ドダイトス- ポケモン育成論SV

イシガメ230と申します。今回はSVにおけるドダイトスの育成論について投稿させていただきます。よろしくお願いいたします。

始めに

ドダイトスは、序盤にもらえるポケモン、いわゆる御三家と呼ばれているポケモンの一体です。しかし、過去作USUMまでは御三家の中でもメガニウムに次ぐ不遇なポケモンとされており、剣盾では内定自体ありませんでした。
元々私はカメポケモンが好きでカメポケモン構築の研究をしており、SVのDLCに内定時に様々な新技を貰ったドダイトスは、今こそ不遇を脱する事ができるのではないかと考え育成論を投稿させていただきます。

コンセプトと役割

コンセプトはSVで習得したからをやぶるによる、ユキノオー{アローラキュウコン}等の雪降らし壁貼り役からの積みアタッカーです。新技ぶちかましによる突破力。氷テラスバーストによるDLCにおいて追加された草タイプ・飛行タイプカミッチュオーガポングライオンへの対策。草技による水タイプトリトドンへの打点、氷テラス雪による先制技への耐性による全抜きを目指します。

持ち物

レギュレーションEにおいてもウーラオス(いちげき)パオジアンカイリュー等による先制技が多く存在する事が予想されるため、からをやぶるによる防御特防ダウンを直す事ができるしろいハーブです。相手によってはいのちのたまいかさまダイスで突破力を上げるのも候補に入ってくると思います。

特性

ドダイトスの特性はどちらも候補に入りますが今回は壁からのからをやぶるを安全に成功させるために、急所に当たらないシェルアーマーとします。

性格・努力値と調整

準速の場合素早さランク＋2では準速スカーフガブリアスを、＋3では最速レジエレキや準速スカーフハバタクカミに対して素早さ負けすることから最速のようきとしています。ただし火力を考慮して準速にするのも環境により選択肢に入ります。

技構成

からをやぶる

SVで新規習得した、攻撃・素早さが二段階上昇し防御特防が一段階下降する強力な:積み技・

本育成論の軸となるため採用。

ぶちかまし

レジェンドアルセウスで習得した地面技最大打点。防御と特防の低下は先制技を考えると厳しいですがじしんと比べた際の確定数の差から採用しています。

くさわけ

SVで新規習得した草版ニトロチャージ、からをやぶるポケモンの弱点でもあった、微妙に素早さが足りない点をカバーできる点から採用しています。特性ふゆうのクレセリアを考慮するとウッドハンマーやタスキケアのタネマシンガンも候補に入ります。草技枠はパーティーの構築や環境により適時変更していくのが強いですが今回は素早さが欲しいためこちらを採用。

テラバースト

今回は氷テラバーストとしての採用です。過去作においてのドダイトスは岩技を採用することが多かったです。

今回の育成論では雪による防御一段階上昇での物理耐久の向上、氷四倍弱点のカバー、岩技を等倍にしてくるランドロス(化身)グライオンのような飛行タイプ、オーガポンカミッチュといった氷技が刺さる草タイプの増加を考慮し氷テラバーストとしています。

テラスタル

技構成での説明のように、雪下での物理耐久向上によるからをやぶるの通しやすさ、先制技のケア、4倍弱点である氷技への耐性などから氷テラスとしています。
ただし耐性面は元と同等な劣悪ぶりのため、ハッサムのバレットパンチやサーフゴーに対しては弱くなる事から、雪ふらしを採用しない場合は水テラスや草テラスで良いと思われます。

立ち回り例

ゆきふらし・オーロラベールが使える{アローラキュウコン}ユキノオーによる壁貼りからからをやぶるを使用し、全抜きを目指します。

こちらが素早さ負けしそうなポケモン(最速スカーフ95族以上)が相手の後続にいた場合はくさわけを使用し素早さを上昇させながら相手の撃破を目指します(＋3で[ス]準速142族ドラパルトまで、＋4、まで積めればブーストエナジーハバタクカミの素早さも抜く事ができます)

与ダメージ計算

陽気からをやぶる状態(＋2段階)状態で計算します。

ぶちかまし

H4振りパオジアン

(140.4 ~ 165.4%) 確定1発

H4振りウーラオス(いちげき)

