はじめに
しょうろんpowです。今回は私の好きなファイアローファイアローの育成論を考えました。初投稿ですので間違っている点があったらコメントで教えていただきたいです。
注意
- 略称語として、HP=H、こうげき=A、ぼうぎょ=B、とくこう=C、とくぼう=D、すばやさ=Sを使います。
例 こうげき130=A130
- 個体値はすべて理想個体とします。
- ダメージ計算は、ポケソル、Game8を使用しています。
採用理由と役割
- ファイアローの種族値 H78 A81 B71 C74 D69 S126
見てわかる通りファイアローの強みはS126という高い種族値となにより専用特性のはやてのつばさにあります。その2つの点が気に入ったため採用しました。
1.S126
S126は環境ポケモンのみで考えると素の状態(持ち物を持っていない状態)で抜けるポケモンはおよそ5体しかいません。
なので基本的に上から行動することができます。
2.はやてのつばさ
はやてのつばさはHP満タンの時に使うひこうわざが全て優先度+1される特性で、簡単に言うと先制技になります。
この特性により素早さが負けている相手にも上を取ることができます。
持ち物
だっしゅつパック
今回、この後説明する戦法を使うにあたって必要不可欠な持ち物です。
だっしゅつパックの効果は、自分の能力ランクが下がった時に手持ちに戻るというものです。
技構成
アクロバット オーバーヒート
つるぎのまい フェイント
- 確定枠
- アクロバット
- 威力55 命中100 ひこうタイプの技。
- ファイアローは基本的にブレイブバードをメインウェポンとして使います、ですがブレイブバードは反動技で1回使うとそれ以降先制できません。
- なので今回はその次に威力が高いアクロバットを採用しました。アクロバットは威力55とそのままでは低火力すぎて使えたものではありませんが、持ち物を持っていない状態だと威力が2倍になるという効果があります。
- なので今回はそれをうまく発動させて戦うことになります。
- オーバーヒート
- 威力120 命中90 ほのおタイプの技。
- 使用するとCが二段階ダウンしてしまいますが、基本的に倒す目的で使う相手は2発で倒せますのであまり気にならないと思います。
- これも今回の戦法を行う上で重要な技となるので後ほど詳しく解説します。
- 自由枠
- フェイント
- 威力30 命中100 ノーマル技。
- 優先度+2の先制技でタスキ持ちとの対面を想定した技です。
- ほとんどのポケモンは優先度+1の先制技を使ってくるので素早さが負けていても相手の体力をタスキ発動まで削ることができれば上からとどめをさすことができます。
- 同じ優先度+2のしんそくを使うカイリューカイリューにも、素の素早さでは勝っているので最後にマルチスケイルをつぶして倒れるなんて動きもできます。
- 採用優先度は高めです。
- おいかぜ
- 4ターンの間自分と味方の素早さが2倍になる。
- はやてのつばさの効果は変化技にも適用されるので、このおいかぜも先制技として使うことができます。ファイアローじゃあどうしようもない相手には上からおいかぜをして味方に託すこともできます。
- 採用優先度は低めです。
- はがねのつばさ
- 威力70 命中90 はがね技。
- 確定枠の技をどちらも半減にしてくる岩タイプへの打点を持ちたい方におすすめ。
- ですが、火力が低くばつぐんをとれても一撃で倒せないことがあるため採用の優先度は低めです。
- ちょうはつ
- 3ターンの間、相手は攻撃技しか出せなくなる。
- このファイアローは基本的に先発で出すので、相手の起点作成要員などにちょうはつする動きも強いです。とくにステルスロックの対策をできるのは強いです。それと今作では少ないですが、変化技を多用する受けポケモンにも強く出れます。
- 採用優先度は高めです。
特性
- はやてのつばさ
HP満タンの時にひこうわざが優先度+1の先制技になります。
今回の戦略のため確定枠です。
- *性格・努力値と調整
- 性格:むじゃき
- 努力値:A244 B28 S236
- 個体値:<b>31:31:31:31:31:31
- 実数値:H153 A132 B95 C94 D80 S193
- -調整の意図
- H:無振りだけど奇数
- B:A特化パオジアンパオジアンのつららおとし確定耐え。
- これによりパオジアンがタスキだった場合でもオーバーヒート+フェイントで対面勝つことができます。ファイアローがパオジアンに負けるのはパオジアンが最速でかつ、火力アップアイテムを持っていた時のみなので、こちらに有利な確率で勝つことができます。
- あまりをA振り
- S:最速マスカーニャマスカーニャ抜き
- コンセプト上先制で打てるひこうわざだけで無くオーバーヒートを上から打ちたいのでSはあまり削れず、元々の火力が低いためAもほとんどぶっぱにしてます。
- Cに努力値は振っていませんが両刀で使うためCに下降補正はかけずDに下降補正がかかりSが上がるむじゃきにしました。
テラスタル
シンプルに火力を上げられるタイプ一致のひこうテラスタル
