ポケモンパーティ構築(シングル)
【伝説環境シリーズ10】虹色バレット🌈【S21レンタル有】
構築経緯ハッサムコータスサンダースバンギラスキュウコン(アローラ)カイオーガ
- はじめに
この構築のコンセプトは以前投稿したパーティ構築/1151 と同じです。
高いすばやさを持つ「はやあし」サンダースの「ボルトチェンジ」による先発適性、また「ライジングボルト」や「ダイサンダー」による切り返し性能に注目し構築の中心に添えました。
シリーズ8において、ザシアン(王)イベルタルカイオーガムゲンダイナネクロズマ(日食)などの高水準な種族値を持つ伝説ポケモンが解禁されました。当時、対戦において伝説ポケモンが採用されている構築がほとんどであったこともあり、対戦相手の構築に入っている伝説枠に応じてこちらが有利な天候を選択し対面操作を絡めながら「はやあし」サンダースの「ダイサンダー」や「ウェザーボール」などで試合を有利に展開していくコンセプトの発案に至りました。
先日開幕したシリーズ10では、使用可能ポケモンのプールがシリーズ8と同じである一方で、新たにダイマックス禁止というルールが追加されました。ダイマックス禁止が与える影響のうちで特に重要だと思われる点を以下にまとめました。
- 「ダイジェット」禁止による環境全体のすばやさラインの低下
- ダイマックスによる瞬間的な耐久・火力上昇が不可
- 「こだわりスカーフ」などの拘り系アイテムのデメリット解除が不可
これらの影響は、高いすばやさから制圧できるという強みを持つバドレックス(こくば)の増加、またひこうタイプの減少に伴うウーラオス(れんげき)の台頭という形で顕在化しています。
こういった変化の中で、元のパーティをそのまま流用するだけでは不十分で、サンダースやそれ以外のメンツの運用法に調整が必要だと考え今回のパーティ考察を行いました。
- パーティ構築の道のり
サンダース(1匹目)
サンダースは環境に多いサンダー(5位)やカプ・レヒレ(8位)、エースバーン(12位)などに強い程度で刺さりはそこまでよくないと考えています。(括弧内の順位は2021/08/10時点のポケモンホームバトルデータによるもの)
しかし特性「はやあし」発動によりザシアン(王)(2位)やバドレックス(こくば)(6位)、ムゲンダイナ(16位)、「こだわりスカーフ」持ちのウーラオス(いちげき)(1位)やカイオーガ(14位)、ウオノラゴン(20位)の上から「ボルトチェンジ」で逃げることができます。
また天候要員キュウコン(アローラ)カイオーガコータスバンギラスと併せて「ウェザーボール」を採用することで、こおり/みず/ほのお/いわの威力100特殊技のサブウェポンとして使用できます。この技により、これまで不利であったザシアン(王)(2位)やランドロス(霊獣)(3位)、ナットレイ(9位)、カバルドン(11位)、ムゲンダイナ(16位)、ヒードラン(17位)、ウルガモス(19位)に対して強い打点を持てます。
ここまでは、以前のシリーズ8と同様ですが、先に挙げた環境の変化に適応するために下のような変更を行いました。
- すばやさラインの低下に伴いすばやさを無補正にしとくこうに補正をかける
- ダイマックス禁止により能動使用が難しくなった「ライジングボルト」を外す
- 環境に多いバドレックス(こくば)などへの打点となる「シャドーボール」を採用する
このサンダースのサブウェポン「ウェザーボール」を始動するための天候要員を選定します。まず「ゆきふらし」キュウコン(アローラ)に着目しました。
+キュウコン(アローラ)(2匹目)
でんきタイプのポケモンのサブウェポンに是非とも欲しいタイプはこおりです。「ゆきふらし」キュウコン(アローラ)はサンダースの「ウェザーボール(こおり)」を起動することができます。これによりサンダースはランドロス(霊獣)(3位)やカバルドン(11位)、ムゲンダイナ(16位)に強く出ることが可能になります。
また特性「ゆきふらし」持ちのなかで、キュウコン(アローラ)は唯一かくとう技が弱点でなく(進化前はこおり単タイプ)、そのため環境に多いウーラオス(いちげき)に比較的後出しがしやすい点を高く評価しています。
すばやさが高いため、上から「オーロラベール」を展開しやすく、「だっしゅつボタン」で有利対面を作るギミック要員に向いています。また特殊耐久も最低限あり、調整を施せば天候補正無しカイオーガの「しおふき(150)」を耐えることができ「だっしゅつボタン」を安定して発動させることができます。
