はじめに
つらら怯みでアド取ったらアイへ3連怯みで負けましたfafnirと申します。
今回はガチグマ(アカツキ)の育成論を紹介します。
コンセプト
味方のサポートを受けながら持ち前の物理耐久の高さと「アッキのみ」でさらに硬くなり、「つきのひかり」で体力を管理しつつ「めいそう」を積んで全抜きを狙います。
持ち物
- アッキのみ
物理攻撃を受けると自身の防御を1段階上げます。
コンセプト上確定。
特性
- しんがん
ゴーストタイプ 主にハバタクカミサーフゴーコノヨザルイダイトウ♂にもノーマル、格闘タイプの技が当たる上、命中率の変化を無効にする非常に噛み合いの良い特性です。
これしかないのでもちろん確定。
テラスタイプ
- どく
弱点を突かれる格闘タイプの技、オーガポンの草タイプの技を半減+耐久系が弱い「どくどく」への耐性もつき、ごり押しされると厳しいハバタクカミのフェアリータイプの技も半減します。
後発のディンルーカイリュークエスパトラランドロス(霊獣)には注意。
- みず
コンセプト上、急所攻撃を行う水ウーラオス(れんげき)が重いため、その負担を抑えるためのタイプです。
- フェアリー
格闘タイプを半減、鉢巻でゴリ押しの「げきりん」を無効化、環境に増えた「スケイルショット」も無効化します。シンプルに環境に多い物理の技を等倍にするので便利。
- ノーマル
「ブラッドムーン」の火力の底上げ。
ハバタクカミが「めいそう」を積んでくるタイプだと受け切られてしまうので火力補助に使いやすいと思います。
技構成
- ブラッドムーン
威力140のアホ技。
連続で使えないデメリットこそありますが、瞑想を積んだ時の火力は次元が違います。
この技で相手を突破した際、後発のポケモンにすぐ打ち込むことができないので注意しましょう。
PPも多くない(5〜8)のでプレッシャーアーマーガアに受けきられぬように「めいそう」はちゃんと積みましょう。
- しんくうは
威力40不一致先制技。
「ブラッドムーン」を「きあいのたすき」で耐えてきたり単純にミリ耐えされた時に。
本当にダメージが入りませんので特に耐久高めのポケモンにはダメ計を怠らないようにしましょう。
(特にハバタクカミやカイリューにはミジンコみたいなダメージしか入らないのでよく考えて押しましょう)
- めいそう
ガチグマ(アカツキ)の不足している特殊耐久を補いながら火力を上昇させます。特殊アタッカーと対面した際はこの技で起点にするのが理想です。
※調子乗って積みまくっていると冒頭の私みたいなことになるので相手の裏をよく見て積むようにしましょう。
- つきのひかり
原種にはない高速再生技。
このガチグマ(アカツキ)は先手を取られやすいが故体力管理が必須です。
できるだけHPを残して突破するようにしましょう。
天候によって回復量が変化するので晴れ以外の時はできるだけ天候ターンを枯らしたいです。
- だいちのちから、ハイパーボイス
一致技で連発可能技ではありますが、確定枠の「めいそう」と「つきのひかり」をいれて、努力値をCに回しにくいことによる火力不足問題を解決する「ブラッドムーン」と不足する素早さを補う「しんくうは」を入れると技スペースが足りないという致命的な問題により確定枠とはしません。
努力値
H252 A0- B4 C0 D252+ S0
シンプルなHD特化。
ガチグマ(アカツキ)の低い特殊耐久を補い、「めいそう」を積めるように。
H252 A0- B0 C140 D116+ S0
C252ハバタクカミの「ムーンフォース」確定3発に抑えられる程度に特殊耐久に振り、あまりは全てCに。
H252 A0- B252+ C0 D4 S0
単純にHB。
鉢巻パオジアンテラスオーガポン(かまど)など超高火力の押し付けには少し弱いため、物理に厚く振って物理アタッカーを起点にする動きが可能に。
被ダメージ計算
そのポケモンのメジャー技+最高打点を載せています。
非テラス時の計算結果です。
ハバタクカミ
C252ムーンフォース 93 ~ 109 (42.3 ~ 49.6%) 確定3発
C252眼鏡テラムーンフォース 182 ~ 216 (82.8 ~ 98.2%) 確定2発
テツノツツミ
C252ハイドロポンプ 200 ~ 236 (91.0 ~ 107.3%) 乱数1発 : 43.75%
C252眼鏡テラハイドロポンプ 400 ~ 472 (181.9 ~ 214.6%) 確定1発
ガチグマ(アカツキ)
C特化ブラッドムーン 147 ~ 174 (66.9 ~ 79.1%) 確定2発
C特化テラ珠ブラッドムーン 255 ~ 302 (116.0 ~ 137.3%) 確定1発
