はじめに
sitositositoと申します。何度かウーラオス(いちげき)の調整を考えてこの型にたどり着きました。よければ最後まで見ていってください。※この型はみずウーラオス(れんげき)にも適用できますがあくウーラオス(いちげき)がメインで育成論は書かれています。
コンセプトと役割
- あくウーラオス(いちげき)で使用する場合
初手みずウーラオス(れんげき)メタ。本来不利対面とされるみずウーラオス(れんげき)を起点にして全抜きをはかる。
- みずウーラオス(れんげき)で使用する場合
ミラーに強くなる。パオジアンランドロス(霊獣)などの物理ポケモンに対する受けだし。
オボンの実を生かして物理とのうちあいに強くなったり、つるぎのまいやくさわけを使うことによるきあいのタスキ並みの対面能力
似たポケモンとの差別化
1つ目は素の耐久
パオジアンのH80B80D65に対してウーラオス(いちげき)はH100B100D60とかなり違う。これにより剣舞の積みやすさ、カイリューのしんそくのダメージなども大きく変わってくる。
2つ目は素早さを上げる技の有無
本来抜けないはずのテツノツツミの上から攻撃することが可能になったり。ふいうち択を仕掛けなくとも上から殴れるように。
3つ目は専用技あんこくきょうだの存在
特性のいかく、ひかりのかべ、リフレクターに対して強くでれる。
- 今アツアツの剣舞くさわけガチグマ
1つ目は継続戦闘能力
ガチグマは火炎玉でのダメージ、回復技がない(ドレインパンチがあるが採用してしまうと技スペが大変なことに)ために相手にサイクルを回されたりするとどうしてもHPが足りなくなる。
2つ目は素の素早さ
ウーラオス(いちげき)のS97に対してガチグマはS50。これによりくさわけで素早さを上げてからの抜ける範囲が変わってくる。
例)S+1の最速ガチグマの素早さ実数値が168(元112)
S+1の本育成論ウーラオス(いちげき)の素早さ実数値が207(元138)
具体的にくさわけ1回でウーラオス(いちげき)が抜けてガチグマが抜けないポケモンを挙げると
最速102族ガブリアス最速135族パオジアンハバタクカミ最速136族テツノツツミがいる。
仮にくさわけを2回積めたとしてもガチグマはブーストハバタクカミやスカーフウーラオス(いちげき)を抜けなかったりと厳しいことが多々。
3つ目は型の読まれにくさ
ポケモンホーム(7月25日時点)によるとウーラオス(いちげき)のくさわけ採用率がtop10に入っていないのに対して、ガチグマのくさわけは7位で19.1%と徐々に広まりつつある。型の知名度によりくさわけ剣舞の通しやすさに影響が出てくる。
4つ目は技の通りの良さ
剣舞くさわけを採用しているので実質的な攻撃技のスペースは2つしかない。ガチグマのメインウェポンであるじめん技とノーマル技は無効タイプが存在しており相手にサイクルをグルグルされると火炎玉のダメージもあいまってキツイ。
- 剣舞くさわけガチグマの方が強い点
1つ目は状態異常に対する耐性
ウーラオス(いちげき)と違ってまひやけどどくねむりにならないのがでかい。
2つ目は剣舞を積んでない状態での火力
本育成論のウーラオス(いちげき)は剣舞前提での耐久振りなのでヘイラッシャなどのてんねんに弱かったりするが、ガチグマはノマテラこんじょうからげんきで突破することが可能。
耐久方面に関してだがガチグマが最速にしている関係上、オボン込みでウーラオス(いちげき)との耐久はさほど変わらない。しかしあくウーラオス(いちげき)は4倍弱点がある(みずウーラオス(いちげき)は別)ので相手からテラスタルを強要させられやく、その点ではガチグマの耐性の方が優秀。
持ち物
- オボンの実
安定してくさわけやつるぎのまいを積めるように。今回の型は耐久に厚く振っているためきあいのタスキよりも相性〇
- パンチグローブ
みずウーラオス(れんげき)で使うならおススメしたい。
- たべのこし
相性はいいがステルスロックなどですぐに型ばれしてしまうのがつらいところ。
特性
- ふかしのこぶし
これしかない。まもるを貫通。
性格・努力値と調整
- 調整案1(耐久重視型)
H244A460B60D76S68ようき(yuutaさんのコメントから採用)
Bは
みずテラス時A特化鉢巻みずウーラオス(いちげき)のみずテラスすいりゅうれんだをオボン込み確定3発
みずテラス時A特化みずウーラオス(いちげき)のインファイトオボン込み確定3発
A特化玉パオジアンのせいなるつるぎ+ふいうちをオボン込み確定耐え
Dは
C252テツノツツミのみずテラスハイドロポンプをステロ込み確定耐え
無振りサンダーの十万ボルトをこちらがみずテラス時確定耐え
Sは
S+1で最速136族テツノツツミ抜き抜き
- 調整案2(火力重視型)
H220A164B60D60S4いじっぱり
