はじめに
はじめまして。そうでない方はいつもご覧いただきありがとうございます。
ドライブポケモンと申します。
今回はファイアローについての育成論を投稿することにしました。
至らぬ点も多いかと思いますが、よろしければ最後まで見ていただけると、とても嬉しいです。
さて、ランクマでは12月終盤あたりからアーマーガアとドオーでサイクルを回す通称「アマガドオー」の組み合わせが流行りました。
能力値、タイプ相性の補完に優れるこの2体を崩すのは容易ではなく、勝てるパーティを組むときにコイツらは必ずぶつかる壁だと思います。
しかーし!そんなお悩みを解決するポケモンこそが今回のファイアロー。
なんと今回のファイアロー、ほのおのうずを採用しており、バインド状態によりサイクルを阻止できる点、無振りの火力をスリップダメージで補える点が非常に相性が良いです。
加えて、今のシーズン1はサザンドラを抜けるポケモンが限られているほどの中速環境です。
そのような背景もあり、ファイアローは環境ではドラパルトに次いで2番目に速く、この子にしかできないことはたくさんあります。
それでは、頼れるファイアローの紹介の始まり始まり〜。
採用理由と役割
アマガドオーを完封するポケモンとしての採用が見込めます。
また、鬼火+挑発で自分より遅い物理ポケモンを受ける役割、挑発によるサポート展開阻止にも貢献できます。
持ち物
ダメージソースとして優秀なゴツゴツメットとしました。
もう一つの候補は痛すぎるステロをケアするあつぞこブーツになりますが、アマガドオーに対しては自らの挑発で防げるうえに、HP満タンからならステロを踏んでも勝てる点、特性と合わせて相手に触れられるときに大きなリスクをおしつけられる点を評価して確定欄はゴツメとします。
特性
ほのおのからだで確定です。
触れた相手を3割で火傷にする強力な特性で、ゴツメと合わせて直接攻撃をしてくる相手に強く出られます。
羽休めで受けきれない直接攻撃をしてくる相手にも試行回数を稼ぐことで何とかなることがあります。
もう一つの特性のはやてのつばさですが、今回ははねやすめしか対象の技がない上に、HP満タンの条件もあるので受けには向きません。
性格・努力値と調整
性格はおくびょう
努力値はH12,B252,S244です。
調整の意図としましては素早さが最速マスカーニャ抜きの抜き、Bはぶっぱ、Hを奇数にしています。
折角S種族値126とマスカーニャよりちょっと高いのだから、そこを超えて来るポケモンも抜いてしまおう、ということでこの配分にしました。
ドオーやカバルドンにステロを撒かせたくないので先発での起用が多くなるため、同じく先発適性の高いマスカーニャを抜けるようにしました。
抜き抜きの抜き…なんて努力値を振っていてははいたちごっこになってしまうので、その辺はお好みで。
ファイアローはステロが4倍のため、ステロ2回で落ちないためにどんな調整でも必ずHPを奇数にする必要があります。
技構成
おにび
物理受けの役割を果たすために必須です。
微々たるものですが、火力のないファイアローにとってはダメージソースにもなり得ます。
はねやすめ
物理受けをするなら回復技の羽休めも外せません。
羽休めを打つことでそのターンのみひこうタイプがなくなります。
カバルドンやドオーら地震ワンウエポン組は羽休めに合わせた地震を狙ってくる可能性があることには要注意です。
ちょうはつ
ステロ展開阻止、バトン展開阻止、起点回避に使えます。
なにより挑発がないとアマガドオーに勝てないので必須です。
鬼火の後にりゅうのまいやつるぎのまいで強引に突破を狙ってくるポケモンにも打ちましょう。
ほのおのうず
今回の育成論のポイントとなる技です。
炎の渦を採用することで、アーマーガア,ドオー以外のファイアローを突破しに来るポケモンにスリップダメージを与えながら、バインドを付与することで交換読み交換を封じ、確実にサイクル有利を取りに行きます。
また、アーマーガアを捕まえた場合はとんぼがえりで逃げにくる相手にゴツメダメージと火傷30%のリスクを押し付けられます。
さらに、ドオーを捕まえた場合は地震ワンウエポンならば挑発で完封できます。
