初めに
お久しぶりです。水テラスタルデカヌチャンでおなじみのすらいむっと申します。まず初めに、この育成論をお手に取っていただきありがとうございます。是非皆さんのポケライフの手助けになれば幸いです。
また、デカヌチャンの育成論をまだ未読の方は是非ご覧ください。{育成論SV/532}
注意
- この育成論では三値やHABCDSなどの略称を使用いたします。なるべく初心者さんでもわかりやすい用心がけて制作していますが、もし分かりにくい点がありましたら、お気軽にコメントのほどよろしくお願いします。
- ダメージ計算はポケソル様{https://sv.pokesol.com/calc}を使用させていただいております。
- コメント対応による修正事項等、随時追記しています。
ヤバソチャヤバソチャとは?
ポケモンSVのDLCにて新登場したポケモンで、種族値が
H71 A60 B106 C121 D80 S70
と、高いBとCが特徴のポケモンです。また新技の『シャカシャカほう』は命中率90%なのがやや難点なものの、威力80に加えて
20%火傷+ダメージの半分HP回復
といった非常に面白い技を持ったポケモンです。そのようなヤバソチャですが、対面パオジアンパオジアンや炎オーガポンオーガポン(かまど)にも勝てる性能をしており、今回の育成論を書くことに至りました。
コンセプトと役割
今回のコンセプトと役割に関しては
- 対面で強い物理アタッカーであるパオジアンオーガポン(かまど)ウーラオス(いちげき)を詰ませて交代を余儀なくさせる。
- めいそう1積みで無振りハバタクカミをシャドーボール確1で落とせるため、従来の型では無理だった特殊アタッカーに対しても対策可能に
の2点です。1つ目に関しては従来の育成論のコンセプトにもありましたが、2つ目は今回のヤバソチャ専用のコンセプトになりますので、その点で差別化可能です。
持ち物
たべのこし
- 安定したHP回復アイテム。ゴツゴツメットといった受けポケモンに優秀な持ち物もありますが、今のレギュレーションEの環境では、
クレセリアクレセリアヒードランヒードランカイリューカイリュー(ヘイラッシャヘイラッシャ)
等に持たせて同じパーティーで使うことも考え、たべのこしにしました。尚、他にゴツメ枠がいない場合は、ゴツメ採用でもいいと思います。
特性
たいねつ
普通の特性であるおもてなしはダブルバトル専用の特性なので、たいねつで確定です
性格・努力値と調整
性格:ひかえめ
正確はC↑A↓のひかえめで確定です。後ほどのダメ計を見たら分かるのですが、C1段階上げた状態だと、H68B4のハバタクカミハバタクカミも確定1で落とせます(性格補正無しだと62.25%の乱数)。
努力値:HB228C52
- C52
今回の育成論のコンセプトにおける重要な調整です。細かいことはこの後のダメ計を見ていただきたいのですが、少し説明すると、この調整をすることで
無振りハバタクカミハバタクカミをめいそう1回積むことでシャドーボール確1
まで持っていけます。
- HB228
ヤバソチャヤバソチャはS70と元が遅く、Dも80と低い為努力値を振る価値がないです。その為残った努力値はHBに割くのですが、定数ダメージ(毒ダメージや砂ダメージ等の1/nダメージ)を最も小さくすることのできるHPである16n-1に調整するため、HB228と努力値を振ります。こうすることでHPが175となる為、16n-1を満たします。
技構成
今回はこの4枠で確定です
- シャカシャカほう
威力80命中90かつ与えたダメージの半分のHPを回復するヤバソチャ専用技。この技を搭載することで
ウーラオスウーラオス(いちげき)(れんげき)、ヌオーヌオー、ディンルーディンルー、カバルドンカバルドン、テラスタルリーフィアリーフィア
等のキャラをカモれるようになります。
- シャドーボール
従来の育成論では苦手だった特殊アタッカーのハバタクカミハバタクカミサーフゴーサーフゴーの後出しをめいそう1積みすることで全て葬ることができます。また命中100の技のため、安定択を通したい時に役立ちます。
- ちからをすいとる
相手のAを1段階下げつつ、相手のAの種族値と同じ値のHPを回復します。この技を連打しておくだけで
炎オーガポンオーガポン(かまど)、パオジアンパオジアン
等の1撃でヤバソチャを倒せない物理アタッカーは全て機能停止します。
- めいそう
この技を1積みすることで前述したように、本来不利な特殊アタッカーを確1で倒せるようになります。また受けポケモン対面になった際でも、めいそう+シャカシャカほうでこちらが優位に立てる可能性が高まります。
ダメージ計算に関しては、詳しくはこの後の与ダメージ計算を参照ください。
テラスタル
とにかく弱点を少なくすることに特化したテラスタルです。後のダメ計にも書いていますが、A252パオジアンパオジアンのせいなるつるぎを 乱数2発 : 5.07%で耐えるため、ほぼ確3で耐えます。
またノーマルテラスは本来弱点のゴースト技を無効化できる為、読み合い次第ではターン数のアドを取り完全に積ませることもできます。
与ダメージ計算
(既に確1のものに関しては、瞑想1積みの計算は行っておりません。ご了承ください。)
ポケモン&強化量 | 与ダメージ | 瞑想1積み |
---|---|---|
