前回のサザンドラではたくさんのコメント評価ブクマありがとうございます。
今回はブルンゲルです。
評価の際にはコメントを戴けると非常にうれしいです。今後のためにも、ご協力お願い致します。
評価1を入れた方はなぜ評価1を入れたのか、この型に対する所感をコメントしてみてくださいね
本当に考えあってのことならば何かしら言えるはずでしょう
★努力値は、個体値がすべて31であることを前提に設定しています。ケースに応じて調整してください。
★ルールは見せ合い6→3を想定しています。
★この育成論ではHP攻撃防御特攻特防素早さをそれぞれHABCDSと表記しております。
★過去投稿作品
シュバルゴ(bw/95)
サザンドラ(bw/138)
- ブルンゲル概要
耐性や種族値の関係上耐久型として運用されてることが多いです。
火力面は貧弱の一言。
役割遂行と割り切って攻撃技を選択する程度で十分です。
耐久面は優秀・・・そうに見えますね。
しかし、物理耐久は特化しても陽気A252振りガブリアスの逆鱗×2を確定では耐えず、特殊耐久は特化しても命の珠C252振りラティオスの10万ボルト×2で高乱数で落ちてしまいます。
正直種族値が足りません。
そのため図太いHBや穏やかHDに特化させて、しっかりと動かしてあげることが大切です。
ブルンゲルに調整は不向きと言っていいでしょう。
以上のことから、明確な役割を意識して運用することが重要です。
- この型のブルンゲルについて
あえて調整してみたのがこの型ですw
"種族値が足りない"と言っても、物理耐久に特化させればテラキオンなどに対してかなり動かしやすくなり、特殊耐久に特化させれば多少のタイプ不一致弱点技ではビクともしません。
ブルンゲルは単純に努力値を252振りするとこに大きなメリットがあるポケモンです。
今回は対策必須レベルにまで流行している格闘タイプへの抑止力として、物理耐久を意識していきます。
ここで気になるのは陽気A252振りガブリアスの逆鱗。
物理耐久に特化しても逆鱗のダメージは
ダメージ: 93〜109
割合: 44.9%〜52.6%
となり、落とされる可能性があります。
ではここで食べ残しを持たせてみましょう。
食べ残しの回復量は約5%強であるため、確定でで逆鱗を2回耐えることが出来ます。
しかし、ブルンゲルは食べ残しと相性があまり良くはありません。
ブルンゲルでH252振りすると実数値は207になります。
これはちょうど「16n-1」の値で、食べ残しの回復割合が最も低くなってしまうのです。
食べ残しは発動回数で再生速度の遅さをカバーするアイテムですので、なるべく割合は高くなるようにしたいですし、天候ダメージで相殺されてしまうという欠点もあります。
細かいことですが、食べ残しを持たせたいポケモン(身代わり持ち等)は中々に多いため、個人的には避けたいところです。
そこでオボンの実を持たせます。
オボンの実は再生速度も高水準であり、またどちらかと言えばタイプ相性とHの高さで攻撃を受けるポケモンであるブルンゲルにとって、回復する指数はかなり高いです。
しかし、先ほどの逆鱗ダメ−ジを見ると、オボンの実が発動せずにそのまま落とされてしまう可能性があります。
また物理耐久に特化させすぎるとかなりピンポイントな運用になるため若干扱いづらいです。
そこでBを削って陽気A252ガブリアスの逆鱗でオボンの実が確実に発動するようにします。
元々剣の舞を1回使用したガブリアスには安定しない数値であるため、思い切って剣の舞逆鱗を完全に切り捨てることになりますね。
逆に言えば、剣の舞さえ積まれなければ安定して鬼火を撃てるということでもあります(当たるかどうかは別として)。
余った努力値をDに回すと性格も穏やかの方が効率はよくなります。
これで、そこそこの特殊耐久と必要水準の物理耐久を確保できました。
また特性呪われボディのおかげで、自己再生連打から相手の決定打を奪い一気に有利になる可能性もあります。
勿論基本はサイクル(わからない方は自分で検索してみましょう)を回す立ち回りですが、決定打を持たないブルンゲルにとって非常に重要な要素です。
サイクルを回すと同時にサイクルを崩すこともできる、ということが最大の強みなのです。
- 性格、努力値、ダメージ計算
性格はおだやかです。
図太いよりも実数値で3ほど能力値が高くなります。
努力値は
H252 B220 D36
という振り方をします。
ステータス実数値では
H207-B118-D143
が理想です。
ACSについては個体値をかなり妥協できます。
