ごきげんよう,ルリと申します!
本稿がポケ徹様の育成論の初投稿になります.
いろいろと考察が甘いところなどあるかと思いますが,優しく指摘してくださると幸いです.
時に,皆さんは現在のランクマ環境にて,カバルドンカバルドンやヘイラッシャヘイラッシャなどのあくびを採用したポケモンやキノガッサクソキノコ キノガッサやモロバレルクソキノコ モロバレルのようなキノコのほうしを使うポケモンに対してどのような対策を取っていますでしょうか?
キョジオーンキョジオーンやサーフゴーサーフゴーなど 特性の力で対策する 場合も多いのではないでしょうか.
今回は,キョジオーンキョジオーンと同じような特性がシングルバトルでも使えるようになったフラージェスフラージェスについての育成論となります
※本稿では対戦にてよく使われる略語(HABCDS等)を使用します.ご了承ください.
採用理由と役割
- 採用したポケモンは,フラージェスフラージェスです.採用理由としては,後述しますが役割対象であるキノガッサキノガッサを抜けるS75族であること,特性フラワーベール(味方すべての『ミノマダム(くさき)』タイプのポケモンは、味方自身以外の技や特性によって能力ランクを下げられず、状態異常にもならない。)がテラスタルによって解禁され,下記のポケモンキノガッサモロバレルカバルドンヘイラッシャに対して強く出ることができる点において優秀だと考えたため,採用しています.
- 役割としては,先発で出てくるカバルドンに対して初手を合わせて選出し,対面でめいそうを積んでからくさタイプのテラスタルからのエナジーボールでHD振りでも乱数一発で仕留めたり,キノガッサやモロバレルの上からムーンフォースやサイコキネシスを撃ち,キノコのほうしをされてもラムのみによって一度は無効化し,二度目のキノコのほうしはくさテラスタルをすることで無効にして仕事をさせないような役割があります.
(後述の与ダメージ計算にて詳しく記載)
他にも,タイプ的に強く出ることのできるサザンドラ(追記:鋼テラスタルだとすこし厳しめ)やキョジオーンも役割対象になるかと思います.
持ち物
持ち物はラムのみまたはおんみつマントがいいと思います.受けだしする際にはテラスタルを切っていないので特性が発動しません,そのタイミングで眠らされてしまっては意味がありませんのでラムのみを持たせます.しかし,テラスタルを切った後にラムのみが意味をなさなくなってしまうので,キョジオーンしおづけやサザンドラあくのはどうなどを意識しておんみつマントを持たせるというのも良いかもしれません.
特性
フラワーベール一択です.きょうせいという特性も存在しますが,シングルでは意味の無い特性になるので採用する理由がありません.
前作まではフラワーベールもシングルでは意味のない特性でしたが,今作にはテラスタルがありますので,ついにフラージェスの特性が解禁された!と言っても過言ではありません.
性格・努力値と調整
性格は最速のキノガッサを抜けるようにおくびょうで決まりです.
努力値の調整は次のようになります
実数値(努力値)
157(28)-63(0)-89(4)-164(252)-175(4)-135(220)
※Aの値は個体値0での実数値
- S135は,最速70族の実数値S134を抜く調整になります.
できるだけ決定力を上げたいのでCには努力値252を振って,あまりはHBDへ振り分ける形です.
技構成
- ムーンフォース
- エナジーボール
- サイコキネシス
- めいそう
- ムーンフォース
フラージェスの持つフェアリータイプの最大打点なので即採用です.
- エナジーボール
はなびらのまいと悩みました.はなびらのまいだとHDカバルドンをめいそう込みで確定一発にできる利点がありますがそれ以上に技が固定されてしまうことに不便さを感じたのでエナジーボールにしました.
- サイコキネシス
モロバレルに対して打点が無くなってしまい,コンセプトから外れることになるのでこれもほぼ固定枠だと思います.
- めいそう
めいそう積むのと積まないのとでは有利不利が逆転してしまう場合もあるのでこれも固定枠です.
このフラージェスフラージェスというポケモン,めちゃくちゃ技範囲狭いので,正直この技以外に採用できそうな技が無かったのですが,頼むからマジカルフレイム覚えろ 無いものをねだっても仕方ないので,はがねタイプが出てきたら悲鳴を上げながら逃げてください 控えのポケモンに任せましょう
この記事を読んでほかにもこの技いいと思うぞ!というご意見ございましたらぜひ教えてください!
12/10 追記(コメントありがとうございます)
- 技変更案
- エナジーボール→くさむすび
環境に重いポケモンが多いためくさむすびの採用もありかと思います。カバルドンへの打点も維持してますのでありだと思います
- サイコキネシス→ひやみず
モロバレルが環境にすくないように感じるため、モロバレルへの対策を削って他の物理ポケモンへの対策にひやみずを採用しても良いかもしれません
テラスタル
くさタイプのテラスタルにしましょう.幸いフィールドに光る固定シンボルのポケモンでくさタイプのテラスタイプをもつフラエッテがいますので,テラピースが不要です
運用方法
※ダメージ計算は後述の与ダメージ計算,被ダメージ計算の項目にて詳細に記載します.
