はじめに
みなさん初めまして。じゃくしゃと申します。
SVでの育成論投稿は初となります。
未熟者ではありますがどうかよろしくお願いします。
注意事項
- 本育成論では他育成論様でも用いられている程度の略称・用語を使用します。
- この育成論はフォークでの投稿です。調整は近いですが、運用方法が異なるためフォークでの投稿とさせていただきます。
- ダメ計アプリは「ダメージ計算SV」様を利用させていただきました。
- よりよい育成論記事の作成のため、不備などございましたらコメント欄にてご指摘ください。
あるランクマッチにて...
アーマーガアドオー<(つд⊂)エーン 剣舞炎テラスガブが受からないよう...
???<もう大丈夫!何故って!?
ラウドボーン<私が来た!!
コンセプト
このラウドボーンラウドボーンは、主に受け寄りのサイクル構築で
- 受けサイクルの中での物理積みアタッカーに対するストッパー
- サイクル下での相手の受けポケモンを起点にした崩し
という二つの役割を担うべく生まれました。
現環境においてオーソドックスな物理受けであるアーマーガアアーマーガアで受けることの難しいカイリューガブリアスドラパルトパルシェンといった積み技持ちのアタッカーたちに繰り出し、鬼火を入れて詰ませるストッパーとしての役割。
さらに、環境トップのキョジオーンキョジオーンをはじめ、多くの受けポケモンを身代わり+フレアソングで起点にしていける崩しとしての役割。
多くの構築に選出できる汎用性を保ちつつ、サイクル構築において障壁となりやすい
- 積みアタッカーの対処
- 相手のサイクルの崩し
という二つの役割を両立できる数少ないポケモンがこのラウドボーンであり、この型のコンセプトです。
立ち回りその1 積みストッパー
こちらはいたってシンプルで、相手の物理積みアタッカーカイリューガブリアスパルシェンドラパルトハッサムあたりが積み技を使うタイミングで後投げします。
今挙げたような役割対象に対しては水テラスタルでだいたいなんでも2発耐えるため、弱点を突かれそうであればテラスタルを切りながら鬼火を入れて機能停止に追い込みましょう。
体力が回復できたら身代わりを置いて、フレアソングを連打するだけ。
意地A252ガブリアスのげきりん
39.2%~46.4% 確定3発
意地A252カイリューのげきりん
40.1%~47.3% 確定3発
鬼火を外さなければ珠でも受かります。
立ち回りその2 崩し
こちらはちょっと頭を使う必要があります。
こちらのラウドボーン後投げに合わせて相手の受けポケモンが状態異常技やしおづけを撃ってきて、身代わりを貼る前に削られたり眠らされたりすると面倒です。
なので、いったん他のポケモンで半分くらいまで削り、回復技や守るを確実に押すであろうタイミングでラウドボーンを投げます。
無事ラウドボーンを着地させたならば、身代わりを貼り、場合によっては鬼火を撒いてからフレアソングを連打して積みます。
鬼火は食べ残しもちのポケモンに対して撃っておくと処理が楽になるのでおすすめです。
たとえ相手が瞑想やド忘れでDを上げてきたとしても、特性てんねんで一方的に無視してぶん殴ることができます。
A無振りキョジオーンのしおづけ
10.5%~12.9% 乱数8発
身代わりが2~3回耐えるのでガン起点にできます。
持ち物
持ち物はたべのこしです。
身代わりとの相性がよく、数値面に若干の不安を残すラウドボーンの耐久力を補ってくれます。
特性
”積みアタッカーを受ける”というのがコンセプトの一つであるため、てんねんで確定です。
フォーク元の育成論のような裏にエースを置いている前提で削り兼クッションとして使うならばまだしも、本育成論におけるラウドボーンは受けサイクルでの採用を想定しており、猛火が発動するような運用をしてはいけません。
適切に怠けるを使い、相手の技を受けて詰ませていくポケモンです。
性格・努力値と調整
性格は、物理を受けるためのずぶとい。
努力値はH236 B252 C4 D4 S12 となっています。
- HPは、奇数かつたべのこしの回復量が最大となる16n+1(実数値209)
- 受け範囲を広げたいためBはぶっぱ
- Sには12振りで無振りアーマーガアアーマーガア抜き
CDを削って20まで振り、4振りアーマーガアまで抜いてもいいと思います。
