はじめに
はじめまして、もやしと申します。
ガチ対戦自体、サンムーン環境以来、10年ぶりになります。初投稿です。
当時も物理受け兼嫁ポケとしてレート2000に貢献してくれました…なんて昔話はさておき、隠れたバルジーナの魅力を語れたらいいなと思っております。
他に1件育成論が投稿されていますが、型が異なると判断し投稿させていただく次第です。
お手柔らかにお願いします。
- 本育成論ではHABCDS表記を使用します
HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さ→H/A/B/C/D/S
- 性格補正あり努力値最大を「特化」と表現します
- Sについては後述するとおり、仮想敵がほぼ全てバルジーナの上を取ってくるか積み技を持っているため、かつバルジーナより鈍足なポケモンに対しては強く出られるため素早さ計算を行いません
- ダメージ計算は全てポケソル様を使用します
バルジーナについて
- コンセプト及び種族値・性格・努力値
110/65/105/55/95/80 合計510
攻撃性能にほとんど種族値を割かない典型的な受けポケモンといった数値です。
序盤鳥でないため、タイプのポケモンの中では合計種族値が比較的高め。
タイプのほとんどが格闘抜群の中、等倍で受けられるのがえらい。物理が多い格闘タイプを安定して受けられる強みがある。
また、不意のとんぼがえりが抜群にならないのもえらい。
レギュレーションF使用率上位・不動の物理方面にランドロス(霊獣)カイリューオーガポン(かまど)ウーラオス(れんげき)ハッサムがいるが、いずれも積み技を持ち、積まずともイカサマでメタれる。いわゆるトップメタの位置にいる。
イカサマ+ゴツメ+どくどくのダメージソースを最大限に稼ぎたいため、物理方面へ広く特化させたい。
はたきおとすを採用するため、Aに下降補正のかからないわんぱくにする。
基本的に一度対面で積ませてからイカサマとゴツメで削っていくほうが強いため、Sは重要視しないが、上を取れるならはたきおとすかどくどくを入れられる。
無振り80族というラインは、アタッカーならS全振りか、受けポケならHBDに特化しているかを種族値で判断できる絶妙なポジションにあるため、Sについては触れない。
以上の理由から、本育成論ではわんぱくHB特化を採用しています。
- 特性
はとむね/ぼうじん/くだけるよろい(夢)
はとむねは受け崩しを防げるので意外と採用の余地あり。採用率が高いパオジアンのわざわいのつるぎの影響も受けない。
ただし、本育成論においてはキノコのほうしを持つキノガッサへの選出圧力を想定しているため、ぼうじんとしています。
くだけるよろいはこのポケモンが抜ける相手が増えたとしても火力が皆無であり他のポケモンの劣化にしかならないため採用しておりません。
- 技構成
確定技
イカサマ/はたきおとす/どくどく/はねやすめ
他にも選択肢としてはちょうはつ・みがわり・おいかぜ・うらみ・フェザーダンス等もありますが、イカサマの火力を上げるために基本的に積み技を積ませてから殴るかどくどくを入れるかのスタンスであるため、それぞれアンチシナジーがあり不採用としています。
- テラスタイプ
物理技を搭載しているポケモンに強く出るため、かつこちらが毒を浴びると受けにくくなってしまうため、優秀な耐性を持つを採用します。
も候補に挙がりますが、技への受けが不可能になるためおすすめしません。
また、後述する相性の良いポケモンとは軒並み技が一貫するため、見せ合いの時点で技を搭載していそうなアタッカーが複数いる場合は、3匹目でを半減以下に抑えるポケモンを選出する必要があります。
- 持ち物
ゴツゴツメット
ダメージソースのため確定。
- 良いところ
メジャーなサブウエポンである技が無効
Aに努力値を全く割かなくても物理ポケモンやBの低いポケモンへ安定したダメージを与えられる一致イカサマ持ち
サイクルや受け出しに圧力をかけるはたきおとす持ち
対高耐久ポケモンへのどくどく持ち
タイプのため先制いたずらごころが無効
D無振りでもある程度耐える特殊耐久
参考
C特化ハバタクカミのムンフォ 確2
- 悪いところ
ステルスロックが痛い
環境トップの特殊ハバタクカミ・ガチグマ(アカツキ)等高火力特殊アタッカーは無理
マリルリはテラスを切らないと無理
新600族のブリジュラスにはダメージレースで負ける
毒が通らずイカサマの火力も出ないドヒドイデ、キョジオーンは裏のポケモンで対処する必要がある
他ポケモンとの差別化
- HBポリゴン2
どくどく+一致イカサマ+はたきおとす+特性ぼうじんで差別化可能。環境にチョッキや特防振りも多く、非一致等倍10万ボルトや冷凍ビームを打つより、ゴツメが持てるバルジーナのほうがダメージソースが多いです。
- HBゴツメブラッキー
飛行タイプ+はたきおとす+特性ぼうじんで差別化可能(ただし、あちらのほうができることはたくさんある)。居座らないのでサイクルにも組み込めます。
タイプは同じといえどやることが全く違うので差別化可能。
- 輝石ヤミカラス
耐久面とはたきおとすで差別化可能。ダブルではこちらって感じです。
被ダメージ計算
- 物理方面
ハチマキテラスA特化カイリューしんそく
81 ~ 96 (37.4 ~ 44.3%) 確3
