はじめに
追加DLC前編「碧の仮面」が配信開始となり、一部の過去作のポケモン達が解禁されました。
今回はその内の一匹であるハハコモリハハコモリについての育成論を書いていきます。
久しぶりの育成論投稿なので、ミスなど至らない点があるかと思います。
コメントにて優しくご指摘頂けると幸いです。
ハハコモリについて
ハハコモリは第5世代のBWで初登場した、
タイプのポケモンです。
ヒウンシティのアーティが使っているイメージが強いですね。
しかしながら、という不遇なタイプのせいもあって、ランクマッチではあまり見かける機会はありませんでした。
種族値自体は「75-103-80-70-80-92 合計500」と案外悪い数値ではありません。
また、最強の設置技「ねばねばネット」を覚え、その他にも優秀な補助技を覚えることが出来ます。
そんなハハコモリの長所を活かした型を考察したため、最後まで読んで頂けると幸いです。
コンセプトと役割
「ねばねばネット」を設置し、相手より速く動ければ「とびかかる」「むしのていこう」で攻撃 or 特攻を下げたり、「はたきおとす」で相手の持ち物を判別しつつ無効化する立ち回りを行います。
持ち物
- きあいのタスキ
- HPが満タンの時、瀕死になるダメージを受けると必ず1残るアイテム。
- 必ず「ねばねばネット」を設置するために確定です。
- HPが3分の1になるので、特性「むしのしらせ」を発動させることも出来ます。
- 「ダブルウイング」「つららばり」「ロックブラスト」を上から打たれるとキツイです…
特性
- むしのしらせ
- HPが3分の1になると、
技の威力が1.5倍になる特性。
- 前述した「きあいのタスキ」との相性も良い。ほぼ確定。
- ようりょくそ
- 天候が「晴れ」のとき、素早さが2倍になる特性
- 晴れパ起動役も兼ねるのであればこちら。
性格・努力値と調整
○性格
- ようき
素早さが上がり、特攻が下がる性格
○努力値
A・・・252
S・・・252
出来るだけ多く行動したいので最速です。
素早さ実数値は158となり、素早さラインは以下の通りです。
163 | 最速![]() 最速 ![]() |
---|---|
162 | 最速![]() 準速 ![]() 準速 ![]() 準速 ![]() 準速 ![]() |
161 | 最速![]() 最速 ![]() 最速 ![]() 準速 ![]() 準速 ![]() |
160 | 最速![]() 準速 ![]() 準速 ![]() |
159 | 最速![]() |
158 | 最速![]() 最速 ![]() 最速 ![]() 準速 ![]() 準速 ![]() 準速 ![]() |
157 | 最速![]() 準速 ![]() |
技構成
- ねばねばネット
- タイプ
/分類 変化/威力 -/命中 -
- 使用後、相手はポケモンを交代する度に、出てきたポケモンの「素早さ」ランクが1段階下がる。
タイプや特性「ふゆう」のポケモンを影響を受けない。
- コンセプト上確定です。これにより、裏のポケモンで普通では抜くことが出来なかったポケモンが抜けるようになったり出来ます。
- また、変化技を無効化する
サーフゴーに対しては、「ステルスロック」と同じ設置技のため打つことが出来ます。
- ⚠️注意⚠️
ハバタクカミ
テツノツツミなどの「こだいかっせい」「クォークチャージ」は「ねばねばネット」の判定が先に入るので、AやCが上昇し、思わぬ負け筋に繋がる可能性があります。
- また、
オーガポン
コノヨザル
ドドゲザン
ミロカロス
エンペルトなどの「まけんき」「かちき」のポケモンには注意が必要です。
- とびかかる
- タイプ
/分類 物理/威力80/命中100
- 100%の確率で相手の攻撃ランクを1段階下げる。
- 相手が物理アタッカーであれば、「きあいのタスキ」や
ドンファン
オーガポン(いしずえ)などの「がんじょう」などを潰しながら攻撃を下げられ、起点になるのを防ぎます。
- 特性「むしのしらせ」も適用されます。
- むしのていこう
- タイプ
/分類 特殊/威力50/命中100
- 100%の確率で相手の特攻ランクを1段階下げる。
- 相手が特殊アタッカーであれば、「きあいのタスキ」や
ジバコイルの「がんじょう」などを潰しながら特攻を下げられ、起点になるのを防ぎます。
- 特殊技で、「とびかかる」より威力も低いので追加効果目的の技となります。
- はたきおとす
- タイプ
/分類 物理/威力65/命中100
- 相手が道具を持っている場合、ダメージが1.5倍になり、さらに道具を持っていない状態にする。
