マグカルゴ- ポケモン育成論SV

【先発適正◎】マグカルゴよ、宙を舞え

2023/10/10 12:43 / 更新:2023/10/28 11:03

マグカルゴ

HP:HP 60

攻撃:攻撃 50

防御:防御 120

特攻:特攻 90

特防:特防 80

素早:素早 30

ツイート4.874.874.874.874.874.874.874.874.874.87閲覧:7963登録:10件評価:4.87(9人)

マグカルゴ  ほのお いわ  【 ポケモン図鑑 】

性格
ずぶとい(防御 攻撃)
特性
ほのおのからだ
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 防御:84 / 特防:172
個体値:31-0-31-31-31-31
実数値:167-49-166-110-122-50 (素早さ比較)
覚えさせる技
かえんほうしゃ / ステルスロック / あくび / おきみやげ
持ち物
ふうせん
テラスタイプ
くさ

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
特殊サポート
登録タグ

考察

はじめに

こんにちは、窓際です。
今回は、帰ってこれたと思ったら炎岩複合が専用タイプではなくなっていたマグカルゴマグカルゴマグカルゴが現環境でそこそこ戦えそうな型を考察したので紹介します。

  • 注意
  • HABCDSといった非公式単語を使用します。
  • 努力値は、個体値が攻撃以外すべて31であることを前提に設定しています。
  • 本論においてはステルスロックをステロ、あくびを欠伸と呼ぶことがあります。

採用理由と差別化

主な役割は『ステルスロックあくびのループとおきみやげを駆使して起点をつくること』です。
ステロで襷やマルチスケイルを削ぎつつ、対面した相手を動きずらくしたあと、裏に置いた積みエースを通すというのがマグカルゴマグカルゴのやりたい動きになります。

ステロ+欠伸をする上で、ライバルは多くいます。
環境に多いのはやはりエンペルトエンペルトカバルドンカバルドンドオードオーですが、これらにはおきみやげがないので差別化は容易です。

となると、ステロ+欠伸+おきみやげができるポケモンとの差別化が必要です。そこでライバルとして挙げられるのがトリトドントリトドンです。
パルデアの地でアイデンティティにしようとしていたサーフゴーサーフゴーに打点があるという要素も、地面タイプのトリトドントリトドンの前では無力です。また、足の形状も似ており、後輩の癖にキャラを被せにきています。ただ、差別化できる要素は残されていると感じます。

トリトドントリトドンは草技とフリーズドライが4倍弱点なので、どうしようもない相手が存在します。それは4倍弱点が2つあるマグカルゴマグカルゴも同じことですが、つまりは役割対象が違うということです。構築単位の技の一貫などを考えれば、マグカルゴマグカルゴ採用の余地はあります。

特性

採用したのは通常特性のほのおのからだです。直接攻撃を受けると、30%の確率で相手をやけど状態にする効果を持つ、そこそこ強い特性です。
欠伸で眠らせたかった場面で相手が眠らない事故がたまに起きますが、相手の物理アタッカーを火傷にした時点で仕事してると言えるのでセーフです。
4倍弱点をついてくる連撃ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)の水流連打は3発中の2発目で倒されるので、42%の確率で火傷にできます。パンチグローブ?知らない子ですね。

持ち物

採用したのはふうせんです。
持たせると浮遊状態になり、相手のじめんタイプタイプの技が当たらなくなります。ただし、一回攻撃を受けると効果がなくなる点と、場に出た時に持ち物が相手に伝わってしまう点に注意が必要です。
1度攻撃を受けるまでとは言え、4倍弱点を消せるメリットは大きく、地面技持ちの相手が出てきても欠伸で流せるなど、不利対面をかなり減らすことができます。風船を失った後、マグカルゴマグカルゴを残して裏のひこうタイプタイプを無傷降臨させる動きも可能です。

テラスタル

採用したのはくさタイプです。
4倍弱点を両方共半減にできる点と、キノガッサキノガッサなどの胞子持ちに対して強く出れるという2つの強みがあるので、個人的には一択だと考えています。
ただ、起点作りにテラスタルを割くのは勿体無いという点と、風船で地面弱点をカバーしてる点を考えると、ほとんど出番はありません。

性格・努力値と調整

  • 性格

B上昇、A下降のずぶといを採用しました。
マグカルゴマグカルゴはB種族値が群を抜いて高いので、基本的にはBに補正をかけるのがお得です。
また、なるべく後攻欠伸を入れるためにS下降させるべきだという説もあります。

  • 努力値

努力値:H252/B84/D172

実数値:167−×−166−100−122−50

H…特化
D…C252ハバタクカミハバタクカミのシャドーボール2耐え
B…余り

物理耐久に関しては、余りを雑に振るだけでタイプ不一致2倍弱点くらいなら耐えられるので、多くの対面で生き残れるように、ある程度Dに振るのがオススメです。ハバタクカミハバタクカミを仮想敵に添えた調整は、初手の起点作成型ハバタクカミハバタクカミだけでなく、ディンルーディンルーのカタストロフィを受けつつ欠伸で流せたときの裏の対ハバタクカミハバタクカミでも役に立ちます。

