魅力的です。

・持ち物
黒帯を持たせることで、
黒帯+きれあじで威力増しの聖剣がノーリスクで(威力90×1.5×1.5×1.2=243)打つことができ、抜群を取らずとも多くのポケモンを打ち倒す事が出来ます。影打ちとの組み合わせも強いです。
また、もちろん命の珠も強いです。
が、黒帯で事足りる事が多く、加えて耐久を落としたくないのが大きいです。珠枠は他に割いて火力を出す編成が個人的には強いと感じています。しかし間違いなく火力は増すのでお好みでどうぞ

立ち回り例

先発から圧をかけるもよし、有利な相手に後投げするもよしですが余り受けだしから耐久を維持できないので出せる相手にはさながら8世代の先発ダイマックスのように、初手から投げて対面次第でテラスタルしてしまうのも強いです。

被ダメージ計算

○物理耐久
・特化ミミッキュのじゃれつく
鋼テラスタル前 53.2〜62.3%
鋼テラスタル後 26.3〜30.9%

・特化ガブリアスの逆鱗
前 89.8〜106.3% (乱数一発37.5%)陽気なら確2
後 45.8〜53.8%

・特化セグレイブのきょけんとつげき
前 96.6〜114.9% (乱数一発81.25%)
後 48.0〜57.2%

・特化イッカネズミのネズミ斬十発
前 109〜137%
後 52〜69%

・A↑特化トドロクツキの逆鱗
前 124.6〜146.9%
後 62.3〜73.8%

・A↑特化テツノブジンのソウルクラッシュ
前 74.5〜87.5%
後 37.2〜44.0%

・特性下陽気パオジアンのつららおとし
前 84.0〜99.5%
後 41.8〜49.8%
(夢特性が正義の心なので悪技は打ちにくいはず)

○特殊耐久

・C↑特化テツノドクガの大文字
前 72.0〜85.2%
オーバーヒート
85.2〜101.2% (低乱数一発12.5%)基本有利

・特化ゲンガーのシャドーボール 
前 75.6〜92.6%
後 34.9〜41.8%

・テラスタル特化ドラパルトのシャドーボール
前 86.9〜102.9%(低乱数一発18.75%)
後 48.0〜57.2%

・臆病ハバタクカミのムーンフォース
前 85.8〜100.6% (低乱数一発6.25%)
後 21.2〜25.2%

・特性下臆病c252イーユイのオーバーヒート
前 87.5〜102.9%(低乱数一発18.75%)
(控えめだと75%)

・C↑特化テツノコウベの暴風
前 130.9〜156.0%
後 32.5〜38.9%

このように、鋼テラスタルをすることで、元の弱点のタイプに耐性をつけ多くのポケモンの攻撃を耐えることが出来ます。さらに、元のタイプ一致は残るので有利な対面を作る事ができます。

与ダメージ計算

・基本的に抜群取れれば一発で持っていける
・黒帯聖剣+影打ちで対面勝てるポケモンが多い

  • 聖剣

H252きせきラッキー 267.3〜314.9%
無振りトドロクツキ 216.7〜254.5%
H252セグレイブ 143.3〜168.5%
H252 テツノイバラ 131.5〜156.6%
H252キョジオーン 114.1〜136.3%
H252 テツノワダチ 107.7〜128%
ウインディ 107.9〜127.3%
無振りテツノコウベ 99.5〜117.2%(乱一93.75%)
H252デカヌチャン 95.4〜112.5%(乱一75%)
無振りスナノケガワ 95.7〜112.5%(乱一68.75%
H252ヒートロトム 88.6〜105.1% (乱一31.25%)
無振りマイティイルカマン 87.4〜102.8%(乱一18.8%)
無振りガブリアス 84.2〜100% (影打ち圏内)
H252ハッサム 83.7〜98.9% (影打ち圏内)
HB特化ディンルー 71.0〜83.3%
HB特化アーマーガー 55.7〜65.9%(確2)
H252ヘイラッシャ 42.5〜50.6%

  • サイコカッター

ゲンガー 213.4〜253.4%
テツノドクガ 185.9〜220.7%
パーモット 175.2〜208.3%
H252ストリンダー 139.6〜166.0%
H252ドオー 121.6〜144.4%
H252ウェーニバル 119.8〜141.7%
ハバタクカミ 117.7〜139.3%
H252テツノブジン 116.1〜137.1%
ウルガモス 84.4〜100.0% (乱一6.25%)
H252イダイナキバ 85.3〜100.6%
H252テツノカイナ 69.8〜82.8%
ソウブレイズ 76.7〜90.7% (影打ち圏内)
ドラパルト 74.3〜88.4% (影打ち圏内)
ミミッキュ 88.5〜104.7% (皮ダメ込みで確定)
HB特化ドヒドイデ 80.2〜95.5%
H252ラウドボーン 45.5〜54.1(乱二 43.35%)