これをするだけで確定数がかなり変わります。
- *立ち回り例
- 1.まず先発で出し、上からオーバーヒートで脱出パックを発動し(持ち物を消費し、アクロバットの威力が上がる。)裏に繋ぎます。
- 2.そこから裏のポケモンにステロあくびなどをしてもらい起点作りをしてもらいます。
- 3.眠っている相手と対面した時に剣の舞を一回積み、全抜きします。
- 実際にこんなにうまくいくことは少ないと思いますが、エースとしては申し分ない活躍をしてくれるため期待通りの動きはできると思います。
- 場合によっては高火力先制技で最後のお掃除役もできます。
- また、一度つるぎのまいをした後のひこうテラスタルアクロバットはガブリアスガブリアスをワンパンできるくらいの火力が出るので鈍足寄りのパーティーにはかなり強いです。
(※先発はスカーフが来やすいので、安易にオーバーヒートから入らないよう気をつけてください。)
他の高火力先制技持ちとの差別化
- ハッサムのバレットパンチ
- 高火力先制技と言ったらハッサムのバレパンですが、水ウーラオス(れんげき)の影響で環境に水テラスする奴がかなり多いので今は逆風だと思います。
- カイリューのしんそく
- 神速はマジで強いですが、アクロバットはタイプ的に無効化されないこと、カイリューのA1段階上昇ノマテラ神速より全然火力が高いことから差別化可能です。
- パオジアンのふいうち
- A2段階上昇時のふいうちは並のポケモンじゃ受け切れないくらい火力が高いですが、ブーストエナジーハバタクカミやテツノツツミなどで無駄な読み合いが発生してしまうので差別化可能です。 水ウーラオス(れんげき)や四災の影響で増えたフェアリーテラスで止まるのもエースとしては少しキツイ。
与ダメージ計算
基準になりそうなポケモンのみ記載します。
- -アクロバット(持ち物なし)
- H4ハバタクカミハバタクカミ 83.2〜99.2%確定2発
- テラス時 111.4〜132.8%確定1発
- B4ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)(いちげきも同じ)76.5〜92.5%確定2発
- テラス時102.8〜123.4%確定1発
- H4イーユイイーユイ62.5〜74%確定2発
- テラス時83.9〜99.2%確定2発
- H4ミミッキュミミッキュ化けの皮ダメ込み74.9〜86.3%確定2発
- テラス時化けの皮ダメ込み96.2〜111.5%乱数1発(68.75%)
- B4オオニューラオオニューラ131.6〜154.8%確定1発
- B4マスカーニャマスカーニャ120.5〜143%確定1発
- H4ウルガモスウルガモス120.4〜142.8確定1発
- HB252ウルガモスオボン込み66.6〜79.1確定2発
- テラス時89.5〜106.2%乱数1発(37.5%)
- HB252モロバレルモロバレル55.2〜66%確定2発
- テラス時74.2〜88.6%確定2発
- H252ゴリランダーゴリランダー73.4〜86.9%確定2発
- テラス時98.5〜115.9%乱数1発(87.5%)
- HB252チオンジェンチオンジェン食べ残し込み52〜62.5%確定2発
- テラス時64.6〜77.1%確定2発
- B4テツノブジンテツノブジン100.6〜118.1%確定1発
- H4イダイナキバイダイナキバ57.5〜69.1%確定2発
- テラス時77.4〜92.1%確定2発
- H252コノヨザルコノヨザル75.5〜89.4%確定2発
- テラス時101.3〜119.8%確定1発
- -つるぎのまいひこうテラスタルアクロバット
- HB252ハバタクカミハバタクカミ116〜137%確定1発
- B4パオジアンパオジアン139.3〜165.1%確定1発
- B4テツノツツミテツノツツミ123.6〜146.5%確定1発
- H4ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)いかく込み90.9〜107.8%乱数1発(43.8%)
- H252ハッサムハッサム102.8〜122%確定1発
- B4イダイトウ♂イダイトウ♂130.2〜153.8%確定1発
- B4ガブリアスガブリアス103.8〜122.4%確定1発
- H4セグレイブセグレイブ102.6〜121.4%確定1発
- B4ドラパルトドラパルト139.8〜165.6%確定1発
- H252マリルリマリルリ105.3〜124.6%確定1発
- B4ゲッコウガゲッコウガ168.7〜200%確定1発
- -オーバーヒート
- D4パオジアンパオジアン104.5〜123.8%確定1発
- H244サーフゴーサーフゴー65.2〜77.7%確定2発(最低乱数を2回引かない限り倒せる)
- H4サーフゴー77.3〜92%確定2発
- H252ハッサムハッサムチョッキ持ち103.9〜124.2%確定1発
- H252ジバコイルジバコイル71.1〜84.7%確定2発
- HD252ジバコイルチョッキ持ち33.8〜40.6%確定3発
