ジバコイル- ポケモン育成論SV

はじめに

こんにちはCokeです。以下の注意点をよくご確認の上、育成論をご覧ください。

• 本育成論ではHP→H、攻撃→A、防御→B、特攻→C、特防→D、素早さ→Sといった略称を使用します。
• 本育成論におけるダメージ計算は"ダメージ計算ツールSV byポケソル"(https://sv.pokesol.com/calc)を使用します。

コンセプトと役割

今回のジバコイルジバコイルのコンセプトは、
がんじょうとイバンのみを組み合わせた対面特殊アタッカー
です。これらの特性・道具を駆使して相手の盤面をかき乱すことが目的です。

立ち回り例

先発出しの場合

特殊アタッカー(ハバタクカミハバタクカミ、テツノツツミテツノツツミ)と対面した場合は、相手が想定するのはおおよそとつげきチョッキ持ちのジバコイルジバコイルであるため、まず交代されると考えていいです。そのため、相手の引き先を予想し、技を選択する必要があります。唯一特殊アタッカーの中でガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)が出てきた場合に限り、強気にミラーコートで対面処理することを推奨します。

物理アタッカー(パオジアンパオジアン、ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)等)と対面した場合は、とりあえず攻撃することを推奨します。かたやぶり持ちでない限りはがんじょうで行動保証が取れているため、あえて引く必要性は低めです。ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)は一般的なこだわりスカーフ持ちに限り、ラスターカノン2発で突破可能です。オボンのみを持っている場合はラスターカノン2発では足りないのでオボンのみを持っていると分かったときはイバンのみを残した状態でジバコイルジバコイルを引かせることも候補に挙がります。パオジアンパオジアンの場合はダメージ計算上はラスターカノン1発で倒せます。しかし、大体のパオジアンパオジアンがきあいのタスキを持っているため、耐えられてせいなるつるぎで反撃、場合によってはイバンのみの発動条件までHPが減らない場合があります。今回のジバコイルジバコイルはH実数値が177であり、もしHPが44以下でない場合は潔く切るか引くかすることを推奨します。イバンのみ発動圏内までHPが減っている場合は、相手のふいうち読みでラスターカノンかでんじはかの択となります。自身の裏のポケモンで簡単にパオジアンパオジアンが処理できそうな場合は、でんじはが安定するでしょう。

起点作成型(ステルスロック持ち)と対面した場合は、引いてしまうとステルスロックでがんじょうがつぶされるので攻撃だけして潔く退場することを推奨します。そもそも選出段階で相手にステルスロック持ちがいる可能性が高い場合はまず選出しないか、ステルスロックを撒かせずに倒す方法をとる必要があります。

後出しの場合

先ほど少し触れましたが、今回のジバコイルジバコイルは特性の都合上ステルスロックにあまり強くありません。そのため、相手にステルスロック持ちがいて、それでもジバコイルを後出ししたい場合はちょうはつなどによる対策が必要です。ステルスロックが無い場合でも、後攻ボルトチェンジ、とんぼがえりでジバコイルジバコイルがダメージを受けないように場に着地できるようにしなくてはなりません。

持ち物

イバンのみ

今回のコンセプトです。がんじょうと組み合わせることによって対面での打ち合いに勝ちやすくなることができます。また、ミラーコートとの相性もよく、対面でガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)に勝てるようになります。先制技に対しては機能しないことに注意が必要です。

• 効果

特性

がんじょう

こちらも今回のコンセプトの一部です。イバンのみを活かすため、確実に攻撃を1発耐えるためにがんじょうとしました。オーガポン(かまど)オーガポン(かまど)に対しては機能しないので注意が必要です。

• 効果

調整

調整内容1

性格：ひかえめ

努力値：HC252　B4

今回の育成論内の型です。Cはできるだけ火力が欲しいので性格補正込みで252振りです。H252振りにしておくとボルトチェンジやとんぼがえりで交代された後のハバタクカミハバタクカミのマジカルフレイム程度までは余裕をもって耐えることができます。がんじょうがなくなったときの保険として有効です。

調整内容2

性格：ひかえめ

努力値：CS252　B4

ミラーコートのダメージはH無振りでも十分なため、準速にすることで無振り90族抜き程度までは抜くことができます。Hが少ない分パオジアンパオジアンのせいなるつるぎが確実にイバンのみ発動圏内まで行くようになるので良くも悪くも対面でのふいうち択が発生するようになります。

技構成

10まんボルト(採用確定)

安定したタイプ一致威力90の技です。何かと等倍相手に打つ機会が多いので採用確定枠としています。

ラスターカノン(採用確定)

こちらも安定したタイプ一致技として採用確定枠としています。特にパオジアンパオジアン、キュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)、セグレイブセグレイブに対して有効です。

ミラーコート(採用確定)

イバンのみとの相性がいいのでこちらも採用確定枠です。特に現状であれば対面でガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)に安定して勝てる点は非常に強いといえるでしょう。

でんじは(選択)

主にイバンのみ発動時のふいうち対策及び後発のポケモンへのサポートとして今回は採用しました。

テラバースト(選択)

でんじはの代替案です。10まんボルトとラスターカノンが等倍止まりで相手が物理型かつ高耐久だった場合(耐久型カイリューカイリュー等)はイバンのみで先制しても倒せない可能性があります。そのため、テラバーストを持っていると倒せる範囲が広がり対面性能が上がります。その代わりふいうちに弱くなる、後発のポケモンへのサポートは一切不可などデメリットも付きまとうのでここは個人の自由となるでしょう。