ここまで2体に制圧力の高いポケモンを加えて軸にしようと考え「こだわりスカーフ」持ちのカイオーガを採用することにしました。
+カイオーガ(3匹目)
高速でんき+高火力みずの攻めの相性の良さは「サンダノラゴン」や「エレキノラゴン」で広く知られていると思います。本構築もそれにインスパイアされサンダースと合わせることにしました。
高火力「しおふき」の威力は凄まじく、後出しから受けられるポケモンはナットレイ(9位)やラッキー(33位)くらいでしょう。キュウコン(アローラ)の脱出から相手が予想できないタイミングでカイオーガ対面を作る動きが非常に強いです。
サンダースが苦手なじめんタイプに強く(これはでんき+みずの相性の良さの本質そのものですが)、選出を強くけん制できる点、また「あめふらし」によってサンダースの「ウェザーボール(みず)」が撃てるようになるというシナジーがあります。仮にサイクル戦になったとしても、 補正がかかったこれらの技で崩すことも可能です。今回はでんき技として「ボルトチェンジ」しか採用しておらず一致火力が低い欠点があります。しかし☂補正がかかった「ウェザーボール(みず)」は実質威力150と高く、一致「ボルトチェンジ」のそれを上回ります。
ここまでで攻めの軸としてはほぼ完成しており、あとは補完として埋めていきます。現時点では環境上位のザシアン(王)(2位)やゴリランダー(4位)、エースバーン(12位)に後出しできるポケモンがいないこと、またナットレイ(9位)の処理ルートがないことが問題点として挙がります。これらを解決するために「ひでり」コータスを採用しました。
+コータス(4匹目)
ザシアン(王)のメインウェポンを半減に抑えることができる高物理耐久ほのおタイプはパーティに是非入れておきたいです。その点コータスはB種族値が140もあり、A+1ザシアン(王)の「インファイト」も確定で2耐えすることができ後出しが安定します。
コータスが後出しされるとザシアン(王)は高い確率で交代すると思われます。ここで(育成論ソードシールド/554)で考案された「だっしゅつパック」「オーバーヒート」による対面操作ギミックが効果的に働きます。相手の交換先に☀補正込み高火力を叩き込みながら後出しで有利なポケモンを繰り出すことができます。またサンダースの「ウェザーボール(ほのお)」が起動します。H252ザシアン(王)に対して、サンダースの「ボルトチェンジ」+☀「ウェザーボール(ほのお)」で確定で倒せる他、ナットレイも崩すことができます。
以上がメインの天候要員になります。しかし相手の構築によっては天候選出がどうしても難しい場合(特にウーラオス(いちげき)入りやゼルネアス入り)があります。それらのポケモンに後出しができ、またカバルドンによる「あくび」ループから抜け出す手段を持つポケモンとして「とんぼがえり」ハッサムに注目しました。
+ハッサム(5匹目)
例えば相手のパーティにザシアン(王)がいるからコータスを選出しなくてはいけないがウオノラゴンもいるため役割集中されてしまうことがよくあります。そのときのために「ゴツゴツメット」持ちのハッサムの採用を考えました。
コータスほどではないですが高い物理耐久を持ち、なにより耐性が良いです。はがねタイプでありながらかくとう技を等倍に抑え、環境に多いザシアン(王)やウーラオス(いちげき)に後出しができます。「ゴツゴツメット」を持たせて後出しA+1「じゃれつく」+「インファイト」を耐えることで、ゴツゴツメット×2+「とんぼがえり」(B-1)でザシアン(王)のHPを最低1/3削ることができます。サンダースの「ボルトチェンジ」が約1/3程度入るので、2発圏内に押し込むことができます。
またハッサムは最遅にすることで一般的なカバルドンよりも遅く、後攻で「とんぼがえり」を撃つことができます。それで「あくび」ループを抜け出しながらサンダースやカイオーガなどのエースを着地させる動きが強いと考えました。すばやさが低くとも特性「テクニシャン」込みの「バレットパンチ」でフィニッシャーも担えます。
ここまで、バドレックス(こくば)に対するけん制が乏しく、また受けループに対して無力であるため、「すなじごく」持ちの耐久バンギラスを考案し採用しました。
+バンギラス(6匹目)
