はじめに
以前金策マギアナを投稿した者です。
マギアナ、中々手に入らなくてお困りではありませんか?
私は机上論しか書けなくて困っています。
そんな時、種族値を見比べていて、テツノブジンでもニンフィアの代わりは十分務まるのでは?と思ったので検証しながら書いてみました。
例によってこの育成論は『テツノブジン』をレベル100に育成してある前提で書かれています。
追記:検証の結果
『こだわりメガネ』装備以外では安定した周回が難しい事が判明しました。原因は主にボタンのブースターとニンフィアです。
よって金策効率は1/2になってしまいますが、その分こだわりメガネ使用時は事故の可能性が非常に低く、安定性という一点においてのみニンフィアにも引けは取らないのではないかと思います。メガネならハバカミでいいは禁句。
バイオレットバージョンで、かつ様々な事情でネットを介した通信交換が難しく、ハバタクカミも夢特性ニンフィアも入手が難しいという限定的な状況では十分に役に立てると思います。そんなが人いるのかは考えないこととする。
金策というには用途が狭すぎないか?ということでタイトルを微修正。アイテム回収用と名乗ってもらいます。
ニンフィア、マギアナ、ハバタクカミとの違い
繰り返しになりますが、最大のデメリットとして、テツノブジンはおまもりこばんでは周回できず、金策効率が1/2になってしまいます。つまりお金を稼ぐことが目的なら他のポケモンが適しています。
また、野生での個体値厳選しかできない為、基本的にぎんのおうかんまたはきんのおうかん使用が前提となる点にも注意が必要です。
テツノブジンを使うのはバイオレットバージョンで、ハバタクカミが入手できず、なおかつ金策ニンフィアも作れないか、もしくは優勝賞品のアイテム目当てで安定した周回がしたい場合に限られます。
『ニンフィア』との比較
素早さで大きく上回り、努力値調整すると自然の雨で『すいすい』を発動させた『ネオラント』にも素早さで上を取れること、物理耐久(ぼうぎょの高さ)で上回っており『フレアドライブ』による反撃や『バレットパンチ』による先制攻撃で危険なダメージを受ける心配が少ないことがメリットです。
反面、火力と特殊耐久で劣り『おまもりこばん』装備の場合は
『セキタンザン』
『ウインディ』『マルノーム』
『ブースター』『シャワーズ』『ニンフィア』
『ハッサム』
等が乱数1発または確定2発となってしまい、反撃を許す相手が多くなる為に安定周回から遠ざかってしまいます。
さらにボタンのニンフィアに至っては反撃のフェアリーテラスタルタイプ一致ムーンフォースで返り討ちに会ってしまう為、実質周回不可能となります。
『マギアナ』との比較
数値上の物理耐久はやや劣るものの、タイプが無い事でむしろフレアドライブ急所+火傷で倒される危険性は減りました。
また、ニンフィアの場合と同様に雨ネオラントでの事故がない点は優れています。
過去作品や別作品をプレイしなければ手に入らないマギアナと比較すると、バイオレットなら本編クリア直後から(捕獲率の低さに目を瞑れば)比較的容易に、何体でも入手が可能な点も利点と言えるでしょう。
逆に言うとそれ以外は大体全部マギアナ(達)の方が上です。
『ハバタクカミ』との比較
ほぼ完全上位互換の為、使えるならこちらで良いと思います。
ニンフィア、マギアナの事故原因の一つでありテツノブジンの数少ない利点だった雨ネオラントも、すばやさに努力値を振ることなく、種族値の暴力だけで抜き去っていきます。これが天才か……。
唯一勝る点としてはHPとぼうぎょで上回る為、『フレアドライブ』が急所に当たって火傷を負ったとしても周回続行可能という点です。が、これはハバタクカミがおまもりこばんを装備している場合との比較で、こだわりメガネ装備のハバタクカミは全てを上からなぎ倒していくので関係なくなります。もはや羽ばたく神でしょ……。
コンセプトと役割
前置きが長くなりましたが、上記の理由から、学校最強大会ではアイテム回収を主目的とする安定した自動周回、及びついでの金策が役割となります。
持ち物
こだわりメガネ
火力=安定の為メガネで確定です。
特性
クォークチャージ
※ただしブーストエナジーを持たせてとくこうを上げるよりもこだわりメガネの方が火力が出る為、今回は飾りです。
性格・努力値と調整
火力確保の為『ひかえめ』で確定。Sは足りている為、ミントの在庫、捕まえた個体によっては『れいせい』でも可。
