ガチグマ- ポケモン育成論SV

はじめに

こんにちは。kasaiと申します。
8投稿目になります。よろしくお願いします。
今回はねむねごこんじょう型ガチグマガチグマを紹介します。

ガチグマガチグマというポケモンはレジェンズアルセウスから引っ張り出してくるポケモンなのですが、非常に入手が面倒でして。
実は私、1匹しか手に入ってないガチグマガチグマを最初にこの型にしたんですね。
そしてつい先程、この型の解雇を決めました。

後述しますがこの型には運要素があります。
ここ何試合かで、この個体はあろう事かねごとからねむるを12回程連続で引いてます。
こんな事あります？何分の1やねん。

とは言え実際に強かった時期はありましたので、今回は追悼の意を込めての投稿となります。
ピートブロックがあったら残してあげても良かったんですがね。私もそろそろかえんだま型使いたいので。

• 努力値は、個体値がすべて31であることを前提に設定しています。ケースに応じて調整してください。

コンセプトと役割、差別化

タイトルで用いた「雑魚狩り」というのは少し乱暴な表現ですが、この型の真髄は「耐久力と火力の両立」と、「搦手を拒否する力」にあります。

特性こんじょうはねむる状態でも適用されますので、ねむる→ ねごとでそこそこの火力を出しながら、耐久戦を行う事ができます。

ねむるで体力を回復しながら状態異常も防ぎ、さらにおんみつマントで追加効果を防ぐ事で、搦手に頼らざるを得ない（私のような）マイナーパ使いに絶望を与える為の構成になっています。

瞬間火力は勿論かえんだまからのからげんき型には劣りますが、その代わりの耐久力による安定感が武器であると言えるでしょう。
そう、絶望的に不運でさえなければ…

持ち物

おんみつマント

確率で耐久を下げられたりして崩される事がないようにしてあります。
私自身、種族値に恵まれないポケモンも好んで使いますので、正直こんなバケモノにこんな物持たれたら堪らんのですよ。
と思って持たせました。笑

特性

こんじょう

他も悪くはありませんが、今回はこの特性によって無振りでもいい火力が出るようにしてあるので。

性格・努力値と調整

いじっぱり
H252 D252 S4

少し優柔不断なような振り方ですが、私は格下のポケモンを確実に虐める事を目指した為、D振りにして耐久面の穴を無くし、元々高い物理耐久と合わせて万遍なく受けられるようにしました。
対面環境で戦うためには、対物理特化にした方が受けられる範囲が増えて強いと思います。

性格は、HDにしてもなお、Aを上げた方が上昇値が多かったためいじっぱりにしてます。
S4はミラー意識。くさわけ型なら絶対上取られますが。

技構成

じしん（確定）
じゃれつく（選択）
ねむる（確定）
ねごと（確定）

有名ですがからげんきはねむり状態では適用されないので不採用。

一致のじしんと相性補完の良いフェアリータイプのじゃれつくを採用しています。
他の候補も、じしんと合わせて等倍以上の範囲が広いものが入りやすいかと思います。
更に言えば、ガチグマガチグマの弱点タイプを補えるテラスタイプの技を採用するのがバランスが良いかと。

シャドークロー（選択）
ゴーストテラスもいいですよね。
技威力が少し不満。

かみなりパンチ（選択）
電気テラスも弱点が少なくて良き。
こちらも技威力はひかえめ。

ドレインパンチ（選択）
かくとうテラスタルと組み合わせる気はしませんが、回復はこの型と非常に相性は良い。
ただ2ウェポンでどちらも無効有りは怖い。
また地面タイプと抜群のレンジが被るのが惜しいですね。

その他いわやこおりなどもじめん技と相性は良いのですが、テラスタルと合わせて威力を高めたいと考えた時、元のタイプとの弱点の一貫ができてしまうタイプは見送りました。

テラスタル

フェアリー
優秀なタイプ。
誘いやすいかくとう技を半減しながらじゃれつくの威力を上げます。

ゴースト
こちらも悪くはない。

与ダメージ計算

• ダメージ計算はGameWithさんのダメージ計算機SV（https://gamewith.jp/pokemon-sv/article/show/381999）を使用しました。

※［　］内はこんじょう発動時のダメージ

【じしん】

vs サーフゴーサーフゴー
（HB振り＋性格補正有り＋持ち物効果無し）
126〜150（64.9〜77.3%）確2
［186〜222（95.8〜114.4%）乱1（81.25%）］

vs ハバタクカミハバタクカミ
（HB無振り＋性格補正無し＋持ち物効果無し）
133〜157（102.3〜120.7%）確1
［198〜234（152.3〜180%）確1］

vs テツノツツミテツノツツミ
（HB無振り＋性格補正無し＋持ち物効果無し）
75〜88（57.2〜67.1%）確2
［111〜132 （84.7 〜100.7%）乱1］