構築で重い受けループを対策するためにD方面に厚い耐久バンギラスを採用しました。対受けループ用のバンギラスといえば「りゅうのまい」を持った積みアタッカーのイメージがありますが、この環境では受けループにヌオー(13位)が多く採用されているため崩せないと考えました。
そこで持ち物「しめつけバンド」と技「すなじごく」を組み合わせて相手の受け回しを強引に断ち切る戦法を考案しました。これにより相手が受け出してきたポケモンに毎ターン1/6の定数ダメージ(+「すなじごく」ダメージ)を入れながら交代を封じることができます。相手の受け駒を疲弊させながらこちらはカイオーガを通す、という立ち回りが取れます。
本環境では「どくどく」の採用が多いためこのバンギラスには「ねむる」を採用しています。これにより交代戦が長引いた際も役割を持つことができます。
一応特性「すなあらし」によりサンダースの「ウェザーボール(いわ)」が始動し、ウルガモス(19位)やホウオウ(37位)に刺さることもあるので留意しておくとよいと思います。
以上の6体で構築が完成しました。従来の構築の軸サンダースキュウコン(アローラ)カイオーガコータスに、天候に依存しない選出要員ハッサム、受けル対策要員バンギラスを加えたところ、たまたま配色が綺麗にばらけた結果、虹色のようになりました。また、対戦相手の構築に入っている伝説枠に応じてこちらも有利な天候を選択しサンダースで制圧していくことでその強みを最大限に活かせます。カードゲームでの用語に「シルバーバレット」というものがありますが、これは環境に応じたメタをデッキに忍ばせ、「必要なとき」に「必要な札」を切ることで勝率を高めるものをいいます。今回の構築はその精神に非常に近いものを感じたため「虹色シルバーバレット」、略して「虹色バレット」という構築名で紹介をしました。
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使用ポケモン
- サンダース@かえんだま(ひかえめ)はやあし
- HP:20 / 特攻:252 / 素早:236
- 実数値:143-x-80-178-115-180 / 個体値:31-x-31-31-31-31
- まもるボルトチェンジウェザーボールシャドーボール
- 調整
C : 特化
S : 最速110族抜き抜き(「はやあし」発動時S実数値270)
H : 16n-1(やけど、あられダメージ低減のため)
- 技構成
☆「まもる」
先発で安定して「はやあし」を発動させるために採用しています。先発対峙が多い「こだわりスカーフ」持ちのエースバーンやカイオーガ、ウオノラゴン、ヒヒダルマ(ガラル)の技を固定しながら上から「ボルトチェンジ」を撃ちます。天候ターン調整やあられダメージ蓄積、相手の「トリックルーム」ターン潰しも行えます。ただしウーラオス(いちげき)の特性「ふかしのこぶし」は「まもる」を貫通するため、キュウコン(アローラ)やハッサムに素引きすることをお勧めします。あられダメージや「ゴツゴツメット」ダメージで「きあいのタスキ」の線を潰しながら脱出や「とんぼがえり」からサンダースの「はやあし」を発動させることができます。
☆「ボルトチェンジ」
対面操作技です。相手の「きあいのタスキ」などを潰しながら天候要員に繋いで有利な盤面を作りに行きます。相手の交代の有無を見ながら有利な後続を投げれる点も優秀です。前半に「ボルトチェンジ」ダメージを稼ぐことで後半の展開が非常に有利になります。カイオーガのHPを上から削ることで後続が被弾する「しおふき」のダメージを抑える動きも可能です。
☆「ウェザーボール」
このサンダースの肝となる技です。でんきと非常に攻めの補完がとれるこおり・ほのお・みずをサブウェポンとして撃つことが可能です。
☆「シャドーボール」
あまりにもバドレックス(こくば)が増えすぎてしまったので採用しました。4倍弱点を突けるので「はやあし」発動と合わせて上から倒せます。バドレックス(こくば)の個体数が減ったら一致でんき技に入れ替えると良いかと思います。
- 与ダメージ計算
☆「ボルトチェンジ」
H175D80(無振り)ウーラオス(いちげき)50.2%~60.0%
H167D110(無振り)ザシアン(王)31.1%~37.7%
H165D110(無振り)サンダー38.7%~46.0%
H155D95(無振り)エースバーン48.3%~56.7%
H175D160(無振り)カイオーガ51.4%~61.7%
