はじめに
みなさま初めましてkと申します。今回スカーレットバイオレットの育成論が実装されたということで初めて育成論を投稿します。拙い文章になるとは思いますが意見があればどんどんコメントお願いします。
ラウドボーンというポケモン
ラウドボーンラウドボーンは今回の炎御三家ホゲータホゲータの最終進化となっており、h104 b100というかなり受けとしての性能を持ったポケモンです。さらに夢特性はてんねんという相手の上昇ランクを無効化する受けポケモンにとって有用な強特性となっています。そして専用技フレアソングは技を使うと特攻が一段階上がるなかなかの壊れ技です。てんねんと組み合わせると相手の能力上昇を無視しながら自分だけ能力を上げることができます。
採用理由と役割
物理アタッカーと受けポケモンの破壊。これが今回のラウドボーンの育成論のコンセプトです。svにはミミッキュミミッキュやハッサムハッサム、マリルリマリルリなどの強力な積み物理アタッカーが数多く存在します。ラウドボーンはそれらをてんねんで無効化し、条件さえ整えば完全に相手を詰ますことができます。また、アーマーガアアーマーガアやブラッキーブラッキーなどの受けポケもフレアソングで特攻を上げながら殴ることができます。
持ち物
少しでも居座り相手に負荷を与える為たべのこし一択です。もし他のアイテムを使いたいのならばきのみ系統にしてください。それら以外のアイテムを持たせても今回のラウドボーンには意味がありません。
特性
今回はアタッカーではなく受けなのでてんねんです。相手に積む隙を与えず能力ランクの変化を無効化する、これ以上受けにとって有用な特性はありません。
性格・努力値と調整
特殊型の物理受けが今回のコンセプトなのでずぶとい一択です。
H252 B252のhbぶっぱです。Sに4振っていることが多い65属であるゴチルゼルゴチルゼルやハッサムハッサム等を抜く為にも余りはSに振りましょう。
調整案
h236 B252 S20に調整するという案をコメントでいただきました。これはSに20振っているハッサムなどラウドボーン抜き調整をしている65族を抜くための調整です。役割対象の確定数も変わらず、たべのこしの回復量もH実数値に則しているのでハッサム等S65族に重みを置くならこの調整にしてみてはいかがでしょうか。
技構成
フレアソング
打つたびに特攻が上がる壊れ技。Cに振っていないラウドボーンでもこの技を打ち続ければ相手に大きなダメージを与えることができます。てんねんで一方的にこちらだけが能力上昇できる点もgood。
たたりめ
相手が状態異常ならダメージが2倍になる技。後に紹介するおにびと相性が良く、フレアソングで上がった特攻プラス相手が状態異常で耐久に振っていないアタッカーならばひんしに近い程のダメージを与えられます。
おにび
相手をやけど状態にする技。やけど状態は物理攻撃を半分にできるのでこれさえ決まってしまえば大半の物理アタッカーはラウドボーンに対して何も出来なくなります。ただ炎タイプに効かないのと命中率が85と不安定なのでそこだけは注意してください。
なまける
自分の最大体力の半分を回復する技。今作から回復技は軒並みppが5になり弱体化を受けました。それでも体力を回復するという技は耐久型ならば持っていても腐ることは無いので入れるようにしましょう
他の技選択として特にたたりめの枠をシャドーボールに変える型もあります。シャドーボールは状態異常に左右されず炎タイプや鬼火が効かない相手に強く出ることができます。実際に使ってみて使いやすいと感じた方を採用してみて下さい。他にも苦手な相手を流すあくびや、運ゲーのうたう、最大まで体力を回復するねむるなどがありますが今回の技構成が一番安定していると感じたのでこちらにしました。
テラスタイプについて
フレアソングで上がった特攻から高火力で放てる炎テラスタルやゴースト対策としてノーマルテラスタルがおすすめです。特にコノヨザルのふんどのこぶしを無効化できるのが強いですね。
追記:ポケモンホームのバトルデータよりテラスタイプの使用率はフェアリーが1位だったのでフェアリーに変更しました。環境にもよりますが受けとしてはフェアリーが一番優れていると思います。