- 無振りマスカーニャマスカーニャ100.6〜120.5%確定1発
- H252ドドゲザンドドゲザン64.7〜76.3%確定2発(低乱数を引くと倒せない)
- H252ドドゲザンチョッキ持ち43.4〜52.1%乱数2発(5.9%)
- H252D4アーマーガアアーマーガア64.3〜76%確定2発(低乱数を引くと倒せない)
- H252モロバレルモロバレル62.4〜74.2%確定2発(低乱数を引くと倒せない)
- H252ゴリランダーゴリランダーチョッキ持ち49.2〜58.9%乱数2発(98%)
- H4デカヌチャンデカヌチャン70.8〜83.2%確定2発
- -*被ダメージ計算
- ファイアロー(B28振り時)
- A特化パオジアンパオジアンつららおとし83〜98.6%確定2発
- C特化サーフゴーサーフゴーシャドーボール75.1〜88.8%確定2発
- A特化カイリューカイリューしんそく42.4〜50.3%乱数2発(1.2%)
- A特化カイリューテラス時しんそく64〜75.1%確定2発
- A特化ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)アクアジェット64〜75.8確定2発
- A特化ウーラオス(れんげき)テラス時アクアジェット86.2〜101.9乱数1発(6.3%)
- A特化ミミッキュミミッキュいのちのたま持ちシャドークロー56.2〜66%確定2発
- A特化ミミッキュいのちのたま持ちかげうち31.3〜37.9%乱数3発(88.8%)
- C252ウォッシュロトムウォッシュロトムボルトチェンジ101.9〜121.5%確1発
- A特化イダイトウ♂イダイトウ♂アクアジェット75.8〜91.5%確定1発
- A特化ドドゲザンドドゲザンくろいめがね持ちドゲザン81〜96%確定2発
- ファイアローひこうテラス時↓
- A特化ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)いわなだれ84.9〜100.6%乱数1発(6.3%)
- *苦手なポケモン
- 1.ファイアローより速く、先制技を持っているポケモン
- 2.きあいのタスキを持っているポケモン
- 3.飛行技を半減してくるポケモン
- 4.シンプルに高耐久なポケモン
- そこそこ多く感じますがどれも対処しやすいです。
- まず1の条件を満たすのは環境ポケモンだけを見ると2体、ドラパルトパオジアンのみです。
- そして2ですが、きあいのタスキを持っているポケモンはわかりやすいのでこちらも対処しやすいはずです。こちらのステロで対策することもできます。(初心者の方は使用率などを参考にしてきあいのタスキをよく持っているポケモンを覚えていきましょう。)
- 3についてはタイプ相性をみるとわかるのですが、飛行技を半減できるタイプはいわ、はがね、でんきと、どれも地面タイプが効果抜群なのでわかりやすいです。(はがねタイプはオーバーヒートで処理することもできるかも)
- 4は正直ポケモンを長年やっている方でも対処が難しく、かなり受けに寄っている相手対してはこだわりトリックができるポケモンを裏に入れておくのが無難かと思います。
- -具体的に苦手なポケモン
- ※上げているポケモンは使用率50位付近になってます
- 1に該当するポケモン パオジアンドラパルト
- 2に該当するポケモン パオジアンウーラオス(いちげき)ドラパルトイダイトウ♂キラフロルイダイナキバ
- 3に該当するポケモン サーフゴーヒードランヌメルゴン(ヒスイ)ウォッシュロトムキョジオーンサンダージバコイルキラフロルドドゲザンボルトロス(霊獣)アーマーガア(サンダーボルトロス(霊獣)は地面タイプが無効なため注意)
- 4に該当するポケモン カイリューディンルーヒードランヌメルゴンガチグマヘイラッシャキョジオーンカバルドンアーマーガアラウドボーン
相性の良い味方・構築例
- ステロあくびができるポケモンです、ついでにタスキケアもできます。
- 基本的にオーバーヒート発動からこの誰かのポケモンに繋ぎます。
- 他にステロあくびできるポケモンの候補としてはカバルドンが上がると思いますが、特性のすなおこしではやてのつばさが削れてしまうため、あまりおすすめできません。ですが、ターン管理に自信がある方は採用してもいいかもしれません。
- ノココッチはかなりマイナーですが3候補の中で1番物理耐久が高く、使いやすかったです。
- パオジアンより早いのでそこそこ対策でき、アンコールなどで受け破壊もできます。
- 素早さ、火力共に高いので最後のお掃除役になれるのも良し。
- シンプルな地面タイプのアタッカーですが、型によってはステロも撒けますし何より使いやすいです。
後書き
今回は僕の好きなファイアローファイアローの育成論を書かせていただきました。実際に使用してみて、3タテも何回かできたのでよかったら使ってみてください。
見ていただきありがとうございました!
- 追記
一部、分かりづらい点やコメントでアドバイスをもらった箇所などを修正しました。