H165D100(無振り)ウオノラゴン42.4%~50.9%
☆「ウェザーボール(こおり)」
H165D110(無振り)サンダー75.1%~88.4%
H196D100(H252)「とつげきチョッキ」ランドロス(霊獣)91.8%~110.2%
H215D115(無振り)ムゲンダイナ54.8%~65.1%
☆「ウェザーボール(ほのお)」(☀補正あり)
H167D135(無振り)ザシアン(王)91.0%~107.7%
H199D135(H252)ザシアン(王)76.3%~90.4%
H207D90(H252)ゴリランダー109.1%~128.5%
H181D184(HD↑252)ナットレイ123.7%~145.8%
H185D85(無振り)ドリュウズ128.6%~152.4%
☆「ウェザーボール(みず)」(☂補正あり)
H167D135(無振り)ザシアン(王)45.5%~53.8%
H155D95(無振り)エースバーン138.0%~162.5%
H196D100(無振り)ランドロス(霊獣)124.3%~146.3%
H198D126(H252)ヒードラン81.8%~96.9%
H185D85(無振り)ドリュウズ128.6%~152.4%
☆「ウェザーボール(いわ)」
H213D174(H252)ホウオウ73.2%~88.2%
H160D125(無振り)D+1ウルガモス90.0%~107.5%
☆「シャドーボール」
H175D120バドレックス(こくば)102.8%~123.4%
H163D95ドラパルト68.7%~82.2%
- キュウコン(アローラ)@だっしゅつボタン(おくびょう)ゆきふらし
- HP:212 / 防御:28 / 特攻:4 / 特防:60 / 素早:204
- 実数値:175-x-99-102-128-170 / 個体値:31-x-31-31-31-31
- オーロラベールこらえるフリーズドライムーンフォース
- 調整
H : 16n-1
HD : C222(C↑252)カイオーガの「しおふき(150)」を確定耐え
S : 最速102族ガブリアス抜き
HB : A197(A252)ランドロス(霊獣)の「ストーンエッジ」を高乱数で耐え
C : 余り
- 技構成
☆「オーロラベール」
「だっしゅつボタン」を持っているため、脱出後にバトル終盤の詰め筋として壁を貼るために採用しています。
☆「こらえる」
先発で出した場合、自分よりも速い相手に確定1発を取られる場合、何もできず落ちてしまうのを防ぐために採用しています。また、脱出後に残ったキュウコン(アローラ)で相手にあられダメージを蓄積させたり、「トリックルーム」ターンを消耗したりするために撃つこともあります。
☆「フリーズドライ」
構築的にみず・じめん勢が厳しいので採用しています。特に特性「ちょすい」などみず技を無効化するガマゲロゲトリトドンヌオーにはカイオーガを通せないためそれらを処理します。とはいえ「だっしゅつボタン」持ちであるため役割対象に後出ししようにも脱出してしまうため非常に撃ちづらいです。あられ下で被中になる高火力技「ふぶき」に差し替えても良いと思います。
☆「ムーンフォース」
タイプ一致技です。低威力技「フリーズドライ」を採用しているため強いドラゴン打点が必要だと思い採用しました。また、ウーラオス(いちげき)を処理することもできます。
- 被ダメージ計算
☆A182(A252)いちげきウーラオスウーラオス(いちげき)
「あんこくきょうだ」36.0%~42.2%
「インファイト」72.0%~84.5%
☆A197(A252)ランドロス(霊獣)
「じしん」64.0%~76.0%
「がんせきふうじ」51.4%~61.7%
「ストーンエッジ」85.7%~101.7%
☆C217(C252)バドレックス(こくば)
「アストラルビット」65.7%~77.7%
「サイコショック」57.1%~67.4%
☆C222(C↑252)カイオーガ
「しおふき(150)」84.0%~99.4%
- カイオーガ@こだわりスカーフ(おくびょう)あめふらし
- 特攻:252 / 特防:4 / 素早:252
- 実数値:175-x-110-202-161-156 / 個体値:31-x-31-31-31-31
- しおふきなみのりかみなりれいとうビーム
- 調整
C : 極振り
S : 特化
D: 余り
- 技構成
☆「しおふき」
説明不要、カイオーガの代名詞ともいえる高火力技です。