技構成

  • 確定技
  • ステルスロック

使用後、相手が交代する度に、出てきたポケモンに1/8のダメージをあたえるいわタイプタイプの変化技で、タイプ相性の影響を受けます。
これがなければマグカルゴマグカルゴを使う理由がわからなくなってしまうので確定技としています。

  • あくび

相手を眠気状態にして、次のターンの終わりに相手が交代していなかったら眠らせる、という効果を持つ変化技です。
ステルスロックとの連携が強力です。コンセプト上確定です。

  • 選択技
  • おきみやげ

自分が瀕死になる代わりに、相手のACを2段階ずつ下げる変化技です。
退場しつつ能力を下げることで裏の起点をつくれるマグカルゴマグカルゴの個性となる面白い技ですが、鬼火採用の場合外れてきそうなので一応選択技としています。

  • おにび

相手をやけど状態にする命中85の変化技です。ほのおタイプタイプには効果がありません。
おきみやげと違い、相手の物理アタッカーが引いた後もデバフを残すことができます。また、定数ダメージで確定帯を地味にずらせたりなど優秀です。
ただ、退場できないせいで裏が無傷降臨にはならなかったり、特殊アタッカーに対して効果が薄かったり、命中不安が気掛かりなど難点も多いです。
また、本論において不採用としている最大の理由として、欠伸とのシナジーがないという致命的な欠点があります。個人的には、ほとんどおきみやげで良いとは思ってますが…開拓次第では検討の余地があるので選択技としています。

  • かえんほうしゃ

威力90、命中100の特殊ほのおタイプ技で、10%の確率で相手をやけど状態にします。
安定した火力を出すことができ、H244サーフゴーサーフゴーが確定2発で落とせる点をなによりも評価して、本論においては本採用としています。

  • ふんえん

威力80、命中100の特殊ほのおタイプ技で、30%の確率で相手をやけど状態にします。
物理アタッカーに対して打つなら火炎放射よりもメリットが大きい場面が多いです。ただ、H244サーフゴーサーフゴーが約2/3の乱数2発になってしまうのが足りなく感じ、本論においては火炎放射を採用しています。
サーフゴーサーフゴーがいる相手には絶対マグカルゴマグカルゴを投げない」という確固たる意思を持った人は、こちらを採用した方が良いかもしれません。

  • オーバーヒート

威力130、命中90の特殊ほのおタイプ技で、攻撃後、自分のCランクが2段階下がってしまいます。
H4サーフゴーサーフゴーが乱数1発(37.5%)というのが面白く、耐久のある相手に対しては自己再生を読んで裏に引き、起点にならずに済むなど面白い動きはできます。もしかしたらこれが模範解答なのかもしれませんが、身代わり持ちに起点にされやすくなり、苦手な相手が必要以上に増えそうなので、本論においては採用していません。

与ダメージ

ダメージ計算には(https://sv.pokesol.com/calc)を使用しています。

  • かえんほうしゃ

カイリューカイリューH244マルチスケイル
→(6.0 ~ 7.2%) 乱数15発 : 0.05%
サーフゴーサーフゴーH244
→(52.9 ~ 63.3%) 確定2発
パオジアンパオジアンD4
→(85.2 ~ 100.7%) 乱数1発 : 6.25%
ハバタクカミハバタクカミH4
→(28.3 ~ 34.4%) 乱数3発 : 1.12%
キュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)H244
→(53.7 ~ 63.7%) 確定2発
ハッサムハッサムH252とつげきチョッキ
→(88.2 ~ 104.0%) 乱数1発 : 25%

与ダメージに載せて欲しいポケモンなどあればコメントでお知らせください。

被ダメージ

ハバタクカミハバタクカミC252 シャドーボール
→(41.4 ~ 49.2%) 確定3発
オーガポン(かまど)オーガポン(かまど)A252 ウッドホーン
→(32.4 ~ 38.4%) 乱数3発 : 95.8%
パオジアンパオジアンA特化いのちのたま せいなるつるぎ
→(80.9 ~ 96.5%) 確定2発
サーフゴーサーフゴーC特化 ゴールドラッシュ
→(67.1 ~ 79.7%) 確定2発
ハッサムハッサムA特化 インファイト
→(65.9 ~ 77.9%) 確定2発
イーユイイーユイC252 あくのはどう
→(55.7 ~ 66.5%) 確定2発
ウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)A特化 インファイト
→(98.3 ~ 116.2%) 乱数1発 : 87.5%

その他で被ダメージに載せて欲しい技などあればコメントでお知らせください。

苦手なポケモン

特性ふしぎなうろこを生かすためにかえんだまを持つことが多く、欠伸ループを止めてくる上、水技で上からワンパンしてくるマグカルゴマグカルゴキラーです。
マグカルゴマグカルゴに親でも殺されたのでしょうか…