※なお、
・特殊火力
★与ダメージ計算(個体値はすべて31を想定)
・シャドーボール でH183-D106 ガブリアス
ダメージ: 45〜54 割合: 24.5%〜29.5% 乱数4発
・ハイドロポンプ でH159-D139 ヘラクロス
ダメージ: 51〜61 割合: 32%〜38.3% 乱数3発 (96.6%)
・ハイドロポンプ でH197-D105 カイリキー
ダメージ: 67〜81 割合: 34%〜41.1% 確定3発
・シャドーボール でH156-D130 ラティオス
ダメージ: 74〜90 割合: 47.4%〜57.6% 乱数2発 (87.5%)
・シャドーボール でH136-D105 スターミー
ダメージ: 92〜110 割合: 67.6%〜80.8% 確定2発
・ハイドロポンプ でH166-D111 テラキオン
ダメージ: 128〜152 割合: 77.1%〜91.5% 確定2発
・ハイドロポンプ でH186-D85 ドリュウズ
ダメージ: 168〜200 割合: 90.3%〜107.5% 乱数1発 (50%)
〜個体値妥協ライン(攻撃側努力値は無振り想定)〜
・C個体値16の ねっとう でH166-D111 テラキオン
ダメージ: 84〜98 割合: 50.6%〜59% 確定2発
・C個体値12の シャドーボール でH207-D125 ブルンゲル
ダメージ: 72〜86 割合: 34.7%〜41.5% 確定3発
個体値31ならばハイドロポンプが面白いですが、熱湯でも十分。
ただ最低でもH4振りやD4振り程度のテラキオンは2発で倒せるようにしたいところ。
波乗りを使うのならば、同族意識でこのくらいは粘っておいても損はありません。
・物理耐久
★被ダメージ計算(オボンの実の回復量は約25%)
・A162ルカリオ の噛み砕く
ダメージ: 84〜100 割合: 40.5%〜48.3% 確定3発
・A178ルカリオ の噛み砕く
ダメージ: 92〜110 割合: 44.4%〜53.1% 乱数2発 (24.2%)
・A205メタグロス の雷パンチ
ダメージ: 100〜118 割合: 48.3%〜57% 乱数2発 (87.5%)
・A178ウインディ のワイルドボルト
ダメージ: 102〜122 割合: 49.2%〜58.9% 乱数2発 (98.8%)
・A199オノノクス の逆鱗
ダメージ: 115〜136 割合: 55.5%〜65.7% 確定2発
・A181テラキオン のストーンエッジ
ダメージ: 87〜103 割合: 42%〜49.7% 確定3発
・命の珠持ちA181テラキオン のストーンエッジ
ダメージ: 113〜134 割合: 54.5%〜64.7% 確定2発
・剣の舞1積みA181テラキオン のストーンエッジ
ダメージ: 172〜204 割合: 83%〜98.5% 確定2発
・A182ガブリアス のストーンエッジ
ダメージ: 58〜69 割合: 28%〜33.3% 乱数3発 (0.02%)
・A182ガブリアス の逆鱗
ダメージ: 105〜124 割合: 50.7%〜59.9% 確定2発
・A194ヘラクロス の辻斬り
ダメージ: 88〜104 割合: 42.5%〜50.2% 乱数2発 (0.39%)
・こだわり鉢巻持ちA194ヘラクロス のストーンエッジ
ダメージ: 93〜110 割合: 44.9%〜53.1% 乱数2発 (30.5%)
・こだわり鉢巻持ちA194ヘラクロス の辻斬り
ダメージ: 130〜154 割合: 62.8%〜74.3% 確定2発
・特殊耐久
★被ダメージ計算(オボンの実の回復量は約25%)
・C189トゲキッス のエアスラッシュ
ダメージ: 64〜76 割合: 30.9%〜36.7% 乱数3発 (61.9%)
・命の珠持ちC152スターミー の10万ボルト
ダメージ: 101〜120 割合: 48.7%〜57.9% 乱数2発 (93.8%)
・命の珠持ちC156ゴウカザル の草結び威力100
ダメージ: 109〜130 割合: 52.6%〜62.8% 確定2発
・C158ユキノオー の草結び威力100
ダメージ: 126〜150 割合: 60.8%〜72.4% 確定2発
・こだわり眼鏡持ちC184サザンドラ のあくのはどう
ダメージ: 174〜206 割合: 84%〜99.5% 確定2発
・C182ヒードラン の大文字
ダメージ: 43〜51 割合: 20.7%〜24.6% 確定5発
・C200ヒードラン の大文字
