はじめに
はじめまして。初投稿失礼します。
この育成論ではジバコイルについて考察したいと思います。
訂正・アドバイス等ございましたら、お気軽にコメントお願いします。
採用理由
ジバコイルを採用する理由として
- 優秀なC種族値
- 特性で確実に2回動ける
- からぶりほけんの発動に適したでんじほうを覚える
があげられます。今回は特性のがんじょうとからぶりほけんのシナジーの良さに注目しました。
でんじほう でんき 特殊 威力120 命中50
100%の確率で相手を『ルガルガン(まひる)』状態にする。
命中不安定技ですが、それを逆手に取るからぶりほけんを使った特殊アタッカーです。
スナノケガワとの差別化
- 同じくでんじほう・からぶりほけんですばやさをあげて戦うスナノケガワがいます。
差別化できる点として
- 特性による行動保証
- 攻守に優れたはがねタイプが入っている
- 型が読まれにくい
といった点があげられます。
特に2のはがね技がタイプ一致で打てる点が最も差別化できる点です。
役割
対面特殊アタッカーです。基本的に対面に来たポケモンに対しからぶりほけんですばやさをあげて上から攻撃します。
- 有利な相手
テツノツツミテツノブジンアーマーガア
タスキなどの耐久アイテムやテラスタルを考慮しなければ基本的に対面で勝つことができます。ただしテツノブジンに関してはかげうちを覚えるため、注意が必要です。
- やや有利
ヘイラッシャキョジオーンドヒドイデ
からぶりほけん発動狙いよりも普通に戦った方が良いです。相手のテラスタル切りには注意しましょう。特にキョジオーンは状態異常を無効にしてくるため、ラスターカノンを打つことをおすすめします。
- やや不利
でんきタイプ、状態異常無効持ち
相手がでんきタイプや状態異常無効持ちの場合、でんじほうを当ててもまひしないため、すばやさ関係が逆転しません。しかし、でんきタイプの攻撃はジバコイルには半減のため、型が読みにくいジバコイルにわざわざ突っ張ってくることは少ないです。例外としてウォッシュロトムやヒートロトムが対面の場合、ハイドロポンプやオーバーヒートで確定二発を取られてしまいます。
- 不利な相手
じめんタイプ、ちくでん持ち(パーモットタイカイデンサンダース)、
からぶりほけんを発動することができず、こちらのでんき技が通らないため非常に不利です。
また、ジバコイルはじめん技が4倍弱点であることも理由です。
立ち回り例
基本的に1:2交換、一匹倒してもう一匹を削る立ち回りです。
対面アタッカーとして確実に仕事ができるようにします。
- でんじほうを打つ
- からぶりほけん発動
- 相手のタイプを見て技選択
- でんじほうを打つ
- 相手ポケモンは確定麻痺
- ボルトチェンジや交換で1に戻る、もしくはそのまま倒す
交換する場合はこちらのHPが満タンである場合が多いです。削られている場合はそのまま1:1交換をし、後続へつなげます。
- 交換
- そのまま居座りジバコイル切りで後続に繋げるためダメージを与えタスキを剥がしておく等
基本的にじめんタイプが天敵です。なるべく交換する立ち回りをおすすめします。
持ち物
からぶりほけん
持たせると、技や特性などの効果ではなく命中率によって技がはずれたとき、『すばやさ』ランクが2段階上がる。一撃必殺技では発動しない。
技を外すことによって相手のポケモンよりもすばやさをあげて、上から攻撃することができます。
本育成論のコンセプトであるため確定です。
特性
がんじょう
確実に二回行動できるがんじょうを採用します。
性格・努力値と調整
- 調整案
性格 : ひかえめ
努力値 : H60 B4 C252 D4 S188
個体値 : 31:-:31:31:31:31
実数値 : H153 A- B136 C200 D111 S104
努力値の調整理由
C : 決定力をあげるため特化です。
S : 麻痺、またはからぶりほけん発動で環境上位の最速テツノツツミのすばやさ(206)を上回るすばやさ(208)調整です。
残りの努力値は耐久調整です。
- 最速ドラパルト(213)は抜かなくていいのか?
