- この育成論ではHABCDSなどの略称を用います.
- ダメージ計算はダメージ計算ツールSV by ポケソルを使用しています.
はじめに
はじめまして,Pexiasです.初めての育成論がこのような形で申し訳ない・・・
ご指摘やご質問があればぜひコメントよろしくお願いします!
採用理由
- 今作において素早さが高いてんめぐ要員として唯一君臨する存在であるから.
- かっこいいから.
- ずつきとしねんのずつきを使うことによって,通常の相手には60%,ゴーストタイプ相手にも40%のじゃんけんをすることができるから.
- 季節を変えることによって今年のファッションの流行を先取りできるから.
持ち物
こだわりスカーフ
Sを限界まで増加させることによって竜舞などで積ませず,少しでもずつきを先制で撃つことを目的としています.
特性
怯み確率を2倍にし,ずつきの怯み確率としねんのずつきの怯み確率をそれぞれ60%と40%にするため,てんのめぐみを採用します
性格・努力値と調整
A252 S252 D4
AとSをぶっぱすることによって,ずつきをやしねんのずつきを先制でかつ高火力で当てることを狙います.
性格に関しては基本的に持ち物と努力値によってSを最速ドラパルトドラパルトを超える数値まで上昇させられていることや,60%のジャンケンの試行回数を減らすためにもいじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)を選択させていただきました.しかしもし最速スカーフロトムウォッシュロトム系統のトリックや準速スカーフガブリアスガブリアス,準速スカーフウルガモスウルガモスなどのSの上から叩きたい場合には,ようき(素早さ↑ 特攻↓)の採用も可能になっています.
技構成
- 確定枠
ずつき/しねんのずつき
- ずつき
ノーマルのタイプ一致で威力70の接触技です.元の怯み確率が30%ですがてんのめぐみで2倍となり30%×30%で900%となります.こちらのわざではゴーストに対して無効にされてしまうので,相手の手持ちにゴーストが多い場合にはしねんのずつきを使用してください.
- しねんのずつき
エスパーのタイプ不一致で威力80の接触技ですは元の怯み確率が20%ですがてんのめぐみで2倍となり50%となります.更に神社へ祈りを捧げることによって80%へと昇華します.こちらであればゴーストに対してもしっかり怯みを当てていくことが可能になり,火力も高いためジャンケンの回数を減らせる可能性もあります.
- 候補
じゃれつく
フェアリーのタイプ不一致の威力90の接触技です.こちらの技の候補理由としては,ノーマルテラスタルをした際の唯一の弱点である格闘タイプへの打点となるからです.更にこちらのSが基本的に高い状態であるため,相手のAをてんのめぐみの効果で20%の確率で下げることが可能となっています.
ウッドホーン
くさタイプのタイプ一致で威力75の接触技です.こちらの技の候補理由としては,火力の高さと与えたダメージの1/2を回復する効果によってできるだけ場に残ることが可能となるため,相手にかなりの圧をかけることが可能となっております.
テラバースト(テラスタイプ悪)
あくタイプのタイプ一致で威力80の非接触技です.こちらの技の候補理由としては,この育成論において一番の天敵であるゴーストタイプを有利に狩ることが可能となるため,天地がひっくり返って万が一にもこの育成論が流行った場合や環境にゴーストが蔓延った際に有効打となります.
テラスタル
テラスタルした際に弱点を減らすことが可能となり,更にずつきの火力を増加させることが可能となるノーマルを採用しています.ここに関してはエスパーへの変更も可能となっております.
もしゴーストタイプに対する対策を行いたい場合にはあくにして,テラバーストを使用することも良いと思います.
立ち回り例
基本的には先発で出すか死に出しで戦わせることとなります.
先発で選出した場合には,相手が起点要員であった場合であった場合にはこちらは変化技を使用せずとも直接殴ることが可能であるため,いたずらごころ持ちでなければ仕事をさせずに沈めることが可能となっています.
基本的には環境のポケモン以外のポケモンであれば刺さるため,相手の甘えをザクザク狩っていきましょう!
与ダメージ計算
基本的に耐久の高いポケモンに関しては60%ジャンケンの回数が多くなってしまうため,与ダメージ計算においては耐久の高いポケモンやメインウェポンのうち最低でも片方を半減や無効にされてしまうポケモンについて多めに記述しています.キノガッサキノガッサは許しません.