☆「なみのり」
HPが削れてしまった終盤のスイープ技として採用しました。「こんげんのはどう」でない理由は命中不安であることと、確定数がそこまで変動しないことです。例えば無振りザシアン(王)に対して☂補正があっても確定で耐えられます。無振りサンダーなどは確定で倒せますが「こだわりスカーフ」を持ってる個体も少なくない(9.5%)のでそこまで有利ではありません。本構築ではサンダースの「ボルトチェンジ」から始動することが多いため「なみのり」で事足りることが多いです。例えば無振りザシアン(王)に対してサンダースの「ボルトチェンジ」+カイオーガの☂「なみのり」で99.9%~119.1%と超高乱数で倒すことが可能です。もちろん、上手くダメージを稼ぐことができず苦しい展開になった場合、それを打破しうる高火力技「こんげんのはどう」は十分採用価値があると思います。
☆「かみなり」
ミラーをはじめ、対みずタイプに撃ちます。☂で必中になるため心強いです。
☆「れいとうビーム」
ドラゴンやくさタイプへの打点として。
- 与ダメージ
☆「しおふき(150)」(☂補正あり)
H175D120(無振り)バドレックス(こくば)122.2%~144.5%
H175D80(無振り)ウーラオス(いちげき)183.4%~216.0%
H155D95(無振り)エースバーン(ほのお)349.6%~411.6%
H165D110(無振り)サンダー141.8%~167.2%
H165D110(HD↑252)サンダー83.7%~98.9%
H167D135(無振り)ザシアン(王)113.7~134.7%
H199D135(H252)ザシアン(王)95.4~113.0%
H201D118(無振り)イベルタル107.9%~127.3%
H215D115(無振り)ムゲンダイナ51.6%~60.9%
H192D161(HD↑252)バンギラス147.8%~174.8%(すなあらし下66.6%~79.2%)
H192D161(HD↑252)「しんかのきせき」ポリゴン256.2%~66.1%
H357D172(HD↑252)「しんかのきせき」ラッキー28.0%~33.0%
☆「なみのり」(☂補正あり)
H175D120(無振り)バドレックス(こくば)73.7%~87.4%
H175D80(無振り)ウーラオス(いちげき)109.7%~129.1%
H155D95(無振り)エースバーン(ほのお)210.3%~249.0%
H165D110(無振り)サンダー85.4%~100.6%
H165D110(HD↑252)サンダー50.7%~59.8%
H167D135(無振り)ザシアン(王)68.8~81.4%
H199D135(H252)ザシアン(王)57.7~68.3%
H201D118(無振り)イベルタル64.6%~76.6%
☆「かみなり」
H237D115(H252)ラプラス61.6%~73.4%
H175D160(無振り)カイオーガ60.5%~72.0%
☆「れいとうビーム」
H215D115(無振り)ムゲンダイナ55.8%~66.0%
- コータス@だっしゅつパック(のんき)ひでり
- HP:252 / 防御:252 / 特攻:4
- 実数値:177-x-211-106-90-22 / 個体値:31-x-31-31-31-0
- オーバーヒートソーラービームあくびまもる
- 調整
H : 極振り
B : 特化
C : 余り
- 技構成
☆「オーバーヒート」
無振りながら☀補正込みで高火力が出せる他、「だっしゅつパック」と合わせて対面操作技として撃ちます。命中不安なのが非常に惜しいです。
☆「ソーラービーム」
キュウコン(アローラ)の「フリーズドライ」同様、みず・じめん勢への打点として採用しました。脱出したくない場合に撃つことが多いです。例えばカバルドンの「あくび」に対して後出しし、「あくび」をもらいながら「ソーラービーム」、次のターンで「オーバーヒート」を撃つことで脱出し「あくび」ループを抜け出すことができます。「ソーラービーム」+☀「オーバーヒート」がH振りカバルドンに対して107.3%~127.3%入り、「オボンのみ」回復が入ったとしてもサンダースの☀「ウェザーボール(ほのお)」圏内になります。
☆あくび
起点作成ポケモンや積みポケモンを流すときに撃ちます。また詰め筋として使うこともあります。相手の交代先を見ながら「オーバーヒート」脱出をすることで対面操作ができます。「あくび」ループに入れ適宜「まもる」で様子を見ながら眠らせるところまで持っていくことが可能です。