ジバコイルの場合、ドラパルトへの有効打がないため本育成論ではテツノツツミ(206)の数値に基づいて調整しています。
また、仮に抜いていたとしても、ドラパルトのだいもんじ+ふいうちで倒されてしまいます。
- ブーストエナジー発動時
テツノツツミ、ハバタクカミといったパラドックスポケモンがブーストエナジーによってすばやさランクをあげてきた場合も同様に抜くことができません。その場合は素直に交換、また、相手のポケモンを重く見る場合は1:1交換で持っていくことができます。
技構成
- 確定枠
- 選択枠(優先度高め)
- 選択枠(優先度低め)
ボルトチェンジ
タイプ一致電気技です。ほとんどの場合後攻で打つことになるため、使いどころには注意が必要です。
かみなり
タイプ一致電気技です。威力は10まんボルトより高いですが、命中率に欠けます。
てっていこうせん
タイプ一致鋼技です。がんじょうを発動した場合に自主撤退しつつ、相手にかなりのダメージを入れることができます。
でんじは
裏のポケモンへつなぐための技です。
かいでんぱ
裏のポケモンへつなぐための技です。特にパーティ構築がテツノドクガに弱くなる場合は選択肢の一つです。
テラバースト
はがね、でんき以外のテラスタイプを採用した場合には選択肢になります。
テラスタル
後述のダメージ計算の理由のため、はがねを採用します。
その他の候補としては、じめん技を透かすひこうや先制技を透かすゴーストやタイプ一致火力を高めるでんきがあげられます。はがね、でんき以外を採用する場合、テラバーストも技の選択肢となります。
与ダメージ計算
ランクバトルでの採用率が高いポケモンを中心にダメージを計算します。
- でんじほう
H252カイリュー(マルチスケイル)
57 ~ 67 (28.8 ~ 33.9%) 乱数3発 : 1.09%
H252カイリュー(マルチスケイル解除)
114 ~ 135 (57.6 ~ 68.2%) 確定2発
H0テツノツツミ
338 ~ 402 (258.1 ~ 306.9%) 確定1発
HD↑252ヘイラッシャ
212 ~ 252 (82.5 ~ 98.1%) 確定2発
H252アーマーガア
236 ~ 278 (115.2 ~ 135.7%) 確定1発
HD252↑アーマーガア
182 ~ 216 (88.8 ~ 105.4%) 乱数1発 : 31.25%
H0サーフゴー
123 ~ 145 (76.0 ~ 89.6%) 確定2発
HD↑252ドドゲザン
100 ~ 118 (48.4 ~ 57.1%) 乱数2発 : 89.06%
H4テツノブジン
169 ~ 201 (112.7 ~ 134.0%) 確定1発
H4テツノドクガ
105 ~ 124 (67.4 ~ 79.5%) 確定2発
H252ラウドボーン
144 ~ 169 (68.3 ~ 80.1%) 確定2発
HD↑252ドヒドイデ
116 ~ 140 (73.9 ~ 89.2%) 確定2発
- 10まんボルト
H252カイリュー(マルチスケイル)
42 ~ 51 (21.2 ~ 25.8%) 乱数4発 : 0.67%
H252カイリュー(マルチスケイル解除)
85 ~ 102 (43.0 ~ 51.6%) 乱数2発 : 5.85%
H0テツノツツミ
254 ~ 302 (193.9 ~ 230.6%) 確定1発
HD↑252ヘイラッシャ
158 ~ 188 (61.5 ~ 73.2%) 確定2発
H252アーマーガア
194 ~ 230 (94.7 ~ 112.2%) 乱数1発 : 68.75%
HD252↑アーマーガア
134 ~ 162 (65.4 ~ 79.1%) 確定2発
H0サーフゴー
93 ~ 109 (57.1 ~ 66.9%) 確定2発
HD↑252ドドゲザン
75 ~ 88 (36.3 ~ 42.6%) 確定3発
H4テツノドクガ
78 ~ 93 (50.4 ~ 60.0%) 確定2発
H252ラウドボーン
108 ~ 127 (51.2 ~ 60.2%) 確定2発
HD↑252ドヒドイデ
86 ~ 104 (54.8 ~ 66.3%) 確定2発
- ラスターカノン(テラスタルなし)
H4ハバタクカミ
116 ~ 140 (88.6 ~ 106.9%) 乱数1発 : 43.75%
H4トドロクツキ
76 ~ 90 (42.0 ~ 49.8%) 確定3発
H4テツノブジン
228 ~ 270 (152.0 ~ 180.0%) 確定1発
H4セグレイブ
170 ~ 204 (89.5 ~ 107.4%) 乱数1発 : 37.5%
H4ミミッキュ
146 ~ 174 (111.5 ~ 132.9%) 確定1発
H252キョジオーン
168 ~ 198 (81.2 ~ 95.7%) 確定2発
H252サケブシッポ
134 ~ 162 (60.4 ~ 73.0%) 確定2発
