今回初投稿させていただくパンストと申します。
先日DLC第2弾藍の円盤が配信され、盛り上りを見せているポケモンSVですが、既存ポケモンであるドラパルトにもワイドブレイカーという新技が追加され、戦略の幅が広がったので、今回投稿しようと思った次第であります。
以下、HABCDS等の略称を使います。
尚、ダメージ計算につきましてはポケソル様のダメージ計算機をお借りしました
コンセプトと役割
使用率の高い鉢巻型や襷型を意識させつつ、鬼火とワイドブレイカーで行動回数を確保し、竜の舞を積んでいく型です。
持ち物
たべのこし
ドラパルトの回復技は眠るしかないので、コンセプト的にも確定です。
特性
クリアボディ
威嚇、甘えるなどに怯える必要が無くなり、アクアブレイク等でダメージ計算を乱されることもなくせるので個人的には第一候補。
すりぬけ
鬼火を打つ関係上、身代わりを透かせる事はかなりのアドバンテージとなりますが、個人的にドラパルトの前で身代わりを貼られることは少ないかと思ったのでクリアボディの方を優先させていただきますが、お好みでどちらでも大丈夫です。
のろわれボディ
何発も攻撃を受けることになるので、相性はいいのですが、上記の2つの利点には劣ると思われます。
性格・努力値と調整
わんぱく
Bが上り、Cが下がります。
種族値的に耐久に信頼を置けるポケモンではないので、少しでも耐久を上げるためにBに補正を掛けます。
努力値 H236/B212/S60
H たべのこしの回復量が最多となる16n+1調整
B 余り なるべく物理耐久を上げたい
S 最速ガブリアス抜き 132まで振るか、陽気にして4振りすることで最速オーガポンを抜けますが、環境には意地っ張りも多く、物理耐久を重視したかったためガブリアス抜きで留めてます。1舞ではブエナハバタクカミやブエナテツノツツミはおろか、ブエナトドロクツキやブエナテツノドクガ(来月からはウネルミナモやテツノイワオも?)抜けないため注意
技構成
確定技
おにび
相手をやけど状態にする命中率85%の技です。
一度打てばその物理耐久はあのHBディンルーに匹敵し、カイリュー、ウーラオス(いちげき)、パオジアン等、物理アタッカー、特にカイリューにはマルチスケイルの無力化も可能で絶大な効果をもたらします。
オーガポン(かまど)や今は亡き根性ガチグマには効果がないので注意。
ダイドラグーンワイドブレイカー
本論の核となる技。威力60の命中100、確定でAを一段階下げる一見地味ですが優秀な性能を誇ります。
タイプ一致なので竜舞を積めれば馬鹿にならない火力を出しながら、より受けの安定性を高めることができますが、こちらはマリルリ、テラスタル等に効かないので、状況に応じて鬼火と使い分けましょう。
りゅうのまい
AとSを1段階ずつ上げる積み技。
ドラパルトを見て出てきやすいハバタクカミを始末するための技です。
この型は火力が無く、素早さも足りないので、鬼火とワイドブレイカーで物理アタッカーを起点にして積んでいきましょう。
2舞すればブーストエナジーテツノツツミや、麻痺下でカイリューを抜けるようになるため、取り敢えず2舞を目安にしましょう。
選択技
ワイドブレイカーだけだとどれだけ積んでもが出てくると終わるので採用。
、だとに両方半減を取られる等、相性補完的に如何なものかと思われる方がいるかと思いますが、後述するテラスタルの利点を加味した結果、第一候補としました。
との相性補完が良く、ハバタクカミは勿論、サーフゴーやハッサムを打ち抜くことができます。
カイリューやトドロクツキがテラスタルをすることも多く、両方半減以下にされるのはマリルリやヒードランぐらいと、ワイドブレイカーの相方、という一点だけ見ればテラバーストを上回るでしょう。
まとわりつく
ハバタクカミに来て欲しくないなら、来させなければいいという作戦。
火傷とバインドによるダメージで放っといても5〜7ターン程で相手を倒せます。
結局死に出しでハバタクカミが来ると何も出来なくなるためおすすめはしません。
テラスタル
ドラパルトの弱点であるやタイプの技を半減以下にし、それ以外も等倍に抑えます。耐性で見ればも選択肢ではあるのですが、ドラパルトの元の耐性は、が半減でを無効、テラスタルを切ることで、、を両方半減と、2種のウーラオス(いちげき)のメインウェポンを全て受ける他、スケイルショットを半減でなく無効にすることで、S上昇を防ぎます。
テラスタルをしてしまうと物理技で習得しているポケモンが多いインファイトやじしんだったり、オーガポン(かまど)のツタこんぼうが弱点になってしまうので、物理受けをするにはこちらの方が秀でていると考えました。
