ジバコイル- ポケモン育成論SV

はじめに

この育成論では一般的な略称や専門用語を使用していますのでご了承ください。
例　・HABCDS→HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さ
　　・エアスラ→エアスラッシュ　等。

また、個体値はA以外はすべて最大を想定しております。

採用理由と役割

・130という高いC種族値に加え、特性アナライズによる火力1.3倍、さらにメガネによる1.5倍により、中途半端な後出しを許しません。
そのため、2体目以降の有利対面への死に出し要員として抜群の使いやすさを誇ります。(もちろん読みさえ当たれば1体目としても出していけます)

・地面テラスタルにより、弱点タイプの技を耐えることができます。

・さらにテラバーストを採用することでジバコイルの狭い技範囲を広げていけます。

持ち物候補

• こだわりメガネ

基本はこれ。
Cが1.5倍となり、ただでさえ高い火力をさらに増強します。
※今回の育成論はこちらを前提として進めます。

• とつげきチョッキ

次点。
Dが1.5倍になり少し不安な特殊技への耐久力を補助できますが、基本は勝てる相手への死に出しをしていくのと、火力が落ちると交代先に負担がかけられなくなるので、この型での優先度は低いです。

性格

• ひかえめ

火力重視のためひかえめ1択です。

努力値と調整

• C252

火力重視のため、ここは極振りをします。

• S68

4振りアーマーガアアーマーガア(68族)抜きまで調整しています。
同時に、これは4振りラウドボーンラウドボーン抜き抜き調整となっています。
後述のダメージ計算のところで詳しく書きますが、
アナライズ無しでもHD特化アーマーガアアーマーガアを10万ボルトで93.75%で乱数1発。
HD特化ラウドボーンラウドボーンは地面テラバーストで50%の乱数1発です。
火力を強調するためにHD特化で計算しましたが、普通はこの2体はHB調整なので、まず確定1発で倒せるでしょう。
ラウドボーンラウドボーンは環境でとても多い上に、Sが抜かれていると非常に不利になる相手なので、ここまでSを振らせていただきました。
他にも↓のポケモンは無振りの場合先手を取ることができます。
マリルリシャワーズバンギラスニンフィアドドゲザンオーロンゲ

• H188

こちらは残りです。

技構成

〇基本技

• テラバースト

今作初登場の目玉技。
今回は地面テラスタルすることで地面タイプの技として打ちます。
この技をキーとして作成した育成論のため、確定で入れます。
詳細は後述します。

• 10まんボルト

基本技。
確定で入れます。

• ラスターカノン

基本技。
確定で入れます。

• ボルトチェンジ

こちらは選択枠ですが、ほぼほぼ確定と言っていいです。(ジバコイルの弱点はサブウェポンの少なさですね…)
相手の交換が読める時に撃ちますが、耐久が低い相手には10万で負担をかけた方が良い場面も多いです。
一発で倒せない耐久ポケモン相手に、ボルチェンだけ撃ちに行くのが強いです。
サイクル戦で撃って行きましょう。

〇選択技

• ボディプレス

無振りでもまぁまぁ火力が出ますが、よっぽどDが固い相手じゃない限りは仮に半減でも10万の方が火力が出ます。
メガネとも相性が悪いので優先度は低いです。

• かみなり

交代先に当たらないことがあるのでほぼ無しです。

繰り出すタイミング

• 死に出し

基本的には有利な相手に死に出しをした上で、相手の交換先に負担をかけていく動きが強いです。
〇有利な相手

• 後出し

物理が非常に硬いので、後出しもかなり安定します。
先ほど挙げた有利な相手に加え、半減できる物理系のこだわりアタッカーに対しても強く出ることができます。

• 先発

読みに自信がある人は先発で出すのも良いと思います。
このあたりが選出画面に居た時は先発で出していくことを考慮しましょう。

控えに地面が居る可能性がある場合は注意。

テラスタルについて

今回は地面テラスタルを採用しています。
テラバーストが地面タイプになるのと同時に、自らが地面タイプになります。
これにより、本来は苦手な炎タイプを返り討ちにすることができます。
地面、格闘相手にもテラスタルすることで等倍に抑えられ、1、2回行動ができるようになります。ジバコイルは物理が固いので、物理系が多いこれらの相手とも互角に戦えるようになります。
また、他の技が通りにくい電気、鋼タイプに対しても打っていけます。

テラスタルを使いたいポケモン

・地面タイプが弱点のポケモン

・鋼、炎テラスタルしてきた(してきそうな)ポケモン

・ジバコイルの弱点を突いてくるポケモン(かつジバコイルが弱点を突けるポケモン)

他にも地面技をサブウェポンとして持っているポケモンも注意が必要ですが、
ここに書ききれないほど多いので回数をこなして覚えていきましょう。

テラスタルするタイミング

基準としては、下記の点を意識しましょう。
・地面テラバーストで相手を確定1発で倒せる場合
・地面タイプになることで確定数が変わり、その間に相手を倒すことができる場合
・追い詰められた時

ただ、テラスタルはバトル中1回しかできないので、考えなしに発動するは危険です。
下記の場合はテラスタルしない方が無難です。
・元々殴って倒せる場合
・他のポケモンで対応できる場合
・地面タイプになることで逆に負けてしまう相手が残っている場合

与ダメージ計算

ポケソル様のダメージ計算ツールを使用しています。
こちらのツールではアナライズに対応していないので、便宜上「いのちのたま+Cランク1上昇」として計算しています。
「ぶっぱ」と書いてあるのは性格補正無しで252振っている計算です。
「特化」と書いてあるのは252振って、性格補正も込みの計算です。

※アナライズが発動する場合は(有)、発動しない場合は(無)と追記します。

• 地面テラバースト

• 10まんボルト

• ラスターカノン

被ダメージ計算

• 通常時

• 地面テラスタル時

苦手なポケモン

• こちらに弱点を突ける技を持っているポケモン

今回は特性ががんじょうでは無いため、弱点で責められると一撃で倒されることがあります。
積み終わったエースも厳しいことが多いです。
例

• 状態異常持ちや、弱点の突けない耐久ポケモン

例

• 相手のテラスタル

こだわりメガネ型の弱点として、後からの状況変化に対応できないという点があります。
その最たる例が相手のテラスタルです。
本来一撃で倒せる相手の確定数が変わってしまったり、急に火力を上げられて倒されてしまったりすることがあります。
こればっかりは何度も対戦をして経験を積んでタイミングを計るしかないとは思いますが、こちらも使える切り札ではありますので上手く対応していきましょう。

相性の良い味方ポケモン

テラスタルを切らない場合、弱点を半減以下に抑えられるボーマンダカイリューあたりは相性が良いです。
また、サザンドラは地面の一貫を切りつつとんぼがえりでサイクルを回せるのでこちらも良い相方です。

終わりに

ここまで見てくださりありがとうございます。
まだSV環境は始まったばかりですが、色々考えていきたいです。