パオジアン
A252つららおとし 158 ~ 188 (71.9 ~ 85.5%) 確定2発
B+1 104 ~ 126 (47.3 ~ 57.3%) 乱数2発 : 85.93%
A252鉢巻テラかみくだく 148 ~ 176 (67.3 ~ 80.0%) 確定2発
B+1 100 ~ 118 (45.5 ~ 53.7%) 乱数2発 : 37.89%
オーガポン(かまど)
A252ウッドホーン 126 ~ 150 (57.3 ~ 68.2%) 確定2発
B+1 84 ~ 102 (38.2 ~ 46.4%) 確定3発
A252テラ(A+1)ツタこんぼう 168 ~ 198 (76.4 ~ 90.0%) 確定2発
B+1 112 ~ 132 (51.0 ~ 60.0%) 確定2発
水ウーラオス(れんげき)
A252インファイト 176 ~ 210 (80.0 ~ 95.5%) 確定2発
B+1 116 ~ 140 (52.8 ~ 63.7%) 確定2発
A特化テラ鉢巻すいりゅうれんだ 372 ~ 444 (169.1 ~ 201.9%) 確定1発
カイリュー
A特化じしん 56 ~ 66 (25.5 ~ 30.0%) 確定4発
A特化鉢巻げきりん 148 ~ 175 (67.3 ~ 79.6%) 確定2発
B+1 99 ~ 117 (45.0 ~ 53.2%) 乱数2発 : 28.12%
与ダメージ計算
- C+0 ブラッドムーン
無振りテツノツツミ 153 ~ 181 (116.0 ~ 137.2%) 確定1発
無振りウーラオス(れんげき)153 ~ 181 (87.5 ~ 103.5%) 乱数1発 : 25%
無振りパオジアン 144 ~ 171 (93.0 ~ 110.4%) 乱数1発 : 56.25%
無振りオーガポン(かまど) 106 ~ 126 (68.4 ~ 81.3%) 確定2発
H252カイリュー 51 ~ 60 (25.8 ~ 30.4%) 確定4発 ※マルスケ込み
H252ハバタクカミ 79 ~ 94 (48.8 ~ 58.1%) 乱数2発 : 97.26%
無振りサーフゴー 55 ~ 66 (34.0 ~ 40.8%) 確定3発
- C+0 しんくうは
無振りテツノツツミ 60 ~ 72 (45.9 ~ 55.0%) 乱数2発 : 51.95%
水無振りウーラオス(れんげき) 30 ~ 36 (17.2 ~ 20.5%) 乱数5発 : 0.25%
無振りパオジアン 112 ~ 136 (72.3 ~ 87.8%) 確定2発
無振りオーガポン(かまど) 21 ~ 25 (13.5 ~ 16.2%) 乱数7発 : 93.32%
無振りサーフゴー 44 ~ 52 (27.2 ~ 32.0%) 確定4発
苦手なポケモン
- ディンルーなどの強制交代技や「くろいきり」や「てんねん」での能力アップリセットを行ってくるポケモン
ガチグマ(アカツキ)の積みをリセットしてくるので、裏にはそれに対応できるポケモンを用意する必要があります。
- こだわり眼鏡での特殊の超高火力アタッカー
「めいそう」を積めるとはいえ初撃から大幅な削りを入れられる為立ち回りが非常に苦しくなります。
裏のポケモンで「でんじは」などで妨害をする必要があります。
- 「アンコール」こだわり「トリック」持ち
基本的にハメられます。
カイリューやテツノツツミの上から撃たれると、
ブラッドムーンなら2ターンに1回わるあがきが出て
しんくうはなら微々たるダメージが入って
めいそうならpp切れを待ち
つきのひかりならppを使い切ってしまう
トリックされた場合も同じです。
全て最悪のケースとなってしまうので対策を怠らないようにしましょう。
私もアンコカイリューに3連敗しました。
相性の良いポケモン
- エナジーハバタクカミ
マジカルフレイム あまえる でんじは ちょうはつ ほろびのうた いたみわけ
といった相手への妨害が可能で、耐久に振れば確実に仕事ができます。
- トリルブリムオン
ガチグマ(アカツキ)は素早さも遅く、S下降補正をかければトリル下で積むことが可能で、苦手とする高速高火力特殊アタッカーに対して「めいそう」から入れるようになります。その為「トリックルーム」との相性は良く、対面している相手が起点にするのが難しかった場合は「ほっぺすりすり」で起点とするという柔軟な動きが可能です。
最後に
ガチグマ(アカツキ)は高火力専用技の「ブラッドムーン」などに注目が当たりがちですが、兼ね備える高耐久を活かして火力増強を行うという戦い方もかなり強いと思います。
実際に使ってみて強いと感じたので是非育成して使ってみてください。