H4マスカーニャ
102 ~ 120 (67.2 ~ 79.0%) 確定2発
H252キラフロル
180 ~ 212 (94.8 ~ 111.6%) 乱数1発 : 62.5%
H4ガブリアス
87 ~ 103 (47.3 ~ 56.0%) 乱数2発 : 80.85%
- ラスターカノン(テラスタルあり、上述のテラスタルなしで確定○発が変わるポケモンを記載します)
H4ハバタクカミ
156 ~ 188 (119.1 ~ 143.6%) 確定1発
H4トドロクツキ
102 ~ 120 (56.4 ~ 66.3%) 確定2発
H4セグレイブ
228 ~ 272 (120.0 ~ 143.2%) 確定1発
H252キョジオーン
224 ~ 264 (108.3 ~ 127.6%) 確定1発
H4マスカーニャ
136 ~ 160 (89.5 ~ 105.3%) 乱数1発 : 37.5%
H252キラフロル
240 ~ 284 (126.4 ~ 149.5%) 確定1発
H4ガブリアス
116 ~ 138 (63.1 ~ 75.0%) 確定2発
被ダメージ計算
ランクバトルでの採用率が高いポケモンを中心にダメージを計算します。
A↑252カイリュー(こだわりハチマキ)
しんそく : 34 ~ 40 (22.2 ~ 26.2%) 乱数4発 : 12.28%
C252ハバタクカミ
マジカルフレイム : 96 ~ 114 (62.8 ~ 74.6%) 確定2発
C252サーフゴー
シャドーボール : 76 ~ 90 (49.7 ~ 58.9%) 乱数2発 : 98.43%
C252テツノツツミ
ハイドロポンプ : 99 ~ 117 (64.8 ~ 76.5%) 確定2発
A252トドロクツキ
げきりん : 48 ~ 57 (31.4 ~ 37.3%) 乱数3発 : 76.22%
A252ドドゲザン
ドゲザン : 67 ~ 79 (43.8 ~ 51.7%) 乱数2発 : 7.81%
A252セグレイブ
きょけんとつげき : 49 ~ 58 (32.0 ~ 38.0%) 乱数3発 : 94.72%
A252ミミッキュ
じゃれつく : 27 ~ 32 (17.7 ~ 21.0%) 乱数5発 : 1.91%
C252ラウドボーン
フレアソング : 134 ~ 158 (87.6 ~ 103.3%) 乱数1発 : 12.5%
C252ドラパルト
だいもんじ : 114 ~ 136 (74.6 ~ 88.9%) 確定2発
A252テツノカイナ
ドレインパンチ : 120 ~ 144 (78.5 ~ 94.2%) 確定2発
A252ガブリアス
げきりん : 45 ~ 54 (29.5 ~ 35.3%) 乱数3発 : 14.64%
A252マスカーニャ
はたきおとす : 66 ~ 78 (43.2 ~ 51.0%) 乱数2発 : 2.73%
C252ウォッシュロトム
ハイドロポンプ : 88 ~ 105 (57.6 ~ 68.7%) 確定2発
ここに記載していないテツノブジンテツノドクガなどのポケモンの技やじめん技は基本的にがんじょう圏内まで持っていかれます。
苦手なポケモン
- じめんポケモン全般
でんじほうが無効化されてしまうため、基本的にじめんポケモン相手にはキツイです。そのため、構築でじめんポケモンに対して有利なポケモンを入れます。
- ねむり技を打ってくるポケモン
ねむり技を打たれると何もすることができなくなります。特にキノガッサなどのポケモンには不利です。
相性の良い味方
ジバコイルは対面アタッカーのため、他のアタッカータイプと相性が良いです。
そのため、対面アタッカーと一緒に構築することをおすすめします。
みず・ひこうタイプでジバコイルの4倍弱点でもあるじめん技を透かすことができます。また、技範囲も広くこおりのきばなどを覚えるため、ジバコイルが苦手とするガブリアスなどに強く出れます。じめんテラスタルにすることによって、ジバコイルが苦手なちくでん持ち(パーモットタイカイデンサンダース)にも対応することができるため、最も相性が良いポケモンだと考えます。
構築例
ジバコイル 本育成論を参照
グレンアルマ C252 S252 きあいのタスキ
ミミッキュ A252 S252 いのちのたま
ギャラドス オボンの実 りゅうまいちょうはつ型
カイリュー H252 A252 こだわりハチマキ
サーフゴー こだわりスカーフ トリック型
基本的に弱点が明確かつ技範囲から役割がはっきりしているジバコイルのため、それらを補えるポケモンを選出し、なおかつ相手の先制技持ちポケモンを選出しにくくする構築が良いです。また、タスキ持ちのポケモンに対応するために先制技持ちのポケモンを入れることをおすすめします。
最後に
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