はじめに
こんにちは、育成論初投稿になりますhopperと申します。
本育成論では『ドラパルト』について扱っていきます。
拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
育成論閲覧におけるご注意
- 非公式略語を用いた育成論になります。
- ダメージ計算はSoldier Calc.を使用しています。
- 質問やご指摘などありましたらコメントまでお願いいたします。
ドラパルトドラパルトについて
ドラパルトドラパルトはポケモン剣盾にて実装された600族のポケモンです。
実装当時は『ミミッキュ』や『エースバーン』などと共にポケモン剣盾の対戦環境を支配していました。(諸説あり)
素早さ種族値142と言う高水準の素早さや優秀な技範囲によってその型は壁張りから鬼火撒きなどのサポートから物理/特殊アタッカーなど多岐に渡るため、対面時に最適行動を取りにくい点がドラパルトの最大の強みと言えるでしょう。
しかし、ポケモンSVの対戦環境では環境初期こそ活躍したものの、現環境でのメタポケモン『ハバタクカミ』や『パオジアン』の解禁や持ち物ブーストエナジーの登場などによる環境の高速化によって徐々にその数を減らしていきました。(10/18現在使用率26位)
本育成論はそんなドラパルトドラパルトを環境ポケモン、もとい厨ポケの一角に返り咲かせるべく執筆しております。
コンセプト
レギュレーションE環境において対策必須ポケモンであるグライオンやガチグマ(アカツキ)を氷テラバーストで奇襲できることや高速環境におけるでんじはの有用性、またでんじはを生かしたタイプ一致でのたたりめ、特性すりぬけによる壁/みがわり展開をカットできる点に着目しました。
また、ドラパルトの優秀な技範囲によってカスタム性が高く、今後の環境や(ないかもしれないけど)新規習得技次第では更なる成長も期待できる点も嬉しいですね。
持ち物
後述しますが努力値配分の関係上火力が不足しがちなのでそれを補うためにいのちのたまでほぼ確定です。
持ち物候補
- ラムのみ・・・グライオンなどに後投げする場合などに。優先度高
- のろいのおふだ・・・たたりめの火力補強。優先度低
- おんみつマント・・・しおづけなどの定数ダメージや怯み展開の阻止。優先度低
特性
コンセプト上すりぬけで確定とします。
性格・努力値と調整意図について
- 性格
火力不足を補うため、また耐久調整を施しているためC↑A↓の[ひかえめ]で確定とします。
- H204-D212
H実数値189D実数値122となります。後述しますがガチグマ(アカツキ)を重く見た耐久調整です。環境次第で火力に振ってもいいかも。
- S12
実数値164で最速ウーラオス(れんげき)(実数値163)、準速オーガポン族(実数値162)、最速グライオン(実数値161)抜きとなっています。
- C76
実数値130。環境次第で補強しても良さそう。
- B4
余り。
技構成
- たたりめ(確定)
コンセプト上確定。ドラパルト自身ででんじはを撒ける上に他の起点作成ポケモンとも相性◎。
- でんじは(確定)
コンセプト上確定。前述した通り、高速環境なので相手の高速アタッカーを麻痺にできると相手の動きをかなり制限しやすくなる。後続への負担軽減にも。痺れワンチャンも強い
- テラバースト(確定)
コンセプト上確定。単純にテラバーストが読まれにくいため通りやすい。攻撃性能は非常に高い。(耐性は終わる)
- かえんほうしゃ(自由枠)
サブウェポン。今回は苦手ポケモンであるパオジアンの存在や、10%火傷によるたたりめとの相性などを考えての採用。
自由枠候補
タイプ一致技。20%のD↓で何度も救われた経験あり。今回はたたりめを採用するため不採用。
かえんほうしゃとの選択。環境に合わせて使い分ければ良い感じ。
高火力タイプ一致技。テラスタルの増加やハバタクカミなどの存在によって運用は難しいかも。ポケモンに弱点をつくならテラバーストで十分と判断したため不採用。