A特化カイリュースケイルショット5発
90 ~ 110 (41.5 ~ 50.7%) 乱2
A特化オーガポン(かまど)ツタこんぼう
76 ~ 90 (35.0 ~ 41.5%) 確3
A特化テラスオーガポン(かまど)じゃれつく
136 ~ 160 (62.7 ~ 73.8%) 確2
A特化テラスオーガポン(かまど)ツタこんぼう
148 ~ 176 (68.3 ~ 81.2%) 確2
A特化テラスオーガポン(いど)ツタこんぼう
76 ~ 90 (35.0 ~ 41.5%) 確3
A特化ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ
75 ~ 93 (34.5 ~ 42.9%) 確3
ハチマキテラスA特化ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ
156 ~ 186 (71.9 ~ 85.8%) 確2
ハチマキA特化ウーラオス(れんげき)インファイト
118 ~ 141 (54.4 ~ 65.0%) 確2
命の珠テラスA特化ウーラオス(れんげき)アクアジェット
47 ~ 57 (21.7 ~ 26.3%) 乱4 5.32%
テラスA特化ハッサムバレットパンチ
54 ~ 64 (24.9 ~ 29.5%) 乱4 99.87%
ハチマキA特化ランドロス(霊獣)ストーンエッジ
142 ~ 168 (65.5 ~ 77.5%) 確2
ハチマキテラスA特化マリルリアクアブレイク
94 ~ 112 (43.4 ~ 51.7%) 乱2 10.54%
ハチマキAテラスA特化ウガツホムラフレアドライブ
146 ~ 172 (67.3 ~ 79.3%) 確2
命の珠B特化B6段階上昇ブリジュラスボディプレス
165 ~ 195 (76.1 ~ 89.9%) 確2
A特化キノガッサマッハパンチ
27 ~ 33 (12.5 ~ 15.2%) 乱7 1.4%
- 耐えられないためテラスを積極的に切りたい物理方面
A特化テラスオーガポン(いしずえ)ツタこんぼう
204 ~ 240 (94.1 ~ 110.6%) 乱1 56.25%
→テラス後 76 ~ 90 (35.0 ~ 41.5%) 確3
ハチマキテラスA特化マリルリじゃれつく
268 ~ 316 (123.6 ~ 145.7%) 確1
→テラス後 50 ~ 59 (23.0 ~ 27.2%) 乱4 49.8%
ハチマキA特化パオジアンつららおとし
212 ~ 252 (97.7 ~ 116.2%) 乱1 87.5%
→テラス後 106 ~ 126 (48.9 ~ 58.1%) 乱2 96.87%
- 特殊方面
メガネC特化サーフゴーゴールドラッシュ
178 ~ 210 (82.1 ~ 96.8%) 確2
C特化ハバタクカミムーンフォース
188 ~ 224 (86.7 ~ 103.3%) 乱1 18.75%
メガネC特化ハバタクカミムーンフォース
284 ~ 336 (130.9 ~ 154.9%) 確1
C特化ガチグマ(アカツキ)ブラッドムーン
186 ~ 220 (85.8 ~ 101.4%) 乱1 6.25%
- イカサマのダメージ計算について
上述したとおりダメージレースに勝つための1つの手段であるため参考程度に。細かく計算はしておりません。
無振りカイリュー
87 ~ 103 (52.5 ~ 62.1%) 確2
無振りオーガポン(かまど)
90 ~ 106 (58.1 ~ 68.4%) 確2
H252振りマリルリ
27 ~ 33 (13.0 ~ 16.0%) 乱7 68.46%
B特化サーフゴー
84 ~ 98 (43.3 ~ 50.6%) 乱2 2.73%
H252振りランドロス(霊獣)
96 ~ 114 (49.0 ~ 58.2%) 乱2 96.87%
無振りパオジアン
46 ~ 54 (29.7 ~ 34.9%) 乱3 15.13%
無振りウーラオス(れんげき)
41 ~ 48 (19.9 ~ 23.2%) 乱5 99.97%
無振りハバタクカミ
76 ~ 91 (58.5 ~ 70.0%) 確2
無振りラティオス
152 ~ 182 (98.1 ~ 117.5%) 乱1 93.75%
無振りキノガッサ
49 ~ 58 (36.3 ~ 43.0%) 確3
相性のいいポケモン
オーガポン(かまど)ヒードランウガツホムラデカヌチャンミミズズ
など
バルジーナのテラスタイプによってはの弱点が一貫するポケモンが多いため、サイクルを組む際は注意が必要です。
- まとめ
稚拙な文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
被ダメージ計算を見ていただいても分かるとおり、ハチマキA特化ですら確2にできる耐久を誇るため、流行している物理アタッカーに対して安易に受け出しできることがこのポケモンの強みです。逆に言うと、仮想敵に合わせて耐久調整されたポケモンほど積み技を持っていることも多いため、イカサマが刺さりやすい環境でもあります。このため、受けとエースを両立できるポケモンとして"受けエース"をタグ付けしました。
ダメ計等御要望ありましたら追加いたしますのでコメントお待ちしております。
辛口コメントもお待ちしております。