サケブシッポ- ポケモン育成論SV

「トリックルーム」+「ほろびのうた」から生み出される3つの超展開論

2023/01/12 01:01 / 更新:2023/02/06 02:15

サケブシッポ

HP:HP 115

攻撃:攻撃 65

防御:防御 99

特攻:特攻 65

特防:特防 115

素早:素早 111

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サケブシッポ  フェアリー エスパー  【 ポケモン図鑑 】

性格
ずぶとい(防御 攻撃)
特性
こだいかっせい
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 防御:252 / 特防:4
個体値:31-0-31-31-31-31
実数値:222-63-166-85-136-131 (素早さ比較)
覚えさせる技
ほろびのうた / トリックルーム / まもる / ステルスロック
持ち物
メンタルハーブ
テラスタイプ
ノーマル

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
サポート
登録タグ

考察

この型のコンセプト

この育成論のコンセプトは大きく分けて3つあります。どれも「トリックルーム」と「ほろびのうた」を使用しますが「トリックルーム」の打ち方により、用途が変わってくるので分けて説明します。
※この育成論は「ほろびのうた」の最終ターンまでに相手ポケモンが交代することを前提にして育成論を進めています。「ほろびのうた」の最終ターンに相手が交代せずに居座り、サケブシッポサケブシッポが倒されてしまった場合は1:1交換という解釈でお願いします

コンセプト1(「ほろびのうた」→「まもる」→「ステルスロック」→「トリックルーム」)

この展開では「トリックルーム」を最大ターン(4ターン)残した状態で裏のトリルエースに繋ぐという形になります。簡単に説明すると「トリックルーム」を使ったターンの終了時に「ほろびのうた」の効果で退場するというものです。
従来の「トリックルーム」→「おきみやげ」や「のろい」と違い、味方に繋ぐまでに少し手間がかかりますがなんといっても1ターン多くトリルターンを残すという恩恵を受けることができます。
これにより今までなかったトリルエースが「つるぎのまい」や「わるだくみ」といった積み技を使用して3匹倒すという展開ができるようになります。

コンセプト2(「ほろびのうた」→「まもる」→「トリックルーム」→「まもる」)

この展開ではお互いのポケモンが残り1体のみになった場合に使用します。
「ほろびのうた」の基本的な使い方ですが、「トリックルーム」を併用することにより、素早さが低い敵に対しても有効な戦術と化します。
「ほろびのうた」は本来、お互いのポケモンが「ひんし」状態になる場合、素早さが高いポケモンから順に「ひんし」状態になるという仕様があります。ですが、トリックルーム下においては素早さが低い順に「ひんし」状態になるという仕様も存在します。
なのでこのサケブシッポサケブシッポより素早さが高いか低いかで「トリックルーム」を使用するかしないかを決めれるので「ほろびのうた」による相打ちの勝負に勝つことができます。

コンセプト3(「ほろびのうた」→「まもる」→「トリックルーム」or「ステルスロック」or「まもる」→交代)

こちらの展開は1舞積みポケモンを流す目的で使用します。例を挙げるとウルガモスウルガモスカイリューカイリューといった積み技を持っているポケモンと相性が不利な味方のポケモンが対面してしまった場合など「りゅうのまい」や「ちょうのまい」で全抜きされるケースを想定しています。
1舞であれば抜群を突かれない限りは2発耐える耐久力があるので、「まもる」を絡めることで後出しでも積みポケモンを流す展開を行うことができます。

持ち物

「ちょうはつ」を受けても最低1回は行動保証がある「メンタルハーブ」が使いやすいです。
「アンコール」も無効にできるので、1ターン目に「ほろびのうた」を使っていた場合、「まもる」と合わせて最低でも「アンコール」を2回防ぐことができ、コンセプト1とコンセプト2の「ほろびのうた」から「トリックルーム」につなげる動きのどちらも可能になります。
この型の場合「オボンのみ」などで耐久力をさらに上げることも強いですが、元々の耐久種族値が高いことで、抜群を突かれない限りは大抵2耐えぐらいの耐久は確保できています。

