グレイシア - ポケモン育成論BW

皆様お久しぶりです。
前回(bw/2574)は高評価ありがとうございました。
またグレイシアの調整を述べてゆきたいと思います。

• はじめに

HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早＝H/A/B/C/D/Sとします。
個体値は理想個体を前提とします。
ダメージ計算は、トレーナー天国様のダメージ計算機 JS-4BW for ポケモン ブラック/ホワイト 4.14を使用しております。

• 概要

今回の育成論の目的としましては・・・
1：高い特攻と有る程度の耐久指数が確保できるのでそれを生かしていくこと
2：65族のスカーフで相手の虚をついていくこと
3：めざめるパワー格闘を用いグレイシアに強気に出てくるポケモンに負荷をかけること

を目標に調整を考えていきます。

3番にあるように今回は「目覚めるパワー格闘」を採用します。
「炎」も選択肢になりますが、その場合は既存のエクスカバータ様のグレイシア(bw/2573)を個人的におすすすめします。
今回はめざパ炎を切ってるために鋼タイプはPT他のメンツで対処するようにしましょう。

以前の育成論でも言いましたが氷単タイプの宿命である弱点の多さや決して恵まれたと言えない種族値や技範囲のために採用する理由としてはこのポケモンが好きだという「愛」が大きいと思います。
使うからにはある程度メジャーなポケモンと競ることが出来るように調整にしていきましょう。

• 性格

性格は「臆病」をベースに考えていきます。
その理由としましては65族という決して早い部類ではないポケモンですのでなるべく仮想的や狩れるポケモンの範囲を誤魔化す為です。

• 個体値

H31　A偶数　B30　C30　D30　S30
めざめるパワー格闘理想個体とします。

• 努力値

候補A：H44　　B4　　C248　D12　S200
候補B：H236　B72　S200

【候補A・Bについて】
ご覧のとおり耐久を重視するか火力を上げるかの違いとなっています。
Sは調整先の目安であるスカーフ込みS実値180であり、S252振り111族抜きとなっています。

• 特性

特性は今回霰パを想定して記述していないのでどちらを使用しても構いません。

• 持ち物

今回の育成論はめざパ格闘のスカーフ型ですのでスカーフ一択とします。

• 技構成

[確定技］
【目覚めるパワー格闘】（威力70/命中100）
今回は格闘を選択します。
めざパ炎を選択しなかったのは、スカーフの場合は交代読みによる技固定のリスクが高い為です。めざパ炎で安定した鋼ポケモンへの役割を持たせたい方は、以前投稿した帯グレイシア(bw/2574)を使うことをおすすめします。
また、スカーフでめざパ炎を使いたい方は上にあるエクスカバータ様のグレイシアをお使いください。格闘の採用の他理由は先発のグレイシアとの偶発対面がある程度考えられるバンギラスやマンムー等を主に意識していす。
これにより交代読みのめざパのリスクなく打点が見込めます。
先に述べているように抜群が取れない鋼ポケモンは他で処理等してください。
また、半減吹雪＞等倍めざパ格闘(ハッサム・メタグロス等)となっています。

【冷凍ビーム】（威力95/命中100/10%で氷状態にする。）
メインウェポンになります。特に説明することはありませんのでダメージ計算参照してください。

[選択技］(上に行くほど優先度は高いです)
【吹雪】（威力120/命中70/10%で氷状態にする。霰時必中）
命中不安定ですが、グレイシアの最高火力になります。
一部のマルチスケイルカイリューをも落とすことができます。

【寝言】
ガッサの多い環境では重宝する技です。
茸の胞子読みの安易な受け出しは出来ないものの選択としてはアリです。

【シャドーボール】（威力80/命中100/20%で特防を1段階下げる）
範囲補完の技です。交代読みやこちらの受け出し困難時に打ちます。
半減吹雪>等倍シャドーボールですので注意してください。
ブルン等グレイシアが突破できない時の対処。

【ミラーコート】
この技は、ウォッシュロトム等突破が困難なポケモンに使用します。
しかし、読み要素があり安定しません。

【氷の息吹】（威力40/命中90/必ず急所に当たる）
瞑想を積んで来るラティアス・ラティオスピンポイント技です。

Aの技構成例：吹雪　冷凍ビーム　めざパ格闘　寝言
Bの技構成例：冷凍ビーム　めざパ格闘　シャドーボール　ミラーコート　

• ダメージ計算（与ダメ：上が候補A・下が候補B）

[対マルスケカイリュー(bw/2979)
冷凍ビーム
A与ダメ:乱数1発87.5%(割合：98.2%〜116.1%)
B与ダメ：確定2発(割合：80.2%〜97%)

[対205ガブリアス(bw/800)]
冷凍ビーム
A与ダメ:確定1発(割合：181.4%〜212.6%)
B与ダメ：確定1発(割合：148.2%〜177.5%)

[対HD特化カバルドン(bw/1039)]
冷凍ビーム
A与ダメ:確定2発(割合：66.9%〜79%)
B与ダメ：確定2発(割合：55.8%〜66.9%)

[対175オノノクス(bw/861)］
冷凍ビーム
A与ダメ:確定1発(割合：116.5%〜138.2%)
B与ダメ：高乱数1発87.5%(割合：97.1%〜116.5%)

[対H156ラティオス(H4振り)]
冷凍ビーム
A与ダメ:高乱数1発 87.5%(割合：97.4%〜115.3%)
B与ダメ： 確定2発(割合：80.7%〜96.1%)