アーマーガアを抜くことによって、死に際に挑発されて裏のエースが受からなくなるという事態を回避できます。
特にアーマーガアはミラーで上から挑発できるS4振り個体が多いので、s20が生きる場面も少なくないはずです。
特に他に振り先もないので、負け筋の一つを潰すために12は振っておくことをお勧めします。
技構成
コンセプト上すべて確定です。
今回はテラスタイプ:水での採用としているため変更の余地はありませんが、テラスタイプ:フェアリーで採用する場合のみおにび→テラバーストが選択肢に入ります。
お好みでどうぞ。
受けサイクルに導入するのであれば水テラス推奨です。
フレアソング
威力80かつ確定でCが上がるラウドボーンの専用技です。
居座れば居座るほど相手に負荷がかかります。
殴ってるだけで相手の受けが崩壊するすばらしい技。
おにび
物理アタッカーとの対面では暇なときに鬼火を撒きます。
命中85しかないので、テラスタルで弱点をずらしたりしてうまく試行回数を稼ぎましょう。
みがわり
有利対面で様子見できるいい技です。
キョジオーンのしおづけ定数ダメージやモロバレルの毒、やどりぎ、胞子などめんどくさい技を全部シャットアウトできます。
ヘイラッシャやドドゲザンとの対面ではじわれやギロチンをケアするために必ず張りましょう。
なまける
PPが8に減ったとはいえ、いまだにぶっ壊れ技です。身代わり怠けるのコンボ+やけどや毒のスリップダメージで削っている瞬間が一番楽しい。
テラバースト
テラスタル
確定欄ではみずテラスタルとしています。
弱点が草と電気の二つだけで、環境にいる物理アタッカーで一致打点を持っているのはマスカーニャマスカーニャくらいです。
強いて言うなら最近増えているびっくり草テラスタルに気をつけるくらいですかね。
前述の通りドラゴンに抗えるフェアリーテラスタルも候補に入ります。
※テラスタイプのメタが回り、水テラスメタとして電気テラスや草テラスが流行るようであれば地面テラスタルなど他のテラスタイプが最適解となる可能性はありますが、現状水テラスでかなり安定して戦えているので確定欄は水としました。
与ダメージ計算
- フレアソング 最初はただの威力80なので火力は高くありません。
H252アーマーガアに対して
55.6%~65.3% 確定2発
同アーマーガアに対して
C+1フレアソングで
81.9%~97.5% 確定2発
なので、羽を押されていてもガアを乱2で落とせるくらいの最低限の火力は出ます。
居座れば居座るほど火力が出ます。
無振りガブリアスに対して
15.3%~18.0% 乱数6発
無振りサザンドラに対して
16.1%~19.1% 乱数6発
ドラゴンには無力なのでおとなしく鬼火しましょう。暇なときに積めばそれで充分です。
- テラバースト(フェアリー)
無振りガブリアスに対して
62.2%~73.2% 確定2発
無振りサザンドラに対して
129.3%~153.2% 確定1発
役割破壊技として火力は十分なんじゃないかな。
でも最近のドラゴンはほとんどタイプ変わるのでフェアリーテラスあんまり信用してません。
被ダメージ計算
一部は立ち回りの項をご参照ください。
意地A252パルシェンのロックブラスト(水テラスタル済)
21.5~26.3% 乱数4発
乱数で身代わりが耐えます。
意地A252ドラパルトのドラゴンアロー
31.5%~37.3% 乱数3発
無振りカバルドンのじしん(水テラス済)
27.2%~32.0% 確定4発
カバも鬼火さえ入れれば起点にできます。
苦手なポケモン
草テラスソウブレイズソウブレイズとマスカーニャマスカーニャですかね。
特にソウブレイズは、もらいびがあるとラウドボーン側からは何もできません。
砕ける鎧のゴーストテラス襷型が多いので現状は水テラスを切ればなんとかなっています。
マスカーニャはラウドボーンに対してはたき・トリックフラワーとテラスタル前・後両方に打点を持っており、食べ残しをはたいてきたりちょうはつでなまける潰してきたりと相性最悪です。
相性の良い味方・構築例
水テラスタルの後は草・電気が弱点となるため、それらを補完できるアーマーガアやドオーと組むとよいでしょう。
ラウドボーン自身もアマガドオーの弱点である炎テラス剣舞/龍舞アタッカーを止めることができ、相互補完が取れています。