  • 冷凍パンチ

ガブリアス 104.9〜124.5%
威嚇込みボーマンダ 87〜103.5%(乱一18.8%) 影打ちで確定
マルスケカイリュー 57.8〜68.6%

  • 影打ち

ハバタクカミ 60.0〜72.4%
ゲンガー 54.9〜65.2%
ミミッキュ 46.1〜55.3% (乱二66.8%)
ソウブレイズ 40〜48%
ドラパルト 37.3〜44.5%
コノヨザル 32.5〜39%
グレンアルマ 31.3〜37.5%

  • 雷パンチ

威嚇込みギャラドス 89.5〜105.9%(乱一 31.25%) 影打ちで確定

  • 岩石封じ

ウルガモス 130〜155%
リザードン 117.7〜141.2%

  • リーフブレード

HB特化カバルドン 49.3〜58.6%(乱二 98%)
HB特化ヌオー 79.2〜95%
H252ヘイラッシャ 56.8〜67.7%
HB特化ヘイラッシャ 42〜48.9%

最後に

いかがでしたでしょうか。今作かなり技の通りがよく、テンプレの鋼テラスタルやノーマルテラスタルポケモン等も大抵聖剣一発で飛ばせるためエルレイドは9世代にてそこそこやれる子だと思います。今回は新特性きれあじにより今まで以上に高火力の技を打つことができ、テラスタルによりネックだった耐性を克服したエルレイドについて紹介させていただきました。まだまだ研究の余地はありますが、実際に使用してアタッカーとしてとても使い勝手が良かったです。初投稿で拙い育成論でしたがここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

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コメント (3件)

  • ページ:
  • 1
22/12/13 10:27
1ナナシのみ
コメント失礼します。私は普段陽気スカーフの高速アタッカーとしてエルレイドを採用しているのですが、意地HAも有用で強いですね!しかし、意地HAで採用した場合、本来は上を取れるはずのキノガッサの上を取れなくなってしまう為、他のポケモンで対策することが必須になってきますよね。そこで、草食リキキリンなどはいかがでしょうか?リキキリンがHB特化でも、ツインビームで無振キノガッサは確定一発です。エルレイドとの対面ではキノコの胞子が飛んでくることは明白ですし、ついでにエルレイドが苦手なゴースト技も透かすことができて結構強いと思います。
22/12/13 11:54
2マナ
投稿お疲れ様です。
私もエルレイドの可能性には目を付けていたため拝見させていただきました。
感想としては、エルレイド一体に役割を押し付けすぎなのでは?と思ってしまいました。
きれあじによって大幅に火力は伸びましたが、物理耐久は乏しく速さも一線級には届かないというのは論内でもおっしゃられている通りです。
そこでH振りをし鋼テラスを用いることで耐久を誤魔化すことになっていますが、その動きをするのなら元から耐久に長けている600族のポケモン等でやった方が強い(=劣化版の動きになっている)と感じました。
もちろん奇襲性や技範囲の点でエルレイドが勝る点も大いにありますが、
テラスタルを任せるエースアタッカーの役割を持たせるなら、耐久か素早さ調整のどちらかをパーティで担った方が総合的に勝てるようになると思います。

また耐久調整として、もともとのBが低いのである程度Bに割いた方が物理耐久の面では高くなります。
例:H124/B132(実数H159/B102) A216セグレ巨剣→144〜169(90.6〜106.3%) 瀕死率46.3%(急所抜41.3%)
技欄に関しては、4倍ピンポイント気味で鋼テラスタルで受けられることも多いれいとうパンチよりも、ミトム、イルカ、カバに刺さり実質一致で打てるリーフブレードか、
呼びやすいサーフゴー、ラウドボーンあたりに抜群をとれ通りもいいつじぎりの方がいいのではないかと思います。

長々と語ってしまいましたが、聖剣+かげうちで倒せる相手を増やす視点は私にはなかったものなので参考にさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
22/12/30 14:03
3VOLMZ (@VOLMZs)
ダメージ計算のミミッキュのじゃれつく2倍入ると思います!
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