イイネイヌ- ポケモン育成論SV

初めに

初めまして、今回初投稿となります、うがちと申します。

S10からDLCと共に久しぶりにランクマを楽しんでいます。
S11になりキタカミのポケモンも参戦し、どうせなら新解禁のポケモンで戦いたいと思い考えていた際、イイネイヌを使いたいと思い、使っている中で思いついた型を、何故かイイネイヌの育成論が少なかったので書いてみようと思いました。

自分のかなり好きなポケモンである『キュウコン(アローラ)』が解禁され、ゆきふらしの仕様変更や対パオジアン性能などからかなり活躍できる場面が増えました。
キュウコン(アローラ)の十八番であるオーロラベールから繋ぐ積みアタッカーとしてイイネイヌを使っていた際、1ターン目に後投げする事が多々あったので、そもそも初手に投げてしまえば良いのでは？と思い育成しました。

　対戦自体はそこそこやっていますが、そこまで本気でやってこなかったので、粗も多いかと思いますが、何卒ご容赦を。
アドバイス等はコメントでどんどん教えて頂けるとこちらとしてもとてもありがたいです。

なお、ステータスに関する略称を使用します。

H(HP)-A(攻撃)-B(防御)-C(特攻)-D(特防)-S(素早さ)

採用理由と役割

※キュウコン(アローラ)と組み合わせることを前提として考えています。

• 初手キュウコン(アローラ)に合わせられるとキツい『キラフロル』『エンペルト』『オーガポン(いしずえ)』に強い
• 『キュウコン(アローラ)』等フェアリーポケモンを使っていて怖いアイアンヘッド持ち『ウーラオス(いちげき)』に対して受け出しが安定

等の理由から採用しました

持ち物

『オボンのみ』

食べ残しだと対キラフロルで打ち勝てないので。風船でも強いと思います。

特性

『ばんけん』

ふきとばしやレッドカードで起点回避してくる低火力ポケモンに対して自由に動く事ができる、詰んだあと流されにくくなるのが強み。

今回、ばんけんにしたが、もしふきとばしやドラテを使ってくる奴ら(ディンルーカバルドンガブリアス)の前で積むなら、結局テラスをきることになるので、他にテラスを切りたいポケモンがいるなら毒の鎖の方が良いかもしれない、自分はずっと番犬で使っていましたが、どくのくさりの場合受け崩しの役割も持てるのでどちらも強いと思います。

性格・努力値と調整

性格...しんちょう(D↑ C↓)
190(212)-152(28)-136(4)-70(0)↓-145(204)↑-108(60)

調整意図

H190(212)...オボンなので偶数

A152(28)...余り

B136(4)...4振っておくだけで無補正A252オーガポン(いしずえ)のつた棍棒でもみがわりが残る。

D145(204)↑...無振りエンペルトのラスターカノンでみがわりが残る

C特化キラフロルの大地の力をオボン込みで2耐え

S108(60)...4振りキラフロル抜き

技構成

『みがわり』

役割的に欲しい、アンコールには要注意。

『ビルドアップ』

イイネイヌと相性が良い、この技がないと火力が微妙すぎて硬いだけの構ってちゃんな犬っころに成り下がるので採用しておきたい。

『ドレインパンチ』

ビルドみがわりと相性の良い回復源となる一致技、このポケモンでこの技を抜くことはなかなかない。

『10まんばりき』

じめん打点、じしんを覚えないので仕方なく馬力。キラフロルサーフゴードヒドイデデカヌチャン等への打点となるが、カイリューへの打点がなくなるのが難点

『ほのおのパンチ』

主にハッサムサーフゴーキュウコン(アローラ)に対する打点、馬力との選択になるので、キラフロルへの打点が無くなる

『ダストシュート、どくづき』

毒一致打点、フェアリータイプへの打点になるが、毒タイプやサーフゴーに対して何も出来なくなるので優先度は低め

『れいとうパンチ』

主に地面タイプに対する打点、番犬で威嚇が効かないのでランドロス(霊獣)に強く出る事ができる。(そもそも地震痛い上にとんぼで逃げられがちだが)。カイリューグライオンへの打点にも

『アイアンヘッド』

毒技との違いはキュウコン(アローラ)により多くダメージを出せる、ハバタクカミキラフロルに対して抜群等

10万馬力以下の技が基本的に選択になります、構築と要相談。

テラスタル

• ...キュウコン(アローラ)の苦手な鋼を半減、対パオジアンウーラオス(れんげき)ハッサム等に強くなる

〈代替案〉

• ...地面を半減で受けられる、初手ガッサを起点にできる。飛行の一貫がある。

• ...キュウコン(アローラ)と組むなら使い所が少ない

立ち回り例

• 基本的にキュウコン(アローラ)がいると嬉々として初手に出てくるエンペルトキラフロルオーガポン(いしずえ)に合わせて出し、初手の対面から有利に進めていく
• 少ないダメージで役割を遂行できた時や、裏から投げる場合には、キュウコン(アローラ)の壁張りから積んで嵌めていく

与ダメージ計算

ドレインパンチ

→エンペルト(H252)62.8〜75.3% 確定2発

→オーガポン(いしずえ)(無振り)81.2〜96.7% 確定2発

→ウーラオス(いちげき)｟悪｠(無振り)61.7〜73.1% 確定2発

→ガチグマ(アカツキ)(H244)42.0〜50.2% 乱数2発(0.3%)

