モルフォン- ポケモン育成論SV

はじめに

こんにちは。kasaiと申します。
4投稿目になります。よろしくお願いします。
今回は「催眠＋蝶舞バトン」モルフォンモルフォンを紹介します。
これを作った経緯なのですが、最初はモルフォンモルフォンの育成論があまりに少ない事からでした。
まあ確かに使いにくく、何をやっても他の下位互換にしかならないなあと思って色々考えましたら…

ありました。今作において「催眠＋蝶舞バトン」を両立させる唯一の使い手ではないですか。

使ってみた所思ったより対策しにくい良い型になってくれたので、投稿しておきます。

• 努力値は、個体値がすべて31であることを前提に設定しています。ケースに応じて調整してください。

コンセプトと役割、立ち回り

• ちょうのまい＋バトンタッチ

（対特殊）

1. 相手の攻撃を一発耐えてねむりごな
2. ちょうのまいを積む
3. あさのひざしで回復
4. 受け切って安定してからバトンタッチ

物理相手だと、ダメージみて受けきれて無ければ1積みくらいでさっさとバトンしちゃって下さい。

• 差別化について

同じく蝶舞バトンができる候補としては、アメモースアメモース、オドリドリ(めらめら)オドリドリがおり、それぞれいかくによる物理耐性や、タイプによる耐性の選択肢が多い、等がありますが、
モルフォンにはねむりごなにより自分で起点を作れる点と、特性ミラクルスキンによる変化技耐性があります。
まあどちらが積みやすいかは一概には言えませんが、差別化としては充分でしょう。

持ち物

こうかくレンズ

一番最初の、相手の攻撃からの返しで放つねむりごなが外れたら終了なので、命中補助で。
ビビヨンビビヨンがバトンタッチ覚えてたらホントに完全下位互換でしたね

メンタルハーブ

ちょうはつ、アンコールは特性ミラクルスキンで命中50%になりますが、それでも撃って来る人はいるので、メンタルハーブを持たせておくと、相手は催眠を掻い潜りながら50%を2回当てないといけないという絶望を味わいます。

特性

ミラクルスキン

前述のちょうはつ以外にも、相手のキノコのほうし等に対しても耐性になります。というかほうし持ちは大抵草タイプで、こっちの催眠は効かないので、ミラクルスキンになんとかしてもらってる間に積むしか無いんです…辛いですね…

性格・努力値と調整

おだやか
H252 B132 D124

ハバタクカミハバタクカミのマジカルフレイム2連打を確定耐え（二発の内一回は蝶舞1積み状態）で調整してます。催眠が効かないサーフゴーサーフゴーのゴールドラッシュ2連打も、余程運が悪くなければ耐えられます。
物理も案外一撃では倒されないですよ〜。催眠のおかげで一撃耐えさえすればワンチャンあるのがこの型の強みです。
流石に本職のほのおタイプや岩技等は耐えませんが、意外に虫＋毒って抜群取られにくいんですよね。そして何より相手はモルフォンモルフォンごとき等倍で充分とタカを括っているのが大きいです。笑

技構成

ねむりごな（確定）
ちょうのまい（確定）
あさのひざし（確定）
バトンタッチ（確定）

技枠足りねえ。コンセプトの時点で3枠埋まってるんだもの。
攻撃技を入れたい人はバトンを諦めるか、回復と交換ですね。

テラスタル

あく

当然切りたくは無いんですが…弱点のエスパーとついでにいたずらごごろをスカせるあくタイプで。かくとう、フェアリーは元のタイプから撃って来ないと思われるので相性補完も悪く無いかと。
みず等にしたらイーユイイーユイも受け切れますが、それでも最速起きされて、かつあくのはどう2連発だと乱数次第でギリギリ落ちます。どうなってんだアイツ

与ダメージ計算

攻撃技が無いので略。

被ダメージ計算

• ダメージ計算はGameWithさんのダメージ計算機SV（https://gamewith.jp/pokemon-sv/article/show/381999）を使用しました。

vs ハバタクカミハバタクカミ
（C252＋性格補正無し＋持ち物効果なし）
マジカルフレイム　88〜104（49.7〜58.7%）乱2（98.43%）
（蝶舞1積み状態で）58〜70（32.7〜39.5%）
合計すると146〜174（82.4〜98.2%）確定耐え

素早さはブーストエナジーで無ければ2積みで抜けるので、2積みしてから回復しましょう。それで最速起きでも受けきれます。なのでこの対面は催眠無しで初手から積んでも良いです。

vs サーフゴーサーフゴー
（C252＋性格補正有り＋持ち物効果無し）
ゴールドラッシュ　112〜133（63.2%〜75.1%）確2
（2発目　サーフゴーC↓ モルフォンD↑）51〜60（28.8〜33.8%）
合計すると　169〜193（92〜108.9%）

