ハバタクカミ- ポケモン育成論SV

一番使いやすい基本の汎用アタッカーの型が見当たらなかったので投稿しようと思いました！
育成論の投稿は二回目で拙い部分もあるかと思いますが、何卒よろしくお願いします。

採用理由と役割

私がパーティ構築の段階でハバタクカミに課した役割は大きく分けて二つです。
一つ目の役割は、環境に増えそうなトドロクツキトドロクツキ、ドラパルトドラパルトなどのドラゴンタイプ、パオジアンパオジアンなどの高速アタッカーを見ること。
二つ目の役割は、高いCSを活かした汎用アタッカーです。
同じような役割を探している人におすすめのポケモンになっています。

持ち物

今回はブーストエナジーでSを上げるように調節しています。
先に紹介した一つ目の役割が関わっていて、ドラパルトや同じくブーストエナジーでSを上げたトドロクツキを抜くためにブーストエナジーにしています。
詳しい調節は下で！

ほかの候補は眼鏡や命の珠、タスキ等ですね。
眼鏡は広い技範囲がつぶれちゃうのがもったいないかなと思う反面、高速から超高火力押し付けるのはロマンがありますよね。
珠は火力補填という面ではめちゃくちゃありだと思います！そこまで耐久があるポケモンではないので（特殊耐久はそこそこですが）HPももったいなくないですね。
タスキも殴れる回数増えるのはうれしいし、HP１になっても高いSで活躍できそうなのでありだと思います。

ただ今回はS+1トドロクツキトドロクツキを重く見たのでブーストエナジーとしました。

特性

今回の軸になる特性なので一応プチ解説です。
こだいかっせい（以下古代活性）は天候晴れ時、もしくはブーストエナジー発動時に自分の一番高い能力が強化されます。
倍率はSの場合のみ1.5倍、その他のABCDは1.3倍となっています。

性格・努力値と調整

おくびょう（S↑A↓）
H68/B4/C252/D4/S180
古代活性発動時に

• 最速＋１トドロクツキトドロクツキ（古代活性や龍舞でSを上げた時）
• 準速+1ドラパドラパルト
• 準速＋１テツノツツミテツノツツミ（トドロクツキと同じ）
• 最速+1マスカーニャ

とかを抜ける感じになっています。
環境のポケモンは大体抜けます。

C実数値187、S実数値195（古代活性発動時で292）で古代活性時Sが上がるのがわかりますね。
Sを最速にしていないのは252振りと180振りの間に目ぼしいポケモンがいなかったからです。（+1最速130族のサンダースサンダースとかしかいなかった）。
それならHに振った方がいいかなと。
一応古代活性発動していないときの話なら
準速+1ギャラドスギャラドス
準速+1サーフゴーサーフゴー
とかが間にいます。どっちにしろ最速だったら252振りでも抜けないし、古代活性発動してれば全部抜けるしと思っての調節ですが、気になる人はCSぶっぱでもいいと思います！H振りに特別な意味があるわけじゃないし、どっちにしろ物理ぺら過ぎてなんでも吹っ飛びます。
一応ようき珠ミミッキュミミッキュのかげうちが低乱数から確定２発になったりいじっぱり珠かげうちでも37%程度の乱数になったり、地味にうれしいところではあります。

＋追記：やっぱりH68振り調整がいいと思います！特に恩恵を感じたのはハバタクカミミラーの時で、マジカルフレイムから入ることで、相手がC特化こだわりメガネだった場合でも120 ~ 144 (86.3 ~ 103.5%) 乱数1発 (18.8%)で耐えることができます。（メガネなら臆病調整が多いと思うのでほぼ確定で耐えれます）
これで、タスキや眼鏡の可能性も両方ケアしつつ上からシャドーボールで突破することができます。
マジフレと合わせて特殊アタッカーに対してタスキケアができるのがえらい！

