はじめに
お久しぶりです。英知という物です。今回は最新のDLCで解禁された ウガツホムラウガツホムラについて考察していきたいと思います。
ウガツホムラの概要
種族値としては
HP:105
A:115
B:121
C:65
D:93
S:91
高速アタッカーと評するよりもかなり耐久に寄った中速の戦車タイプなポケモンであり、耐久無振りであっても陽気ガブリアスのじしんを確定で耐えることができます。また、S種族値に着目してみると竜の舞2回で最速ブーストエナジーのテツノツツミ抜き調整が施せる数値であるなどカスタマイズ性が高そうに感じるのでこれからの型の開拓が楽しみです。
コンセプトと役割
起点作成型のポケモンで場を整えたのちに繰り出し、竜の舞や朝の日差しを絡めながら敵を突破することを目標とした型となっています。
持ち物
1:ブーストエナジー
今回の型はSと耐久にある程度割いているため、Aの実数値はわずか156となっているます。と言うか元のA種族値自体が115とアタッカーにしてはかな〜り控えめにされているため、ここをバーストエナジーによる補強でカバーすることとしました。ブーストエナジーの補強によりA実数値は201となって多少は改善されます。どうしてもあのポケモンをメタりたい!!ということがなければ基本的にブーエナを推奨します。
2:ラムの実
ハバタクカミやサーフゴーの電磁波、キノガッサのキノコのほうしを無効化し、1ターン猶予を設けることができます。
3:クリアチャーム
竜の舞を積む上での弊害であるランドロス(霊獣)霊獣ランドロスのいかくや岩石ふうじの能力値ダウンを無効にできます。
4:オボンの実
総合耐久を底上げすることができる木の実。C252ハバタクカミハバタクカミのムーンフォースが高乱数を引かれても確定三発あたりまでずれ込みます。
5:メンタルハーブ
竜の舞1回目以降の段階で出てきてしまったブーエナテツノツツミのアンコールに対するピンポイントメタ
特性
古代活性
これ一択というよりこれしかないです。ブーストエナジーがないと発動はできないため持ち物選択によっては死に特性となります。
性格・努力値と調整
性格:陽気
HP:84 A:164 B:4 C:-- D:20 S:236↑
HP:16n−1、フレドラの反動ダメージを軽減
A:S実数値+1
B:余り
D:余り
S:S2段階上昇で最速ブーストエナジーテツノツツミテツノツツミ抜き
技構成
・確定枠
フレアドライブ
タイプ一致高火力技。同じ威力の技には反動ダメージがないだいふんげきがあるが、撃ち分けが可能であることから、汎用性はこちらに軍配が上がります。よって確定とします。
あさのひざし
貴重な回復技。フレドラの反動ダメージや敵のちまちました削りをリカバーすることができる技です。何気に不意打ち択にも使うことができるため、継戦能力を高めてくれます。
りゅうのまい
AとSを1段階上げるチートのような技。この技がないと高くない火力が改善されず、突破もクソもないので確定とします。
・候補枠
テラバースト
テラスタルの欄で解説します。
ドラゴンクロー
タイプ一致技。基本的に対ドラゴンタイプへの打点。
みがわり
相手の変化技や交代に合わせて張ることで、アドバンテージを得られる。身代わりが残ったまま相手を突破できれば安定感が増す。
じしん
タイプ一致技を両半減に抑えるヒードランやドヒドイデキョジオーンに対する遂行技。
カイリューに対して強く出れなくなってしまうため、裏でカバーする必要があります。
テラスタル
・候補1:
ガブリアスやトドロクツキなどのドラゴンタイプに対するミラーや一撃ウーラオス(いちげき)に対する切り返しに使えます。テラバーストで使っても炎技との範囲補完も悪くはないので十分第一候補に入ると思います。
また、イカサマを半減に抑えることができるのも評価点であると思います。
・候補2:
フレアドライブの火力を底上げするテラスタイプ。りゅうのまい一回とブーストエナジー込みのフレアドライブで無振りイーユイが確定一発となる。
・候補3:
4倍弱点持ちのポケモンにテラバーストを打ちたい場合は採用は検討できると思います。その代わりウーラオス(れんげき)れんげきウーラオスやオーガポン(かまど)炎オーガポンがキツくなってしまうので裏のポケモンでケアができるようにする必要があります。
立ち回り例