性格・努力値と調整

H:素早さや攻撃に努力値を求めていないので、耐久に全て回しています
B:A252(ようき)『こだわりハチマキドラパルトドラパルトの「テラバースト(ゴースト)」を低
 乱数耐え(84.7~101.0%:乱数1発6.25%)
D:C252(おくびょう)サーフゴーサーフゴーの「ゴールドラッシュ」を確定耐え

候補

性格(おだやか)
今回の型は性格補正をつけて、ドラパルトドラパルトの「こだわりはちまき」テラバースト(ゴースト)までほぼ見れるようにしていますが、性格を「おだやか」にすることによって、テツノドクガテツノドクガのブースト込み「ヘドロウェーブ」を確定で耐えることができ、ハバタクカミハバタクカミのブースト込み「ムーンフォース」も確定3発になるのでテラスタルを使うことにより、上記の2体はもちろんのこと、初手で対面しやすいキラフロルキラフロルに対しても安全に「トリックルーム」までの展開をつなげることができます。
選出率などは環境によって変わってくるのでその時の環境に合わせていただくのがいいと思います。

技(ミストフィールド)
ステルスロックの枠の候補技として「ミストフィールド」を挙げておきます。
「ミストフィールド」にすることで、「きのこのほうし」や「あくび」で妨害してくる敵を止めることができます。
この型は「ちょうはつ」で妨害してくる敵も苦手ですが、「あくび」展開もこの型に対する妨害性能としてかなり強いので視野に入れておいた方がいいです。
「あくび」の場合は打たれてから「ミストフィールド」を使用しても問題ないので、トリックルームを張った後でもミストフィールドが残りやすいのも強いところです。
味方の積みアタッカーに「おにび」を入れられるリスクなども考慮すると、かなり有力な候補技だと思います。

キノガッサキノガッサの「きのこのほうし」を警戒する場合はSに努力値を28振ることによって、相手が最速でも抜くことができます。

テラスタル

元々は弱点である「ゴースト技」を半減にしつつ「いたずらごころ」オーロンゲオーロンゲなどの「ちょうはつ」を無効にできる「あく」を使用していたのですが、「あく」にする理由が今の環境の場合、ほぼオーロンゲオーロンゲピンポイントのようなところがあり、それ以外は基本的に「ノーマル」テラスタルの方が扱いやすいと感じています。
特に「ゴースト」「フェアリー」の複合タイプが環境にオーロンゲオーロンゲハバタクカミハバタクカミミミッキュミミッキュと多い上に、「フェアリー」テラスタルで採用されているポケモンの使用率も高いことで環境によって変わってはきますが「ノーマル」テラスタルの方が今の所優先度は高いと感じています。
サケブシッポサケブシッポ自体が初手出しに読まれやすい傾向もあるので、なるべくテラスタルは温存しておくことが望ましいですが、「トリックルーム」展開ができなかった場合、選出次第では後の展開がかなり苦しくなることもあり、切らざる得ないことも多いです。

立ち回り例

相手が「ちょうはつ」を持っている可能性があるポケモンには「まもる」から入ります。
相手の技構成や「ちょうはつ」があるかないかでその後の展開も変わる上に「テラスタル」を切ってきた場合はかなりアドバンテージが取れます。
また、低確率にはなりますが「ちょうはつ」を受けた場合でも「メンタルハーブ」で1度は無効にするので「ほろびのうた」を最初のターンに使っていた場合は、その後2連続「まもる」を打つことによって「ほろびのうた」→「トリックルーム」の流れを作ることはできます。