- 対カバルドンカバルドン
基本的には初手対面で合わせたい相手です.初手の対面で合わせられればめいそうからくさテラスエナジーボールでほぼ一発で吹き飛びますので,カバルドンが相手の手持ちにいる場合はフラージェスを先発で合わせることができればとてもいいです.しかし,ステロふきとばしのコンボに入られるとめいそうを積む余裕が無いのでその時はすぐテラスタルを切ってエナジーボールを撃つのがいいかもしれません.
- 対キノガッサキノガッサ
キノコのほうしを撃たれる場面でラムのみを盾に受けだししたり,他のポケモンの死に出しで対面させることになると思います.フラージェスはB方面は貧弱なので,テクニシャンタネマシンガンをフェアリータイプのまま喰らおうものならひとたまりもありません.なので受けだしするときは慎重に受けだししましょう.
タネマシンガンを半減で抑えられ,もしかするとキノコのほうしやじだんだを撃ってくれる可能性もありますので,対面したらすぐテラスタルを切ることをおすすめします.
- 対モロバレルモロバレル
モロバレルと聞いて,毒タイプなのに大丈夫なのか?と思うかもしれませんが,フラージェスのD種族値は154なので,上からめいそうを積んでしまえばモロバレル程度のヘドロばくだんでは例えC特化であっても確定3発になります.対してこちらのサイコキネシスはめいそう1積みであればHD特化モロバレルも確定2発まで持っていけるので対面有利と言えます.(ヘドロばくだんに受けだしはしないようにしましょう)
与ダメージ計算
※テラスタルは考慮しません
- ムーンフォース
とくこうランク±0
H4キノガッサ 218 ~ 260 (160.3 ~ 191.2%) 確定1発
無振りサザンドラ324 ~ 384 (194.1 ~ 230.0%) 確定1発
H4セグレイブ168 ~ 198 (88.0 ~ 103.7%) 乱数1発 : 25%
D4ドラパルト186 ~ 218 (114.2 ~ 133.8%) 確定1発
とくこうランク+1
H4カイリュー218 ~ 260 (130.6 ~ 155.7%) 確定1発 マルチスケイル無
H4サーフゴー59 ~ 70 (36.2 ~ 43.0%) 確定3発
D4ヒートロトム51 ~ 61 (40.8 ~ 48.8%) 確定3発
- エナジーボール
とくこうランク+1 テラスタル込み
HD252カバルドン204 ~ 240 (94.9 ~ 111.7%) 乱数1発 : 68.75%
H252ヘイラッシャ294 ~ 348 (114.4 ~ 135.5%) 確定1発
H252キョジオーン228 ~ 270 (110.2 ~ 130.5%) 確定1発
- サイコキネシス
とくこうランク±0
HD252モロバレルたべのこし持ち 78 ~ 92 (33.4 ~ 39.4%) 確定3発
とくこうランク+1
HD252モロバレルたべのこし持ち 116 ~ 138 (49.6 ~ 59.0%) 乱数2発 : 99.6%
被ダメージ計算
- 物理
ようきテクニシャンキノガッサタネマシンガン4回 172 ~ 208 (109.6 ~ 132.5%) 確定1発
ようきガブリアスじしん 115 ~ 136 (73.3 ~ 86.7%) 確定2発
いじっぱりカイリューダブルウイング 104 ~ 126 (66.3 ~ 80.3%) 確定2発
無振りカバルドンじしん 84 ~ 100 (53.6 ~ 63.7%) 確定2発
- 特殊
おくびょうメガネサザンドラあくのはどう 34 ~ 41 (21.7 ~ 26.2%) 乱数4発 : 3.97%
おくびょうメガネサザンドララスターカノン 92 ~ 110 (58.6 ~ 70.1%) 確定2発
おくびょうヒートロトムオーバーヒート 67 ~ 79 (42.7 ~ 50.4%) 乱数2発 : 1.17%
ひかえめ蝶の舞+1ウルガモスほのおのまい 73 ~ 87 (46.5 ~ 55.5%) 乱数2発 : 67.57%
おくびょうサーフゴーゴールドラッシュ 144 ~ 170 (91.8 ~ 108.3%) 乱数1発 : 50%
苦手なポケモン
物理方面が貧弱なため,物理火力の高いポケモンは全体的に苦手な傾向にあります.
他にも,毒タイプがテラスタル後も一貫してしまうため,毒タイプも基本的にはニガテです.
相性の良い味方・構築例
- サイクルを回しながらドラゴンタイプ等に対して有利に立てるように,スカーフヒートロトムヒートロトムがおすすめです.苦手なはがねにも優位に立てるため,優秀な相棒となってくれます.他にも,毒タイプや物理アタッカーが怖いため,アーマーガアアーマーガアもおすすめです.アーマーガアでサポートしつつ裏のフラージェスでめいそうを積んでいく流れも強いと思います.
- 構築単位でカバルドンを出したくなるような構築にしておけば,カバルドン入りのパーティにはカバルドンが先発で出てきやすくなるので,最初の数的有利を取って確実に勝ちに行きましょう.
終わりに
ここまで読んでくださってありがとうございました!
初の投稿となりましたがいかがでしたでしょうか.
ぜひフラージェス,使っていただけたらと思います.
ご意見ご指摘等ありましたら,よろしくお願いします!!