技構成

• Tier1

ムーンフォース
シャドーボール

メインウェポンなのでこの２枠は確定

• Tier2

マジカルフレイム

今回は炎テラスで使うのでほぼ確定、
特殊アタッカーに対して打てれば自前の特殊耐久と合わせて抑止力にもなるし、対面でつらい鋼タイプや鋼テラスのポケモンたちへの打点を持っておくのはとても重要。（ドラゴンは迷ったらとりあえず鋼テラスにしとけみたいな風潮、あると思います。）
また、ジバコイルジバコイル、ゲンガーゲンガー、などのがんじょうやタスキが多い特殊ポケモンのケアや、イーユイイーユイ、ウルガモスウルガモス、ロトム類ヒートロトムウォッシュロトムなど強い特殊アタッカーに対して上から打つことでタスキをケアしつつ対面の勝率を高めることもできます。

• Tier3

攻撃技
１０まんボルト(90)
エナジーボール(90)
パワージェム(80)
マジカルリーフ(60)
こごえるかぜ(55)
サイコショック(80)
あくのはどう(80)

変化技
おきみやげ
でんじは
ねがいごと
めいそう
うそなき
ちょうはつ
みがわり
まもる

少し多くなりましたが、攻撃技なら技範囲補填と威力が10高いことから10まんとエナボ、変化技なら受けに強く出れる挑発、相手のテラスタイプを確認できるみがわり、まもるがおすすめです。
ここは好みやパーティ相性の面が大きいと思うので自由枠ですね。

テラスタル

今回はほのおです。
環境にそこそこ多い鋼テラスや、サーフゴーをはじめとした鋼タイプたちへの火力を上げられるのは大事だし、相性補完も悪くないですね。
ほかの候補としては一致ムンフォの火力を底上げするフェアリーテラス、かげうちなどの先制技を透かしてミミッキュミミッキュやハバタクカミハバタクカミミラーの勝率を上げれるノーマルテラス、チョッキドドゲザンドドゲザンなどで受けに来る相手に刺さるかくとうテラステラバなどがあります。

立ち回り例

基本的にどのタイミングで出しても大丈夫なポケモンですが、ブーストエナジー込みで圧倒的なすばやさがあるので、先発出しにかなり安心感があります。
後に残しておいて圧倒的な技範囲とすばやさでスイープ要員としても十分に活躍してくれるので、自由に選出できるのも強みだと思います。
先発出し負けた時ひっこめるとこだいかっせいの効果はなくなるので注意（素の素早さ種族値135あるのでそんな腐らないですが）

与ダメージ計算

vs(努力値)(チョッキあれば)(テラスタイプあれば)(ポケモン名)
（技名）
（計算結果）

• vsHD252トドロクツキトドロクツキ

ムーンフォース
268 ~ 316 (126.4 ~ 149%) 確定1発
どんな振り方でも落ちます。

• vsH4はがねテラストドロクツキトドロクツキ

マジカルフレイム
134 ~ 158 (74.4 ~ 87.7%) 確定2発
あと一歩足りない感じですね。

• vsH252D52ドラパルトドラパルト

ムーンフォ―ス
198 ~ 234 (101.5 ~ 120%) 確定1発
H252D52振りまでなら落ちます。耐久全振りはほぼいないから基本ワンパンですね。

• vsH252D172パオジアンパオジアン

ムーンフォース
188 ~ 224 (100.5 ~ 119.7%) 確定1発
H252D172までなら落ちます。（ｒｙ

役割対象たちについてはこれくらいですね。もう少し開拓されてチョッキ持ちとかが出てきても、耐久全振りとかじゃない限りは乱数くらいになりそうです。

• vsH4サーフゴーサーフゴー

シャドーボール
152 ~ 182 (93.2 ~ 111.6%) 乱数1発 (62.5%)
炎テラスすれば対面は安定しそうですね。

• vsH252D4ディンルーディンルー

ムーンフォース
200 ~ 236 (76.3 ~ 90%) 確定2発
さすがに硬い。
ヘビーボンバーは炎テラスで受けれるので対面勝率は高そうですが、炎テラス読みじしんとかは当然耐えれないので完全に安定するわけじゃないです。