でんじはとの選択枠。特殊アタッカーの増加によって相対的に物理アタッカーの数が減ったことや15%の確率で外れるリスクを考えて命中安定かつ比較的環境に通りの良いでんじはを採用。
テラスタル
与ダメージ計算
環境上位ポケモンかつ有効と思われる技のみ記載、珠込み
- たたりめ(威力2倍時)
H4ハバタクカミ121.4〜145.1%(確定1発)
H252サーフゴー(威力等倍時)57.8〜69.6%(確定2発)
H4オーガポン族69.9〜82.7%(確定2発)
H4ウーラオス(れんげき)族87.0〜104.0%(乱数1発25%)
D252ガチグマ(アカツキ)70.8〜84.6%(確定2発)
HD252グライオン137.4〜162.7%(確定1発)
H252カイリュー(マルスケ込み)67.2〜78.8%(確定2発)
H252カイリュー(マルスケ無し)133.9〜157.6%(確定1発)
HD252カバルドン58.2〜68.9%(確定2発)
H252ディンルー38.6〜46.6%(確定3発)
H4パオジアン86.6〜103.3%(乱数1発25%)
H252サーフゴー53.7〜64.5%(確定2発)
H4オーガポン64.8〜77.0%(確定2発)
HD252キュウコン(アローラ)41.7〜50.6(乱数2発0.39%)
被ダメージ計算
基本的に最大打点のみ記載、お互いのテラスタイプ等は考慮しないものとします。
A252意地っ張りカイリューじしん42.4〜50.3%(乱数2発1.17%)
A252意地っ張りカイリューげきりん152.4〜181.0%(確定1発)
A252陽気パオジアンつららおとし91.2〜109.2%(乱数1発50%)
A252陽気オーガポン族じゃれつく(お面効果込み)77.3〜92.1%(確定2発)
C252臆病テツノツツミれいとうビーム79.4〜93.2%(確定2発)
C252臆病ハバタクカミムーンフォース88.9〜104.8%(乱数1発25%)
C252控えめガチグマ(アカツキ)ブラッドムーン70.4〜83.1%(確定2発)
C252控えめガチグマ(アカツキ)ブラッドムーン+しんくうは84.2〜99.5%
与ダメージ、被ダメージについては必要に応じて随時追記します。
苦手なポケモン
ドヒドイデなどのアタッカー単体では突破が難しいポケモン、イーユイなどのテラスタル込みでもタイプ不利なポケモンなどが該当します。
後述の相性補完が取れている味方や絡め手で受けを崩せるポケモンを併用しましょう。
相性の良い味方
- こだわりトリックができるポケモンロトムサーフゴーなど
- 挑発やアンコールができるポケモンカイリューオーロンゲなど
- 一撃必殺や道連れ、定数ダメージで無理やり落としに行けるポケモンキョジオーンヘイラッシャゲンガーなど
- 相性補完に優れているポケモンドドゲザンルカリオテツノブジンなど
考察
特性”すりぬけ”によって最近対戦でよく見るキュウコン(アローラ)などの壁展開、グライオンなどの身代わり展開に強く出ることができるほか、ドラパルトはその他の特性も”クリアボディ”、”のろわれボディ”と優秀かつ要警戒なものなので相手の行動にある程度のリスクをつけながら戦うことができる点が強力です。
また、特殊型での採用のためオーガポンやハバタクカミからのあまえる、火傷展開などに強いのも魅力的ですね。
現環境で流行っているポケモンの中でディンルーグライオンガチグマ(アカツキ)カイリューハバタクカミサーフゴーなど、様々なポケモンに対して一定の仕事を遂行することができたり、電磁波展開によって相手の後発の動きを制限することができたりするので構築次第でより器用な動きが可能となっています。
終わりに
いかがだったでしょうか。今回は現環境に対して通りが良いドラパルトドラパルトの育成論を投稿させていただきました。
今回取り上げた型意外はほんの一例に過ぎませんがご参考になれば幸いです。
技範囲が広く様々な役割をこなせるドラパルトを是非自分の構築に合う型で使ってみてください!
ご精読いただきありがとうございました。