とはいえ、サーフゴーサーフゴーがスカーフでない限り蝶舞1積みで最速でもSは抜いてるので、1積みして回復安定です。
まあ十中八九わるだくみしてくるので、カモにできるとは思わない方がいいかも。

（対物理）
vs パオジアンパオジアン
（A252＋性格補正有り＋持ち物補正なし＋特性効果有り）
つららおとし　124〜147（70〜83%）確2
（珠持ちの場合）161〜191（90.9〜107.9%）乱1（50%）

ひるみやめて。できれば最速起きしないお願いで2積みバトンしたい…！けど素早さ抜いてもこおりのつぶてがあるから1積みで我慢しましょう。もしくは即交代で寝てる間に後続でやっちゃえ。

vs ガブリアスガブリアス
（A252＋性格補正有り＋持ち物効果無し）
じしん　117〜138（66.1〜77.9%）確2
ストーンエッジ　156〜184（88.1〜103.9%）乱1（25%）
げきりん　139〜165（78.5〜93.2%）確2

アタッカーガブは今あんまり見ませんが…いいサンプルだったので。

1発耐えさえすれば良いと考えると案外耐えます。
が、物理相手に受け切るのは無理なので欲張らずにバトンしましょう。
タイプ的に、先発に多いマスカーニャマスカーニャからの有効打がほぼ皆無なのも◯。草技以外を撃つと催眠通っちゃいますしね。

苦手なポケモン

• イーユイイーユイ

本職のほのお技使いは流石に無理です。前述しましたがコイツに至ってはテラスタルで有利タイプになっても等倍でワンチャン突破されるのが酷いですね。確率は低いですが。

• パオジアンパオジアン

催眠が当たっても2積みさせてもらえない天敵。

• 草タイプ物理アタッカーorほうし使い

まあマスカーニャマスカーニャならこちらに対して何もできないので良いんですが。トリックで50%ワンチャンくらいですね。
キノガッサキノガッサ、アラブルタケアラブルタケ辺りは嫌ですね。催眠が効かない上に、50%とは言えこちらが眠らされる可能性があります。
そして物理ではないですがリククラゲリククラゲなんか最悪ですね。ミラクルスキンを貫通してきます。

相性の良い味方・構築例

• アシストパワー使い

せっかく蝶舞バトン使うんだから、コレでしょ！
まあ勿論ロマンに走らなくても、普通に特殊にバトンするだけで強いですが。

私がこのモルフォンモルフォン用に用意した相棒は↓です。参考までに。

• HBミガルーサミガルーサ

（HB特化、かたやぶり、かえんだま、みずテラス）
［アシストパワー、ハイドロポンプ、きあいだめ、じこさいせい］
アシストパワーをタイプ一致で撃ち、かたやぶりで天然を貫通し、アシパが通らないあくタイプ（特に4災を意識）の大部分をハイドロポンプで持っていけるミガルーサを採用しました。モルフォンモルフォンとの相性補完も完璧です。
物理をHB振りで耐え、特殊を蝶舞で耐え、回復持ちなので安定してます。
きあいだめはめいそう等との積みミラーになった時の突破用、かえんだまで状態異常耐性も完備です。
元がC無振りなので積みバトン前提ですが、2積みでディンルーディンルーをテラスタル込のハイドロポンプで確1です。
これはまた時間がある時に育成論も上げようかと思ってます。

以下は自分で積んで単体で完結するアシストパワー（つけあがる）使いで、単体で使用するつもりで作ったものを流用して来ただけですが、まあバトン先としても当然強いです。

• グレンアルマグレンアルマ

（HD、S調整、くだけるよろい、じゃくてんほけん）
（アシストパワー、はどうだん、てっぺき、めいそう）

• アーマーガアアーマーガア

（HB、S調整、ミラーアーマー、ラムのみ）
（つけあがる、ビルドアップ、こうそくいどう、はねやすめ）

• ヤドランヤドラン

（HB特化、どんかん、オボンのみ）
（アシストパワー、ボディプレス、てっぺき、なまける）

終わりに

いかがだったでしょうか。
催眠対策をしている人は当然います。でも催眠対策をしながらこの蝶舞バトンを止めなければならないとなると、一気に止めにくくなります。
舐めてかかって特殊を受け切られて、慌てて物理に変えて突破しようにも、その時には既に上からねむりごなが飛んでくる事態になっている訳です。

多分モルフォンモルフォンを使うのであれば、これが最も厄介でかつ他のポケモンでは出来ない型なんじゃないかなと思います。
一度相対してみると、絶妙に対処しづらく、ミラクルスキンのうざさも体感できる事でしょう。
個人的には、素材の味を活かしきったいい一品になったかなと思っています。是非お試しください。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。