立ち回り例
基本的には物理型のポケモンに出しましょう。ただ、攻撃種族値が高くタイプ一致でラウドボーンに弱点をついてくるバンギラスなどのポケモンに対してはいくらhb特化であっても後出しは成立しないので気をつけましょう。それら以外の物理アタッカーならば基本後出しでも成立します。
与ダメージ計算
フレアソング
C一段階上昇
フレアソングは弱点以外は大きなダメージソースではないので省略
たたりめ
ここからは全て状態異常のものとして計算する
- hd無振りミミッキュ116.9〜140.0%確定1発
- hd無振りテツノブジン79.2〜94.7%確定2発
- h252マリルリ46.3〜55.0%乱数2発(62.5%)
- h4振りカイリュー47.3〜56.2%乱数2(82.0%)
- h4振りギャラドス46.1〜54.9%乱数2発(63.2%)
- d4振りガブリアス49.7〜59.0%乱数2発(98.4%)
やけど状態かつゴーストが効果抜群のポケモンは基本確定1発なので省略
被ダメージ計算
ここからは全てA252振り計算となります
全てテラスタイプではなく元の炎ゴーストで計算しています
- マスカーニャつじぎり36.9〜43.6%確定3発、やけど状態だと乱数5発
- マスカーニャ持物有はたきおとす51.2〜67%確定2発、持物無はたきおとす34.3〜40.0%確定3発、やけど状態持物無はたきおとす17.2〜20.5乱数5発
マスカーニャのはたきおとすは高乱数を引かなければ耐え、1回目のはたきおとすの際に鬼火を入れれば確定耐え
- ミミッキュゴーストダイブ40.7〜49.2%確定3発、やけど状態だと確定5発
- 意地バンギラスストーンエッジ60.6〜72.0%確定2発、やけど状態だと乱数3発
- 意地ウェーニバルアクアステップ48.3〜57.8%乱数2発、やけど状態だと乱数4発
- カイリューじしん40.7〜48.3%確定3発、やけど状態だと確定5発
- セグレイブじしん42.6〜50.2%乱数2発(0.3%) セグレイブはねつこうかんなのでやけど状態は省略
- ガブリアスじしん57.8〜69.1確定2発、やけど状態だと乱数3発
- Aに振っていないカバルドンじしん42.6〜51.1%乱数2発(1.9%)やけど状態だと乱数4発
基本的にタイプ一致技以外の弱点攻撃は確定3発に抑えることができます。ただテラスタルを使われて一致で弱点を突かれると受けが厳しくなるので注意してください。要望があれば他にもダメージ計算を追加します。
苦手なポケモン
物理受けなのでラウドボーンに弱点をつく特殊アタッカーには何もできません。特にイーユイイーユイやハバタクカミハバタクカミなど高火力特殊アタッカーはいくらHに努力値を振っていてもワンパンされることが多いです。テラスタルも有効なものを持っていないのなら尚更居座らないようにしましょう。そして注意すべき点としててんねんは「相手の能力ランクを無効化する」というものです。つまり無視できるのは相手だけであって自分の能力変化は無効化できません。アシッドボム等自分の能力を下げられるとその効果を受けてしまうので自分への能力変化技を使ってくるポケモンには気をつけましょう。
相性の良い味方・構築例
ラウドボーンとの相性補完の良いマスカーニャマスカーニャや特殊受けのドオードオーなど。ドオーに関しては貯水で水タイプを無効にできるのでその点でもラウドボーンとの補完に優れています。その他相性の良い味方が見つかったら追加していきます。
最後に
今回紹介したラウドボーンはいかがだったでしょうか。私自身あまり受けポケが好きではないのですがこのポケモンは攻撃力もあり、ネチネチとした戦いにもならないのでとても使いやすいと感じました。また今回の型はあのザシアンザシアンにも有効です。たとえザシアンが攻撃特化のかみくだくを打ってもhbラウドボーンに対し確定3発となります。くさわけを習得しヌオーで止まらなくなったと思われましたが次はこの子がストッパーになると思われます。それ程のポテンシャルをラウドボーンは持っていますので、ぜひ皆さんも使ってみてください。最後まで見て下さりありがとうございました!