Bは
玉パオジアンをケアできない
Dは
ステロ込みだとC252テツノツツミのみずテラスハイドロポンプ耐えない
Sは
S+1で準速123族マスカーニャまで抜ける
それ以外は調整案1と同じ
- 調整案3(ハイブリット)
H220A4B60D60S164いじっぱり
調整案1と2の融合版
S+1で最速136族まで抜けて火力もある程度ある
技構成
- あんこくきょうだ
確定。メインウェポン。
- ドレインパンチ
つるぎのまいとの相性〇。貴重な回復技。
- くさわけ
Sをあげつつ攻撃できる。
- つるぎのまい
A2段階上昇の積み技。
他の技候補
- ふいうち
いれかえるならくさわけかドレインパンチ。高火力先制技。
- インファイト
ドレインパンチとの選択。威力120は侮れない。
- ビルドアップ
物理との打ち合いにさらに強くしたい人用。
テラスタル
この型の性質上、タイプ一致テラスタルより弱点を消せるテラスタルの方が良い
- みず(あくウーラオス(いちげき)の場合)
- でんき(みずウーラオス(れんげき)の場合)
でんき技半減したり、麻痺を無効化。かみなりパンチの威力もup。
他にもはがねフェアリーどくなど行動保障があるテラスタルは何でも強い
立ち回り例
- 初手みずウーラオス(れんげき)と対面した時
処理ルートは
みずテラスくさわけ→つるぎのまい→ドレインパンチorあんこくきょうだorくさわけorつるぎのまい
があります。
技選択は時と場合に応じて。
例を挙げると
スカーフorエナジーハバタクカミテツノツツミなどS+1だけじゃ抜けない相手がいる可能性が高いとき→くさわけ
HPを満タンに近い状態で突破したい(カイリューの鉢巻しんそくケア)→ドレインパンチ
後続に負荷or交代読み→あんこくきょうだorつるぎのまい
- 他との対面
基本的に素早さが負けていたらくさわけから入る。テラスタルをきって無理やりつるぎのまいを積む動きも強い。
与ダメージ計算
- あんこくきょうだ
H4ハバタクカミ確定1発108.4~128.3
HBサーフゴー確定2発69.1~83.6
H4テツノツツミ確定2発59.9~71.3
A2段階上昇時
B4みずウーラオス(いちげき)乱数2発49.8~58.9
H252ヒードラン乱数1発84.9~100.0
H252カイリューマルスケなし乱数1発93.0~109.6
H252ランドロス(霊獣)乱数1発98.0~115.4
H252サンダー確定1発102.6~120.9
HBサンダー確定2発72.1~85.3
H4パオジアン確定2発67.4~79.5
HBクレセリア確定1発104.0~124.3
- ドレインパンチ
H4イーユイ確定1発106.9~128.3
H4テツノツツミ確定2発78.8~95.5
A2段階上昇
B4みずウーラオス(れんげき)確定2発66.9~78.9
HBチオンジェン確定2発66.7~79.2
HBディンルー確定2発55.8~66.5
HBヌメルゴン(ヒスイ)乱数1発89.9~107.0
H252ヒードラン確定1発112.2~133.4
- くさわけ
B4みずウーラオス(れんげき)乱数3発30.9~36.6
H4テツノツツミ確定3発36.4~44.0
A2段階上昇時
B4みずウーラオス(れんげき)確定2発59.5~70.9
被ダメージ計算
みずテラス時というのは、こちら側がみずテラスしたときのことです。
A特化みずウーラオス(れんげき)のみずテラス鉢巻すいりゅうれんだみずテラス時確定2発50.3~59.2(オボン込み確定3発)
A特化みずウーラオス(れんげき)のインファイト確定2発52.3~62.1(オボン込み確定3発)
A特化パオジアンのせいなるつるぎ確定2発66.1~77.9
A特化パオジアンのふいうち乱数9発9.4~11.4
A特化パオジアンのこおりのつぶて乱数4発22.2~26.7
A特化ランドロス(霊獣)のじしん乱数2発47.3~56.2
C特化ハバタクカミのムーンフォースみずテラス時確定2発62.1~73.0
C252テツノツツミのみずテラスハイドロポンプ確定2発81.8~96.6
無振りヒードランのマグマストーム乱数2発47.8~56.7
無振りサンダーの十万ボルトみずテラス時確定2発82.8~98.6
無振りディンルーのじしん乱数3発28.5~34.0
苦手なポケモン
突破できない。つるぎのまいを積むこと前提で余りAに振っていないので特性てんねんがきつすぎる。
特殊受けに引いてブーストエナジーを消費させた状態からならくさわけで抜けるようになるので勝てる。
相性の良い味方・構築例
あくウーラオス(いちげき)の弱点であるフェアリー格闘に対する耐性。逆にヤドキング(ガラル)の弱点であるゴーストあくをあくウーラオス(いちげき)は半減できる。
最後に
疑問点や質問などあればコメントください