• vsH252D4キョジオーンキョジオーン

91 ~ 108 (43.9 ~ 52.1%) 乱数2発 (12.9%)
硬すぎない？エナジーボール持ってれば確定2発安定します。
ここもテラスの読み合いですね。

苦手なポケモン

古代活性でどのポケモンにも基本的に上が取れるような調節なので特にいないですが、上記の通りキョジオーンキョジオーンなどの受けポケモンに対しては読み合いが絡むので難しいです。ワンパンできない物理アタッカーは全般苦手かも。

チョッキドドゲザンドドゲザンにかなり受け出しされるので注意。
（ほんとに受け出しされすぎてかくとうテラス採用考えた）
まけんきもあるのでマジフレ打てない対面があるのもつらいですね。
ふいうちならばみがわりで択に持ち込めます。

相性の良い味方・構築例

やはり役割対象以外にはあと一歩届かない感が否めないです。
そこをカバーするために、強い先制技を持っているポケモン
→ハッサムカイリュー
相手のタイプに寄らず対面が強いポケモン
→ミミッキュディンルートドロクツキ
HPの少ない相手を起点にできるポケモン
→ラウドボーンウェーニバルドラパルトサーフゴー
あたりがおすすめです。

先発出し負けをケアする相性が良く耐久が高いポケモン
→ディンルートドロクツキテツノワダチイダイナキバドドゲザン
あたりも相性がいいです。

最後に

いかがでしたか？
高いCDSで高い対面性能を持つハバタクカミですが、無補正ではドラパに抜かれたり、Sブーストのトドロクツキに抜かれて相性有利のポケモンに案外対面負けしたりと、適当に使って強いポケモンではないと思います。
C135という数値も、威力95のムーンフォースが最大打点なおかげで数値ほど輝くことはないと思います。
しかし、そこにテラスタイプやもちもの、特性を生かす工夫があるだけで無限の可能性を秘めるポケモンに化けるので、いろいろな型が開拓されていったらおもしろいですよね。
そのためにもまずは基準が必要だという思いと、初心者の方が使いやすい基本的な型を意識して今回の特性を生かしたスタンダードな汎用特殊アタッカーハバタクカミを紹介させて頂きました。
まだランクマッチの解禁すらされていない状況ではありますが、みなさんの楽しいポケモンライフの一助となれば幸いです。
これからはどんどん育成論投稿していきたいと思っているので、アドバイスや疑問点、提案などあればコメント付けて頂けると嬉しいです！

追記（シリーズ２の使用感）

2023 ２/5追記
シリーズ２始まりましたね！
このハバタクカミですが、めちゃくちゃ使用感いいです！ちょうのまいをしてきたウルガモスや、竜の舞のカイリュー、Sブーストのテツノドクガ、その他のスカーフもちポケモンなども安定して抜けるので滅茶苦茶安心感あります。
調整はやはり耐久に少し振ったほうがハバタクカミ対面やほかの特殊アタッカーにも安定すると思います。
サイクル戦になるとやはり使いにくいのかとおもいきや、元の素早さが高いので戦いの中でスカーフの有無が確認できれば活躍できます。
変化技は今のところみがわりが使用感いいですね！テラスを確認できたり、交代に対して身代わり残せるとかなりアドバンテージが取れていいです。

皆様におねがい

(2023/2/9追記)
この育成論が投稿されたのは2022年11月末ということで、ランクマッチの解禁前に書いた記事となっています。
（カイリューが流行るなんて誰も思ってなかった、、）
そのため、古い情報や未解禁のポケモンに対しての記述もあるんですね。
しかし、本育成論をなるべく長い間皆様の力になれるよう運営していきたいので、新しく出てきたポケモンや、トレンドのポケモンに対しての対面想定なども疑問に思ったことがあればどんどんコメントして頂きたいです。
(一人で思ったことを書き足しているだけだと主観的な環境に対しての記事となってしまうため。)
私も向こう一年くらいはポケモンSVの対戦を楽しみたいと思っているので、それまではできる限り対応していきます！
みんなでこの育成論を環境に合わせてよりレベルの高いものにブラッシュアップしていけたら幸いです。
よろしくお願いします！