B4ウーラオス(いちげき)(連撃) | 確定1発:106.3~124.6% | ー |
H124B4ウーラオス(いちげき)(連撃) | 乱数1発(81.25%):97.4~114.2% | 確定1発:142.5~169.7% |
H76B4ディンルー | 確定2発:62.5〜73.4% | 乱数1発(56.25%):90.9~108.4% |
H220B28ディンルー | 確定2発:58.2 ~ 68.3% | 乱数1発(12.5%):84.5~100.8% |
B4テツノツツミ | 確定1発:142.0~166.5% | ー |
H44B12テツノツツミ | 確定1発:135.8~159.2% | ー |
H4イダイトウ♂ | 確定2発:79.6~94.9% | 確定1発:119.4~140.9% |
HB252ヘイラッシャ | 確定2発:67.8~80.2% | 確定1発:100.4~119.1% |
ポケモン&強化量 | 与ダメージ | 瞑想1積み |
---|---|---|
H4ハバタクカミ | 確定2発:73.37~87.1% | 確定1発:110.0 ~ 129.8% |
H68B4ハバタクカミ | 確定2発:69.1〜82.1% | 確定1発:103.6〜122.4% |
H4B212サーフゴー | 確定1発:122.7〜144.8% | ー |
H188B76コノヨザル | 確定2発:64.2~75.6% | 乱数1発(75%):95.7~113.0% |
H204B52コノヨザル | 確定2発:63.6~74.9% | 乱数1発(68.75%):94.8〜111.9% |
HB252クレセリア | 乱数2発(59.37%):45.9~55.6% | 確定2発:69.7~82.9% |
被ダメージ計算
(特記しない限りテラスタル非考慮です。考慮する場合はテラ有と技名に追記してあります。また、攻撃するポケモンは性格補正1.1倍した値を使用しています。)
ポケモン&強化量 | 技名 | 被ダメージ割合 |
---|---|---|
A252ウーラオス(いちげき)(連撃) | すいりゅうれんだ | 確定4発:25.8〜30.9% |
A252ウーラオス(いちげき)(連撃) | インファイト(テラ有) | 確定1発:100.6〜120.0% |
C252サーフゴー | ゴールドラッシュ | 確定2発:78.9〜93.2% |
C252サーフゴー | シャドーボール | 確定1発:106.3~124.6% |
C252テツノツツミ | フリーズドライ | 乱数1発(25%):86.9〜104.0% |
C252テツノツツミ | ハイドロポンプ(テラ有) | 確定2発:68.6〜81.2% |
A252イダイトウ♂ | おはかまいり | (残り3⇒2⇒1で)確3⇒確2⇒確1 |
A252イダイトウ♂ | ウェーブタックル(テラ有) | 乱数2発(41.79%):45.2〜53.8% |
C252ハバタクカミ | ムーンフォース | 確定2発:58.3 ~ 68.6% |
C252ハバタクカミ | マジカルフレイム | 確定2発:60.6 ~ 72.0% |
C252ハバタクカミ | シャドーボール | 乱数1発(75%):96.0 ~ 114.3% |
A252パオジアン | つららおとし | 確定2発:61.8 ~ 73.2% |
A252パオジアン | ふいうち | 確定2発:51.5~ 61.8% |
A252パオジアン | かみくだく | 確定2発:58.3 ~ 69.8% |
A252パオジアン | せいなるつるぎ(テラ有) | 乱数2発(5.07%):43.5 ~ 51.5% |
A252オーガポン(かまど) | ツタこんぼう | 乱数1発(68.75%):96.0〜113.2% |
A252オーガポン(かまど) | ツタこんぼう(テラ有) | 乱数2発(84.76%):48.0〜56.6% |
A252オーガポン(かまど)(テラ有) | ツタこんぼう(テラ有) | 確定2発:64.0〜75.5% |
苦手なポケモン
- 受けポケモン全てに言えることではありますが、自分の受けれない高火力の攻撃を上から差し込まれるのにはめっぽう弱いです。直近ですとメガネイーユイイーユイが挙げられます。
- また、変化技を多用する関係上アンコールや挑発持ちに非常に弱いです。その為今回の与ダメ、被ダメ計算にコノヨザルコノヨザルとテツノツツミテツノツツミを入れましたが、この2種には引きが安定です。
- 更に、16n-1の調整をしているとはいえ、定数ダメのポケモン相手は非常にしんどいです。ドオードオーは突破できたとしても起点にされかねないですし、ドヒドイデドヒドイデに関しては突破できるかどうかすら怪しいです。
相性の良い味方
与ダメ計算の際の乱数1発を確定1発にできます。また苦手な炎タイプに対しても定数ダメが2倍入る為、非常に相性がいいです。
苦手ポケモンでドヒドイデやドオーを上げましたが、逆に特殊を受けられるという点で相性がいいです。ヤバソチャミラーでも先に毒を撒いていたらこちら側が完全有利になります。
終わりに
ここまでの育成論の閲覧ありがとうございました。皆様のポケライフの手助けになれたとしたら非常にうれしい限りです。ではまたどこかでお会いしましょう。
追記
現状ありません。