素早さに努力値を回さない理由

サケブシッポサケブシッポは素早さ種族値が111とかなり高く、性格補正をかけなくてもある程度素早さに振るだけでウォッシュロトムウォッシュロトムコノヨザルコノヨザルを抜くことができます。
特にコノヨザルコノヨザルは「ちょうはつ」を持っている型も一定数存在し、こちらが素早さの上をとっている場合、「メンタルハーブ」込みで2回行動保証がありますが、それでも「ちょうはつ」を受けた場合は、「ほろびのうた」→「トリックルーム」の流れは作れず、「ほろびのうた」→「ステルスロック」止まりになってしまいます。
素早さで上を取っていても「ちょうはつ」を受けた場合はコンセプト通りの流れにすることはできないため、今回はSを振らず、耐久力に努力値を回しました。
立ち回りの項目で2連続「まもる」の展開を説明していますが、2連続「まもる」の展開を行う場合は「素早さ」で上を取っていても取っていなくても「ほろびのうた」→「トリックルーム」の流れは可能です。

苦手なポケモン

サーフゴーサーフゴーサーフゴー
「おうごんのからだ」によって「ほろびのうた」の効果を受けず、タイプ相性でも不利になってしまうポケモンであり、「わるだくみ」で起点にされてしまう可能性があります。
このポケモンに対してコンセプトの「ほろびのうた」からの展開はどうしても通じないので、「トリックルーム」だけ打って交換するか、「トリックルーム」からの「ステルスロック」等で相手の攻撃を受けてトリルエースを死に出しという流れになります。
「ゴールドラッシュ」を確定1で耐える調整をしているので「トリックルーム」を展開する最低限の仕事は可能です。

相性の良い味方

ゴチルゼルゴチルゼル(ゴチルゼル)
特性「かげふみ」により相手の交換を防ぐことができます。「ほろびのうた」と相性がかなりよく、今回の型の場合、選出しなくてもパーティ内に入れておくだけで、相手は連続「ちょうはつ」で居座る展開が難しくなるので、コンセプトの流れを遂行しやすくなることはもちろんのこと、「ほろびのうた」→「かげふみ」の展開も可能になります。

ラウドボーンラウドボーン(ラウドボーン)
特性「てんねん」で積み展開に対して強く、今回の型のサケブシッポサケブシッポサーフゴーサーフゴーの起点になりやすいので、トリルエースとしての運用はかなりおすすめです。
H252で性格補正のないサーフゴーサーフゴーの「シャドーボール」を確定で耐えるので「トリックルーム」を展開した後、受け出しからの返しの技で倒すこともできます。
ただ、「シャドーボール」や「フレアソング」では返しのターンで1撃で倒せれないので、テラスタルで威力を上げるか「だいもんじ」等の威力の高い技の採用が必要となります。
持ち物は「のどスプレー」がおすすめです。

ドドゲザンドドゲザン(ドドゲザン)
耐久力、攻撃力が高く、この型がサーフゴーサーフゴーに対して特に弱いので、サーフゴーサーフゴーに強いこのポケモンはかなり相性がいいと思います。
ただ、テラスタル等で対策を取られていることが多いため、可能であれば「トリックルーム」を張った状態からの受け出しが理想です。
「ほろびのうた」によってサケブシッポサケブシッポが「ひんし」状態になることが前提の型なので特性の「そうだいしょう」のバフも受けることができます。

ダメージ計算(被ダメージ)※性格補正なし

A252ミミッキュミミッキュシャドークロー---39.7~49.1%(確定3発)
A252ガブリアスガブリアスじしん---28.4~33.8%(乱数3発:0.31%)
A252イルカマン(ナイーブ)イルカマン(ナイーブ)ウェーブタックル---39.2~46.4%(確定3発)
A252マスカーニャマスカーニャトリックフラワー(急所込み)---27.0~32.5%(確定4発)

C252ウルガモスウルガモスほのおのまい---28.4~33.8%(乱数3発:0.31%)
C252ウォッシュロトムウォッシュロトムハイドロポンプ---32.5~38.3%(乱数3発:97.29%)
C252サーフゴーサーフゴーシャドーボール---55.0~65.8%(確定2発)
C252キラフロルキラフロルヘドロウェーブ---64.9~76.6%(確定2発)

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2023/02/06 02:15

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コメント (8件)