[対H136キノガッサ(H4振り)]
冷凍ビーム
A与ダメ：確定1発(割合：150%〜176.4%)
B与ダメ：確定1発(割合：177.9%〜211.7%)


[対156ラティオス(H4振り)]
吹雪
A割合:確定1発(割合：121.2%〜144.5%)
B割合：確定1発(割合：100.6%〜120%)

[対マルスケカイリュー(bw/617)］
吹雪
A与ダメ:確定1発(割合：116.5%〜137.1%)
B与ダメ：乱数1発37.5%(割合：89%〜106.8%)

[対サザンドラ(bw/1589)]
吹雪
A与ダメ:確定1発(割合： 106.8%〜126.7%)
B与ダメ：乱数1発75%(96%〜114.2%)


[対H186(H4振り)マンムー]
目覚めるパワー格闘
A与ダメ:確定2発(割合：64.5%〜76.3%)
B与ダメ：確定2発(割合：53.7%〜63.4%)


[対H176(H4振り)バンギラス］
目覚めるパワー格闘
A与ダメ:確定2発(割合：61.3%〜72.7%)
B与ダメ：確定2発(割合：50%〜61.3%)


[対H207(H252振り)バンギラス］
目覚めるパワー格闘
A与ダメ：確定2発(割合：52.1%〜61.8%)

[対ヒードラン(bw/2672)]
目覚めるパワー格闘
A与ダメ:確定3発(割合：37.7%〜44.8%)
B与ダメ：乱数3発88.3%(割合：31.6%〜37.7%)

• ダメージ計算（被ダメ：上が候補A・下が候補B）

[対A186カイリュー(bw/2979)］
逆鱗
A被ダメ：確定2発(66.4%〜78.7%)
B被ダメ：確定2発(53.5%〜63.5%)
1段階up逆鱗
B被ダメ：確定2発(79.4%〜94.1%)

[鉢巻カイリュー(bw/2039)］
逆鱗
B被ダメ：確定2発(77.9%〜92.6%)

カイリューに関してはB配分が安定しています。
交代読みも必要な場面が多々あります。

[対A182マンムー(bw/41)]
ストーンエッジ
A被ダメ：確定2発(72.6%〜86.3%)
B被ダメ：確定2発(58.8%〜69.4%)
氷の礫
A被ダメ：乱数8発(10.9%〜13%)
B被ダメ：乱数10発(8.8%〜10.5%)

[対鉢巻マンムー(bw/3285)]
ストーンエッジ
B被ダメ：乱数1発18.8%（85.8%〜102.3%）

A配分でマンムーのエッジ+礫を確定で耐えられます。
もちろんめざパ格闘で確定2発です。
鉢巻に関しては、耐久のB配分で乱数圏内です。

[対テクニシャンA182珠キノガッサ(無補正252振り)]
マッハパンチ
A被ダメ：確定2発：(74.7%〜88.8%)

[対テクニシャン珠キノガッサ(bw/2973)]
マッハパンチ
B被ダメ：乱数1発6.3%(85.6%〜101.3%)

A配分は無補正を、B配分は補正有りを狩れるようにしております。
先にも述べましたか胞子読み交代はリスクが高いので注意してください。

[対ジュエルウォッシュロトム(bw/2591)]
ハイドロポンプ
A被ダメ：乱数1発18.8%(86.9%〜102.7%)
B被ダメ：確定2発(74.7%〜88.2%)

ミラーコートを採用する場合の参考にしてください。
ボルチェンを撃たれた際に裏にバンギがいる場合は技選択にも注意しましょう。

[対A155バンギラス(無補正4振り)]
岩雪崩
A被ダメ：確定2発(69.8%〜83.5%)
ストーンエッジ
B被ダメ：確定2発(75.2%〜89.4%)

対面で勝てる可能性は高くはないですがサイクルで負荷を与えたあとに、
スカーフめざパでチャンスがあるようにしています。

[対C182ラティオス(無補正252振り)］
流星群
A被ダメ：乱数1発6.3%(84.9%〜100.6%)
B被ダメ：確定2発(74.1%〜87%)

相手がスカーフの場合でも一応は耐えることはできます。
A配分・B配分で選択技が変わるので注意してください。

[対サザンドラ(bw/1589)］
大文字
B被ダメ：乱数1発6.3%(84.7%〜100%)

こちらは安定しません。どうしても処理が難しい場合は乱数にかけるしかないです。

[対ヒードラン(bw/2672)]
火炎放射
B被ダメ：確定2発(82.3%〜98.8%)

気休め程度ですが、火炎放射は一応耐えることができます。マグマストームはもちろん無理です。
どちらの配分にせよ毒々を打たれたらめざパ格闘2回でも身代わりは貼れるので交代読みでダメージを与える意外方法はないです。

• まとめ

種族値の壁があり・・・乱数耐え調整や乱数2発圏内を多々使用しております。
基本的には後出し等は考えず偶発対峙での対処が主になっております。ドラゴンに対するポテンシャルは高いポケモンなのでカイリュー等は逃げることは多々ありますが半減であれ後続への負荷もある程度かけれるかと思います。

• 最後に・・・

無断で投稿主様のリンクを張っております。問題が有るようであれば即刻削除いたしますのでコメントまたはメールにてお知らせください。
また、投稿2回目であるため至らぬ点が多々あるかと思いますが、コメントにてご指導いただけるとありがたいです。
グレイシアは自分自身が思い入れの強いポケモンですので皆様も是非使ってください。
最後までお読みいただいありがとうございました。

2012年10月8日投稿