基本的にはサイクル下で有利対面を取って(環境30位以内現在だとオーガポン(かまど)ハッサムサーフゴーイーユイなど)竜の舞の起点にしていくルートと壁やステロで補助をして一気に全抜きを目指すという形の二つとなります。
与ダメージ計算
以下の計算はA1段階上昇+ブーストエナジー補正ありとします。
フレアドライブ
無振りカイリュー(マルスケあり): 27.0 ~ 31.8%
B252ハバタクカミ: 146.6 ~ 173.3%
無振りオーガポン(かまど):128.4 ~ 151.0%
無振りウーラオス(れんげき):49.2 ~ 57.8%
HP252ガチグマ(アカツキ): 67.3 ~ 79.6%
無振りイーユイ:78.7 ~ 92.4%
HP244ランドロス(霊獣)(いかく込み): 64.2 ~ 75.9%
HP252コノヨザル: 95.4 ~ 112.0%
HB特化ディンルー: 40.9 ~ 48.1%
無振りセグレイブ: 96.9 ~ 114.2%
[フェアリーテラバースト]
無振りウーラオス(れんげき): 130.9 ~ 156.0%
B44パオジアン: 167.8 ~ 198.1%
無振りガブリアス: 132.3 ~ 154.7%
HB特化ディンルー: 54.6 ~ 65.7%
無振りカイリュー(マルスケあり): 72.5 ~ 85.1%
[氷テラバースト]
HP252ガチグマ(アカツキ): 96.0 ~ 112.3%
無振りガブリアス: 264.5 ~ 309.9%
HP212トドロクツキ: 146.9 ~ 173.5%
無振りドラパルト: 177.4 ~ 210.5%
無振りキノガッサ: 204.5 ~ 243.0%
[ドラゴンクロー]
無振りオーガポン(かまど): 85.9 ~ 101.3%
無振り(イダイトウ}: 82.6 ~ 98.0%
HB特化ドヒドイデ: 39.5 ~ 47.2%
無振りテツノドクガ: 111.0 ~ 131.0%
[じしん]
HP244ヒードラン:171.6 ~ 203.1%
HB特化キョジオーン: 56.6 ~ 66.7%
HB特化ドヒドイデ:64.4 ~ 77.8%
HP228サーフゴー:104.8 ~ 124.1%
被ダメージ計算
C252ハバタクカミムーンフォース: 45.6 ~ 54.0%
特化カイリュースケイルショット5回: 99.5 ~ 125.7%(4回までは確定耐え)
特化サーフゴーシャドーボール: 42.5 ~ 50.3%
特化ウーラオス(れんげき)水流連打: 48.7 ~ 58.2%
メガネC252イーユイあくのはどう: 77.0 ~ 91.1%
珠A252パオジアンつららおとし: 52.9 ~ 63.4%
C252テツノツツミハイドロポンプ: 50.3 ~ 59.7%
A252ガブリアスじしん: 76.5 ~ 91.1%
特化イダイトウ♂おはかまいり: 76.5 ~ 90.1%
A4キョジオーンしおづけ: 19.9 ~ 25.2%
苦手なポケモン
ディンルー:妖テラバーストでも削りきれずに吹き飛ばしループに引っかかる。起点要因による削りが必要となる。
ヘイラッシャ:突破が困難。相手からの攻撃は回復できるといえど地割れやあくびで処理される。
ドヒドイデ:じしん未採用の場合突破は困難。黒い霧による受けが成立してしまう。
テツノツツミ:竜の舞1回目で交代された場合、アンコールによる縛りを食らってしまう。
コノヨザル:命懸けで無理やり持っていかれる可能性やビルド合戦を合わせられると不利をとる。
相性の良い味方、構築例
ランドロス(霊獣):威嚇によるAダウンやハバタクカミテツノツツミにがんせきふうじを打つことによって竜の舞一回で抜けるようにしたり、ステロによる削りなど非常に良い仕事をしてくれます。HDベースがおすすめです。
キュウコン(アローラ):オーロラベールで竜の舞を積む隙を作ることができる
モロバレル:ウガツホムラ が起点にすることができるオーガポン(かまど)ハッサムサーフゴーイーユイを呼びやすく、耐性やキノコのほうしによる起点化など相性は悪くない。
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございました😊。来月来るであろうレギュレーションFが待ちきれないほど楽しみです。
是非評価コメントをお待ちしております。