- 相手の道具を無効化しつつ、アイテム次第では相手の型を読むことも出来ます。
サーフゴー
ラウドボーンへの打点にもなるのもえらいです。
- しかし、「きあいのタスキ」で耐えたあと、相手の「ゴツゴツメット」をはたきおとすと、ゴツメダメージでこちらが倒れると、ゴツメが落とされない
クソ仕様があります。(主はハハコモリを使ってて初めて知りました…)
- とびつく
- タイプ
/分類 物理/威力50/命中100
- 100%の確率で相手の素早さランクが1段階下げる。
- 「ねばねばネット」を設置したとき、その時対面していた相手の素早さは下げることが出来ないため、この技があれば裏のポケモンをさらに通しやすくなります。
「とびかかる」と「とびつく」なにが違うんですかね…?笑
サポート役なので、追加効果に重点を置いて考察してきましたが、タイプ一致の通常攻撃「リーフブレード」「シザークロス」も覚えます。
他の「ねばねばネット」を覚えるポケモンとの比較
「ねばねばネット」を覚える最終進化のポケモンはワナイダー
コロトック
アメモース
アリアドス
ハハコモリ
アブリボン
クワガノンの7体のみとなっています。
素早さ種族値ランキングは
1位アブリボン(124)、2位
ハハコモリ(92)、3位
アメモース(80)となっており、比較的速く「ねばねばネット」を設置することが出来ます。
攻撃種族値ランキングは
1位ハハコモリ(103)、2位
アリアドス(90)、3位
コロトック(65)となっており、最も高い種族値で攻撃することが可能です。
この7体のうち、「とびかかる」「むしのていこう」「はたきおとす」を両立出来るのはハハコモリ
アリアドス
コロトック
ワナイダーとなっており、この4体の中では
ハハコモリが最もこの型で運用しやすいことが分かります。
また、素早さがハハコモリもり高い
アブリボンは特性「りんぷん」で相手の技の追加効果が発生しない「おんみつマント」を持っているのと同じ性能を持ち、
パオジアンの「つららおとし」や
オオニューラなどの「ねこだまし」などで怯むことがありません。
より速く、安定して「ねばねばネット」を設置することに特化するのであればアブリボンの方が良いでしょう。
しかし、同じ型でアブリボンを使おうとした場合、「はたきおとす」を覚えず、
サーフゴー
ラウドボーンなどに対する打点が「どろぼう」しかありません。
加えて、アブリボンは攻撃よりも特攻が高いので、「ねばねばネット」を設置した後の、追加効果狙いの技の「とびかかる」「とびつく」の火力に関しては、特性も合わせて圧倒的に
ハハコモリの方が優れています。
テラスタル
立ち回り例
- 先発で繰り出す。
- 「ねばねばネット」を設置する。
- 相手の型や状況に合わせて「とびかかる」「むしのていこう」「はたきおとす」などを選択します。
与ダメージ計算
・火力を期待するポケモンでは無いので最低限記載します。
・攻撃するときは大体「むしのしらせ」発動圏内なので、「とびかかる」には「むしのしらせ」補正を載せて計算します。
とびかかる | ![]() マルチスケイル | 11.6~13.6% 乱数8発 |
![]() | 135.4~160.6% 確定1発 | |
![]() | 24.5~29.1% 乱数4発(99.96%) | |
![]() | 43.6~51.3% 乱数2発(6.64%) | |
![]() | 62.6~74.1% 確定2発 | |
はたきおとす | ![]() | 61.4~72.4% 確定2発 |
![]() | 51.6~60.9% 確定2発 | |
![]() | 37.2~44.4% 確定3発 | |
![]() | 32.2~38.8% 乱数3発(98.09%) |
苦手なポケモン
「ねばねばネット」が設置出来れば十分に仕事は果たせているので、気をつけるべきは以下の通りだと考えます。
・「ダブルウイング」「つららばり」「ロックブラスト」など効果抜群の連続技
・上からの「ちょうはつ」や「こだわり系トリック・すりかえ」
・エーフィ
ブリムオンの特性「マジックミラー」
相性の良い味方・構築例
攻撃力は高いのに素早さが絶妙に足りていなかったりする、中速アタッカーのポケモンを活躍されるのに適しています。
自分は草統一パに入れてオーガポン(かまど)をエースとして運用していました。
さいごに
最後まで読んで頂きありがとうございます。
実際にカジュアルバトルで運用してみてかなり活きる試合が多く、ハハコモリのお陰でかなり高い勝率でした。
アドバイスや指摘などがありましたら、コメント欄にお願いします!