今回は身代わり搭載型デンチュラを投稿させていただきます。
テンプレである不知火様の育成論(bw/37)に身代わりに関する記述が無かったため、
勝手ながら補完として投稿させていただきます。
HABCDSで能力値を表します。
個体値は理想個体とさせていただきます。
- デンチュラについて
第五世代で登場した比較的強力な虫ポケモン。
当初は電・虫という固有タイプとS108という速さだけが取り柄かと思われましたが、
複眼という特性によって雷を比較的安定して放てる
というバタフリー顔負けの能力を持っています。
またエナジーボールなど技のレパートリーが広いのも嬉しいところです。
ただ素の特攻種族値が100すら超えていないため、
持ち物で火力増強しないととてもやっていけないのが悩みですね。
これだけの個性がありながらパーティーに採用されにくい理由もこれが大半でしょう。
- デンチュラに身代わりの理由
もちろん物理ATでないデンチュラに鬼火除けとしては使用しませんし、
特性がペンドラーにように体力依存でもないのでそういった意図での身代わりでもありません。
電磁波を防ぐために使うこともあるかもしれませんが、以下の理由が最も大きいです。
まず実践において相手がこのコを見た際に最も警戒するのが雷です。
特に相手のパに地面タイプが居ればそれだけで大抵の敵は、
雷が等倍で刺さるタイプ相性であっても地面タイプに交代してくることがあります。
もちろんそれなら交代読みで素直にエナジーボールなどを放てばよいのですが、
等倍で刺さる相手ならもちろん居座られることもあり、
読み違えて本来勝てる相手に勝てないこともしばしばです
また相手が交代するにしても、相手が必ずしも地面タイプに交代してくるとも限りません。
このような危険性のある読みのリスクを軽減し、
あわよくば自分自身にとって良い流れすら起こすこともあるのが身代わりです。
身代わりを張った際に攻撃されて身代わりが壊されたら「居座る」とみなして行動し、
交代してきたならこちらには身代わりが残って有利な状況に持ち込めます。
もちろんこれは全てのポケモンに言えることなのですが、
デンチュラは「雷」の知名度において相手がどう動くか予知し辛く、
これが特に役に立つことが多かったため記載させていただきました。
纏めると、身代わりによってリスクのある読みを防ぐことが出来るのが利点ですね。
かといって身代わりを張らなくとも普通に戦うことも出来る為、
必ずしも身代わり依存ではないところも評価できます。
- 性格・努力値
性格:臆病(S↑A↓)
努力値:H4 C252 S252
まずS108という速さを活かすため最速は確定。
耐久の方は、これといって確保する耐久が無いというより、
むしろただでさえ火力不足なので耐久調整なんてやってられない為、
Cに全振りし、余りの4を耐久に回すことにします。
- 特性
複眼で確定です。
この特性で雷の命中を91まで上げて、雷を採用しないと、
10万ボルトではとても火力が足りません。
- 道具
命の珠で確定です。
まず、素の火力が微妙なので道具は火力を補う系統しか有り得ませんが、
常に全ての技の威力をまともに上げることが出来る道具が他にないため、
消去法でこの道具になります。
- 技考察
- 確定技
言わずもがなこのコと言えばまず思い浮かぶ技。
ただ雷とは言っても素の火力が低いため、他の電気タイプ並みの火力は出ません。
…複眼の恩恵を一番受ける技であり、特に抜く理由もありませんので確定です。
ただし、命中が91あるとはいえ、100ではない以上、意外に外すことが多いことは覚悟してください。
虫のさざめき 威力90 命中130
雷とは対照的に、命中が安定した一致技です。
雷とこの技だけでほぼ全ての相手に対して等倍を取れるようになります。
敢えてこの技を採用する理由は、
雷が通じにくい地・電・草・竜全てに等倍以上を取れる他、
雷で深手を負った相手への安定したとどめとして使用できるなど、
実際使ってみると何かと役に立つ場合が多いので確定にします。
もちろん悪・超への遂行技として使うことも可能です。
身代わり
採用理由・価値は先ほど述べました。
他にも小さな利点として、不意討ち搭載悪タイプを安定して狩れたり、
無限ガッサを身代わりから叩き潰したりと、何かと便利です。
自分はこのコを出すと大抵はこれを初手に繰り出します。
このコを見ただけで他のポケモンに変えてくる相手もいるもので…
- 選択肢
一番よく使うのが氷で、他には炎といったところでしょうか。