テラスタル

ダメージ計算

与ダメージ計算

使用技	相手ポケモン	調整内容+α	与ダメージ割合
10まんボルト	カイリュー カイリュー	H4 マルチスケイル	25.2 ~ 30.5% 確定4発
		H244 マルチスケイル	21.4 ~ 25.9% 乱数4発(1.25%)
	ウーラオス(れんげき) ウーラオス(れんげき)	耐久無振り	145.2 ~ 172.6% 確定1発
	ウーラオス(いちげき) ウーラオス(いちげき)	耐久無振り	72.6 ~ 86.3% 確定2発
	テツノツツミ テツノツツミ	耐久無振り	193.9 ~ 230.6% 確定1発
	ハッサム ハッサム	H252	57.7 ~ 68.4% 確定2発
		H252 とつげきチョッキ	37.9 ~ 45.8% 確定3発
	エンペルト エンペルト	H252	88.0 ~ 104.8% 乱数1発(31.25%)
		H252 とつげきチョッキ	59.7 ~ 70.2% 確定2発
	イダイトウ♂ イダイトウ♂	H252	110.8 ~ 130.3% 確定1発
	ヒードラン ヒードラン	H244	41.2 ~ 48.8% 確定3発
		H252 とつげきチョッキ	27.5 ~ 32.5% 確定4発
	ヘイラッシャ ヘイラッシャ	H252	93.4 ~ 110.6% 乱数1発(62.5%)
	ミロカロス ミロカロス	H244	69.7 ~ 83.6% 確定2発
	ドヒドイデ ドヒドイデ	H252	80.3 ~ 95.6% 確定2発
		HD↑252	62.5 ~ 73.9% 確定2発
	ウォッシュロトム ウォッシュロトム	耐久無振り	64.8 ~ 76.8% 確定2発
		H252	51.6 ~ 61.2% 確定2発
ラスターカノン	オーガポン(いしずえ) オーガポン(いしずえ)	耐久無振り	100.7 ~ 120.0% 確定1発(特性により確定2発)
		H252	83.5 ~ 99.5% 確定2発
	ハバタクカミ ハバタクカミ	H4	88.6 ~ 106.9% 乱数1発(43.75%)
	パオジアン パオジアン	耐久無振り	136.8 ~ 162.6% 確定1発
	キュウコン(アローラ) キュウコン(アローラ)	H4 オーロラベール	102.1 ~ 120.9% 確定1発
	ランドロス(霊獣) ランドロス(霊獣)	H4	55.2 ~ 65.5% 確定2発
		H244	46.7 ~ 55.4% 乱数2発(66.79%)
	ガブリアス ガブリアス	耐久無振り	47.6 ~ 56.3% 乱数2発(85.54%)
	セグレイブ セグレイブ	H4	89.1 ~ 106.9% 乱数1発(37.5%)
		H244	77.0 ~ 92.4% 確定2発
	キョジオーン キョジオーン	H252	81.2 ~ 95.7% 確定2発
	キラフロル キラフロル	H4	113.3 ~ 133.4% 確定1発
		H244 とつげきチョッキ	63.5 ~ 76.2% 確定2発

被ダメージ計算

相手ポケモン	調整内容+α	使用技	被ダメージ割合
ハバタクカミ ハバタクカミ	C252	シャドーボール	43.0 ~ 51.5% 乱数2発(6.25%)
		マジカルフレイム	55.4 ~ 65.6% 確定2発
	C252 こだわりメガネ	シャドーボール	65.0 ~ 76.9% 確定2発
		マジカルフレイム	82.5 ~ 97.2% 確定2発
ガチグマ(アカツキ) ガチグマ(アカツキ)	C↑252	ブラッドムーン	41.3 ~ 49.2% 確定3発
		だいちのちから	212.5 ~ 253.2% 確定1発
	C↑252 テラス	ブラッドムーン	55.4 ~ 65.6% 確定2発
パオジアン パオジアン	A252	せいなるつるぎ	64.5 ~ 76.9% 確定2発
ウーラオス(れんげき) ウーラオス(れんげき)	A252 パンチグローブ	すいりゅうれんだ	56.0 ~ 67.8% 確定2発
		インファイト	102.9 ~ 122.1% 確定1発
ウーラオス(いちげき) ウーラオス(いちげき)	A252 くろいメガネ	あんこくきょうだ	57.7 ~ 68.4% 確定2発
テツノツツミ テツノツツミ	C252	ハイドロポンプ	56.5 ~ 66.7% 確定2発
ハッサム ハッサム	A↑252 こだわりハチマキ	インファイト	113.0 ~ 133.4% 確定1発
エンペルト エンペルト	C↑252	なみのり	47.5 ~ 56.0% 乱数2発(78.9%)
ヒードラン ヒードラン	C↑252	マグマストーム	116.4 ~ 139.0% 確定1発

苦手なポケモン

　まずオーガポン(かまど)オーガポンとイーユイイーユイは完全な対面不利です。また、ディンルーディンルーなどの高耐久な受けまたは起点作成型のポケモンも不利です。これらの相手に対面したら真っ先に引きましょう。微不利となるのは主にカイリューカイリューです。でんじはが入るとこちらの後発のポケモン込みで倒しやすくなりますが、極端な耐久型、ほのおのうず型、エアスラッシュ持ちなどだとジバコイルジバコイルでは倒しきれない可能性が高いです。

相性の良い味方・構築例

• ちょうはつでステルスロックを防げるポケモン
• 技を受けることができるポケモン
• ジバコイルジバコイルと同様に対面性能の高いポケモン

などが該当します。特にステルスロック対策とオーガポン(かまど)オーガポン(かまど)対策は最優先で必要です。

おわりに

　ここまでご覧いただいた方ありがとうございます。育成論に関する質問・意見等はコメント欄にてお待ちしております。どんな些細なことでもご質問ください。