  • 上から挑発を打ってくるポケモン

持ち物が風船であることがすぐバレるため、相手がメンタルハーブのケアをする必要がなく、簡単に挑発を通されてしまいます。

相性の良い味方

マグカルゴマグカルゴが苦手なポケモンを初手に投げられにくくなり、仮に弱点をついてくる苦手な対面になればキュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)を投げて壁を張る、といった動きが可能になります。どちらかで起点をつくってしまえば裏のエースで全抜きが狙える並びです。
ただ、共通してオーガポン(いしずえ)オーガポン(いしずえ)は苦手で、サーフゴーサーフゴーもあまり得意ではないので、これらの一貫を切れるようなエースが欲しいところです。候補としては、サーフゴーサーフゴーに打点を持ったジャラランガジャラランガなどが挙げられます。

マグカルゴマグカルゴの弱点をいわタイプ以外は全て半減することができ、風船を失って地面技が飛んでくるタイミングで交代し、アンコールで相手を起点にして積みエースの役割を担うことができます。

終わりに

DLCが解禁されてから4日連続で育成論を投稿してきましたが、ネタが尽きてそこそこスパンが空きました。採用率圏外レベルのポケモンの育成論を書くのは久々だったので、結構楽しかったです。皆さんも是非、マグカルゴマグカルゴを愛でながら使ってください。

ここまで読んでくださった方ありがとうございました。よろしければ、評価やコメントの方もよろしくお願いします。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2023/10/28 11:03

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コメント (9件)

  • ページ:
  • 1
23/10/10 23:57
1べべと申します (@bebetomousimasu)
55555
育成論投稿お疲れ様です。
個人的には完成された良い育成論だと思います。
ただ、できればTOP10位までくらいはダメ計を載せてもらいたいですかね、ただ他の部分も見やすいしマグカルゴマグカルゴの強みを活かせてる良い育成論だと思います。
23/10/11 06:47
2窓際 (@m_adogiwa)
>>1

コメント、並びに星5評価ありがとうございます。
個人的には、一致弱点などで一撃で倒してくる相手や、風船を割ってから地面技で突破しようとしてくる相手の被ダメージ計算は必要ないと考えています。
与ダメージ計算に関しては、そもそも火炎放射を打つ機会が多くないのでこれくらいで良いかなと思っています。
23/10/11 20:56
3たつっちぃ
特性の欄に「夢特性のほのおのからだ」と書いてありますが、通常特性ですよ。
23/10/12 10:52
4窓際 (@m_adogiwa)
>>3

コメントありがとうございます。
指摘された点を修正しました。
23/10/13 14:17
5しょうのすけ@ポケモン垢 (@BnFT8hN3hTYMWOy)
こんにちは、マグカルゴという使いこなすのがなかなか難しいポケモンの育成論投稿お疲れ様でした。
1つ質問ですが、キュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)の欄にある「マグカルゴマグカルゴが苦手なポケモン」とは具体的に誰を指すのでしょうか?
23/10/13 16:52
6窓際 (@m_adogiwa)
>>5

コメントありがとうございます。
苦手なポケモンというのは、主に連撃ウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)テツノツツミテツノツツミをはじめとする水タイプのポケモンです。
地面タイプと違って持ち物で拒否ができない水タイプのポケモンのほとんどはキュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)への打点が乏しく、フリーズドライを警戒する必要があるので、少なくとも初手には選出されにくいかと思います。
あえて苦手なポケモンの欄に入れていないのは、ミロカロスミロカロスの場合、相手の構築にいるだけでマグカルゴマグカルゴを選出できませんが、連撃ウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)がいても選出できるという差です。
23/10/17 00:27
7しょうのすけ@ポケモン垢 (@BnFT8hN3hTYMWOy)
44444
>>6

ご回答頂きありがとうございました。
ウーラオス(れんげき)ウーラオス(れんげき)はほとんど初手に投げられないようなので、キュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)で十分対策できることがよく分かりました。また、アンコール持ちカイリューカイリューと組み合わせることで地面枠も広く見れそうです。このポケモン達と組み合わせることでかなり補完がとれており実践でも使えそうと感じたため、勝手ながら星4評価をつけさせて頂きます。
23/10/27 08:47
8古き戦友(どわどわ) (@sssk0712)
44444
性格の項、郡→群が正しいと思います。
技構成の項、あくびの説明の最後に、欠伸との連携が強力とあります。欠伸はステロの間違いでしょうか?
粗探しみたいですみません…
育成論自体はマグカルゴでやる必然性をアピールできていると思うので良かったと思います。
23/10/28 11:03
9窓際 (@m_adogiwa)
>>8

コメント、並びに星4評価ありがとうございます。
指摘された箇所を修正しました。
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