☆まもる
「あくび」に対して居座る相手に対して安定して眠らせるために採用しています。またエースバーン「とびひざげり」を透かすことを狙ったりできます。どれもそこまで有利な択ではないので他の技に差し替えてもよいと思います。例えば「ステルスロック」を採用すれば、よりエースを通しやすくなると思います。
- 被ダメージ計算
☆A182(A252)いちげきウーラオスウーラオス(いちげき)
「あんこくきょうだ」33.8%~40.6%
「インファイト」32.7%~39.5%
☆A168(A252)「いのちのたま」エースバーン
「かえんボール」31.0%~36.1%(☀補正あり)
「とびひざげり」42.3%~51.4%
☆A244(A↑252)A+1ザシアン
「じゃれつく」24.8%~29.3%
「きょじゅうざん」27.6%~32.7%
「インファイト」44.6%~52.5%
☆A194(A↑252)「こだわりハチマキ」ゴリランダー
「グラススライダー」20.3%~23.7%(グラスフィールド補正あり)
「ウッドハンマー」33.8%~40.6%(グラスフィールド補正あり)
「10まんばりき」56.4%~66.6%
☆A229(A↑252)A+1ネクロズマ(日食)
「じしん」70.0%~82.4%
- ハッサム@ゴツゴツメット(のんき)テクニシャン
- HP:252 / 攻撃:4 / 防御:252
- 実数値:177-151-167-75-100-63 / 個体値:31-31-31-31-31-0
- とんぼがえりバレットパンチダブルウイングかわらわり
- 調整
H : 極振り
B : 特化
A : 余り
- 技構成
☆「とんぼがえり」
最遅にしているため後攻「とんぼがえり」により「あくび」ループを抜け出せます。サンダースの「ボルトチェンジ」と合わせていわゆる「とんボル」ができます。
☆「バレットパンチ」
構築で重いゼルネアスをはじめとするフェアリータイプの打点として。
☆「ダブルウィング」
このハッサムでウーラオス(いちげき)やゴリランダーを倒さなくてはならないとき、もしくは「とんぼがえり」を撃ちたくないときなどに火力を出せる技です。
☆「かわらわり」
壁展開への対策として。
- 被ダメージ計算
☆A182(A252)いちげきウーラオスウーラオス(いちげき)
「あんこくきょうだ」42.9%~50.8%
「インファイト」42.3%~49.7%
☆A222(A252)A+1ザシアン(王)
「じゃれつく」28.8%~33.8%
「きょじゅうざん」31.6%~37.2%
「インファイト」50.8%~60.4%
「せいなるつるぎ」38.4%~45.1%
☆A132(A0)カバルドン
「じしん」25.4%~30.5%
- 与ダメージ計算
☆「とんぼがえり」
H175B120(無振り)いちげきウーラオス(いちげき)29.1%~34.2%
H175B110(無振り)ゴリランダー62.8%~75.4%
H215B187(HB↑252)カバルドン15.3%~18.1%
☆「バレットパンチ」(「テクニシャン」補正込み)
H201D115(無振り)ゼルネアス44.5%~53.7%
☆「ダブルウィング」
H175D120(無振り)いちげきウーラオス(いちげき)66.2%~80.0%
H175D110(無振り)ゴリランダー73.1%~86.8%
- バンギラス@しめつけバンド(しんちょう)すなおこし
- HP:252 / 攻撃:4 / 防御:84 / 特防:164 / 素早:4
- 実数値:207-155-141-103-155-82 / 個体値:31-31-31-31-31-31
- すなじごくちょうはつねむるねごと
- 調整
- 技構成
☆「すなじごく」
対受けル用に仕込みました。相手の受け回しを強引に断ち切ります。持ち物「しめつけバンド」と合わせることで毎ターン1/6(さらにすなあらしダメージと「すなじごく」自体のダメージも乗る)削れます。
☆「ちょうはつ」
相手の回復技を封じます。「すなじごく」の拘束が4~5ターン継続するので少なくとも目の前の相手を逃がさず2/3削ることができます。
☆「ねむる」