- ずつき(カッコ内はテラスタル時)
H252セグレイブセグレイブ 26.2 ~ 31.5% (35.2 ~ 42.4%)
HB252キョジオーンキョジオーン 8.7 ~ 10.7% (12.0 ~ 14.5%)
HB252キラフロルキラフロル 12.7 ~ 14.7% (16.9 ~ 20.0%)
H252ウルガモスウルガモス 40.7 ~ 48.5% (54.2 ~ 64.6%)
HB252ヘイラッシャヘイラッシャ 15.5 ~ 18.7% (21.0 ~ 25.0%)
H252ウォッシュロトムウォッシュロトム 33.2 ~ 40.2% (44.6 ~ 53.6%)
H252ドドゲザンドドゲザン 11.5 ~ 13.5% (15.5 ~ 18.4%)
H252ハッサムハッサム 15.2 ~ 18.7% (21.0 ~ 24.9%)
無振りキノガッサキノガッサ 49.7 ~ 58.6% (66.7 ~ 78.6%)
しねんのずつき(カッコ内はテラスタル時)
H252セグレイブセグレイブ 20.2 ~ 24.4% (30.2 ~ 36.5%)
HB252キョジオーンキョジオーン 13.5 ~ 16.5% (20.2 ~ 24.7%)
HB252キラフロルキラフロル 37.9 ~ 45.3% (56.9 ~ 67.4%)
H252サーフゴーサーフゴー 11.4 ~ 13.5% (17.0 ~ 20.2%)
H252ウルガモスウルガモス 30.8 ~ 36.5% (30.8 ~ 36.5%)
H252ソウブレイズソウブレイズ 28.0 ~ 33.0% (41.8 ~ 49.5%)
HB252ヘイラッシャヘイラッシャ 11.7 ~ 14.0% (17.5 ~ 21.0%)
H252ウォッシュロトムウォッシュロトム 25.5 ~ 30.5% (38.3 ~ 45.9%)
HB252ラウドボーンラウドボーン 16.2 ~ 19.0% (24.2 ~ 28.5%)
H252ハッサムハッサム 11.9 ~ 14.2% (14.5 ~ 17.2%)
無振りキノガッサキノガッサ 75.6 ~ 88.9% (112.6 ~ 133.4%)
H252サーフゴーサーフゴー 11.4 ~ 13.5% (17.0 ~ 20.2%)
被ダメージ計算
基本的に先制で怯みを当てることを目標としており,さらにHBDに振っておらず,一度ダメージを受けたらひんしになってしまうため省略させていただきます
苦手なポケモン
- ミミッキュミミッキュ
しねんのずつきを入力しても一回は必ず動けるため,基本的には一番苦手な相手と言っても差し支えありません.剣舞してくれた場合には化けの皮を剥いだあとにしねんのずつき連打で倒す可能性もあるため,マイナーポケモンの意地を見せてください.
- サーフゴーサーフゴー
このポケモンに対してはずつきが無効,更にしねんのずつきも半減といった形になってしまうことから,怯みを与えて攻めていくことがとても難しいといった状況になってしまいます.なので基本的にはあくテラバーストを使用したりサブウェポンを使用する事によって倒すか,他のサーフゴーサーフゴー対策ポケモンを使用することによって場を整えてあげることが重要になっていきます.
- ゴーストタイプ
先程のミミッキュミミッキュやサーフゴーサーフゴーほどではありませんが,一度ずつきをしてしまった場合には交代をしない限り一生空振りし続けます.この様な状態になった場合には諦めて切るか他のポケモンを後出ししましょう.
- キョジオーンキョジオーンやへイラッシャ{へイラッシャ}などの耐久ポケモン
ジャンケンをしなければならない回数が必然的に多くなってしまうため,いくら100%怯むとしても不安要素が捨てきれません.更にこの様なポケモンに関してはゴツゴツメットを持たせている場合が多いため,ゴツゴツメット持ちが見えた場合にはメブキジカメブキジカをあまり出さずに他のポケモンで丁寧に対処してあげる方が良い可能性が高いです.
- スカーフ持ちやすでにSを積んでいるポケモン,まひを使用するポケモン
この育成論でのメブキジカメブキジカは先制でずつきやしねんのずつきをすることによって初めて戦うことのできるポケモンであるため,相手に先手を取られてしまった場合には怯み戦法を使用することが不可能となります.そのためスカーフを持っている状態でかつ,最速でメブキジカメブキジカより早いポケモンやSをすでに積んでいるポケモン.素早さが半分になってしまうまひを使用するポケモンに関しては注意が必要です.
- おんみつマント持ち
おんみつマントを持っている相手に対しては技の追加効果が発生しないため,怯みを与えることが一切不可能となってしまいます.更に今回の技候補に入れたじゃれつくの効果も発生しないため,今回のメブキジカメブキジカを狩るために存在する道具であるとさえ考えられます.よって私はこの道具を鹿よけマントと呼んでいます
しかし重要なことを忘れてはいけません.ここまでの相手も(ゴツゴツメットとおんみつマント以外は)全員怯みを発生させることによって倒すことが可能であるため,必ず諦めないことが重要になります.
相性の良い味方
- ノココッチノココッチ
こちらもまひるみ戦法が得意なポケモンであり,HB特化にした状態でゴツゴツメットを持たせることによって相手を確実に削り,更にまひをばら撒くことによって少しでもメブキジカメブキジカが相手を倒す確率や先制を取る可能性を広げることが可能となっています.
- ミミッキュミミッキュ
こちらはメブキジカメブキジカの苦手なゴーストタイプや耐久ポケモンをカバーすることが可能なポケモンです.こちらのポケモンでシャドークローを使用することによって,相手のゴーストタイプを掃除したり,テラスタルを使わせてゴースト以外のタイプへ変更させられ,メブキジカメブキジカのずつきを無理やりぶつけるという芸当も可能となっております.
毒を持って毒を制すってやつですね.
- パルシェンパルシェン
こちらは今回のメブキジカメブキジカの一番の天敵であるミミッキュミミッキュへの強い対策となるポケモンです.襷パルシェンという古代から伝わる戦術によってミミッキュミミッキュを倒すことが出来る確率が高く,更にそのまま全抜きも視野にいれることが可能なポケモンです.このポケモンをバトルチームからチラ見せさせ圧をかけることによって,相手はミミッキュミミッキュを選出する際に迷いが生まれることでしょう.
生まれなかったら知らん.うまくやってくれ
さいごに
この育成論では基本的に確率がすべてを支配します.すべての確率に勝利すれば,最後の希望としてこのメブキジカメブキジカを出して全抜きをもぎ取ることも理論上は可能です.そのため必ず神社へお参りし,運命力を高めてください.そして不利対面でも諦めないでください.さすれば勝利は訪れるでしょう.