サケブシッポ- ポケモン育成論SV

あいさつ

はじめましての方ははじめまして。塩分と申します。
今回はシリーズ2開幕記念にカジュアル・ランクマで使用して強かったサケブシッポを紹介しようと思います。こいつでランクマ11連勝したので弱いことはないと思います。

本育成論における諸注意

HABCDSなどの略語を用います。
技名などの表記が統一されていません。
読みづらい箇所、追加してほしいダメージ計算などありましたらコメントでお願いします。
コメント欄での喧嘩・誹謗中傷等はお控えください。

コンセプト

汎用性を高く保ちながら相手のポケモンに削りを入れる。
相手の甘えたプレイング・選出を咎めて詰ませられるよう基礎性能を高める。

役割

• クッション
• 願い事によるサポート
• 瞑想願い事による詰ませ(TOD)

持ち物

たべのこしで確定
利点:守るで安全に体力を回復できる。願い事のPPを節約できる。演出がほぼ毎ターンあるのでTODがしやすい。確定数をずらせる。
欠点:1試合の時間が長くなる。相手の気分を害し切断に追いやってしまう。

特性

こだいかっせい
晴れ、またはブーストエナジーの消費で最も高い能力を上げる特性。(このサケブシッポサケブシッポならBが1.3倍になる)
あまり使える場面がないが、「相手が晴れ+古代ポケモンでAを上げてきた際に通常時と受けるダメージが変わらない」と書くとちょっと強そうに見える。

性格・努力値と調整

• 図太いH252 B180 C4 D4 S68

調整意図
H:ねがいごとの回復量最大
S:準速セグレイブセグレイブ抜き、準速ウォッシュロトム抜き抜き
B:セグレイブの特化つららばり残飯守る込み確定2耐え
CD:あまり

技構成

確定技

• 願い事

1ターン後の最後に自身の最大HPのうち半分を回復する。ほかの回復技と違い味方を回復させる事ができるのが特徴。また、なぜかこの技だけ回復技なのにPPが16のままなので後述の「まもる」と組み合わせてTODやPP切れを狙うこともできる。

• めいそう

特攻と特防を一段階ずつ上げる技。火力耐久ともに底上げすることができ、この技がなければこの型は成立しないだろう。

選択技(変化技)

• まもる

本論ではこちらを採用。サーフゴーサーフゴーやウォッシュロトムウォッシュロトムのトリックを見てから動けたり、テラスタルの様子見、たべのこしや願い事の回復を安全にできたりする。

• みがわり

急所や電磁波、キョジオーンキョジオーンのしおづけ等不快な要素のケアになる技。技スペが5個あったら入れてた。挑発などは貫通してくるので注意が必要。

• バトンタッチ

めいそうで上がったCDを裏のポケモンに引き継げる。火力の低いサケブシッポサケブシッポで殴る必要がなくなるので良い相方がいればとても強い。

• アンコール、かなしばり、

相手の技を制限する系統の技。アンコールは対積み性能が上がり、かなしばりは相手の打点を封じて受けやすくなる。

攻撃技

• マジカルシャイン

本論ではこちらを採用。無効タイプがなく、タイプ一致なので積んだ後の打点としては悪くない。

• アシストパワー

瞑想と相性がバッチリ。欠点は悪に無効であること、仮想敵である天然ポケモンに対して居座りにくく強みを活かしにくいこと。テツノドクガテツノドクガに弱点を突くことができるのはよき。

採用してはいけない技

• うたう、でんじは

運ゲに頼ってはいけない。

テラスタル

フェアリー
利点:マジカルシャインの威力を上げられる。ゴースト弱点を消すことでハバタクカミハバタクカミなども積みの起点にできる。
欠点:どく、はがねタイプが弱点のままなのでテツノドクガテツノドクガやはがねの高火力ポケモンには押し切られてしまう。

水
利点:鋼を半減にできる。物理の草または電気はマスカーニャマスカーニャくらいなので瞑想を積むことができれば受けられる範囲がとてつもなく広くなる。
欠点:電気の特殊技を誘うので麻痺を引く可能性が高くなる。火力不足。

立ち回り例

• 選出

初手でも後発でも良いが初手のスカーフポケモンに「まもる」を押してトリックを見てから動ける試合もあるので初手に置くことで一方的にアドを取っていける試合もある。

• サイクル

相手の特殊ポケモンを受けながら瞑想を積んで裏に負荷をかけていく。
願い事+守るで自身の体力管理をしつつ、裏の削れたポケモンを出しても落とされないタイミングで引くことで裏のポケモンを回復させる事もできる。(無傷のポケモンでも、引き際に受けるダメージをチャラにすることもできる。)

• 詰め

瞑想+願い事で積んでマジシャ連打。守るを絡めてPPを枯らし、急所の試行回数をなるべく減らすようにすると丁寧(例：サーフゴーサーフゴーのゴールドラッシュ)

若干雑ですが筆者自身このポケモンを理解しきれていないので許してください。

与ダメージ計算

• マジカルシャイン　()内はテラス時です。C上昇なしでの計算です。

無振りトドロクツキトドロクツキ　73.4〜88.9%(97.8〜120.0%)
相手飛行テラス時　　　　18.4〜22.2%(24.5〜30.0%)

無振りテツノツツミテツノツツミ　37.5〜44.3％(50.4〜59.6%)

無振りセグレイブセグレイブ　　39.0〜47.4%(52.7〜63.2%)
相手氷テラス時　　　　　19.5〜23.7%(26.4〜31.5%)