受けループの構成要員は「どくどく」を持っていることが多いため「ねむる」は必須と考えました。仮に「すなじごく」拘束ターンや「ちょうはつ」ターンが足りなくとも「ねむる」を挟むことで後述の「ねごと」と合わせてもう一度「ちょうはつ」「すなじごく」を狙うことができます。
☆「ねごと」
運要素はありますが場持ちの良いバンギラスで試行回数を稼げると考えての採用です。
- 被ダメージ計算
戦術と解説
選出例
追って記載します。具体的には環境上位のTOP20にランクインしているポケモンそれぞれについて処理ルートを提示する予定です。少々お待ちください。
- いちげきウーラオス(いちげき)(1位)
ウーラオス(いちげき)の持ち物によって対処ルートが異なります。
先発対峙、「こだわりスカーフ」以外であればサンダースの「ボルトチェンジ」+キュウコン(アローラ)脱出あられダメージ+サンダースの「ウェザーボール(こおり)」で無振りいちげきウーラオス(いちげき)に対し104.5%~入り確定で倒せます。もしくは、ハッサム後出し(「あんこくきょうだ」なら超高乱数2耐え、「インファイト」なら確定2耐え)「ゴツゴツメット」ダメージ×2+「とんぼがえり」で62.4%~入ります。これでサンダースの「ボルトチェンジ」圏内に入れることができます。もしくは「ゴツゴツメット」ダメージ×2+「ダブルウィング」で99.5%~で後出しから処理することもできます。
いちげきウーラオス(いちげき)が「こだわりハチマキ」を持っている場合は上記の流れができません。2発耐えるポケモンがいないだけでなく、かくとう技が一貫しているのでかなり厳しいです。上手くハッサムを無傷のまま対面させることができれば「ゴツゴツメット」ダメージ+「ダブルウィング」+「バレットパンチ」で107.3%~入るので対面処理は可能です。もしくはキュウコン(アローラ)の「ムーンフォース」(157.7%~)で倒せます。こちらの「こだわりスカーフ」カイオーガを警戒するはずなので、先発に出てきた場合は「きあいのタスキ」か「こだわりスカーフ」を疑いましょう。
- ザシアン(王)(2位)
「はやあし」が発動したサンダースで抜けるので得意分野です。必ずコータスかハッサムを併せて選出しましょう。
先発対峙の場合は「まもる」から「かえんだま」を発動させるのが良いと思います。次のターンに「ボルトチェンジ」からコータスかハッサムに繋ぎます。コータスの場合は「インファイト」が2発受かるので「オーバーヒート」脱出で天候を取ります。ここでザシアン(王)が引いてこなければ倒せますし、また引かれた場合でもコータスでまた天候を取り直してサンダースの☀補正「ウェザーボール(ほのお)」でH252ザシアン(王)であっても(「ボルトチェンジ」と合わせて102.4%~)倒せます。ハッサムの場合は「インファイト」を2連を受けられませんが「じゃれつく」もしくは「きょじゅうざん」+「インファイト」は~97.6%で耐えて「ゴツゴツメット」ダメージを2回稼ぐことができます。「ボルトチェンジ」+「ゴツゴツメット」ダメージ×2+B-1「とんぼがえり」+D-1「ボルトチェンジ」がH252ザシアン(王)に対して106.5%~で処理できます。
仮にコータスとハッサムをどちらも選出できなかった場合も、例えば「ボルトチェンジ」でカイオーガの圏内に入れたりと有利に立ち回れると思います。
サンダースの「まもる」に合わせて「つるぎのまい」や「みがわり」をしてくることがあまりにも多いようであればコータスおよびハッサムに素引きすることも考慮した方が良いかもしれません。
レンタルパーティ
戦績
シリーズ終了時に更新予定です。
さいごに
ここまで読んでくださりありがとうございました。以前投稿したお天気バレット(パーティ構築/1151)を新しい環境に適応させる、そのための創意工夫が少しでも伝われば幸いです。以前の構築ではどうしようもなかった受けル構築の対策としてバンギラスを登用しましたが、まだ実戦回数もそこまで多くないため今後いくらでも変更される余地はあると思います。そのときはまた記事を更新したいと思います。
最後になりますが、パーティのブラシュアップのため活発な議論やアドバイスを心から歓迎します。引き続き意見交換よろしくお願いします。最後まで読んで下さりありがとうございました。
投稿日時 : 2021/08/10 21:47
最終更新日時 : 2021/09/15 20:08
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