→キョジオーン(HB252↑)27.0〜31.8% 確定4発

10まんばりき

→キラフロル(H244)105.8〜124.8% 確定1発

→サーフゴー(H228)50.2〜59.6% 確定2発

→ハバタクカミ(無振り)55.7〜65.6% 確定2発

→デカヌチャン(H244)58.6〜70.1% 確定2発

→ドヒドイデ(HB252↑)31.8〜38.2% 確定3発

アイアンヘッド

→ハバタクカミ(無振り)95.3〜112.3% 乱数1発(68.7%)

→キラフロル(H244)44.4〜52.9% 乱数2発(23.8%)

ほのおのパンチ

→ハッサム(H236)<im>

被ダメージ計算

エンペルト(無振り)

ラスターカノン→22.3〜26.0% 乱数4発(6.0%)

れいとうビーム→16.4〜19.6% 乱数6発

なみのり→24.4〜29.2% 乱数4発(99.7%)

キラフロル(C252↑)

だいちのちから→50.0〜59.5% 確定2発(オボン込み3発)

ヘドロウェーブ→19.6〜23.4% 乱数5発(99.9%)

オーガポン(いしずえ)(A252)

つたこんぼう→22.3〜27.1% 乱数4発(34.4%)

ウッドホーン→17.5〜20.7% 乱数5発(0.4%)

じゃれつく→27.6〜32.9% 確定4発

じだんだ→46.8〜55.3% 乱数2発(67.2%)

オーガポン(かまど)(A252)

つたこんぼう→44.7〜53.6% 乱数2発(35.1%)

ウーラオス(いちげき)｟悪｠(A252↑)

あんこくきょうだ→25.0〜29.7% 確定4発

インファイト→26.5〜31.3% 確定4発

アイアンヘッド→23.9〜28.1% 乱数4発(91.9%)

デカヌチャン(無振り)

デカハンマー→34.0〜40.4% 確定3発

じならし→18.0→21.2% 乱数5発(8.5%)

ハバタクカミ(C252)

ムーンフォース→36.7〜43.6% 確定3発

サイコショック→89.3〜106.3% 乱数1発(43.7%)

サーフゴー(C252↑)

ゴールドラッシュ→50.0〜59.5% 確定2発

シャドーボール→34.0〜40.4% 確定3発(オボン込み4発)

ガチグマ(アカツキ)(C252↑)

ブラッドムーン→58.9〜70.0.% 確定2発(オボン込み3発)

ハイパーボイス→37.8〜44.7% 確定3発

だいちのちから→75.7〜89.4% 確定2発

ディンルー(無振り)

じしん→58.5〜70.2% 確定2発

ドヒドイデ(無振り)

ひやみず→8.5〜10.1%

カイリュー(A252↑)

じしん→60.6〜72.3% 確定2発

一致しんそく→35.6〜43.0% 確定3発

パオジアン(A252)

つららおとし→43.6〜51.5%

テラバースト(電気)→40.4〜48.4%

苦手なポケモン

• 『ハッサム』(ダブルウイング持ち)

みがわりを割りつつで殴られるのでキツい、上は取れているので炎のパンチを採用すれば、一転して役割対象になる。

• 『オーガポン(かまど)』

普通に火力が高すぎて押し切られる。
耐久型でも上からアンコールされるので無理。

• 『カイリュー』

打点がなく、じしん持ちが環境に多いのでキツい、
一応みがわりでほのおのうずは抜けられる。

その他エスパー技持ち。

相性の良い味方・構築例

• 『キュウコン(アローラ)』

この型の得意なポケモンを誘う。
テラスしないと面倒臭いディンルーガブリアスを初手に置きにくくする。

• 『ヒートロトム』

相性補完が良い。
オーガポン(かまど)に強い。

• 『カイリュー』

もはやどんなポケモン、構築にも合う。
飛行タイプなので苦手な地面を透かせる。
オーガポン(かまど)に強い。

• 『ガブリアス』

オーガポン(かまど)に強い。

• 『セグレイブ』

相手のカイリューに対して圧をかけられる。
雪を降らせていればオーガポン(かまど)に強い。

コノヨザルとの差別化点

　この型の役割である初手のキラフロルエンペルトに対し、同じく強く出る事ができるポケモンとしてコノヨザルがいるので、自分なりに考えた差別化点を述べていきたいと思います。

　このイイネイヌとコノヨザルとの差別化点を挙げるとすると、一番はやはり毒タイプ複合である所だと考えました。
　毒タイプを持っている事のメリットは多く、フェアリーハバタクカミキュウコン(アローラ)に対する耐性、毒状態ブラッキードヒドイデにならない、毒菱を回収できる事などがある。これらどれもコノヨザルではできない。さらに、採用理由にて述べたウーラオス(いちげき)｟悪｠に対して後投げが安定、オーガポン(いしずえ)の一致技をどちらも半減できるとと言った所が差別化点になると考えました。

おわりに

今回初めての育成論投稿という事で、使っている型を頭の中で整理したいと考えて書き始めた育成論でしたが、かなり楽しんで書かせていただきました。
イイネイヌの育成論は何故か少なかったので自分の構築の中でも凝った調整のイイネイヌを投稿してみようと思った訳ですが、結構楽しかったので、同じ構築の別のポケモンもいつか投稿するかもしれませんね。未来の自分の気分次第ですが。。。
もちろんこの型を完全に参考にするならばキュウコン(アローラ)と使うのが最も動きやすいと思いますが、少しアレンジすれば別のポケモンと組ませて強く使えると思うので、少しでも参考になれば幸いです。

初めて書いたのでダメ計等、書いておいて欲しいと言った事があれば、コメントで遠慮なく教えてください。