  • ページ:
  • 1
23/01/13 17:03
1yoidore365 (@yoidore3651)
44444
投稿お疲れ様です。
トリックルーム+ほろびのうたという構成は非常に面白さを感じる一方で、タイプ相性的にも後投げされやすいサーフゴーサーフゴーサーフゴーにほぼ無力なのが気になりました。
サーフゴー入りパーティには出さない想定でしょうか?
それとも何か対策がありますでしょうか?
23/01/13 18:39
2yoidore365 (@yoidore3651)
しばらくサーフゴー対策を考えてたんですが、サーフゴーに悪巧み積まれても問題なく、身代わりも貫通できるラウドボーンをトリルエースに据えるのがいいかもですね。
どうでしょうか?
23/01/13 23:39
3リエマハ (@BFJCsGNIRzijPMI)
>2ご指摘ありがとうございます。僕自身がトリルエースとしてドドゲザンを使用していたこともあり、サーフゴーをそこまで意識していませんでした。
申し訳ございません。
確かに「おうごんのからだ」という特性が「ほろびのうた」を受けないというのは論内に記述すべき項目だと思います。
サーフゴーにつきましては裏のポケモンでカバーすることが一番の策なので、そこも踏まえて相性の味方である項目を設けます。
ラウドボーンに関しましては、トリルエースの案をいただき大変感謝しております。
持ち物を「のどスプレー」などで運用することでしっかりトリルエースとしても活躍できそうなポケモンだと思うのでしっかりと記述しておこうと思います。
論の修正に少し時間がかかりますが、その時にまた確認していただけると助かります。
23/01/14 15:37
4リエマハ (@BFJCsGNIRzijPMI)
>2
苦手なサーフゴーの対策なども含め、ヨイドレ様の意見を参考に育成論を修正しました。もし時間があるようでしたら確認していただけると助かります。
その時にまたご意見等ありましたらまたお願いします。
23/01/15 16:01
5yoidore365 (@yoidore3651)
更新お疲れ様です。
確かにドドゲザンドドゲザンなら、サーフゴーサーフゴーに強いし、総大将と相性が良いので良さそうですね。

ただ、ほろびに合わせてサーフゴーサーフゴー後投げされても、このサケブシッポサケブシッポなら、トリルを展開しつつ退場することは出来ますが、
その後ドドゲザンドドゲザン死に出しだと、もしもサーフゴーサーフゴーが悪巧み2積みして、悪等倍以下のテラスタルをすると、ゴールドラッシュにより乱数で落ちる。
ドドゲザンのDを多少振れば割りと安心して剣舞できる。でも、そうすると結局サーフゴーサーフゴー突破時点でトリルが1 ターンしか残らないし、HPもわずかになってるしで、状況はよくない。
すると、サーフゴーサーフゴーがいる時は、トリルだけ打ってサケブシッポサケブシッポ温存しつつドドゲザンドドゲザン後投げすれば良いかと言うと、今度はドドゲザンドドゲザンにスカーフトリックされる危険がある。
などと色々考えると、サーフゴーサーフゴーいたら別のトリル展開の方がいいのかな?と今は考えていました。私が提案したラウドボーンラウドボーンもちょっと素早さ中途半端な所がありますし…。
というか、起点作りにおけるサーフゴーサーフゴー対策難しすぎて、積み構築やギミック構築を活躍させまいとする強い意志を感じて辛い。

長文な上にわかりにくい文章で申し訳ありません。
23/01/15 16:14
6リエマハ (@BFJCsGNIRzijPMI)
>5
元々この型自体がサーフゴーに対してピンポイントで弱すぎるので、この構築でテラスタルも考慮した全ての型のサーフゴーを対策するのは少し難しいですね。ご意見ありがとうございました
23/01/18 02:47
7ブルー@趣味垢 (@Brsyuuso)
努力値はそのままで性格をD上昇補正にすることによって、無補正テツノドクガのブースト込ヘドロウェーブや、(当たり前ですが)ひかえめのサーフゴーのゴールドラッシュを確定で耐えられるようになります。
性格の候補としてどうでしょうか?
23/01/18 03:27
8リエマハ (@BFJCsGNIRzijPMI)
>7
ご提案ありがとうございます。
今後の環境も想定するとその努力値調整もありですね。
しっかり追記します。
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