テラスタルは、技範囲に加え、やを半減にできる点から一考の余地ありですが、こちらもじしんやウーラオス(れんげき)のすいりゅうれんだが抜群になってしまうので、テラスタルを優先しました。
立ち回り例
1 物理アタッカー相手に出し、必要ならテラスタルしつつ、竜舞を抜けるまで積む。(元から抜いている場合省略)
2 鬼火を打つ(効かない場合省略)
3 1と合わせて、2回竜舞を積む。ダメージが大きい場合ワイドブレイカーを打ってHPを管理する。
4 テラバーストかワイドブレイカーで撃破
与ダメージ計算
ワイドブレイカー
カイリュー (マルチスケイル込み)
H4→25.1 〜 30.5% 確定4発
マルチスケイル解除後
50.2 〜 61.0% 確定2発
よって確定3発
H244→21.3 〜 25.8% 乱数4発(0.67%)
マルチスケイル解除後
42.6 〜 51.7% 乱数2発(4.29%)
よって確定3発
HB特化→15.2 〜 18.2% 乱数6発
マルチスケイル解除後
30.4 〜 36.4% 乱数3発(31.2%)
よって、確定4発
オーガポン
B4→29.6 〜 35.4% 乱数3発(24.02%)
A↑ 43.2 〜 52.2% 乱数2発(10.93%)
H156B4→26.2 〜 31.4% 確定4発
A↑ 38.2 〜 46.2% 確定3発
B4パオジアン→30.9 〜 36.7% 乱数3発(56.22%)
A↑ 45.1 〜 54.1% 乱数2発(40.62%)
B4→59.4 〜 72.0% 確定2発
A↑ 90.2 〜 107.4% 乱数1発(43.75%)
H252B4→50.2 〜 60.8% 確定2発
A↑ 76.3 〜 90.8% 確定2発
ハバタクカミ
H4→64.1 〜 76.3% 確定2発
A↑ 96.9 〜 114.5% 乱数1発(81.25%)
HB特化→34.1 〜 40.9% 確定3発
A↑ 50.9 〜 60.2% 確定2発
被ダメージ計算
A特化カイリュー
スケイルショット(いかさまダイス)
91.1 〜 139.8% 乱数1発(71.27%)
火傷下
45.5 〜 69.9% 乱数2発(86.25%)
じしん
29.5 〜 35.2% 乱数3発(17.33%) (たべのこし込みで確定4発)
テラス時
アイアンヘッド
47.6 〜 56.9% 乱数2発(86.32%)
テラス
71.5 〜 84.9% 確定2発
しんそく
23.8 〜 28.4% 乱数4発(95.72%) (たべのこし込みで確定5発)
鉢巻テラス
53.3 〜 63.7% 確定2発
A特化オーガポン(かまど)
はたき落とす(持ち物あり)
60.4 〜 72.1% 確定2発
持ち物無し
40.9 〜 48.7% 確定3発
テラスツタこんぼう
46.8 〜 55.1% 乱数2発(68.35%)
A特化ウーラオス(れんげき)
すいりゅうれんだ
24.8 〜 31.0% 乱数4発(99.99%)
テラス後
51.2 〜 62.1% 確定2発
アイススピナー
46.6 〜 56.6% 乱数2発(73.43%) (たべのこし込みで17.18%)
A特化パオジアン
つららばり
94.3 〜 111.9% 乱数1発(62.5%)
テラス後
47.1 〜 55.9% 乱数2発(76.56%) (たべのこし込みで19.92%)
+火傷
23.3 〜 27.9% 乱数4発(78.48%) (たべのこし込みで乱数5発)
苦手なポケモン
サーフゴーヒードラン 素のタイプはサーフゴーに、テラス後は両方に一致で弱点をつかれ、こちらからの打点は有利テラスしない限りありません。
ガチグマ(アカツキ) ブラッドムーンが8割強入るので2回しか動けず、ロクにダメージを与えられません。
ブリジュラス まだ分からないけど多分ぶち○される
相性の良い味方・構築例
ディンルー 積みアタッカーにゴリ押されることが稀にあるので鬼火をいれつつ吹き飛ばして貰いましょう
相性補完も悪くないですが、の一貫には気を付けましょう
弱点保険持ち 鬼火、ワイドブレイカーと相性が良いです
最後に
ここまで閲覧していただきありがとうございました。
最近のドラパルトは舐められがちですのでウーラオス(れんげき)だろうがオーガポン(かまど)だろうが平気で居座ってきます。
ワイドブレイカーと鬼火による対物理性能は目を見張るものがありますので皆様も体験してみてください。