火力と耐久を維持したまま雨ネオラント抜き調整をする為、絶対に『ひかえめ』です。ひかえめミントを使ってでも『ひかえめ』にしてください。
ちなみに『おくびょう』だとすばやさは無振りで良くなりますが、火力がガタ落ちし、代わりに手に入れるのはぼうぎょかHPが5という微妙な結果になります。
努力値:HP56 ぼうぎょ180 とくこう252 すばやさ20
実数値:H303-A266(最大値)-B261-C372-D156-S273
HPはやけど、どくダメージ対策の16n-1調整で実数値303に調整。
火力確保の為にとくこうは252振り。
雨ですいすい発動中のネオラント(すばやさ実数値272)を抜く為、すばやさに20振って実数値273に。
残りを全てぼうぎょに振りました。
技構成
『ムーンフォース』
PPは基本的にそのままでも問題ありません。
もし不安ならポイントアップを1個使うくらいで十分です。
他3枠はお好みで。
テラスタル
使用しません。野生で捕まえたままのかどちらでも好きな方を使いましょう。
立ち回り例
連射コンでA連打。
与ダメージ計算
相手側の耐久が正確に測れない為省略。
現時点で乱数1発又は確定2発である(=反撃される)事が確認できたポケモンを記載するのみとします。(後々追加される場合があります)
・『セキタンザン』(乱数1)
・『ブースター』(乱数1)
・『ドヒドイデ』(確定2)
・『ラウドボーン』(乱数1)
・『モロバレル』(乱数1)
被ダメージ計算
相手側の火力が正確に測れない為、省略。
先制技、又は耐えてからの反撃を受けた事があるポケモンとその実測値、及びそこから算出した推定最大ダメージ(実測値を最小ダメージとしたとき、最大乱数かつ急所に当たった場合のダメージ)のみ紹介します。(後々追加される場合があります)
・『セキタンザン』:『ヘビーボンバー』…通常時57ダメージ。推定最大99ダメージ。
・『ブースター』:『フレアドライブ』…通常時70ダメージ。推定最大124ダメージ。※火傷は毎ターン18ダメージ。
・『ドヒドイデ』:『ベノムショック』…急所116ダメージ。推定最大137ダメージ。※毒状態での威力2倍はまだ飛んできていない為未想定。仮に飛んで来るとすればドヒドイデ以前に毒を受けていなくてはならず、しかし現在そのような場面がない為問題無いと思われます。
・『ハッサム』:『バレットパンチ』…通常時72ダメージ。推定最大127ダメージ。低乱数耐えがあれば最大254ダメージ。残49の為、ゲンガーがふいうちを撃ってきた場合のダメージによっては事故要因になり得る……かもしれない(要検証)。
・『カイリュー』:『しんそく』…通常時33ダメージ。推定最大58ダメージ。
・『ラウドボーン』:『シャドーボール』…通常時72ダメージ。推定最大127ダメージ。
・『モロバレル』:『きのこのほうし』→『たたりめ』…2倍56ダメージ。推定最大98ダメージ(単発)、眠り2Tで最大196ダメージ、眠り3Tで最大294ダメージ。現実的なラインとしても303-60*3=123、上記のラウドボーンと同じくクラベルが使ってくる為、理論上は事故る。
・『ペルシアン』:『ねこだまし』…通常時19ダメージ。推定最大は33ダメージ。
※その他、『でんこうせっか』や『アクアジェット』『こおりのつぶて』『アクセルロック』といった先制技を搭載したポケモンが何体か存在しますが、AIの関係なのか使用してこない場合が多く、ダメージ未確認のものがほとんどです。
先制技持ちのポケモンについてはお手数ですが学校最強大会攻略から各自ご確認ください。
また、もしもこのテツノブジンを実際に作って周回させる中でそれらの技を受けた方がいらっしゃいましたら、コメントにて情報提供いただけると助かります。
終わりに
飽きもせず懲りもせずに金策ポケモンを考えてみましたが「結局、ニンフィアが一番強くて可愛いんだよね」という結論に落ち着いてしまいました。フェアリースキンは公式チート。
また、繰り返しになりますがテツノブジンは決して周回最適解という訳ではありませんが、アイテム回収時の安定性という一点においては他のポケモン達にも負けてはいないと思います。特に雨ネオラントを抜けて、なおかつ物理耐久も確保できる点は評価に値する……はずです。
アイテム狙いで、敢えて周回数を増やしたい時、あるいは気分を変えてニンフィアやハバタクカミ以外を使ってみたい時にでもこのテツノブジンテツノブジンを思い出してあげてください。