(103.5 ~ 122.3%) 確定1発

HB252振りずぶといヌメルゴン(ヒスイ)

(139.1 ~ 164.8%) 確定1発

HB252振りずぶといドヒドイデ

(123.6 ~ 146.5%) 確定1発

H252振りディンルー

151 ~ 178 (57.7 ~ 68.0%) 確定2発

H252振りガチグマ(アカツキ)

156 ~ 184 (71.0 ~ 83.7%) 確定2発

くさわけ

HB252振り図太いトリトドン

276 ~ 328 (126.7 ~ 150.5%) 確定1発

H4振りウーラオス(れんげき)

(86.4 ~ 103.5%) 乱数1発 : 25%

H4振りガブリアス

(43.0 ~ 51.1%) 乱数2発 : 5.46%

草技別候補でタネマシンガンも掲載します。

タネマシンガン

H4振りウーラオス(れんげき)

1回(44.4 ~ 52.3%) 乱数2発 : 17.96%

3回で確定1発

1回(25.2 ~ 29.8%)

4回で確定1発

テラバースト(氷タイプ)

HB図太い進化の輝石カミッチュ

(117.7 ~ 141.2%) 確定1発

HB図太いグライオン

(167.1 ~ 197.9%) 確定1発

H4振りオーガポン

(178.3 ~ 211.6%) 確定1発

H252振りディンルー

(77.9 ~ 91.7%) 確定2発

被ダメージ計算

1つ目は素の状態

2つ目は氷テラスタル雪下による、防御1.5倍で計算を行っています。

オーロラベール下での被ダメージは半分にして計算してください。

(物理面)

A252陽気ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ

66 ~ 81 (38.6 ~ 47.4%) 確定3発

48 ~ 57 (28.0 ~ 33.4%) 乱数3発 : 0%

A252陽気ガブリアスじしん

55 ~ 66 (32.2 ~ 38.6%) 乱数3発 : 95.99%

27 ~ 33 (15.7 ~ 19.2%) 乱数6発 : 97.83%

A252意地っ張りオーガポンツタこんぼう

85 ~ 102 (49.8 ~ 59.7%) 乱数2発 : 99.6%

58 ~ 69 (34.0 ~ 40.4%) 確定3発

A252意地っ張りパオジアンつららばり

(227.0 ~ 269.1%) 確定1発

(19.2 ~ 22.9%) 乱数5発 : 93.39%

(物理先制技)

A252振り意地っ張りノーマルテラスカイリュー(しんそく)

(43.9 ~ 51.5%) 乱数2発 : 7.81%

(29.9 ~ 35.0%) 乱数3発 : 10.25%

A252振り意地っ張りパオジアンふいうち

(46.2 ~ 55.0%) 乱数2発 : 63.28%

31.5 ~ 37.5%) 乱数3発 : 82.47%

A252意地っ張りハッサムバレットパンチ

(32.2 ~ 38.6%) 乱数3発 : 95.99%

(43.3 ~ 52.7%) 乱数2発 : 8.59%

(特殊面)

C252臆病テツノツツミふぶき

(30.5 ~ 36.3%) 乱数3発 : 50.68%

(245.7 ~ 290.1%) 確定1発

C252臆病ハバタクカミムーンフォース

(56.2 ~ 66.7%) 確定2発

(56.2 ~ 66.7%) 確定2発

C252振りひかえめサーフゴーゴールドラッシュ

(77.2 ~ 91.3%) 確定2発

(154.4 ~ 182.5%) 確定1発

苦手なポケモン

積みストッパーである特性てんねん持ちのヘイラッシャはかなり苦手な部類に入ります。またふゆう持ちのクレセリアやトリックルームをされたり、鬼火やすりかえでの機能停止も弱点です。

相性の良い味方

{アローラキュウコン}ユキノオー

雪ふらし・オーロラベールによる壁貼りの両方をこなす事ができるベストマッチ。

うまく起点を作ることができれば全抜きも可能なポテンシャルがあります。

ヤドキング

壁貼り及びさむいギャグにより交代しながら雪を展開する事が可能。

ただ技スペースの圧迫が厳しいです。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひキタカミの里で進化した亀ポケモン、ドダイトスを使ってください。
誤字、計算ミスの指摘や、計算に加えたいポケモンがいれば随時コメントお願いいたします。