【じゃれつく】

vs ウーラオス(いちげき)ウーラオス（れんげき）
（HB無振り＋性格補正無し＋持ち物効果無し）
102〜120（58.2〜68.5%）確1
［150〜178（85.7〜101.7%）乱1（12.5%）
（テラス時）224〜266（128〜152%）確1］

vs パオジアンパオジアン
（HB無振り＋性格補正無し＋持ち物効果無し）
120〜142（77.4〜91.6%）確2
［180〜212（116.1〜136.7%）確1］

良い火力してるでしょう。
信じられますか？無振りですよ！？
耐久型が出して良い火力じゃないでしょうこんなの。

被ダメージ計算

ねむるで受け切る為に必要なのは確定3耐えする事です。

vs ハバタクカミハバタクカミ
（C252＋性格補正無し＋持ち物効果なし）
ムーンフォース　76〜91（32〜38.3%）乱3（97.24%）

vs テツノツツミテツノツツミ
（C252＋性格補正無し＋持ち物効果なし）
ハイドロポンプ　168〜198（70.8〜83.5%）確2
［（テラス時）84〜99（35.4〜41.7%）確3］

vs パオジアンパオジアン
（A252＋性格補正無し＋持ち物効果なし）
つららおとし　176〜210（74.2〜88.6%）確2
［（テラス時）88〜105（37.1〜44.3%）確3］

vs ウーラオス(いちげき)ウーラオス（れんげき）
（A252＋性格補正無し＋持ち物効果なし）
すいりゅうれんだ　198〜240（83.5〜101.2%）乱1
［（テラス時）99〜120（41.7〜50.6%）乱2］

環境上位の面子に対しては、受け切るのは難しいです。ねむる猶予はあるので、起きてる時の1発と、ねごとでの2発でぶちのめす必要があります。
故に、対面において無双できる強さがある訳ではありません。ここは過信しないよう注意です。
あくまでコイツの役割は、「少しでも火力が足りてない奴」を咎め、運ゲーも拒否して詰ませる事です。

苦手なポケモン

明確に苦手なのは、「高耐久の積み技持ち」です。
例えば極端な例だと

• クレベースクレベース

ガチグマガチグマの攻撃を受けきりながら積む事ができ、てっぺきでB6↑のボディプレスはフェアリーテラスガチグマガチグマに確2取れちゃいます。

ちなみにコノヨザルコノヨザルのビルドアップやカイリューカイリューのりゅうのまいなら、HBでテラスを切って弱点を隠してもガチグマガチグマの攻撃で半分入っちゃうので、受けきれてないです。
そう、ねごとを外しまくりさえしなければ…

• アーマーガアアーマーガア、ファイヤーファイヤー、リザードンリザードン、ファイアローファイアロー、

じめんとフェアリーを両方半減以下に抑える天敵。

• ちょうはつ

耐久戦が出来なくなっちゃいます。が、
ねむるに合わせて撃ってくるなら流石に相手が上手いと思いますが。
このガチグマ、ダメージを負う前は普通に殴りますからね。ちょうはつを撃ってくる相手なら、全然殴り負けない可能性はあります。

• 一撃必殺系

相性が悪いです。

相性の良い味方・構築例

• ハバタクカミハバタクカミ

たまたまよく組むのがコイツだっただけかもですが、やはりゴーストタイプと相性が良いですね。
互いにかくとう技とゴースト技を無効化し合える関係ですので。
そしてガチグマガチグマが受けられないアタッカーを粉砕してもらいます。

• ビルドアップ等、積みバトン

積みバトンで耐久が1ランク上がれば随分話は変わってきます。先程の環境上位のポケモン含め、ねむねごを突破できるやつが殆どいなくなります。

終わりに

いかがだったでしょうか。
細かくはまだまだ役割を変えられるだけの努力値の調整案があり、研究の余地のある型だと思います。
今回は残念ながら、ねむねご型の宿命ともいえる運要素が私の逆鱗に触れてしまい、解雇となってしまいました。
またいつの日か、私がからげんき型に飽きたなら、再び採用される時が来るかもしれません。
その時こそ、今回起こった悲劇の確率を収束させてくれる事を期待しています。

皆さんももしピートブロックに余裕があるならば、是非一度お試し下さい。結構楽しいですよ。

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。