めざ氷は雷が無効な地面への有効打として利用できますが、
やはりガブリアスやカイリューなどの龍に4倍で刺さる所が美味しいですね。
このデンチュラのめざ氷で201ガブが高乱1なので伊達に4倍を突くだけではないです。
めざ炎は完全に4倍ピンポイントですね。
オッカハッサムやHDハッサムなどすら一撃では倒せないと同時に、
ナットレイ等への牽制として放つだけで流しを行える為、
交代読みで身代わりを張って却って起点にすることが出来ます。
めざ炎を採用する場合は最速にできないのでご注意ください
エナジーボール 威力80 命中130
扱いとしてはめざ草の上位互換みたいなものですね。
ラグラージ・トリトドン・ドサイドン等の4倍弱点を突けます。
残り一つの選択肢には、弱点を突いて攻撃範囲を広めるための技を入れたいものです。
単体ではエナボが一番優秀なのですが、
このコのエナボは有名で読まれやすいため、そこは困ります…
まぁめざぱかエナボかはいつでも技マシンで交代できるので、
パに合わせて変えていけばいいでしょう。
他にも弱点を突ける範囲は狭まりますが、
無理な相手に対して後衛補助として使える電磁波や、
同じく無理な相手に一撃加えて退場するボルトチェンジ、
そして身代わりから相手の技を縛ってあわよくば有利な状況に持ち込める金縛り、
などの技も選択肢として入ります。
- 動かし方
後出し性能は皆無なので、死に出しか先発で繰り出します。
動かし方としては、
まず繰り出した直後の基本行動として、身代わりを推奨します。
このコは例によって雷の知名度により、
現在の相手がデンチュラに相当有利でない限りは、雷読みで地面タイプに引っ込めてくる場合があります。
2ターン目以降は本来のデンチュラ同様に動いてください。
ただ1ターン目に居座られて身代わりが破壊された場合でも、
相手が金縛り読みで流れることもあるということは胸に留めておいてください。
- 与ダメ計算
努力値・持ち物は確定欄の通りで計算しています。
- 雷
(bw/530)H252D84ニョロトノ.....................確1(103.0〜122.8%)
(bw/431)↑H252D36ブルンゲル..................乱1(90.3〜106.7%)
(bw/538)H4キュウコン.................................確2(73.1〜87.2%)
(bw/2008)H252シャンデラ...........................確2(72.4〜85.0%)
(bw/1155)H236D100ハッサム......................確2(66.8〜78.8%)
(bw/233)H252D140ヘラクロス....................確2(52.9〜63.1%)
- 虫のさざめき
(bw/138)H188D12サザンドラ......................乱1(91.0〜110.4%)
(bw/736)特防特化ブラッキー........................確2(50.0〜59.4%)
(bw/800)H172D4ガブリアス........................乱2(45.8〜53.6%)
(bw/903)H252D36ラグラージ......................確3(42.0〜49.7%)
- めざめるパワー氷
(bw/617)H196カイリュー.............................乱1(92.6〜108.9%)
(bw/861)H188D60オノノクス......................確2(59.4〜71.4%)
- めざめるパワー炎
(bw/95)H252D252シュバルゴ......................確2(76.2〜90.9%)
(bw/938)↑H252D108ナットレイ................確2(69.0〜83.4%)
- エナジーボール
(bw/278)H4D252トリトドン.........................乱1(94.6〜113.9%)
(bw/1023)H252D140輝石ヌマクロー...........乱1(82.4〜100.0%)
(bw/1103)H172D252ドサイドン特性込.......確2(79.2〜93.8%)
- 最後に
指摘・感想・意見、何でも大歓迎です^^
都合により、場合によってはコメ返しに非常に時間がかかる場合があります