ダメージ: 47〜56 割合: 22.7%〜27% 乱数4発
・貰い火発動C182ヒードラン の大文字
ダメージ: 64〜76 割合: 30.9%〜36.7% 乱数3発 (67.3%)
・貰い火発動C200ヒードラン の大文字
ダメージ: 70〜83 割合: 33.8%〜40% 確定3発
・C182ラティオス の10万ボルト
ダメージ: 92〜110 割合: 44.4%〜53.1% 乱数2発 (24.2%)
・C182ラティオス の流星群
ダメージ: 102〜120 割合: 49.2%〜57.9% 乱数2発 (96.5%)
・命の珠持ちC182ラティオス の流星群
ダダメージ: 133〜156 割合: 64.2%〜75.3% 確定2発
・C2段階DOWN命の珠持ちC182ラティオス の流星群
ダメージ: 66〜79 割合: 31.8%〜38.1% 乱数3発 (95.8%)
・こだわり眼鏡持ちC182ラティオス の流星群
ダメージ: 151〜178 割合: 72.9%〜85.9% 確定2発
ほぼすべてが副産物ですが、命の珠持ちスターミーの10万ボルトは特性も加味すると中々に良い値なので妥協はしない方がいいと思います。
・素早さ
適当w
調整する余裕がありません。
遅い分にはオボンの実が僅かに活きやすくなり、速い分には鬼火を先手で撃てるので、お好みで。
- 技
・確定技
じこさいせい
呪われボディとの相性が抜群な技。
オボンの実とこれで何回か耐えられるようになる攻撃はかなり多いです。
おにび
ガブリアスの逆鱗を耐える意義はこの技にあります。
そもそも竜狩りは役割外の分野であるため、鬼火を撒いて後続に任せるという形でも十分でしょう。
ヘラクロスなどの根性持ちには要注意
・選択攻撃技
ハイドロポンプ
単純に素の威力で、ある程度の火力を発揮できます。
確定欄に入ってはいますが、命中やPPの関係からそこまで重要な技でもありません。
完全に好みです。
なみのり
ある程度の威力とPPを誇る技。
熱湯の場合はヘラクロス相手にうっかり火傷が入ってしまう恐れがあるため、追加効果がないということもある意味メリットです。
ねっとう
わざわざ鬼火を撒く手間が省ける・・・こともある技。
火力は最低ですが、役割遂行としては十分であることも多いです。
追加効果が強力なため、とりあえず撃っておくだけで効果的な場合も。
シャドーボール
スターミーにある程度耐性があるため、あれば便利です。
追加効果も強力で安定感のある技。
万が一同族対決になった場合、これがないと相当分が悪くなります。
ナイトヘッド
安心の定数ダメージ。
ガブリアスの身代わりを確定で破壊できるため、個体値を妥協した場合は候補に入ります。
進化の奇跡持ちサマヨールには絶大な効果がありますが、痛み分けでチャラにされてしまうため付加価値程度。
れいとうビーム
わざわざブルンゲルでこの技を撃つ必要性は低いです。
パーティの竜対策が薄い場合でも作用は難しいかと思います。
・選択補助技
どくどく
進化の奇跡持ちなどの耐久タイプには鬼火より効果的。
技スペースに余裕があれば欲しい技です。
撃つ機会自体は少ないですが、耐久ポケを誘いやすい毒撒き要因は便利ですね。
ちょうはつ
毒毒や痛み分けなどに対してけん制となります。
技スペースはかなり辛いですが、進化の奇跡持ちや同族には毒毒よりも有効なことが多いです。
- 持ち物
オボンの実
取り合いになりがちなアイテムですが、ブルンゲルのようなポケモンには相性が抜群に良いため優先的に持たせましょう。
よほどのことがない限り他のアイテムを持たせることは避けたいですね。
なによりも再生速度の速さが素晴らしいアイテムです。
- パーティ構成
ブルンゲルはある程度サイクルが回るとかなり動きやすくなります。
"ナットゲル"なんて揶揄されるほどですから、ナットレイあたりの鋼と組ませればいやらしいことこの上無いですw
ブルンゲル自身は対格闘特化であり、ガブリアスやスターミーはあくまでも選出がかみ合わなかったときや終盤に腐ることがない程度のものとして扱ってください。
特に竜に対しては、見せ合い時点で竜に対して厚いパーティに見えるということも大きいです。
最終手段の再生連打呪われボディもあるため、案外活躍の幅は広いこともポイント。
状況次第で柔軟に繰り出せる汎用性と優秀なタイプ相性でパーティに厚みを持たせられる型に仕上がりました。
★それでは長々とお付き合い頂きありがとうございました。
★ご意見、ご感想はコメントまでよろしくお願いいたします。