かえんほうしゃやおいかぜ
それぞれ強力な技ですが、今回のコンセプト上採用しないこととしました。
テラスタル
受け出ししてくるロトム系統にボルトチェンジで逃げられないために、{じめん}としました。
現在多くのロトムが拘っている印象ですが、そうでなければボルチェン後に別の技を打たれて突破されてしまうので、2サイクル目に持ち物を判別させてからにしたいです。
また、こだわりトリックをされると機能停止する点も注意です。
よっていきなり対面したからと言ってテラスタルを切ると返り討ちに合う可能性があることは理解しておいてください。
うまく電気技でこだわっているポケモンを炎の渦で捕まえることができれば、相手のサイクルを崩壊させられます。
立ち回り例
ステロを撒いてきそうなポケモンがいれば先発で、そうでなければ火力のないポケモンや自分より遅く、弱点を突けない物理ポケモン相手に出します。
最低限の汎用性は確保していますが、超火力ポケモンに余裕を持って受け出しできるほどの受け性能はありません。
今回のファイアローは物理受けのスペシャリストとしてではなく、パーティの補完役としての役割が主なので活躍できなそうなら選出を控えることも重要です。
与ダメージ計算
ほのおのうずしか攻撃技がないので割愛。
被ダメージ計算
ポケモンソルジャー様のツールを使用させていただきます。
いつもありがとうございます。
- A252マスカーニャ はたきおとす 73 ~ 87 (47.1 ~ 56.2%) 乱数2発
- A252ガブリアス がんせきふうじ 136 ~ 164 (87.8 ~ 105.9%) 乱数1発
- A252ドラパルト ドラゴンアロー 80 ~ 96 (51.7 ~ 62.0%) 確定2発
- 特化アーマーガア ボディプレス 21 ~ 25 (13.5 ~ 16.2%) 乱数7発
- 特化マリルリ アクアジェット 84 ~ 102 (54.2 ~ 65.9%) 確定2発
- 特化ドドゲザン ドゲザン 81 ~ 96 (52.3 ~ 62.0%) 確定2発
- 特化ミミッキュ 珠シャドークロー 66 ~ 79 (42.6 ~ 51.0%) 乱数2発
- 特化カイリュー 一致鉢巻しんそく 112 ~ 133 (72.3 ~ 85.9%) 確定2発
- C252サーフゴー シャドーボール 94 ~ 112 (60.7 ~ 72.3%) 確定2発
- 特化ウォッシュロトム ボルトチェンジ 152 ~ 182 (98.1 ~ 117.5%) 乱数1発
- 特化サザンドラ あくのはどう 99 ~ 117 (63.9 ~ 75.5%) 確定2発
苦手なポケモン
火力の高い特殊ポケモン、特に抜群ボルトチェンジで炎の渦を抜けてくるポケモンです。(ウォッシュロトム、ヒートロトム、ジバコイルあたり)
そのためのじめんテラスタルとはいえ、テラスタルを切らされるのはしんどいです。
さらに、鬼火を無効化してくるセグレイブ、ラム持ちカイリューなども厳しいと言えます。
相性の良い味方・構築例
サイクルパーティでの採用を想定しています。
誘うウォッシュロトム、サザンドラ、サーフゴーあたりを誤魔化せるポケモンが良いでしょう。
パーティの軸になれる汎用性の高いポケモンではなく、尖った性能を持った最後の1ピースにはまるようなポケモンなので、このファイアローのためにポケモンを用意する組み方は弱いと思います。
おわりに
今回のファイアロー、いかがだったでしょうか。
高い数値があるわけではないですが、この子にしかできない上に環境に刺さる型を提案出来て、私自身書いていてとても楽しかったです。
アマガドオーに悩むことがあれば是非ともこのファイアローを思い出してあげてください。
しかし、私自身はランクマというよりはフレンドとの対戦を楽しむ身であり、知識不足な点も多くあると自覚しています。
そのため、有識者の方々にはお気づきの点や問題点があれば、どんどんご指摘をいただけると嬉しいです。
皆さんでより良い型を開拓できれば幸いです。
最後になりましたが、私の育成論を終わりまで見ていただきありがとうございました。