無振りサーフゴーサーフゴー　　11.2〜13.0%(14.9〜18.0%)
相手飛行テラス時　　　　22.2〜26.5%(29.7〜35.9%)

H244D4サーフゴーサーフゴー　9.4〜10.9%(12.5〜15.0%)
相手飛行テラス時　　　　18.7〜22.2%(24.9〜30.0%)

H244カイリューカイリュー　　33.5〜40.7%(44.7〜54.9%)
相手飛行テラス時　　　　16.7〜20.4%(22.4〜27.5%)

被ダメージ計算

• 控えめC252テツノツツミテツノツツミ

フリーズドライ　

51 ~ 61 (23.0 ~ 27.5%)　相手テラス時　　68 ~ 82 (30.7 ~ 37.0%)

ハイドロポンプ　

81 ~ 96 (36.5 ~ 43.3%)

• 控えめC252サーフゴーサーフゴー

ゴールドラッシュ　

204 ~ 240 (91.9 ~ 108.2%) 　乱数1発 : 50%(臆病なら確定2発)

シャドーボール　

134 ~ 162 (60.4 ~ 73.0%)

• 陽気A252トドロクツキトドロクツキ

かみくだく

57 ~ 67 (25.7 ~ 30.2%)　エナジー込み　72 ~ 85 (32.5 ~ 38.3%)

アイアンヘッド　

76 ~ 90 (34.3 ~ 40.6%)　エナジー込み　96 ~ 114 (43.3 ~ 51.4%)

相手鋼テラス時　　

114 ~ 134 (51.4 ~ 60.4%)　エナジー込み　144 ~ 170 (64.9 ~ 76.6%)

飛テラスエナジーアクロバット

エナジーでS上昇 　76 ~ 91 (34.3 ~ 41.0%) 　 A上昇　99 ~ 117 (44.6 ~ 52.8%)

• C252ハバタクカミハバタクカミ

シャドーボール　　

126 ~ 150 (56.8 ~ 67.6%)　自身テラス時　63 ~ 75 (28.4 ~ 33.8%)

ムーンフォース　　

75 ~ 88 (33.8 ~ 39.7%)　相手テラス時　100 ~ 118 (45.1 ~ 53.2%)

• 意地A252カイリューカイリュー(ハチマキ)

しんそく　

60 ~ 71 (27.0 ~ 32.0%)　相手テラス時　90 ~ 106 (40.6 ~ 47.8%)

アイアンヘッド

120 ~ 142 (54.1 ~ 64.0%)　相手テラス時　180 ~ 212 (81.1 ~ 95.5%)

飛行テラバースト　

120 ~ 142 (54.1 ~ 64.0%)

• 意地A252セグレイブセグレイブ

つららばり(5回)　

105 ~ 125 (47.3 ~ 56.4%)　相手テラス時　140 ~ 170 (63.1 ~ 76.6%)

地震　

52 ~ 62 (23.5 ~ 28.0%)　相手テラス時　78 ~ 93 (35.2 ~ 41.9%)

• 意地A252ドドゲザンドドゲザン

ドゲザン

64 ~ 76 (28.9 ~ 34.3%) 　相手テラス時　86 ~ 102 (38.8 ~ 46.0%)

不意打ち

52 ~ 63 (23.5 ~ 28.4%)　相手テラス時　70 ~ 84 (31.5 ~ 37.9%)

アイアンヘッド　　

120 ~ 144 (54.1 ~ 64.9%)

• 臆病C252テツノドクガテツノドクガ

炎の舞

64 ~ 76 (28.9 ~ 34.3%)　エナジー込み　84 ~ 99 (37.9 ~ 44.6%)

ヘドロウェーブ

152 ~ 182 (68.5 ~ 82.0%)　

エナジー込み　198 ~ 234 (89.2 ~ 105.5%)乱数1発 : 37.5%

• 意地A252ハッサムハッサム(ハチマキ)

鋼テラステクニシャンバレットパンチ　

176 ~ 208 (79.3 ~ 93.7%)

苦手なポケモン（弱点）

1. 積みポケモン（特に悪巧みサーフゴー、竜舞など）
2. 鋼タイプ、毒タイプ(特にテツノドクガ)
3. 天然ポケモンラウドボーンヘイラッシャドオー
4. スカーフトリック、挑発、アンコールなど
5. 毒々など定数ダメージ

相性の良い味方・構築例

ヘイラッシャヘイラッシャ(チョッキ)
上記の1,2に対して強め。特にサケブシッポは「まもる」などをした際に詰まれることが多いので、積んだポケモンに対して後出ししていくことができるのが無二性が高く強かった。また、本来は回復技を「ねむる」しか使えないが「ねがいごと」を絡めることによって体力管理や強引な後出しが可能になる点も相性が良い。

サーフゴーサーフゴー
そもそもこいつと組ませて弱いポケモンの方が少ないだろう。上記の3,4に強め。
スカーフトリックに対して「まもる」をしたとき、サーフゴーに引くことで相手を不快な気分にさせることができる。バトンタッチを採用する場合にも「吹き飛ばし」等が効かないのもいい。

あとがき

使いこなすことができれば最強クラスのポテンシャルがある良ポケだと感じました。固すぎて体力管理ができていれば急所にも対応できてしまうので腕に自信のある方はぜひ使ってみてください。ここまで読んでいただきありがとうございました。