はじめまして、りんふぁと申します。
今回のレギュレーションDでは、ホーム解禁と共に新たなポケモンが多くランクマに参戦する事となりました。
そこで、個人的に気になっていたヌメルゴン(ヒスイ)についての型を紹介しようと思います。
コンセプトと役割
コンセプト
レギュレーションCで猛威を振るっていたハバタクカミやテツノツツミに強い型を考えました。
役割対象
ハバタクカミ、テツノツツミ、ヒードラン、ボルトロス(化身)、ヌメルゴン(ヒスイ)等の特殊アタッカー全般。
持ち物
とつげきチョッキ
特性
シェルアーマー
草食ではない理由
役割対象であるポケモンは、草タイプの技をサブウエポンとして採用されずらい。
もし仮に採用されていたとしても、ボルトロス(化身)の草結びや、ヒードランの草テラバくらいだと思います。
ヌメルゴン(ヒスイ)に対して、草技は4分の1のダメージなので基本的には打ってきません。
むしろ、急所に当たって役割対象のポケモンが受からない方が問題があると考えシェルアーマーにしました。
性格・努力値と調整
性格 冷静
何故 性格冷静なのか?
理由は、H252振りランドロス(霊獣)がヌメルゴン(ヒスイ)のC下降補正冷凍ビームが乱数50%でこれを確定で落とすようにしたかった為。
無補正ではダメなのか?
何故、わざわざ性格補正で下げている箇所に努力値を振るのか非効率に思われる方がいらっしゃるかもしれません。
では、そもそも性格補正とは何かをまずは考えてみます。
具体例を出した方が考えやすいため、今回は控えめで考えます。
(Aは攻撃の事で、Cは特攻の事を指します)
控えめは、特攻を1.1倍にする代わりに、攻撃力を0.9倍にします。
ヌメルゴン(ヒスイ)の例を出すと、Aの種族値が100、Cの種族値が110です。
これを、性格を控えめにするとCの実数地が143になって、Aの実数値が103になります。(個体値6V想定時)
次に、攻撃力を上げる意地っ張りで考えてみます。
意地っ張りは、攻撃を上げる代わりに、特攻を下げる効果があります。
ヌメルゴン(ヒスイ)を意地っ張りにすると、Aの実数値が132、Cの実数値が117となります。(個体値6V想定時)
ヌメルゴン(ヒスイ)は、レベル50個体値6V努力値無振り想定で、Aが120、Cが130あります。
控えめ ヌメルゴン(ヒスイ) 無補正 ヌメルゴン(ヒスイ)
Cの実数値 143 +13 Cの実数値 130
Aの実数値 103 −17 Aの実数値 120
意地っ張り ヌメルゴン(ヒスイ) 無補正 ヌメルゴン(ヒスイ)
Cの実数値 117 −13 Cの実数値 130
Aの実数値 132 +12 Aの実数値 120
これを見ると、性格補正は高い数値に掛けた方が数値が伸びる事が分かると思います。
ヌメルゴン(ヒスイ)の種族値は、
H80 A100 B80 C110 D150 S60
高い数値に補正を掛けるということは、先ほどの例で見るとヌメルゴン(ヒスイ)は、Aの種族値よりもCの種族値の方が高いため、控えめした方が、意地っ張りよりも実数値が伸びると言う事になります。
逆に言うと、数値が低い所に性格の下降補正をかければ、高い数値に性格の下降補正を掛けるよりも下がる値が少なくなります。
ここで、私の調整 性格れいせい H236 A180 S92 の調整をしたヌメルゴン(ヒスイ)の実数値が下になります。
性格 れいせい (C+、S−)
努力値 H236 A180 S92
実数値
H 185
A 143
B 120
C 143
D 170
S 82
性格 真面目 (無補正)
努力値 H236 A180 C76 S12 余り6
実数値
H185
A143
B120
C140
D170
S82
性格れいせいの方が、無補正のCと比べて実数値が3伸びています。
努力値 H236 A180 S92
調整意図
A方面
H244 B252振りのハバタクカミをヘビーボンバーで確定1発
H252振りのヌメルゴン(ヒスイ)を地震で90%の確率で確定2発で落とせる。
B方面
ランドロス(霊獣)のA無振り地震を確定耐え
C方面
H252振りランドロス(霊獣)を冷凍ビームで確定1発。
S方面 4振り60族抜き
技構成
採用確定の技
ヘビーボンバー
ハバタクカミを一撃で落としたいので採用。
地震
ヒードランやヌメルゴン(ヒスイ)に打ちたい為に採用。
冷凍ビーム
地震を打った後に、地震読みで出てきたランドロス(化身)を確定で倒すために採用。
テラスタル
飛行テラス
ヌメルゴン(ヒスイ)の弱点である、地面、格闘を半減以下無効にできます。
立ち回り例
基本的には、ハバタクカミやテツノツツミにあと投げしてブーストエナジーの効果を消してから、スカーフウーラオス(いちげき)などで倒すというムーブが強いです。
ダメージ計算は、https://sv.pokesol.comさんのを使用してます。
与ダメージ計算
ヌメルゴン(ヒスイ)のA180振りの地震が、H252振りヒードランに対して
172 ~ 204 (86.9 ~ 103.1%) 乱数1発 : 12.5%
耐久無振りテツノツツミに対して、ヘビーボンバーが73 ~ 87 (55.8 ~ 66.5%) 確定2発
H244 B252振りのハバタクカミに対して、ヘビーボンバーが182 ~ 216 (113.1 ~ 134.2%) 確定1発
耐久無振りボルトロス(霊獣)に対して、冷凍ビームが98 ~ 116 (63.7 ~ 75.4%) 確定2発
被ダメージ計算
臆病C252振りハバタクカミの眼鏡ムーンフォースが、58 ~ 70 (31.4 ~ 37.9%) 乱数3発 : 90.79%
テツノツツミのC252振りフリーズドライが、28 ~ 34 (15.2 ~ 18.4%) 乱数6発 : 63.81%
臆病眼鏡C252振りフリーズドライ 42 ~ 49 (22.7 ~ 26.5%) 乱数4発 : 18.59%
テツノツツミのC252振りハイドロポンプが、21 ~ 26 (11.4 ~ 14.0%) 乱数8発 : 83.34%
臆病眼鏡C252振りハイドロポンプ 33 ~ 39 (17.9 ~ 21.0%) 乱数5発 : 2.84%
ヒードランのC無振り大地の力が、42 ~ 50 (22.7 ~ 27.0%) 乱数4発 : 26.97%
ヒードランのC無振りマグマストームが、33 ~ 40 (17.9 ~ 21.7%) 乱数5発 : 33.35%
苦手なポケモン
ウーラオス(いちげき)やランドロス(化身)などの、高火力物理アタッカー
相性の良い味方・構築例
ヘイラッシャで、高火力物理アタッカーを受けて、特殊受けはヌメルゴン(ヒスイ)で受けまわして削れるのが強いです。
ステロを撒いて、ヘイラッシャで欠伸しながら削れるのもあり。
スカーフ{ウーラオス(水)}がランドロス(化身)や、相手のウーラオス(いちげき)に強いです。
その場合、物理受けクッションとしてゴツメヘイラッシャを採用する事で、スカーフウーラオス(いちげき)圏内に入れる動きも強いです。
また、スカーフウーラオス(いちげき)で上を取れない、ブーストエナジーハバタクカミやテツノツツミには、チョッキヌメルゴン(ヒスイ)が強く、相手を引かせる事によりブーストエナジーが解除され、スカーフウーラオス(いちげき)で上から行動できます。